ゼルダの伝説 スカイウォードソード
中央値: 74 Amazon点数: 3.9
スコアーボード
標準偏差 18.04 難易度 2.23 mk2レビュー数 52ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 2pt | 2pt | 1pt | 1pt |
46pt
GOOD!
まず何と言ってもBGM!
このゲームで唯一と言っては悪いですが、文句無しで評価できる点だと思います。
お店の中、曲と曲の移り変わりなんかがとても自然で、
新しい芸術と言っても良いかもしれません。
こんな表現方法もあるんだ、と思い知らされました。
勿論音質も全体的に非常に綺麗です。
続いてグラフィック。綺麗です。さすが最新のゲーム。隅々まで綺麗につくられてます。
ただ前作のトワプリ等に比べたら若干の劣化。
ちょっと残念ですが、それほど気になるところでもありません。
そしてオリジナリティ。アクション性はこれまでの3Dゼルダと全く違います。
・・尤も、良い方向にばかり違うというわけでも無いのですが・・、
マンネリ打破という点では評価できます。
あとは・・これは今までのゼルダでも全部そうなんですが、今回も色々可愛いキャラが出てます。
BAD/REQUEST
アクションは決して難易度が高すぎるものではありませんが、非常にとっつきにくいです。
まともにプレイするコツは、「リモコンをゆっくり扱うこと」これに途中で気付きました。
つまり、敵と対戦中など、咄嗟に素早く剣を振るような動作と非常に相性が悪い。
焦って素早く剣を振ろうもんなら十中八九誤動作します。
縦斬りのつもりが斜めになったり、突きのつもりが縦になったり、回転斬りが発動したり・・。
またこのゲーム、敵(雑魚含む)によっては剣の振りをミスするだけでダメージを受けるので、
プレイヤーにある程度のアクション能力は必須となってます。
wiiリモコンの電波の限界を思い知らされたような気がしなくもありません。
続いてフィールド。あまりにも狭い。フィールド全体も、ダンジョンも。
更に言えば、一方通行すぎます。ダンジョンマップは活躍の機会が圧倒的に少ないです。
謎解きも最低レベル。前作トワイライトプリンセス等には遠く及びません。
アクションを難しめにしたぶん、謎解きを簡単にしすぎたような形でしょうか。
ダンジョンの数は前作よりも少なく、ダンジョン内も部屋数が少ない。質も量も不足してます。
また、謎解きは全体的にかなり簡単。クリアの達成感は殆どありません。
更に、ボスはこれまでで一番頭を使わない。純粋な剣の勝負が多いので、
必然的にアクション重視になり、これまでのゼルダにあった
「敵に有効な武器を見出し、組み合わせて攻撃する」といったような要素が非常に薄いです。
ラスボスは完全に脳筋。攻撃力だけやたら高いですが、倒すのに頭は一切使いません。
ダンジョンやフィールドの狭さは他の要素にも影響します。
ダンジョンが少ないので、それに比例してリンクのアイテムも少なくなり、
フィールドが狭いので、比例して登場キャラ(敵キャラ含む)が非常に少なめになってます。
特に敵キャラは種類が少なく、その代わり使いまわしが非常に多い。多すぎる。
装備してる武器が違うだけ、なんて敵がたくさん見受けられました。工夫が足り無すぎる。
また、今回のリンクは最初からハートが6つ有ります。(歴代なら3つスタート)
単純計算すれば、世界に存在するハートのかけらが12個減ってます。手抜きとしか思えない。
次に選択肢システム。今回のゼルダは無駄な選択肢が非常に多いです。
どっちを選んでも大差無いか、最終地点は同じ、といったような選択肢。正直邪魔でした。
特にそれが、カッコ良い見せ場のようなシーンや、感動的なシーンで出まくるもんだから、非常に気分を削がれました。ギャルゲーみたいな選択肢が多いのも気になるところ。
判定にも粗さが見られます。途中、竜巻の中に入るようなシーンがあるのですが、
入り口判定が謎すぎました。入り口の穴に正面衝突し、ちょっと左にずれると入れるという・・。
あとは個人的に・・時間を忘れて長時間楽しめるような娯楽、収集物が無かったこと。
トワプリや時オカなら釣り、ムジュラなら手帳、風タクならフィギュア集め等が相当します。
残念ながら今作でのトロッコやダイビング等の各種ゲームは
長時間遊ぶようなものでもなく、一度目標をクリアすればもう良いやって感じでした。
2週目の要素もありますが、ただ敵の攻撃力等があがるだけ。
結局求められるのはWiiアクション。できれば新しい謎解き要素が欲しかったです。
COMMENT
今回のゼルダは、歴代の「謎解きアドベンチャー」ではなく、
「Wiiアクション&隅々まで探索ゲーム」といったところでしょうか。
極端な話、Wiiのアクションさえできれば殆ど脳味噌を動かさずともクリア可能です。
逆に言えば、どれだけ謎解きができてもWiiをうまく扱えなければかなりの難ゲーに変身。
これまでで一番、人を選ぶゲームといえます。
自分の場合、ゼルダはFCのやつからやってますので、それほどアクションは重視してません。
やはりゼルダシリーズには、アクションゲームである前に謎解きゲームであって欲しい。そう考えています。
次作に期待します。
Amazonレビュー
レビュー者: Amazon カスタマー レビュー日: 2017-03-19アクセスランキング
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GOOD!
