ゼノブレイドクロス
中央値: 59 Amazon点数: 3.6
スコアーボード
標準偏差 18.5 難易度 2.86 mk2レビュー数 22ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足度 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 2pt | 2pt | 3pt |
59pt
GOOD!
○オリジナリティ
とんでもなく広大な5つの大陸をどこまでも自由に、縦横無尽に走り回り、飛び回り、探索できるというのはこのゲームの最大の特徴だと思います。
はっきり行って広大すぎてどこをどう行けばいいのかわからなくなるほどですが、ドールというロボットに乗りそのロボットでまた走り回って飛びまわれるRPGというのは後にも先にもこのゼノブレイドクロスだけだと思います。
膨大なサブシナリオがあり、そのシナリオがこの物語の世界観をどんどん広げてくれます。
○グラフィック
かなり綺麗です。広大なフィールドもそうですが、キャラの造形やモンスターなども綺麗です。この広大さでこのグラフィックと密度を維持できているのは凄いと思います。
また一部イベントムービーなどはけっこう見ごたえがあります。
○音楽
医龍やガンダムUCなどで有名な澤野氏が作った音楽ですが、音楽一曲一曲の出来はさすがです!曲の勢いだけで感動します!どれもいかにも澤野ミュージックですが、無闇やたらと盛り上がるところはやっぱり良いです。ヴォーカル有りの戦闘ミュージックも格好良いものが多くよかったです。
○サブシナリオ
膨大です、本当に膨大で多種多様にあります!そのどれもがショートストーリー的でさまざまな事件があり面白いです。メインストーリーがNPCキャラ中心の物語なのに対して、サブシナリオ全般は主人公中心の事件解決ものの物語のようです。
ニューロサンゼルスでさまざまな人種が引き起こす問題、思想、事件、それらを追っていっく主人公の物語は本当に楽しいです!
なぜこれをメインストーリーにしなかったのか・・・
○異星人
本当にたくさんの異星人たちがいます、本当にたくさんいます!そしてどいつもこいつも個性的で、面白い奴らが多いです!考え方や感じ方もぜんぜん違う者たちが織り成すドラマは面白いものが多くついついサブクエストをどんどんこなしたくなります。
できればこの異星人たちも仲間にできたらよかったです。
BAD/REQUEST
○メインストーリー
前作でとても評価され、そして今作で一番ダメなところでした。
メインストーリーがクエスト受注形式で進みますが、1章1章がとても短く見ごたえも達成感もなにもありません。なんというか「あらすじをただ見せられているだけ」感がとても強く、キャラクターやイベントへの流れを盛り上げる演出などがまったく無く、唐突に、そしてプレイヤーを置いてけぼりで進んでいきます。伏線などが本当にたくさんあるのですが、その伏線が唐突に明らかになるのはいいのですが、「え?なんでそれ言わなかったの」「なにみんな平然としてるの?」「え?さらっとスルー?」「説明なし?他の仲間もなんで疑問視しないの?」などイベントまでの積み重ねがまったく無いのでこちら側は???状態になります。
また様々な謎があり、あからさまにそれらが伏線になっているのですがその謎が一つも解き明かされません。そもそもこんな謎だらけの謎惑星に不時着しながらメインキャラたちはそれの謎をほとんど気にしません。それがもの凄く見てる側からすると不自然です。決められたシナリオのためにキャラクターたちが動き喋っているだけ、という印象です。メインストーリーをクリアした後、「これって普通のRPGなら中盤くらいのイベントじゃないか?」と思ってしまうほどカタルシスも達成感も何も無いEDでした。
