ゼノブレイドクロス

中央値: 59 Amazon点数: 3.6
スコアーボード
ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足度 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 0pt | 2pt | 0pt | 1pt | 3pt |
28pt
GOOD!
オリジナリティー
フィールドの広さやそこを自由に走り回れるのは楽しいです。
ドール入手後、フライトユニット搭載後はその移動の楽しさが際立ちます。
このドールでマップをスイスイ移動できるのは他にない強みです。
ユニークな異星人
沢山の異星人が出てきますがかなりキャラが立っていて面白いです。サブクエストはマノンやオルフェなどと関わり、価値観の違いの中で問題解決をするので楽しい点です。
逆に言うとこの点くらいしか楽しい場面がありません。
BAD/REQUEST
音楽
ゲーム音楽として最低の出来です。
まず、戦闘BGMが酷いです。リニアに戦闘が開始するこのゲームで、戦闘BGMのイントロが非常に弱いため、戦闘への没入感が全くないです。またサビで自然に盛り上げることも出来てなく歌で無理やり盛り上げようとしています。そのため、戦闘中は非常に不愉快です。
イベント中もシリアスな音楽を出そうとしてますが歌のせいでぶち壊しです。
音量調整も出来ません。
ここまで酷いゲーム音楽は初めて出会ったレベルです。澤野さんの担当するゲームが出ても一生買いたくないです。
メインストーリー
まず未完です。
そして主人公は終始蚊帳の外です。不快な味方が内輪もめをして、勝手に解決していきます。敵組織も居ますが特に大きな理由もなく襲ってきて撃退して終わりです。大きな野望がありそうですがそれがわからず終わります。
ストーリーは虚無です。とにかく掘り下げがありません。
フィールド
広く、ドールで移動できるのはいい点ですが、ただ広くだけです。
置いてあるオブジェクトは意味のありそうなものばかりですが特に深掘りはありません。期待させて落とされます。
最初の数時間は移動が楽しめますが、以降は何も感じなく不満が募ります。
戦闘
ヒーラーや盾役というのが厳しく前作のような戦略性はなく全てごり押しです。また、アバターがなんでもできるので仲間キャラの選択性はほぼありません。メインは固定なのでそれ以前の話ですが。
有料DLC
様々なクラス、武器、アビリティがあるのにそれに自由にBP(経験値)を振るにはこのDLCを買うのが前提です。DLCがない場合、所得できる経験値の上限がほぼ決まっており満足に遊ぶことはできません。
また、メインストーリー最後にラスダン突入シーンがありますがそこにDLCキャラ4人がメインのキャラの如く登場します。
これも不快感を助長させます。
COMMENT
前作のファンだったので発売日に購入しましたが、稚拙すぎるゲーム音楽とストーリーに叩きのめされた気分です。
前作ファンは絶対に買わないでください。後悔します。
ただ、初めの20時間くらいは世界の広さを楽しめるのでその程度のプレイで辞めるならオススメできます。やればやるほど出来の悪さに不満が募りマイナスまで振り切ります。
Amazonレビュー
レビュー者: ax レビュー日: 2016-12-14今作はダウンロード版を購入しました
良かった点
・世界観と絶景の景色。地球離れした風景を探検できます。これがこのゲームの一番の魅力でした。
・物語後半はドールというロボットに乗って自由に飛び回れ、しかも着陸不能な場所は海以外ほぼないのがスゴイ
・そのドールの武器も8箇所変更可能で体のパーツも5箇所変更可能でカスタマイズしている感があって楽しいです
