Xenoblade(ゼノブレイド)

中央値: 90 Amazon点数: 4.5
スコアーボード
ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
75pt
GOOD!
【オリジナリティ】
やはり戦闘方法だと思います。
FF12の方法に近く、通常攻撃はオート。
ただ12のガンビットのように行動をセットしておけばあとは全部オートではなく、技は選択性で敵との位置取りなどがあるので、戦闘中も結構やることが多くてあきません。
【グラフィックス】
Wiiで発売したのは正解だと思いました。
PS3でこのくらいの大作を製作した場合、このグラフィックだと絶対不満が噴出することになったと思います。
果てしなく広いフィールドを走ったり、その場にいる敵とそのまま戦闘できたり。
世界観をあらわすのには問題ない程度には綺麗ですので、Wiiでの発売は正解かなと。
【サウンド】
要所要所で盛り上がる曲がいいです。
何度か対する黒フェイスとのイベントなどで流れる曲が印象的。
時々口ずさんだりしています。
【熱中度・満足度】
世界観が大きく、後述しますがストーリーも良いので先に先にと進みたくなります。
さらに、クエストやコレクションの収集などシナリオとは別にやることもあるので、そっちにも熱中できました。
【ストーリー】
これに尽きると思います。
RPGはどうしてもお使い的な要素があり、たまたま行った町で事件が起こり、それがメインストリーに絡んでるなんてことはザラなんですが。
このゼノブレイドは、主人公の能力のおかげで行き先や目的がはっきりとしています。
目的がはっきりとしているので、途中の道中や町に寄ることも、行き当たりばったりと言う感じがせず、しっかりと前に進んでいる感じがします。
世界の謎も絡んで先が気になるストーリーです。
BAD/REQUEST
【戦闘】
バットと言うほどバットではないのですが。
回復手段が限られていることがちょっともったいないです。
一人の仲間に回復手段を頼らざるおえないので、主人公と回復キャラが固定になります。
そうすると、戦闘での火力を上げたいので、どうしても攻撃キャラを入れるしかなく、パーティがある程度固定化してしまうのが残念。
他のキャラの回復技をもっと使い勝手が良くしてもらえれば、色々パーティ変えて遊べたのですが。
【快適さ】
アイテムの管理がめんどくさい。
買い物では現在の装備との見比べが不可なので、追加効果などを踏まえた買い物が面倒です。
いちいち買いも画面から出ないと装備できないのも面倒でした。
物を売るのも素材などはまとめて売れるのに、装備は一個一個売るので、ダンジョンが終わったあと、大量の装備を売るのに一苦労です。
COMMENT
【総評】
戦闘とストーリーではかなり面白い作品だと思います。
主人公の能力も万能過ぎずいい感じでストーリーを盛り上げています。
仲間も一人一人スポットが当るイベントなどがあるので結構愛着わきます。
それゆえに、戦闘メンバーが固定化されるのが残念。
戦闘も簡単すぎず、難しすぎずで丁度いい。
ボスとのレベル差でかなり難易度が変わりますが、2〜3レベル差くらいで挑むといい緊張感での戦闘が楽しめます。
上半期一番を上げてもいいくらいです。
Amazonレビュー
レビュー者: コローニャ レビュー日: 2017-01-20ネタバレはありませんが、どうしても長くなりました。
RPGに必要な要素ってなんでしょう?
広大な世界を巡る冒険? 胸躍る熱いストーリー? 物語を彩る美しいBGM?
魅力的な仲間たちとの絆? 手に汗握る戦闘? 思わずやっちゃうやり込み要素?
・・・ゼノブレイドは、全部ありまぁす!
はるか昔に滅んでしまった、超!巨大な巨神と機神が舞台です。
ここで実験。ちょっとその場に立ってみてください。右足を一歩、前に出しましょう。
そのまましゃがむように腰を落とします。はい!あなたは巨神になりました。
あなたの右太ももの上を、ノミが歩いています。それが主人公たちです!
いかがです?どれだけスケールが壮大か、おわかりでしょう。
主人公の目線になると、遠景には向かい合って立つ機神が、頭上にはその大剣が見えます。
切り立った崖や大きく隆起した地面など、高低差のある立体的な箱庭感が、実にすばらしいんです!
そんな広大なフィールドを、メインストーリーそっちのけで探索!
次はどんなところなんだろう?と、新しい場所に行くたびにワクワクです。
とりわけ落ちた腕ですとか、その最たるものでしょう!