前作ゼノブレイドの脚本が「わかりやすい、盛り上がる、コテコテ王道で感動する!」そして綺麗にすべての謎が解けて完結する、というのに対して今作は真逆でした。本当にこれを面白いと思ったのか疑問すぎます。
○グラフィック・イベントシーン
グラフィックそのものは綺麗ですが、イベントシーンの演出は最低です。
前作はカットシーンなど見ごたえのある迫力のアクションや、ちょっとしたキャラクターの仕草、感動的だったり面白かったり、記憶に残るイベントシーンの演出が多かったのに、今作はそのあたりがとてもおざなりです。
イベントシーンの多くが棒立ちで話すだけ、細かい仕草などありません。カメラワークも無し、会話のテンポも悪い、そもそも会話の内容も寒いし、たまにキャラクターが何をしたいのかよくわからなくなります。とにかく見ごたえがありません。
前作がグラフィックは悪くとも演出力でカバーしていたのを、見事に真逆を行っています。
○音楽
一曲一曲は良いのですが、イベントシーンなどに合わせるということをまったくしていないので宝の持ち腐れです。もったいないです。
○UI・快適性
操作しづらいです。そしてキーコンフィグもできません。あきらかに前作より悪くなっています。ただでさえ新要素が多いのに操作性もイマイチなのでとても不便です。
また前作でできた「いつでも仲間を入れ替える」「いつでも時間を変えられる」ができません、不便すぎます。わざわざ仲間を入れ替えるためにそいつを街に探しにいくとか、ただでさえ仲間が多くて入れ替えが大変なのに拍車をかけます。
あとドールも破壊されたらマイルームまで戻って修理しないといけません。目的地に向かっているのにドールが壊れたためにまた戻って修理して向かう、面倒なだけです。
○アバター主人公
メインストーリーにはいなくてもいいキャラです。扱いが本当にひどい、とても主人公とは思えません。この主人公が蔑ろにされている感があるのでメインストーリーはただでさえ薄いのにさらにつまらなくなります。今作で本当に一番ダメなところでした。
エルマとリンというキャラクターが中心で、主人公はおまけです。自分の分身としてアバター主人公がいるのにこんな無意味な存在にされてどう面白いと思えというのか、こんなことならアバター主人公にしない方がよかったです。
サブシナリオなら主人公が活躍するのに、なぜそれがメインでできなかったのか・・・本当に最低でした。
○密度
フィールドが広大なのは素晴らしいのですが、モンスターの密度が高過ぎます。どこに行ってもモンスターだらけ、動物園よりも密度が高いです。もっと適度にバラけている方が自然な気がしますし、落ち着いて探索できると思うのですが、攻撃性もモンスターや一番腹が立つので擬態して待ち構えているモンスターの多さです。おかげで気軽に探索ができません。密度が高過ぎてメリハリも無く、ずっと緊張感を持ってコソコソを探索するような雰囲気です。あとネームドモンスターも多過ぎます、多過ぎて何の驚きもありがたみも無くなりました。
○収集&探索要素
クエストの為のアイテムなどがどこにあるかわかりません。せめて一度手に入れたアイテムならどこどこ付近にあるなど詳細が載っていればいいのに、、、それがありません。フィールドがただでさえ広大で難解なのにどこにあるのかもわからないものを探すのは苦痛です。
モンスターの生息域などもわからず、討伐クエストも行く場所がわかりません。収集と探索やクエストなどはこのゲームの楽しさの肝なのにも関わらずそれを気軽に気持ちよく遊ばせる土台がまったくできていません。
○複雑なシステム
新要素が多く、装備なども付け替えられる場所が多く、クラス変更ができるのでスキルも多く組み替えが多彩で、ドールもあり、その装備もあり、戦闘もコンボや属性などがあり、オーバークロックギアなどの新要素もあり、とにかく要素が多く複雑で憶えるだけでも大変です。
最初からゲーマー以外お断り感が強く、気軽に楽しむというには敷居がものすごく高いです。どこか洋ゲーチックな不親切さや投げっぱなし感があり、システムの説明などもほとんどありません。
