ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt |
64pt
GOOD!
・世界観
壁の落書きや、無造作に置かれている小道具等、どれもが荒廃したもの寂しい雰囲気を出している。タイプ的には箱庭型の一種なのだが、細部にいたるまでとても丁寧に作られている。節目節目で流れる影絵を使ったムービーも非常に秀逸。
・音楽
音楽の質もだが、それ以上にその使い方がとても上手い。というのもこのゲーム、ほとんどのシーンでBGMがない。じゃあ無音なのかというとそうではなく、自分の足音や動物の鳴き声、風の音が聞こえ下手に無音よりも寂しさが引き立つ。また、ここぞという時でBGMが入るため印象に残りやすく、シチュエーションとも非常にマッチしている。タイトルで流れる曲がテーマ曲だと思うが、この曲は単体としてみてもかなりのクオリティ。主人公役の声もぴったり。
・記憶
探索中に拾った武器・消耗品以外のアイテムに残された使用者の想いを読み取ることができるが、これも非常に凝っている。断片的なエピソードから、幾つかのアイテムにまたがる連作エピソードまでバリエーションが広く、設定に深く関わるものもあったりする。何よりこの想いを残した本人はもうこの世にいない、という事実が時々グッとくる。
・オリジナリティ
リモコンを懐中電灯に見立てる設定は良かった。リモコンから流れる音を頼りに探し物をするシーンもあったりと、うまくいかせている。
BAD/REQUEST
・戦闘
リモコン操作の為、振り向いたり方向を変えるのにラグが生じやすい。複数の敵に囲まれると非常に厄介。またコンボやスキルがある訳でもなく、ガードやステップのような回避行動がある訳でもなく、ひたすらに相手をどつくだけなのでかなり単調になりがち。武器の壊れやすさ、敵のバリエーションの少なさも相まって、戦闘が非常に億劫だった。
・お使いの多さ
「〜を探せ」「〜追いかけろ」という指示が頻繁に出てくるが、これがまたしつこい。例えば、とあるキャラを追いかけろという指示が出るので、該当のキャラを捕まえる。と思ったらあっさり逃げられまた捕まえろという指示。これを3回くらい繰り返すイベントがあり、最後の方はかなりダレる。
・アイテム屋
セーブポイントへ行くとランダムでアイテム屋が出現する仕様なのだが、必要ない時に連続して出て来られるとうっとうしい限りだし、出て来て欲しい時に限って出て来なかったりする。自由に呼び出せる様に出来れば良かった。
・引き継ぎがない
取り逃したアイテムがあり、二週目をはじめようと思っても何の特典もない。せめて、獲得したアイテムはオプションなどでいつでも見られるようにして欲しかった。良いところで書いたように、せっかくアイテムの記憶が見られるのだから。
COMMENT
良いところ、悪いところががかなりはっきりしているゲーム。
世界観や雰囲気は本当に秀逸。影絵を使ったムービーは、PS3のようなリアルさとはまた違った美しさ。
一方で、戦闘はゲームではなく単なる障害。ストーリー重視とはいえ、もう少し何とか出来なかったものか。
ただ、スタッフの熱意は感じられる作りであり、興味を惹かれたならば一見の価値はあると思う。
Amazonレビュー
レビュー者: 鬼灯 レビュー日: 2009-01-25・雰囲気ゲーの名に恥じない雰囲気を醸し出していたこと
・キャラの声は聞きやすく、雰囲気にあっていること
・扱いが簡単で、子どもでも楽しみやすい仕様になっていること
・特に大きなバグもなかったこと(これに関してはまだ分かりませんが…)
悪かった点
・ストーリーが単純で短いこと
・ストーリーに奥深さが足りないこと
・敵の種類が少ない、敵が弱いこと。動作も単調。
・武器が強く(特に槍)簡単なので直ぐにクリアできること
・バトルシステムに関して、ゲームバランスが悪いこと(クリア時600,000円も余ったり…)
・クリア後に引継ぎ、特典がないこと。やりこみ要素がないこと。
総合的に判断して、雰囲気ゲーとして割り切ればよいのではないかと。
ただし、雰囲気ゲーだけで満足できない人はオススメできません。
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GOOD!
■雰囲気がいい!
→そこに流れる”空気”を感じるんです。静寂の中響く足音、一人歩く孤独。
旅の中の一時の間の、出会い、触れ合い、別れ。
世界に遺されたものたちから流れる記憶・・・。
切なくて、愛しくて、この世界に引き込まれてしまいます。
ただし、設定は甘いです。(BADに詳細記載します)
■登場人物がいい!
→あえて「キャラ」ではなく「登場人物」と言いたい。
あの世界に生きている、あの世界の一部として、とても魅力があります。
主人公が一番思い入れのあるはずの「少女」が一番思い入れないのですが(笑)
■ベタだけど泣ける!
→登場人物が少ない代わりに、一人一人ちゃんと描いてくれます。
だから、登場人物とのイベントは引き込まれるし、泣けます。
悲しいんじゃない、切ないんです。
■雰囲気作りにこだわったシステム
→持ち物が、かばんの中に整理して入れないといけなかったり、
メニューがレトロだったり、道具屋がたまに焚き火に現れるだけだったり、
武器がちょいちょい壊れたり…。
雰囲気のために利便性を捨てたシステム、私は結構好きです。
BAD/REQUEST
■設定が甘い
→誰もいない世界・・・ストーリーを進めれば、原因などは明らかになるのですが、
人がいなくなってから何年経つのか、とかちゃんと設定していない気がします。
主人公の年齢や廃墟具合やサブイベントなどから推測される年数が、バラバラ。
別に何年だろうといいんですけど、プレイしていると違和感のあるイベントがあったり、
そういうとき、一瞬冷めて現実に戻されてしまいます^^;
■真相は陳腐
→これも設定が甘いというか、んなことないだろwwと思ってしまいます。
斬新な発想で面白くはありましたけれど。(少なくとも想像はつかない)
■ゲーム性を求めてはいけない
→利便性を捨てたシステムに、力を入れていないので単調な戦闘
私はそれすら世界の一部(戦闘は旅の邪魔をするものであり、楽しむものではない)
と思っていたので苦ではなかったですけど、苦になる人もいると思います。
COMMENT
■みなさんタグつけていますが「好み分かれます」
→まず分かれるのが、「廃墟探索」に惹かれたのか「雰囲気」に惹かれたのか。
廃墟を求めてプレイした人は満足できないという話をよく聞きます。
私のように、HPなど見て雰囲気に引かれた人はきっと合うと思います。
■ヴィーナス&ブレイブスが好きだった人
→ヴィブレのシステムではなく、あのなんともいえない切なさが好きだった人は、
きっとFRAGILEの切なさもぐっと来るものがあると思います。オススメします!
以下、点数内訳です。大好きな作品なので、高得点付けたかったんですけど、
客観的に評価するにどうしても点数は低くなります。。
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<オリジナリティ>は特筆することもないので普通。
<グラフィックス>はハイクオリティかどうかより綺麗かどうかで「4」
(景色をただ眺めていたくなる綺麗さです。雰囲気のおかげもあると思いますが)
<音楽>はBGMはほぼないのですが、テーマソングが素晴らしいです。
BGMがほぼない(無音+足音)というのも雰囲気作りの魅力の1つでもあります。
<熱中度>は好みによるので間を取って「3」
<満足度>だけは私が満足したかどうかで入れていますので、「4」
<快適さ>は前述のように利便性を切り捨てていますので「2」
<難易度>は頭もプレイヤースキルもLv上げも必要としませんので「1」