METROID Other M(メトロイド アザーエム)
中央値: 56 Amazon点数: 3.7
スコアーボード
標準偏差 16.28 難易度 2.04 mk2レビュー数 26ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 3pt |
55pt
GOOD!
※総じてメトロイドファンに向けたレビューになります。ご了承くださいませ。
メトロイドが2Dシリーズから3Dのプライムシリーズになるにあたり、FPSが苦手なプレイヤーには残念ながら受け入れ難いものになってしまったものの、様々な魅力(各種アイテムによる強化と収集達成感、謎解き、SFホラーなストーリー展開、巨大ボスとの死闘)がしっかりと受け継がれました。
しかし、主観視点となったために、「爽快なアクション」が犠牲になってしまいました。サムスから「宙返り」と「ダッシュ」を奪ってしまい、サイドステップとブーストボールで帳尻を合わせるにとどまってしまいました。
今作ではその限界を突破しました。スペースジャンプとスクリューアタックをより2D時代に近づけ、ダッシュを復活させ、センスムーブ・リーサルストライクなどの爽快感を感じさせる新しいアクションを付与し、サムスというキャラクターは今作で完成されたと言って過言ではないでしょう。
また、特大攻撃の発動を主観視点に限定することにより、それが決まったときの爽快感(=「俺、ウマイ!」感)は格別のものとなりました。
2D・3Dを通してのファンには、是非この新しい、そしてサムスらしいサムスを操作していただきたいです。
BAD/REQUEST
メトロイド「らしさ」を損なった点、特に、プライムに比べ削られてしまった要素を中心に挙げます。
・雑魚や「ボスの放つ弾の破壊」による体力回復がありません。セーブポイントから次のセーブポイントまでは、減る一方です。自己回復も遂行の難易度が高いです。
・探索はほぼ一本道です。しかも来た道を戻れないこともしばしば。お預けアイテムは、もう取れると分かっても自分の意志でほいほい取りには行けません。
・フィールド構成は3Dなのに、マップは2Dです。画面外のゲートにたどり着くために、登るか降りるかが分かりません。
・全体マップではゲートの色が出ません。現地に行って初めて、まだ行けない事が分かります。
・スキャンバイザーの性能は格段に下がっています。状況把握も敵キャラの生態も弱点も裏話も、ほとんど何ももらえません。
・演出がヘタクソです。何をさせようとしているか意図が読みにくいです。かといってヘルプもないです。前後にゼルダ・アンチャーテッドをクリアしましたが、雲泥の差を感じました。
・ムービーが長すぎます。もっとコンパクトにまとめても同じ展開と感動が描けたはずです。
・「アイテム音」がありません。その代わり、視界に入っていないものまでも「ここにあるよ!」と教えてくれます。
・突然の機能強化が理不尽です。強化の瞬間「やったぁ!」ではなく「ふざけんな!」と叫んだ人は少なくないでしょう。
・慣れれば楽しいゲームなのに、後戻り不可と体力回復不可のコンボで、中盤までは「慣れさせまいとしているとしか思えないゲームバランス」になっています。ユーザー自身による難易度調整ができません。
・演出下手と不親切マップのコンボで、「不味い飯を押し付けられてる感」が重いです。
・ムービー長すぎとスキャンなしのコンボで、世界観との距離感をプレイヤーが選択できなくなっています。「アクション楽しけりゃストーリーはどうでもいい」人も、「アクションは苦行でも舞台設定やストーリーがよければ」な人も居て、プライムでは一定の幅をカバーしていたのに、退化してしまいました。
サムスはサムスらしいのに、メトロイドらしからぬメトロイド。結論として、従来ファンに薦めていいのか悪いのか。
COMMENT
初代・2・スーパー・プライム1・2・3をクリア済みです。携帯機が苦手なのでそれらの制覇は未だです。せめて据え置き機だけでもと思いプレイしました。
“サムスがくっちゃべる”という点には、賛否両論あると思います。メトロイドにつけゼルダにつけドラクエにつけ、「主人公は喋らない」というのもひとつのアイデンティティなのですから、違和感を憶えるのは当たり前だと思います。
が、私はこのストーリーが好きです。キャラの性格付け、舞台の背景、事件の真相などは、マンガ版だの設定資料集だのではなく、ゲーム本編プレイ中(ちなみに、映画だったら映画本編鑑賞中)に語られることを私は愛します。今作でサムスの心情が語られたことは、私には最終的には受け入れられました。
ですが、たまたまだと思います。基本的にはやめていただきたい。メトロイドらしくない。語らずとも感じさせる、という方法もあるはず。たまに、でお願いしたいところです。
従来ファンのけっして少なくない人数をがっかりさせる出来であり、また、メトロイド未見者を納得させるほどの完成度でもない、残念な作品です。
が、プライムのマップ・ストーリーに、この2D視点の操作がハイブリッドで用意されていたら・・・? などと思うとぞくぞくします。大いなる反省とさらなる進化に期待したい。
Amazonレビュー
レビュー者: コンドル レビュー日: 2010-09-25進み方はフュージョンの指令を受けて進む感じににていて探検、自由度が少なくワクワク感はないです。
操作性:主観的と客観的の2つ採用は別に良い。しかし、操作でリモコンを持ちかえるのが少し面倒で、見方を変えたいと思った時にリモコン持ち替えから画面変更時のズレが個人的に少しいやでした。バイオ4のような少し後ろからの視点ならそのようなタイムラグなしで、スーパーメトロイドとプライムの中間的な感じでまとめられるのではないのかなと思いました。
スピードブースターとシャインスパークは個人的に爽快感があってよかったです。
その他:すべての能力持ってるのにそれが必要な場所ですぐに使えないのはイラっとしました。あと回復が瀕死の時かセーブ場のみなのが何とも…
総評:2Dメトロイドとプライム系のメトロイドを足して2で割ってフュージョン風(進み方、ボリュームなど)でストーリー重視のメトロイドだと思いました。
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GOOD!