そこそこゲームを遊んでいる方ですが、それでも複雑で憶えきれないと思いました。
前作はそこそこ自然と憶えることができ、下手なりにシステムを使いこなしてる気分にはなれたのですが、今作は多過ぎる要素を使いこなせず終わってしまった感じがしました。
できる人は間違いなく楽しいと思います、でもそこに行くまでに諦めてしまう人もけっこういるのではないかと思います。
COMMENT
JRPGの頂点とすら評価された前作ゼノブレイド。その続編として作られたゼノブレイドクロスですが、今作はそもそも「JRPGではなくなった」という印象です。
広大なフィールドや戦闘システムなど受け継がれているものはありますが、前作があらゆる点が心地良く丁寧に作られている、一本道の重厚なメインストーリーでプレイヤーを引っ張りつつ自由に遊ばせてくれる、と言った評価された点をバッサリ捨ててしまいました。
膨大で広大なサブシナリオは魅力的なのですが、メインストーリーのつまらなさがその足を引っ張ります。サブシナリオと相性の良いアバター主人公もメインストーリーに殺されています。
とにかく「レール型RPGなのかフリー探索型RPGなのか、どっちつかずでダメになった」という印象があんまりに強いです。どうせならメインストーリーを全部捨てて、イベントシーンやメインキャラなども捨てて、自分で探索して自分で道を切り開くウィザードリーのような冒険RPGにすればよかったのに、つまらないし必要性も感じないメインストーリーがとにかく足を引っ張りました。
前作くらいメインストーリーが丁寧でしっかりしていればよかったのですが、メインに関して言えば前作が90点なら今作は20点です。キズナクエストなどをプレイすればキャラクターの掘り下げはあるのですが、それをなぜメインシナリオに乗せなかったのか?本当にどっちつかずでどんなRPGを作りたいのかはっきりしていなかったのじゃないかと思います。
そしてED後にある伏線投げっぱなしで何も解決しない、続編を匂わせるエピローグ。。。せめて謎の多くが解明されていくつか残っているというならワクワクして見られますが、何も解決しない、何も進んでいない状態でさも続編に続く、みたいな終わり方で納得しろというのは無理な話です!
とにかく前作ゼノブレイドの続編とは思えないほど、すべてが真逆に作られたRPGです。
今作は今作でサブシナリオが面白く楽しめるのですが、満足には程遠い出来でした。
前作が高評価、なのにそのタイトルの続編で前作の良かった部分をことごとく裏切るような作りにした制作陣は何をしたかったのかまったくわかりません。
SFなのは良いのですが設定やシナリオがしっかりしていないので薄っぺらく感じます。
前作ゼノブレイドが好き、という方ほど期待しすぎると痛い目に合います。
ですがメインシナリオを無視してサブシナリオなどをこなしたり、探索したり、やり込み要素をやりつくるのが大好きな方にはとても楽しめると思います。というか実際楽しいです。
良い部分もあるのですが、悪い部分が強烈すぎてそれを相殺してそっちが目立ってしまっているのは本当にもったいないです。
次回作が「ゼノブレイドクロス:EP2」なのか「ゼノブレイド2」なのかわかりませんが、どちらだとしてもJRPGの良さである「安心感」「丁寧さ」「王道」という点はできれば重視していただきたいと願ってやみません。
Amazonレビュー
レビュー者: ax レビュー日: 2016-12-14今作はダウンロード版を購入しました
良かった点
・世界観と絶景の景色。地球離れした風景を探検できます。これがこのゲームの一番の魅力でした。
・物語後半はドールというロボットに乗って自由に飛び回れ、しかも着陸不能な場所は海以外ほぼないのがスゴイ
・そのドールの武器も8箇所変更可能で体のパーツも5箇所変更可能でカスタマイズしている感があって楽しいです