・前作ゼノブレイドからの改善点として今回はお店で売られている防具を試着することが出来るのでウィンドウショッピングやコーディネイトを楽しみやすくなりました。また、装備の見た目だけ変更できるファッション装備機能もあるため、より一層冒険が楽しくなる機能が増えたのもGOOD。※DLCを購入するかゲームクリアすることでその機能は解放されます。
・また数十種類のクラス(職業)があり、マスターすることで他のクラスでも武器やアーツを装備できるようになったりとファイナルファンタジー5のジョブシステムのような育成要素もあり楽しかったです。(ゼノクロの監督はFF5製作スタッフの一員でもあります)
・別途読み込み速度高速パックをダウンロードすると最初と建物に入るとき以外ほぼ読み込み時間がなく快適にプレイできるところ
・オンラインプレイで友達や知らない人とも共闘できること プレイヤー間で連携プレイする楽しさが戦闘にあってよく練られています。
・かなりの数のクエストが用意されていてクリア後も長く世界観を楽しむことができます。
・澤野弘之さんが監修する音楽。これはとてもいいです。英語の歌が入ってるのが多いので合わない人も居るかもしれませんが。
・クリア後でもそのままプレイ可能でクエストも増えるのでボリュームは満点。200時間プレイした程度では終わりません。
悪かった点
・最大レベルが60なところ。200時間遊んでもクエスト終わりきってないぐらいのボリュームにしては上限が低すぎる。
・システムメッセージの文字が小さすぎる。手元画面だけでプレイするとなると想像以上にとても読みづらいです。
・いらない装備品などをまとめて売れない事。一個ずつしか売れません。
・アイテムソート機能が弱い 装備品の所持数が膨大になりやすいゲームなので装備についてる能力別に検索できるシステムが欲しかった
・パーティキャラが全然蘇生してくれないため、結局一人で倒すことになる場合が多い。システム上NPCは蘇生できるゲージがたまりにくいのが原因
・SEボイスBGM別に音量調節ができない事。イベントシーンでセリフの音量が足らずBGMがうるさくて聞き取れないシーンがあります※字幕は一応ある
・メインストーリーで主人公が活躍しなさすぎる。居ても居なくても結果は変わらなかったほどに存在感がありません。
・メインストーリーが短いです。
・イベントの大半が棒立ちしながらの会話。カッコイイシーンはカメラアングルや演出がいいだけに、この差が僕にとってはものすごく残念。
攻め込まれてるのに会議室で立ちながら話してるだけみたいな動きのないイベントシーンで緊迫感が伝わってこなかったんです。
前作ゼノブレイドの気合の入ったカメラワークのイベントシーンを経験してしまってるともっといい演出ができたのにと思ってしまいました。
・ゲームクリアしたけど解き明かされてない謎が多数残る事。クリア後に更に謎が深まるぐらい。クリア後のクエストでも一切語られない。
・今後登場するであろう人物が何人もいるのに、結局一度も出ない等
総評
悪い点を多く上げましたが良い点が150点、悪い点で-70点ぐらいで総合80点ぐらいの良作だと思います。
悪い点がこれだけあっても400時間はプレイしちゃってるほどにやっていて楽しいんです。
まずは公式PVをみてやりたいと思ったらやって問題ないでしょう。ロボットに乗ってオープンワールド走り回れるのなんてゼノブレイドクロスしかないですしね。これが今作の大きな魅力です。物語の序盤ではロボットに乗れないのでそこに辿りつく前にやめてしまうプレイヤーもいそうですが是非乗り回してみて欲しいです!
また、RPGが好きな人でクリア後に謎がさらに深まるという展開でも許せる人にはオススメできるかと思います。
そうじゃない人は買わない方がいいと思います。
僕にとっては買ってよかった作品でした!
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GOOD!
