GOOD!

・ひと言で言えば「セガ版マリオカート」・・・キャラ祭。マシンの変形。カスタムパーツ。アイテムで妨害など、マリオカートの要素は一通り入ってはいる。ただし、プレイの質感はだいぶ違う

・コースが多彩・・・コースが陸海空と作られていて、マシンも状況に応じて変形する。変形したマシンは操作感覚も違っていて、コースやマシンが変化している意味や楽しさを感じ取れる

　コースによって、陸海空のいずれかがメインになっていたりして、状況を長く楽しめる。各コースは、原作のゲームのステージをイメージしたものとなっている

　また、コースは周回するごとに様子が変わったり、レウアウトが変化するものもあるため、走るごとに新鮮さがある

・歴代のセガゲームのキャラクターが多数登場する・・・ゲーム的にはセガサターン、ドリームキャスト時代のゲームが多いので、当時のセガゲームに思い入れのある人は懐かしさに浸れる。キャラは条件を満たすとアンロックされ、増えて行く

　キャラには固有のアクションがあり、テーマBGMも流れたりして、演出を盛り上げている

　Miiが使える（ただし、ネットでは使えない）

　コース内にモブとしても多数のセガキャラがいたりするので、探す楽しみもある

・オリジナルボイス・・・キャラクターは全て、当時のオリジナルの声優が起用されており、新録されている

・アイテム「おじゃまぷよ」の登場など、日本版独自の要素がちょっとだけある

・BGM・・・元のゲームのアレンジBGMが多数収録されており、非常に懐かしい

・WiiU版は最大５人でプレイできる。ネット対戦は10人

・海外版ではDLCだった、メタルソニックとアウトランのコースがパッケージに収録されている。個人的にアウトランコースは眺めが最高

・ネット対戦・・・過疎気味ではあるが、曜日や時間帯を考慮して繋げば、結構、人が集まっている。しかし「マリオカート８」が発売されたので、過疎化は深刻化して行くかも

・随所に「セガらしさ」があるので、セガファン、セガマニアには楽しめるのではないかと

BAD/REQUEST

・難易度が高い・・・一番ランクの低いCランク（8bit）でも結構、難しい。開発のコンセプトが、アーケードのレースゲームのように。とのことだそうで、「走り」を重視しているようで、マリオカートのように、アイテムや運で一発逆転というのは難しい。キャラ解放の条件も、☆集めなどが大変で、こちらも面倒。Sランク（128bit）は心が折れそう

・キャラが微妙かも・・・良い点でも書いたが、SSやDC時代のゲームが多く、レトロオールスターという感じがしないでもない。アソビン教授！とか懐かしさを通り越した古さがある。驚愕。見た目も地味感があるかもしれない。「ゴールデンアックス」のキャラがアックスやティリスではなく、なぜかギリウスとか、選出が微妙。別に爺ちゃんでもいいけれども

　ちなみにオールスターといっても「龍が如く」のキャラや、初音ミクは出ません（公式でキッパリ否定されている）。「バーチャロン」の機体やステージくらいは出して欲しかった

・ゲストキャラが微妙・・・映画「シュガーラッシュ」のラルフ。海外版発売当時は映画も公開中だったし、話題にはなっただろうが、２年近く経った今では、、、

　実在の女性インディーカーレーサー、ダニカ・パトリック。インディーカーはアメリカでは人気のメジャースポーツだが、日本人的には「この人、誰？」状態だと思う

・ギャラリーの類いがない・・・BGMが良いので、サウンドテストくらいは欲しかったが、、、。CD買えってことでしょうか

・実況が盛り下がる・・・セガの名物社員らしい、光吉さんという方が実況ボイスを担当しているが、棒読み調でまったく盛り上がらない。萎える。BGMの邪魔。一応、副業で歌手や声優っぽいこともしているらしく、セガマニアには垂涎の起用なのかもしれないが、餅は餅屋で、専業プロの声優かアナウンサーにやって欲しかった

・発売のタイミングが最悪・・・何も「マリオカート８」と同じ月に出さなくてもよかろうに。売る気あんのかと。元の海外版発売から２年近く経っており、元々日本版は出す気はなかったろうから、売り上げ度外視なのかもしれないが、ただでさへ過疎り気味のネットの過疎が、増々加速する、、、。もはや「セガらしい」なんて、笑ってられません

COMMENT

　BADに関しては、ゲーム的につまらないということではなく、愚痴ですかね。すみません。ゲームは非常に良く出来ていて、面白いです。

　本家海外版発売から２年近く経過して、やっとこさ発売。海外でミリオン達成しているから、メーカー的には国内では売れなくてもいい的な位置付けっぽい気がする。セガによる、セガファン、セガマニアのためのプレゼントかもしれない。はなに付く部分もありますが、随所に感じる「セガらしさ」を、らしいなぁ。と、笑って温い目で見やる気持ちがあれば、是非。

　セガのゲームなんて、何年ぶりに買っただろうかという位久しぶり。個人的にはセガゲームはセガサターンで時が止まっていたので、キャラやBGMのラインナップなどは、懐かしさに浸れて良かった。

　海外では大人気のソニック。このゲームも累計100万本の売り上げ実績を誇るゲームだが、日本ではその神通力も通用しないだろう。前作も日本未発売だし、続編は日本では出ない可能性が高いので、これの日本版が出たのは奇跡的かも。そういう意味では手元にあってもいいかもしれない。

　レースゲームとしては、やや硬派で高難易度。マリオカートような運要素よりも、プレイヤーの腕がそのままランキングに繋がるので、ネット対戦は凄腕レーサーが集まってくるので、孤高のレーサー気質の人たちにはオススメできる。オフラインでもSランクとか鬼のようでレーサー魂に火が付く。キャラとか知らなくても（自分も１／３以上知らない）、レースゲームとしては良作なので、十分楽しめると思う。

　逆にレース開始早々に負けレース確定なんてのもありうるかも。マリカ的逆転劇を期待するような人にはおすすめしない。

　最後に使用できるコントローラーについて。説明書とパッケージには１Ｐはゲームパッド固定と書いてあるが、実際はパッド以外でも遊べる。あらかじめ接続したリモコンなどでゲームを起動すれば、そのコントローラーが認識され、１Ｐ時もゲームパッド以外でもプレイ可能。この方法でゲームを起動すれば、ゲームパッドをコントローラーとして認識させず、パッドにゲーム画面を映しながら、別のコントローラーでプレイすることも可能。

　こういう遊ぶ上で大事なことさへも、おかしな表記をしてしまっているのも「セガらしい」んでしょうか、、、