罪と罰 宇宙の後継者[そらのこうけいしゃ]
中央値: 85 Amazon点数: 4.3
スコアーボード
標準偏差 16.93 難易度 3.68 mk2レビュー数 19ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt | 4pt |
50pt
GOOD!
今の時代にはちょっとレアな硬派なシューティングです。
トレジャーの作品らしく、度肝を抜くような展開と派手な攻撃にあふれています。
スペースハリアーのような3Dシューティングと思ったら、突然グラディウスのような2Dシューティングになったり、ボスも落ち物パズルのような奴とか格闘ゲーム風のシーンとか、よくこれだけ色々な要素を詰め込んだものだと感心します。
難易度はしっかり攻略を考えないと死にまくるハードなものですが、反面、ソードで弾消しが出来る、無制限に使える緊急回避中は無敵になる、死んでもボスや復活ポイントからの復活でコンティニューも無限という敷居の低さのおかげで、シューティングの苦手な人でも必死でやればどうにかクリア出来るようになっています。
各ステージが結構長めで、ステージ数も多いのでやりごたえは十分かと思います。
BAD/REQUEST
私の様な下手な人間がやるとクリアまで数時間はゆうにかかるのに、セーブして後日再開ということは出来ないので(各1ステージ限定のステージセレクトしかない)、エンディングを観ようと思ったら十分時間が取れるときに本腰を入れてやるしかない点。
wiiのコントローラーでやっていると、疲労で腕が死にそうになります。
また、敵の嵐の様な攻撃や障害物の接近に対して自機の動きが浮遊タイプで遅すぎるので緊急回避を多用することになりますが、こちらは微調整が効かない上硬直があるため、結局当たらないことを祈って緊急回避を連打するはめになります(私が下手なせいもありますが・・・。)
レーザーを緊急回避したつもりが、別のレーザーに突っ込んでいたなんてこともしばしばです。
せめて自機の速度を任意に+−のボタンで変更出来ればよかったのですが・・・。
あと、ストーリーはちょっと投げっぱなしかな、という印象を受けます(特にラスト)。
シューティングなんで、ストーリーを求めること自体、筋違いかもしれませんが・・。
最後に、某ボスとの格ゲーまがいの戦闘、あれって必要だったんでしょうか・・・。
格闘ゲームは好きですが、自機が防御も投げも足払いも出来ないんじゃ(敵はしてきますが)私的には辛いですよ・・・。
COMMENT
コントローラーはヌンチャクですが、難しかったの一言でした。
このゲーム、ソードでのカウンターを使えば敵を怯ませたり弾を送り返したりと相当有利にゲームが進められる(はず)なのですが、そのカウンターの反応が確実に出来ない私のようなヌルゲーマーにはひたすら緊急回避で避けて撃ち込むしかないので、上級者とヌルゲーマーでは攻略自体が変わってくると思います。
(シューティングは特にそうですが)ゲームの難易度、爽快感に対する感じ方がプレイヤーの腕によって異なってくるので、ランキングで高得点だからと言って安易に手を出すと人によっては悲鳴を上げるかもしれません。
ここでの評価が5〜60点台と8〜90点台に二極化しているのも、そうした理由ではないかと思います。
攻撃の激しいシューティングの苦手な方は前者になる可能性が高いので、ある程度覚悟して買った方がいいかもしれません。
Amazonレビュー
レビュー者: サンホイ レビュー日: 2017-07-05初代wiiの利点が生かされてます
▪️良い点
デザインや画面のレイアウトなど、ビジュアル
シューティングを進化させたようなゲーム性
▪️もうすこし良いと良かったかもな点
シナリオ、ムービーシーンの演出
▪️残念な点
音楽!
音楽が抑えめで、あんまり乗れないです
シューティングは一種の音ゲーな気がするので、コンポーザーの方にはごめんなさいですが、
売れっ子のコンポーザーがガツンとした曲を作ってくれてれば、このゲームは一生遊べたんだろうなって思います
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GOOD!