・前作ゼノブレイドからの改善点として今回はお店で売られている防具を試着することが出来るのでウィンドウショッピングやコーディネイトを楽しみやすくなりました。また、装備の見た目だけ変更できるファッション装備機能もあるため、より一層冒険が楽しくなる機能が増えたのもGOOD。※DLCを購入するかゲームクリアすることでその機能は解放されます。
・また数十種類のクラス(職業)があり、マスターすることで他のクラスでも武器やアーツを装備できるようになったりとファイナルファンタジー5のジョブシステムのような育成要素もあり楽しかったです。(ゼノクロの監督はFF5製作スタッフの一員でもあります)
・別途読み込み速度高速パックをダウンロードすると最初と建物に入るとき以外ほぼ読み込み時間がなく快適にプレイできるところ
・オンラインプレイで友達や知らない人とも共闘できること プレイヤー間で連携プレイする楽しさが戦闘にあってよく練られています。
・かなりの数のクエストが用意されていてクリア後も長く世界観を楽しむことができます。
・澤野弘之さんが監修する音楽。これはとてもいいです。英語の歌が入ってるのが多いので合わない人も居るかもしれませんが。
・クリア後でもそのままプレイ可能でクエストも増えるのでボリュームは満点。200時間プレイした程度では終わりません。
悪かった点
・最大レベルが60なところ。200時間遊んでもクエスト終わりきってないぐらいのボリュームにしては上限が低すぎる。
・システムメッセージの文字が小さすぎる。手元画面だけでプレイするとなると想像以上にとても読みづらいです。
・いらない装備品などをまとめて売れない事。一個ずつしか売れません。
・アイテムソート機能が弱い 装備品の所持数が膨大になりやすいゲームなので装備についてる能力別に検索できるシステムが欲しかった
・パーティキャラが全然蘇生してくれないため、結局一人で倒すことになる場合が多い。システム上NPCは蘇生できるゲージがたまりにくいのが原因
・SEボイスBGM別に音量調節ができない事。イベントシーンでセリフの音量が足らずBGMがうるさくて聞き取れないシーンがあります※字幕は一応ある
・メインストーリーで主人公が活躍しなさすぎる。居ても居なくても結果は変わらなかったほどに存在感がありません。
・メインストーリーが短いです。
・イベントの大半が棒立ちしながらの会話。カッコイイシーンはカメラアングルや演出がいいだけに、この差が僕にとってはものすごく残念。
攻め込まれてるのに会議室で立ちながら話してるだけみたいな動きのないイベントシーンで緊迫感が伝わってこなかったんです。
前作ゼノブレイドの気合の入ったカメラワークのイベントシーンを経験してしまってるともっといい演出ができたのにと思ってしまいました。
・ゲームクリアしたけど解き明かされてない謎が多数残る事。クリア後に更に謎が深まるぐらい。クリア後のクエストでも一切語られない。
・今後登場するであろう人物が何人もいるのに、結局一度も出ない等
総評
悪い点を多く上げましたが良い点が150点、悪い点で-70点ぐらいで総合80点ぐらいの良作だと思います。
悪い点がこれだけあっても400時間はプレイしちゃってるほどにやっていて楽しいんです。
まずは公式PVをみてやりたいと思ったらやって問題ないでしょう。ロボットに乗ってオープンワールド走り回れるのなんてゼノブレイドクロスしかないですしね。これが今作の大きな魅力です。物語の序盤ではロボットに乗れないのでそこに辿りつく前にやめてしまうプレイヤーもいそうですが是非乗り回してみて欲しいです!
また、RPGが好きな人でクリア後に謎がさらに深まるという展開でも許せる人にはオススメできるかと思います。
そうじゃない人は買わない方がいいと思います。
僕にとっては買ってよかった作品でした!
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GOOD!