国産RPGでは定番の「見えない壁」が無く、文字通り縦横無尽に広いフィールドに、ただ広いだけでは無く行き着いた先に大体「ご褒美」が有り、文字通り「散歩」のしがいのあるMAPデザイン(しかも行先全てが絶景)。
しかも一見「飛行」可能な移動手段がないと辿り着くのは無理っぽく見える場所も、よくよく探せば徒歩でも結構いけてしまうのは凄い&素晴らしいの一言。
ノッペリとした広いだけの平地を旅するゲームではなく、ここまで「縦構造」をが多彩なゲームをよくぞ作ってくれました…と遊ぶ度に思わされます。
GamePadの使わせ方も非常に上手く。TV画面に映しておくべき情報と、手元に常に映しておきたい情報を上手く分けて表示しており、無理矢理2画面に分けた事でTVとPadを常に見比べながら遊ぶ…等という任天堂本社開発タイトルがよくやっている「無意味に分けた事で遊び辛い上にただただ疲れる使い方」をしていないのは流石だと思いました(モノリスソフトさんはDSの頃からこの辺の「2画面での情報の有意義な分け方」は非常に上手いと思います)。
BAD/REQUEST
前作ゼノブレイドと比べ、シナリオやシステムが「作り手(脚本)の想像する世界観を大事にし過ぎた」結果、何もかもが「遊んで貰う為」に配慮されてた前作と比べ遊ぶ側にとっての不都合が多々あり過ぎました。特に酷いのは以下の5点
①システムの都合上主人公の存在感が薄いのは仕方ないとしても、ほぼ全編で「PT4人中3人を固定される」のは最早拷問に近い(特に〇〇に関しては毛玉の生物と同じゲスト枠で良かったのでは…)。
②SF色に拘り過ぎた結果なのでしょうがRPGにおける必須職業「回復役」が事実上不在で、全キャラがアタッカーなので戦闘の選択肢が少ない。
③戦闘における攻撃も守り(回復)も最も効率が良い方法が基本常時「指示待ち」なので、アタッカーしかいないのに「攻めてる感」が前作と比べ薄く、試行錯誤させてくれる感じも無い。
④これは少し個人の好みもあるのかもしれませんが、BGMが「単に開発者が作曲家のファンなので採用したかっただけなのでは?」…と疑いたくなるほど、エリアやイベントシーンごとの雰囲気に合っていない。一応曲自体はカッコイイ曲なばかりなのですが、裏を返すといつでもどこでもカッコイイ曲だけなので私には合いませんでした。しかもイベント中の声が聞こえ辛いボリュームバランス。
⑤メッセージウィンドウ以外の字幕がやたら小さい(視力1.0、HDMIの32インチ画面でも見辛い)。街中に点在する仲間の入れ変えが面倒(雰囲気作り以外に点在させる意味が見えない)。膨大に取得できる装備アイテムを装備画面から直接捨てる事が出来ないので、別メニューを開き直して処分する必要がある。モンスター図鑑やアイテム図鑑があるのだが、モンスター生息場所・アイテム収集可能な場所共に漠然とした地名でしか示されていない。オプションにボリュームコントロールが無い…等々、詰め込んだゲームボリュームに対して、それをスムーズに楽しむのに必要なシステムが用意されておらず、行き届いてない所が非常に多い。
COMMENT
ストレスの溜まる部分が多いですが、それでもこの作品自体を単品で見れば100点満点中60~70点は付けられる良作だと思います。
しかし、前作ゼノブレイドが120点を取ってしまったので、その落差は-50~60点となり非常にガッカリさせられた作品となってしまいました。
そして何よりも残念だったのが、開発陣の方々が前作ゼノブレイドの何処をユーザーが評価してくれたかが全く分かって無かったのが、本作の全体から露呈しているのが遊んでいて辛かったです。
近年の厳しいCS市場の状況を考えると、この規模の作品を作れるのは最後かもしれない…という思いから、この様なSF色の強い作品を目指した所まではクリエイターの数少ない我儘として許されると思います。しかし、その我儘を通す為にユーザーが最も触れて楽しむはずのゲームシステム部分を犠牲にするのは、(しかも素人目にも絶対に失敗が許されないであろう規模の大金を掛けて作った)商品でもあるゲームとしてはやってはいけない事をやってしまった様に感じる作品でした。