【オリジナリティ】
まず、前作「罪と罰 地球の継承者」ありき
照準とキャラクターを一遍に操作する、ガンシューティングとアクションを組み合せた独特な操作性
覚えや運だけに頼らない、銃と剣を要所に応じて使い分けて戦い方を工夫していけば必ず100%に辿り着ける戦略性
前作からしっかり継承されたこれらだけでも5点を付けるには十分でしょうが、
やはり最大のポイントは名作「斑鳩」他トレジャーゲーにおいて存在感の強い“スコアチャレンジ”でしょう。
前作においても、「時間ぎりぎりまで可能な限りのヒット数を稼ぐんだ!」と奮闘したものです。
前作「罪と罰 地球の継承者」において、“ノーダメージ”は前提とするならスコアチャレンジの鍵はほぼ“ヒット数”これ一本でした。
しかし、今作「罪と罰 宇宙の後継者」は違います。“スコア倍率:×16”という形でヒット数稼ぎのメリットに上限を設定。
ヒット数の絶対値よりも×16に至るまでの時間が問題となります。
そして鍵は“カウンターアタックによるコイン稼ぎ”と“チャージショットによる一掃”です。これがやっていると実に爽快で面白い!
そう!スコアチャレンジの在り方が前作よりも大幅に進化していることを感じました。
単純にヒット数を伸ばすことだけを考慮するよりも遥かに知略性が刺激されます。
神ゲーと謳われた前作を継承したうえで、新たなものを生み出す。
“伝統は大切だけどより良いものを考えることはもっと大切”といった作り手の向上心のようなものを感じずにいられません。
【グラフィック】
ゲーム制作や動画コンテンツ等あまり興味の無いタチでして、
「60フレーム」とか「30フレーム」とか言われてもいまいちピンときませんが、素人目に見ていてとても鮮やかです。
前作「罪と罰 地球の継承者」でも、その敵の数には圧倒されたものですが、
場面ごとに区切っても、現れる敵の数はそれを遥かに上回ります。しかもあんなに多様なバリエーションと滑らかな動きで・・
凄まじい自由度と臨場感です。
ハードが2代進んだことを踏まえても、この前作からの進化はめざましい。
ゲームキューブのレースゲー「ウェーブレース ブルーストーム」をプレイしたときにも同じことを感じましたが、正直 今回ほど驚きはしなかった。
【音楽】
当然ですが、直結するのは“ゲーム性”ではなく“作風”ですので これに関してはほぼ個人的好みになります。
カプコン「ロックマンX」のような熱い作風が好きな一方、任天堂「ゼルダの伝説」のような長閑な作風も好きな自分ですが、
このゲームって、それら両方持ってますよね。
ズバリ言いますと、特に気に入ったのは 紹介ムービーにも使われているタイトル画面のBGM
激しく過酷な戦いをイメージする中で、「たった二人の戦争」というキャッチフレーズのとおりの寂しさにも似た物静かさも感じさせる。
前作の0-0BGMも同様でしたが、大好きです。
今風のアクションというと、ものによってはキャラクターがゴロゴロゴロゴロと、まるで“みんなでワイワイ!”といった感じのものも珍しくありません。
このゲームは一つの疑似地球という大舞台にイサカチとG5のわずか7キャラクター
それゆえの濃密さ、真剣さが音楽でもしっかりと表現されている。そういった良さも前作から全く失われていません。
【熱中度】
プレイ時間は現在、610時間ちょっとです。伸び続けています。
これだけプレイしてもまだノーマルモードでStage4までスコアチャレンジしたところです。現在はStage5
Stage1のみハードモードでもスコアチャレンジやりましたが、おそらくそれだけで150時間くらいはかかったと思います。
Wi-Fiランキングはイサカチで3位まで昇れました。
冗談抜きでかれこれ25年になる我がゲーム人生で最もハマったゲームかもしれません。
【満足感】
「罪と罰 地球の継承者」より「罪と罰 宇宙の後継者」までの9年間。
なんというか、待った甲斐がありました。というよりもそれ以上!