指の先端から風景を見ていると、気の遠くなるような長い年月を感じさせてある種、感動すら覚えます。
フィールドはそれぞれ朝~昼~夜とリアルタイムで変化していますが、
昼と夜とでまったく違う雰囲気になる場所も存在します。
例えば夜のザトール、枯れた木々に光芒が一斉に灯った景色に、僕は一瞬で心を奪われました。
フィールドによっては夕焼けや、雷雨に浮かび上がる機神、幻想的な光芒を包む霧、
橋から望む大瀑布にかかる虹、金色の水晶にふぶく雪といった、ファンタスティックな光景も見られます。
とくにエルト海の流星雨!なんと美しいことでしょう。ぼんやり眺めて気が付いたら朝になっていました!
PS3等でフォトリアルなオープンワールドゲームもプレイしましたが、
ゼノブレイドは現実ではありえない、幻想的な世界を冒険することに、おもしろみがあるわけです。
巨神と機神が作り出す、圧倒的な世界観を。
僕もプレイ中、あちらの世界に行ってみたいと、何度も思いました。
SD解像度だからとか、今さら古いとか言って、プレイしないなんてもったいない!
あなたがRPG好きを自負するなら、ぜひプレイしておくべきです。すばらしい世界が待っています。
え?Wii持ってない?買いましょう! よかった、これで解決ですね。
RPG、特に和製のRPGといえば、ストーリーは非常に大きな要素だと思います。
わかりやすく一言でいいますと、週刊少年うんぬんの漫画のような、熱血ものです。
展開もわかりやすく、それでいて二転三転する物語に、興奮すること間違いなし!
固有名詞乱立でプレイヤーおいてけぼりや、クリアしても謎だらけで考察必至など野暮なことはありません。
ストーリーは監督とアニメ作家の共同執筆で、任天堂スタッフのアドバイスが入るという形が取られています。
また、イベントシーンはその漫画をアニメ化しました、といった感じで、演出が本当に熱い!
一番好きなシーンはやはり、ヴァラク雪山でのダンバンさんの対決と、その後の展開でしょうか。
曲と映像が完璧にシンクロする演出で、これはもう何度見ても飽きません!
ほかにも見どころがたくさんあり、僕は最後まで興奮が抑えられませんでした。
さらにキャラクターグラフィックはマンボ…いえ、ローポリゴンでもじゅうぶん表情豊か。
ストレートなセリフに声優さんのすばらしい熱演もあり、より一層感情移入できます。
テーマは旅立ち、そして巣立ち。古臭く感じるかもしれませんが、世代を超えて普遍的なものでしょう。
高校生や大学生など、親元を離れたり新しい環境へ独り立ちしていく若者向けと思います。
でもオッサンでも大丈夫!
冒険心をかき立てる広大なフィールド探索や、魅力的なキャラクターが織りなす熱いストーリーに、
まるで少年の心を取り戻したかのような、童心にかえった気持ちでプレイできます!
かくいう僕も、ドラゴンクエスト3やクロノトリガーを、
マップすげえ!ストーリーすげえ!音楽すげえ!とプレイしていた当時の自分に、確実に戻っていました。
実はこれが一番、嬉しかったことです。
もうひとつ、ゼノブレイドの大きな魅力に、BGMを挙げたいと思います!
ガウル平原では視界が開けるのと同時に高揚感のあるサウンドが、
燐光の地ザトールではコーラスの入った美しいメロディーが、
エルト海ではその広大な海を思わせるゆったりした曲が、などなど実にバラエティ豊か。
それぞれ昼、夜でも曲調が変わりますし、静かな曲や落ち着いた曲が多いのも個人的にはうれしい。
ギターなどの弦楽器や、ピアノがお好きでしたら、きっとお気に召すでしょう!
とくに帝都アグニラータのBGMは、音楽が感情を持ったかように、心に強く響いてきます。
バイオリンの音色が訴えるように胸に深く入り込んでくるといいましょうか、
ゲームのBGMでこんな気持ちになったのは初めてです。
作曲のみなさんは、RPGのお約束のようなサウンドを崩したかった、とのことです。
どうやら監督から相当なプレッシャーを受けたそうで、彼ら彼女らが本当に心血を注いだ曲だからこそ、
多くの人の心を惹きつけるのだと思います。
フイールドの端まで探索したり、いわゆる絶景スポットを探すのが楽しいのも、このBGMがあればこそ。
一方、戦闘シーンはエレキギターで大白熱&大熱戦です! 穏やかじゃないですね。
主人公のシュルクはお人よしの優等生タイプ、でも熱血漢。
いきなり強いわけではありません。当初の目的は幼なじみの仇討ちですから、それこそ人間らしい。
幾多の苦難の中、運命を変えようと前を向いて進んでいく姿に、多くの方が共感できるでしょう。
それに、仲間みんなに感情移入して、好きになったゲームもめずらしい!
