幻影異聞録♯FE
中央値: 74 Amazon点数: 4.1
スコアーボード
標準偏差 12.96 難易度 2.13 mk2レビュー数 8ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足度 | 快適さ | 難易度 |
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4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt | 2pt |
72pt
GOOD!
まずこの芸能×RPGという異色のコラボが素晴らしい。自分はFEから入ってきたが正直あまり期待をしないで買った…ところがどっこいプレイして見ると面白かった。理由としては
1 セッションの爽快さ
これが最大の要因だったと言える。これは本当に面白かった。弱点をつくと仲間が追撃を与えてくれるシステムなのだが初見の相手にはどれが効くか…といった具合に考えたり、いかにセッションを繋げるかと言った戦略性もある。このゲームは弱点をつくのが最優先の為本当にいらないキャラというのが存在しない。これはかつての名作ゼノブレイドを思わせる部分である。
2 キャラの立ち具合
どのキャラもサイドストーリーで掘り下げがあり色んな意味で物凄く濃いキャラばっかで影の薄いキャラというのが無い。樹(主人公)が薄いという人がいるにはいるが個人的には十分であると思う。
3 ストーリー
ストーリーは個人的にはかつての名作ゼノブレイドに次ぐ面白さであったと言える。王道一直線で突っ走るストーリー、そして最後までブレることは無かったと思う。芸能のノリというか日曜の朝の番組のようなノリについて行けないと辛いかもしれないがほぼ笑っていられるストーリーだった。シリアスなのが良いのかもしれないがこういった明るいRPGというのも良いのだなと感じさせられる物であった。
4 FE要素
これは終盤にならないとあまり出てこないが最後までプレイしてFE要素皆無なんて事は無い。そんなことを言うレビュアーは9割エアプレイヤーか途中までしかプレイしていない者達だろう。(期待し過ぎると確かに薄いかもしれないが普通に考えれば妥当である要素具合だった。)そしてラスボス戦は最高に燃える戦いであった。
5 曲
最後になってしまったが音楽も18曲ありどれもそのキャラの個性を引き出した物となっている。自分は別売りのボーカルコレクションを買う程お気に入りであった。
BAD/REQUEST
やはりロードの長さだろう。自分は対して気にならないのだが気になる人は長いと思うだろう。まあ最後までプレイしていれば大体慣れる。
明るさが良いとも言ったがシリアス好きな人はついてこられないと思った、そこは自分の好みと要相談である。
COMMENT
自分はFEはif800時間からの、アトラス系は0という段階で始めたが何度も言う様にゼノブレイドに次ぐRPGだったと思う。ゼノブレイドクロスよりは確実に面白い(主にストーリーは)と思う。人それぞれだが。これでロードが早ければ文句のつけようが自分には無い、そしてあまりにも面白かったので現在3周目の260時間プレイした。wiiuを持っていてRPGが好きなのであれば是非ともオススメしたいと思う。
Amazonレビュー
レビュー者: リボルケイン レビュー日: 2016-12-24アクセスランキング
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GOOD!