国産RPGでは定番の「見えない壁」が無く、文字通り縦横無尽に広いフィールドに、ただ広いだけでは無く行き着いた先に大体「ご褒美」が有り、文字通り「散歩」のしがいのあるMAPデザイン(しかも行先全てが絶景)。
しかも一見「飛行」可能な移動手段がないと辿り着くのは無理っぽく見える場所も、よくよく探せば徒歩でも結構いけてしまうのは凄い&素晴らしいの一言。
ノッペリとした広いだけの平地を旅するゲームではなく、ここまで「縦構造」をが多彩なゲームをよくぞ作ってくれました…と遊ぶ度に思わされます。
GamePadの使わせ方も非常に上手く。TV画面に映しておくべき情報と、手元に常に映しておきたい情報を上手く分けて表示しており、無理矢理2画面に分けた事でTVとPadを常に見比べながら遊ぶ…等という任天堂本社開発タイトルがよくやっている「無意味に分けた事で遊び辛い上にただただ疲れる使い方」をしていないのは流石だと思いました(モノリスソフトさんはDSの頃からこの辺の「2画面での情報の有意義な分け方」は非常に上手いと思います)。
BAD/REQUEST
前作ゼノブレイドと比べ、シナリオやシステムが「作り手(脚本)の想像する世界観を大事にし過ぎた」結果、何もかもが「遊んで貰う為」に配慮されてた前作と比べ遊ぶ側にとっての不都合が多々あり過ぎました。特に酷いのは以下の5点
①システムの都合上主人公の存在感が薄いのは仕方ないとしても、ほぼ全編で「PT4人中3人を固定される」のは最早拷問に近い(特に〇〇に関しては毛玉の生物と同じゲスト枠で良かったのでは…)。
②SF色に拘り過ぎた結果なのでしょうがRPGにおける必須職業「回復役」が事実上不在で、全キャラがアタッカーなので戦闘の選択肢が少ない。
③戦闘における攻撃も守り(回復)も最も効率が良い方法が基本常時「指示待ち」なので、アタッカーしかいないのに「攻めてる感」が前作と比べ薄く、試行錯誤させてくれる感じも無い。
④これは少し個人の好みもあるのかもしれませんが、BGMが「単に開発者が作曲家のファンなので採用したかっただけなのでは?」…と疑いたくなるほど、エリアやイベントシーンごとの雰囲気に合っていない。一応曲自体はカッコイイ曲なばかりなのですが、裏を返すといつでもどこでもカッコイイ曲だけなので私には合いませんでした。しかもイベント中の声が聞こえ辛いボリュームバランス。
⑤メッセージウィンドウ以外の字幕がやたら小さい(視力1.0、HDMIの32インチ画面でも見辛い)。街中に点在する仲間の入れ変えが面倒(雰囲気作り以外に点在させる意味が見えない)。膨大に取得できる装備アイテムを装備画面から直接捨てる事が出来ないので、別メニューを開き直して処分する必要がある。モンスター図鑑やアイテム図鑑があるのだが、モンスター生息場所・アイテム収集可能な場所共に漠然とした地名でしか示されていない。オプションにボリュームコントロールが無い…等々、詰め込んだゲームボリュームに対して、それをスムーズに楽しむのに必要なシステムが用意されておらず、行き届いてない所が非常に多い。
COMMENT
ストレスの溜まる部分が多いですが、それでもこの作品自体を単品で見れば100点満点中60~70点は付けられる良作だと思います。
しかし、前作ゼノブレイドが120点を取ってしまったので、その落差は-50~60点となり非常にガッカリさせられた作品となってしまいました。
そして何よりも残念だったのが、開発陣の方々が前作ゼノブレイドの何処をユーザーが評価してくれたかが全く分かって無かったのが、本作の全体から露呈しているのが遊んでいて辛かったです。
近年の厳しいCS市場の状況を考えると、この規模の作品を作れるのは最後かもしれない…という思いから、この様なSF色の強い作品を目指した所まではクリエイターの数少ない我儘として許されると思います。しかし、その我儘を通す為にユーザーが最も触れて楽しむはずのゲームシステム部分を犠牲にするのは、(しかも素人目にも絶対に失敗が許されないであろう規模の大金を掛けて作った)商品でもあるゲームとしてはやってはいけない事をやってしまった様に感じる作品でした。