今作が公式発表された2008年、喜びの反面言い知れぬ不安もあったものです。
発売前の認識としては、前作「罪と罰 地球の継承者」が既に完成型であり あとはどれだけ蛇足が少なく済むかが問題。といったところでしたが、
プレイすればするほど、今作「罪と罰 宇宙の後継者」こそが完全完成型。という認識に変わってきます。
発売から既に2年が経過。クオリティ面の中枢まで知るのには随分と時間がかかってしまいましたが、
正直言って、まさかこれほどのものが出来上がるとは思ってませんでした。
【快適さ】
第一に、キーコンフィグが自由カスタムになったことが良い。
前作では知ってのとおり、3タイプコンフィグの選択式だったため、
・銃と剣の発動を“押しっぱなし”と“連打”で区分け
・2連打によるローリング
という2つの煩わしい操作性が常につきまといましたが、今作ではこれが両方とも無くなりました。
ですが、最も良いと思ったのはやはりWiiコントローラとの相性でしょう。
前作のときにもニンテンドウ64の特殊なコントローラと随分相性が良いとは思っていましたが、
今作のWiiコントローラとの相性はその比ではありません。
左右それぞれにリモコンとヌンチャクを持てる今作では、実際にガンの体勢がとれるので実に直感的な操作ができます。
少し安定感が欲しいと思えば、Wiiザッパーなどというものまでありますし
なにより嬉しいのはポインターの存在でしょう。速く、滑らかで戦いやすいことこの上無い。
そして最後になりますが、前作の時代には夢だったインターネットスコアランキングの存在も大きい。
目標が自然に定まり、達成度に伴って自然に上に流れるので、スコアチャレンジやり込み派としては非常にわかりやすくて有難いものです。
BAD/REQUEST
【BAD】
GOOD欄にていろいろ書かせていただきましたが、
「ゲームの実質的難度はもう少し高い方が良い!」も含めて、前作の欠点が見事
に全て無くなっています。
1周プレイ時間が長くなったことを欠点に挙げる声がよくありますが、
今作は前作と違い、次ステージに突入するとスコア倍率は初期値に戻るため 前ス
テージのプレイはスコアに影響しません。
ネットランキングも各ステージスコアがメインですし、今作は各ステージスコア
ランキングが最大の味噌と思っています。
強いて欠点を挙げるとするならば、
こういったやり込み型アクションorシューティングにおいては、さして重要視はされない“ストーリー性”でしょうか。
見方によっては“ゲームがさっぱりとして良い”のかもしれませんが、
確かにゲーム本編で表現されていない部分が多すぎる。
唐突に「内宇宙と外宇宙の戦争」など言われても、前作を知っている人は「!」でしょうが、知らない人は「?」でしょう。
せめて、イサとカチの出会いくらいのところから始めてもよかったのでは・・と感じるところではありますね。
【REQUEST】
GOOD欄にてさんざん語ったとおりですが、ゲーム自体だけではなく ハードとの相性が前作を遥かに上回っています。
家庭用ゲーム機によるインターネットスコアランキングも既に当たり前になっている点に関しては、時代との相性までも。
こうなりますと、まだ全力を出しきれないうちに世に出た前作「罪と罰 地球の継承者」が実に口惜しい。
できるものならWiiもしくはWiiUでリメイクなどを望みます。
COMMENT
使用コントローラ:Wiiザッパー
プレイ環境:ワイドTV16:9画面、インターネット無線接続
トレジャーファンというと、やはり斑鳩派と銀銃派が多いのだとおもいますが、
自分はやはり、今までもこれからも罪罰派ですね。
硬派で濃密なゲーム性を持ちながら、どんどんと良さそうな新しいものは取り入れて進化していく。
こういったゲームは本当にあまり例を見ません。
物語の方は決して完結とは言えませんし、まだまだ進化する可能性があるような気がしてきます。
プレイヤーを成長させるこういったゲームには実に似つかわしいことです。