・オリジナリティ
wiiリモコンプラスによって分かりやすい操作方法で多彩な剣によるアクションを行えるのが楽しい。
アイテムもシリーズ常連アイテム、今作初登場アイテム共に新鮮な操作方法で色んなアクションを楽しむことができる。
こちらのアクションが豊富なだけでなく、敵もこちらが爆弾を投げようとすれば逃げる。特定方向からの攻撃をガードするなど様々な反応を見せてくれ、決して一方的なゲーム展開にはならない。
ダウンジンシステムとマップ構成は今までのゲームとは打って変わってマップ探索のおもしろさ前面に押し出したものになっている。
今までのゲームではとにかくマップを増やすことでボリュームを増やした印象が強いがこのゲームではマップの敵や設置物の配置を変えたり、マップ全体を水に沈めるなど少しの工夫で同じマップの印象を大幅に変えていたのに驚かされた。
・グラフィックス
映像自体は普通だがキャラの表情や動作がよく動いているのに感心した。
会話中のゼルダの可愛い仕草やファイのダンス、ギラヒムの気色悪い動き(笑)などが特に印象に残った。
・音楽
イベントやマップでの壮大な音楽はとても心地よく、戦闘でもボスによって戦闘曲が違うだけでなく、中ボスとの戦闘曲も二種類あり豪華になっている。
・熱中度
魅力的なキャラクターと王道ながらも先が気になるシナリオ。
ダメージを与えるのにアイテムを使う必要が無いボス、部屋そのものを動かしながら攻略するダンジョン、フィールドマップでボス戦が発生するなど今までのお約束を破った展開の数々。
スリルがあるだけでなくいかに効率よく安全にアイテムを集めるかタイムアタックが熱いサイレン。
ボス戦のタイムアタックなど様々な要素のおかげでシリーズファンでも新鮮な気持ちで熱中して最後まで遊べる。
・満足感
上でも書いたwiiリモコンプラスによるシリーズのファンでも味わえる新鮮さの他に
豊富な登場人物によるサブイベント、アイテムや乗り物を使ったミニゲーム。
感謝の気持ち集めや昆虫採集などの収集要素。
本編をクリアした後にも高難易度の辛口モードがあり濃密ゼルダの名に恥じないボリュームになっている。
・快適さ
ロード時間が殆ど無いうえ、移動はダッシュの採用によりとても速く楽になり。アイテム選択や会話の選択肢ではリモコンを振るだけで選択することができとても便利になった。
しかもただ便利になっただけでなく前者は使用するとがんばりゲージを消費し、後者はアイテム選択中でもゲームは進行するなどゲーム性も絡めているのがおもしろい。
BAD/REQUEST
ゲームを始める度に初めて素材などを手に入れた時、解説文が表示されるのがテンポが悪く余計だと思った。
Wiiリモコンプラスの操作は大体満足しているが泳ぎの操作だけはやり辛く従来の操作の方が良かった。
荒修行で中ボス、一部のボスと再戦できないのが残念。
手に入るのが終盤とはいえ、壊れない盾の存在は性能の違う盾から一つを選ぶ楽しさがなくなるのでいらなかったと思う。
COMMENT
限定版に同梱していたwiiリモコンプラスを仕様。
今までのゼルダと比べてアイテム選択システムの変更、剣攻撃の操作変更、盾による防御の仕様変更などによってアクション性が強くなっており、今まで多くのゼルダシリーズを遊んできた私も新鮮な気持ちで最後まで遊ぶことができた。
謎解きやマップ構成も今までとは違う方向性のものが多く、行き詰ることも多かったが謎が解けた時の達成感は大きかった。
こういった長いシリーズ物でここまで新しい要素を取り入れられたのは凄いと思う。
次のwiiUのゼルダにも期待したい。