ゼルダが出る前に何か一つRPG的なものをやりたいなと思い、近所で安く売ってたので購入。まずは良いところから。
・芸能+RPG
なんといっても、このゲームのキモは芸能を舞台にしているところ。主人公は芸能事務所に所属しており、仲間たちも芸能人として活動してる。物語も芸能活動中に事件を解決していく形になり、プレイヤーも芸能界を体感できる。(もちろん現実のそれとは大分違う部分もあるのだろうが。)また、この芸能は戦闘にも活かさせる。
・戦闘
序盤は地味な戦闘しかできないのだが、中盤から派手で勢いのあるものに変わる。まずセッションというシステムが面白い。敵の弱点をつくと、連続して仲間が攻撃してくれるシステム。キャラが画面を飛び回り、次々に入れ替わっては攻撃する姿は、見ていても面白いし爽快である。また、スペシャルパフォーマンスを使うと、戦闘中にも関わらず、キャラがそれまでの芸能活動で身につけた歌や踊りを披露し(衣装も変わる)、攻撃や回復ができる。戦闘中に急にアイドルが水着になったり歌を歌い出すなど、最初は誰もがポカーンとなるが、慣れてくると非常に楽しく華のある戦闘に病みつきになる。スキップも可能。
・非常に質の高い曲
芸能を扱っているため、作中仲間たちの歌う多くの曲が出てくるのだが、これが非常に質が高い。エイベックスが曲を提供しているため、ゲームの曲ではなく普通に販売されていてもおかしくないレベルの曲が多数ある。また、コンサートシーンなどではクオリティの高い臨場感のあるムービーも流れる。ゲームに興味ない人も、ムービーシーンには思わず見入るはず。
・そもそものRPGとしての質が高い
芸能界が舞台で、戦闘中は歌や踊りが繰り広げられると聞くと、一風変わったトンデモゲームかと思いきや(いや、実際けっこうトンデモなのだが)、RPG部分は非常にしっかりしている。難易度も変えられるし、初心者も安心。さすがアトラス。
BAD/REQUEST
・ロード
戦闘前のロードが気になるといえば気になる。しかしここでキャラの顔のアップを映すのは冷静になって考えると凄いセンスだなと思う。
・地味な主人公
主人公は芸能活動はほぼ行わず、仕事で悩んでる仲間に助言をするだけ。そのおかげで仲間たちは、日本ではトップレベル、さらに世界を舞台に活動できる芸能人になるわけだが、主人公はいつまでたっても普通の人。そうなるといくらなんでも主人公が地味になる(主人公自身も地味をネタにしてるが)。さらに、物語後半になると仲間たちは揃って「主人公がいたからここまでこれた」と主人公を持ち上げまくるのだが、主人公自身は全く芸能界での活躍をしていないので、なんだかむなしく感じる。これは自分が嫉妬深いだけ?
・戦闘のセッション
良い点で、戦闘でのセッションを挙げたが、実は悪い点にも繋がる。セッションが長く続く物語後半に強く感じるのだが、とにかく長すぎる。カットや早送りができないのだ。一度の戦闘に控えのメンバーも含めた仲間が順番に攻撃を何度も何度も何度もするのは、さすがにダレる。しかも、戦闘はこのセッションをすることを前提としたバランスなので、使わざる得ない。正直このセッション中に何度も眠くなった。恐らくこの長さは作り手も承知してると思うから、単純にカットや早送りはしたくでもできなかったのだろう。セッション自体は面白いシステムなのだが・・・
・ファイアーエムブレム(以下FE)
これは悪い点というわけでもないのだが、よくこのゲーム、FEはあまり関係ない、わざわざコラボする必要はなかったみたいなことを言われるのだが、正直自分もFEはオマケだったなと感じる。あくまで物語の中心は芸能界で活動するFEとは関係ない主人公たちである。そもそもゲームのメインの舞台になる芸能界に、FEが割り込む隙がない。FEに関わりあるキャラに「芸能って凄いな」と言わせる程度である。終盤になってようやく絡んではくるのだが、これも取って付けた感がある。でも、このやり方が悪いとは思わないし、このバランスで良かったと思う。
・イラストのキャラと3Dのキャラのギャップ
パッケージやステータス画面等のイラストのキャラと、ゲーム内の3Dで描かれたキャラがあまり似ていない。というか、3Dがイラストを再現できていない。3Dのキャラ自体はよく動き表情も豊かで作りこまれてるのだが・・・というか、イラストは淡い渋いタッチのキャラなのだが、そもそもこれがこの華やかなゲームに合っていないような(イラスト自体は非常に素晴らしいと思う)。レベルアップの時にイラストのキャラがアップで出る度、なぜかドキっとした。
・タイトル
そもそもタイトルがよくないと思う。覚えづらいどころか、最初は読み方もよく分からない。印象に残らないよね・・・
・人前でプレイすると恥ずかしい
文章の通り。際どい恰好をしたキャラが歌ったり踊ったり・・・そんなのが多発するので、一人でプレイするなら問題ないが、誰かと一緒だと少し恥ずかしくなる。まあこれは人や環境によるけど。
COMMENT
非常に面白かった。芸能を扱ってるという点も新鮮だった。細かい不満点もあるのだが、ちょっと変わった良質RPGをプレイしたい人にはピッタリだと思う。今なら安く買えるからWiiUを持ってる人は、一度プレイすることをお勧めする。