ファミコンゲームとして3Dアクションを作る、というコンセプトはいいと思いました。従来のメトロイドシリーズは雑魚敵を倒すにも豆鉄砲でちまちまと攻撃しなくてはならず、タイムアタック要素もあって、むしろいかに戦闘を回避して進むかが重要でした。しかし、本作はビームが自動照準のため、適当に連打していてもザコ敵を一掃できます。単純な操作でオーバーブラストやリーサルストライクなどの派手なアクションが出せます。
ゲームの長さはムービーを合わせても初プレイ8時間ほどでクリアできる程よい長さだと思います。
小林愛さんや小山力也さんを初めとした声優さんたちによる声が入ったことは良いと思います。
ゲームクリア後はムービーやギャラリーモードが開放され、ムービーや設定資料を自由に閲覧できる。ムービー閲覧モードは他のゲームでも良くあるモードですが、特筆すべきはバトルシーンでサムスのアクションシーンが途中で入ること。ムービーだけを見ていても、ストーリーの流れが不自然にならないよう工夫されています。
BAD/REQUEST
操作性にはやや不満があります。
中盤以降のミサイルを使うボス戦では頻繁に横持ちと縦持ちのリモコン持ち替えを強いられます。
必然的に右手親指は1、2ボタンからAボタンに滑らせることになりますが、その途中に+ボタンがあるため、意図せぬマップ画面呼び出しになってストレスが溜まることがしばしばありました。
強制的にサーチングビューで探索になるアドベンチャーパートは反応が悪く、ポインタで指したい場面にあっているのに反応しないことがしばしば。「あれ?ここ調べたはずなのに。さっきは反応しなかったから関係ないと思っていたのに・・・」と思うこともしばしば。変に足止めを食らっている気分になりました。
グラフィックは正直ダサいです。ファミコン時代でも古臭かったですが、20年くらい前のデザインで進化が止まってしまっています。
また、人間キャラクターの骨格が不自然で、ニンジャガイデンなどの従来のチーニン作品と比較するといかにもなポリゴン人形になっているのも気になりました。
探索にカタルシスがありません。前作まではアイテムを取るごとにできるアクションが増える設定でしたが、本作のサムスは既に様々な武器、装備を持っているのにも関わらず、上官アダムの命令で制限されているという設定。そのため、アイテムはエネルギータンクやミサイルタンクのようなしょぼいものしかありません。せっかく苦労してアイテムを取ってもミサイルの所持数が1発増えるだけとか徒労に見舞われます。
従来のメトロイドシリーズにあった、苦労してアイテムを取って、それで探索できる場所が増えて嬉しい、という探索型アクションアドベンチャーの喜びが皆無。行ける場所も過去作のように徐々に広がって行くのではありません。ストーリー進行によっては、ドアにロックがかかり逆に行けなくなる場所もあるため、所詮ゲームデザイナーの描いた一本道の上で遊ばされているのだな、と思わされました。
COMMENT
40インチプラズマテレビ使用。
名作スーパーメトロイドの続編、最新技術を使ったファミコンゲームという謳い文句に惹かれて購入しましたが、ちょっとコンセプトとは外れている感じで羊頭狗肉に思いました。
縦持ち横持ちを切り替える新要素はアイディアとしては面白いですが、調整不足のせいかストレスを感じることが多かったです。