ダンバンさんは格好いいし、カルナは頼れるし、メリアちゃんは凛々しいし。
リキは癒しだし、フィオルンは一途だし、ラインはワイルドダウンだし。
ところで、操作キャラを変えられるのが非常にうれしいところです!
操作キャラを変えるとガラリと戦略が変わりますし、自分で動かせると愛着がわきます。
例えば、ラインなら体力を生かして前線で敵の注意を引き、
メリアちゃんなら補助系のアーツで支援しながら戦況を見る、など。
強い敵と戦うために、キャラの組み合わせや連携を考えながらアーツを組み立てるのも、
時間を忘れるくらいおもしろいのです。
長くていい加減、読むのに疲れてきたと思いますので、そろそろ終わりにします。
イベントごとに街の住人のセリフが毎回変わる、住人にはすべて名前が付いて生活している、
クエストをこなすと住人同士のキズナが広がっていく、選択によって分岐するキズナもある、
ランドマークにジャンプできるので移動が楽、特定の時間だけ光る湖などの細かい演出、
ザコ敵はエンカウントしない、全滅してもペナルティなし、ラスボスより強い敵がゴロゴロ、
戦闘中のキャラの掛け合いが賑やか、キズナトークで仲間の意外な一面が見られる、
悪役がすがすがしいほど悪役、サブキャラクターや敵側にも魅力がある、メリアちゃんカワイイ、
ふつうにプレイしてもクリアまで70~80時間くらい、やり込むと余裕で200時間オーバー、
イベント中以外はいつでもセーブ可能で気軽にプレイできる、2週目は強くてニューゲーム。
なんでこんな世界が、こんな薄っぺらい円盤に入ってるんだ?と、ゲームディスクを眺めてしまう。
作り込みが凄すぎて、もはや書ききれません。
有名なRPGや高評価のRPG、果ては変わり種まで、今まで色々なRPGをプレイしてきました。
しかし社会人ともなると、まともにRPGをする時間なんか取れません。
だから、これが僕がプレイする最後のRPGになってもいい、とさえ思った。
最後に。僕が少年だったら、きっとこう言うでしょう。
ゼノブレイドすげえ!なにがすごいかってとにかくぜんぶすげえ!ゼノブレイドすげえ!
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GOOD!
■グラフィック
5点というのはあくまでWiiのゲームでの比較です。
さすがにPS3やXbox360のゲームと比較すると劣りますが
地形の細部まできちんと描かれており、
Wiiのゲームの中ではトップクラスのグラフィックだと思います。
■音楽
これは文句無しに5点です。ここまでBGMに良いものが揃ってるのは久々です。
戦闘曲がすごい!ってのはよくありますがフィールド曲やイベント曲等、
ほぼ全ての場面の音楽にインパクトがあります。
■熱中度
WiiのRPGは正直あまり期待していなかったのですが
そんな偏見を見事に打ち砕く熱中度でした。
特にイベントの作りこみがすごく、キャラの動きやカメラワーク、BGMの盛り上がり等
全てまとめて考えられているので画面に魅入ってしまいます。
もちろん戦闘システムもよく調整されており、マンネリを感じさせません。
■満足感
私はRPGにシナリオ、音楽の良さ、戦闘の楽しさを求めてプレイするのですが
この3つ全て満足する出来だったRPGは本当に久々でした。
冗談に聞こえるかもしれませんが
少なくとも数年の間はこのレベルの出来のRPGは出ないのでは、と思います。
BAD/REQUEST
■ロードの長さが若干気になる。
ストレスになるほど長いわけではないのですが、
ロードが必要な操作(主にメインメニュー関連)を繰り返すと気になってきます。
■その他細かな不満点
オートラン機能がない。
クエスト報告対象がどこにいるか忘れた場合探すのが大変。
複数のキャラを動かす場合、移動速度UPジェムの付け替えが面倒。
天候に関する情報(天気予報等)が全くない。
COMMENT
シナリオの好みは個人差がありますが
MMORPG等のオンラインゲームにハマった経験がある方や
グラフィックが他機種に比べて劣る等の理由でプレイしてない方には
是非プレイしてほしいゲームです。
ただこのゲームはボリュームが半端ないので時間がない人や長すぎるRPGが
苦手な人にはオススメできないかもしれません。
自分はボリュームの多さに関しては評価したいと思います。