零 〜眞紅の蝶〜
中央値: 66 Amazon点数: 3.9
スコアーボード
標準偏差 10.58 難易度 2.29 mk2レビュー数 7ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 1pt |
72pt
GOOD!
※オリジナル版(PS2,xbox)プレイ済み、今作に関しても全ED、難易度コンプ済みです。
主にオリジナル版と比較してのレビューになります。
・wii向けに調整されたゲームシステム
零の基本は「霊をカメラで撮影する」ことであり、その撮影の捜査に関して、
オリジナル版で撮影タイミングが非常にシビアであった一部の霊など、
どうしても細かな操作が難しいwiiのリモコンで果たして撮影できるのかと不安でしたが、
全体的に撮影の判定は甘めに設定されており、特に苦労することがありませんでした。
一部の高難易度だった霊はこれでいいのかと思うくらい簡単になっています・・・。
・新エンディング
とくに説明は不要かと思います。私はこれを見ただけで買ってよかったと思えました。
・新テーマ
相変わらず零の雰囲気に合った楽曲のチョイスだと思います。
(本音を言えばとある旧EDだけは昔のテーマをそのまま使ってほしかったですが)
BAD/REQUEST
・操作性
良い点でwii向けの調整を挙げてはいますが、操作性に関してはお世辞にも良いとは言えません。
カメラ視点移動の難しさ、180度ターンのレスポンスの悪さ、なぜかあさっての方向で固定されるロックオン等。
リモコン+ヌンチャク専用のゲームとして作るなら直感的な操作はストレスなくできるように調整してもらいたかったです。
・ゴーストハンド
序盤は恐怖の演出として成り立っていたかと思いますが、慣れてしまう中盤以降ではゲームのテンポを損なうだけです。
さらに出現率がやたらと高く、無視しようにも無視できないダメージの大きさがるため非常に面倒くさいです。
簡単に回避する方法もありますが、結局回避後はアイテムを拾い直さないといけないのでやはり面倒くさい。
周回プレイする人にとっては2週目以降はただの邪魔者でしかありません。
・ミッションの削除
なんで削除したんでしょう?残念です。
・新キャラの扱い
発売前からPV等に登場しどんな活躍をするかと期待していましたが、
終わってみれば新キャラを出す必要があったのかどうか疑問になるような存在感でした。
・ゲームバランス(難易度)、戦闘
詰まることなくプレイできるという点で一概に悪いとは言えない部分なのですが・・・
1.非常に簡単な攻撃回避の装備機能(振りほどき)
2.クリア後に簡単に入手できる強力すぎる強化レンズ
以上2点のおかげで特に高難易度モードが高難易度ではなくなっています。
攻撃回避は霊のつかみ攻撃を振りほどきノーダメージにできるという機能なのですが、
序盤から使える上につまかれたエフェクトを見てからリモコンを振るだけで簡単に発動でき、
ある程度慣れるとわざと敵に突っ込んで振りほどいてから逃げるという強引な方法が戦術として成り立ってしまいます。
強化レンズはどんな敵でも一度捉えれば逃がすことなくそのまま倒すことができ、(ある意味一撃で倒すことができる)
少し使い方を工夫すれば霊子の消費すらほとんど気にする必要がないという壊れた性能です。
一方で全く使い道のないような強化レンズも多数存在します。
私はノーマル>ハード>ナイトメアと周回ごとに難易度を上げてプレイしましたが
操作性に慣れていないかった最初のノーマル難易度が一番大変でした。
高難易度モードに本当に高難易度を求める人は制限プレイが必須になってしまうかと思います。
オリジナル版も簡単な部類ではありましたが・・・
COMMENT
オリジナル版との相違点のみに絞ってレビューしようとしていたのですが、
そうすると思ったより良い点が見つからないということに気づきました。
リメイクしたからこその良さというものはほとんど感じられなかった。
これは決して本作が悪いゲームというわけではなく、基本的にはオリジナル版に忠実なリメイクであるからだと思います。
なのでオリジナル版のファンの方には新ED以外特に目新しさはないと思います。
私も最初こそビクビクしながらプレイしていましたが、
ほとんど変わり映えしないリメイクということに気づき一気に恐怖は薄れました。
サブタイトルを変更して3回目の発売となるタイトルであるからには、
もっとたくさんの追加・変更要素があっても良かったのではないかと思います。
紅い蝶が大好きだった自分としてはそのリメイクというだけで十分熱中できましたが。
逆に未プレイの方には間違いなくおすすめできるゲームです。
完全新作のつもりで初回プレイの恐怖感や独特のゲームシステム、ストーリー等を存分に楽しめると思います。
Amazonレビュー
レビュー者: きよよ レビュー日: 2015-05-31ミッションモードも頑張ってオールSにしたくらい大好きな作品でした。
話も、報われないかもしれないけど初めてクリアしたときには大きなインパクトがあったし、
主人公の双子姉妹も可愛くて、隠しコスチューム目当てに頑張って攻略しました。
wiiリモコンでの操作は自分に出来るのか不安でしたが…プレイ当初は、全く慣れなかったです。
敵をサークル内に捉えているはずなのに、ゆっくりと照準が右へ左へとズレていく。
かなり苦戦したのですが、他の人のレビューや説明書を読み返したところ、
リモコンの捻りに反応してしまっているということに気付きました。
それから意識してリモコンを水平にするように保ったところ、わりと照準はぶれなくなりました。
月蝕の仮面だとズレたりしないので、リモコンの捻りは自分にはやり辛い仕様だと思いました。
話は、紅い蝶にはないムービーや、新しいエンディングが追加されていてとても良かったです。
コスチュームも、水着やニーハイなどがあって嬉しいのですが、どうせなら紅い蝶のゴスロリ服や双子巫女の和服もあってほしかった…
xbox版のコスチュームもあればいいなと思っていたのですが、どうやら無いようです。そこは残念。
あとは、お化け屋敷モードも特に私は楽しめなかったので、最初に選べる三つだけプレイして、後は放置してしまっています。
このモードを作るなら、ミッションモードを続投してほしかった気がします。
駄目出しもしましたが、総合的にみるとすごく満足できる良いゲームでした。
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GOOD!
追加された二種類のエンディングを含め、エンディングムービーの内容がどれも非常に良いです。映像の綺麗さもさることながら、ストーリーの流れを汲む細やかな描写や、表情によるキャラの心理の表現などの点が素晴らしいです。
屋敷内の家具を調べたり、隙間から覗いたりする際に、従来のようにテキストのみの表示ではなく、実際にタンスを開けたり、かかっている布をめくったり、視覚的な動作が加わり、探索が緊張感のあるものになりました。
お化け屋敷モードは、ストーリー進行やゲームの難易度を気にせず、手軽にプレイできる点が良いと思います。また、今作の舞台だけでなく、「零 月蝕の仮面」で登場した灰原病院を歩けるという点も嬉しいです。また、本編とは異なり、演出や霊の配置などがランダムなので、繰り返しプレイすることにより恐怖感が薄れるということが少ないです。
BAD/REQUEST
変更要素である視覚的な探索に関して、アイテムを取ろうと手を伸ばす際、ランダムで出てくるゴーストハンドは不要に感じました。初めは驚きますが、アイテムを取得すする際は殆どがゴーストハンドが出るか、出ないかの2択なので、演出としては飽きてしまいます。回避に失敗した場合、だいたい霊の攻撃一回分程度のダメージを受けるので、手を伸ばす際に緊張感はありますが、ゲーム上のリスクで緊張感を与えるのは、本来の探索システムの目的とは違うと思います。
また、タンスを調べる箇所も多いですが、タンスの中は空であるか、消費アイテムがあるかのどちらかで、思わせぶりな演出をしている割に味気ないです。タンスの中を実際に覗けるというは探索として面白い発想だと思うので、色々工夫してほしいです。
霊のグラフィックがはっきりしすぎていて、霊としての印象が弱いように感じました。もう少しぼかすか、透けさせたり、色を抑え目にするなどして、霊としての雰囲気が出るように工夫してほしいです。
お化け屋敷モードに関して、コントローラの動きをプレイヤーの恐怖として感知する設計であるにも関わらず、視点の移動や、振り向きの動作にコントローラを動かしたり、振ったりを求められ、それらの操作を恐怖として感知されてしまうことが多いので、操作は本編と分け、全てボタンで行えるようにすべきだと思います。それに加えて、コントローラを動かしていない状態にも関わらず、過剰にビビリ判定がされる場合が多く、測定の精度が低いです。
また、霊の出現等の演出がランダムなので、このモードではバリエーションに富んだ写真が撮りやすいのですが、アルバムに保存されるのは最もビビり判定が大きかった箇所のみで、自由に撮影した写真は保存する事ができません。
wiiリモコンの動きや傾きが、射影機の操作にまで反映され、撮影位置を固定させたり、横や斜めに正確に回す動作がやりにくいです。通常視点時のリモコン操作については構わないのですが、射影機に関しては、零シリーズでは、短いチャンスを狙って霊の撮影を行う場面が多いので、wiiリモコンでの操作は適していないと思います。
リメイク元である「零 紅い蝶」や「FATAL FRAME?」にあったミッションモードやサバイバルモードが今作では収録されていません。何らかの事情はあるのでしょうが残念です。
COMMENT
今作ではリメイクにあたって、wiiのコントローラを活用した操作性への変更や、お化け屋敷モード、探索システムの改善など、さまざまな試みを行っています。ただ、アイデアの発想自体は悪くないと思うのですが、変更されている部分に、造り込みや、プレイヤーに対する配慮のの甘い部分が目立ち、プレイする際の快適さや、ゲームとしての面白さを損なっているという印象があり、残念に感じます。
ただ、零シリーズ独特の雰囲気や、魅力あるストーリーは健在ですので、興味があればプレイしてみるのも悪くはないと思います。