ゼノブレイドクロス

発売元: 任天堂オフィシャルサイト 発売日: 2015-04-29 価格: 7700(税込) レーティング: C / 15才以上対象 (CERO について))
タイトル概要

中央値: 59 Amazon点数: 3.6

スコアーボード

ゼノブレイドクロスレビューチャート 標準偏差 18.5 難易度 2.86 mk2レビュー数 22
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9.1%
90-100

ユーザーレビュー

(デフォルトは中央値近順)
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足度 快適さ 難易度
3pt 4pt 3pt 4pt 2pt 2pt 2pt
総合点
59pt

GOOD!

・オープンワールドでマップが広大かつ景観も素晴らしい。未開の地を探索するという楽しさは十分に堪能できた。
ハードの世代が違うので当然だが前作よりもグラフィックは格段に良くなっている

・戦闘は前作と基本的な部分は同じだが、今作からダブルリキャストやオーバークロックギア等の要素が追加され更に戦闘での駆け引きが楽しめるようになった。

・サブクエストが豊富で街の住民や異星人たちとの関わりや掛け合いが面白い。
また選択肢の分岐や事前の行動によって特定のサブクエストの結末が変化するところも細かい。

・前作より武器・防具の種類やアーツも増え、主人公は職業も変えられるので自分の好みのプレイができるようになった。

・ファッション装備システムの導入で能力は別の装備だが、自分の好きな見た目の装備に着せ替えできるようになった。
ただこれはクリア後の要素なのが残念。これぐらいは物語途中で利用できても良かったと思う。

・ドール(人型戦闘兵器)での戦闘や飛行・探索・カスタマイズが楽しい。ただ同時に戦闘が大味になりがちなのでもう少し調整が必要だったのではないかとも感じる。

・当たり前ではあるが致命的なバグやフリーズがほぼ無い。一応フリーズ報告は少数ながらあるみたいだが少なくとも自分はプレイ中起きたことが無かった。

・BGMは雰囲気が合っていて個人的には悪くないと思う。
しかし前作と比べると印象が薄くなった感が否めなく、前作での「名を冠する者たち」「機の律動」「ガウル平原」といった耳に残るようなこれは名曲だ、というBGMは少なくなった。
そしてボーカル曲もかなり増えたので特に街のBGMはラップ調な部分もあり評価は分かれると思う。

BAD/REQUEST

・メインストーリーを進める上でほぼパーティメンバーは固定でストーリーもそのメンバーがほぼ根幹になってしまっている。
また一部で特定のキャラと好感度を上げなければ進めないメインミッションもあり、使いたくないキャラを使わされるようで自由さに少し乏しい印象を抱いた。
他のキャラももう少し活躍したり、同盟組んだ異星人が応援に来るとかそういう展開が欲しかった
主人公もメインストーリーにおいて他の兵士より優れているという描写があるだけで特別何か演出や描写があったり、何か他とは違う存在であるだとかは一切ない。
あくまで一兵士の存在の枠を出ないモブキャラみたいで感情移入しにくいし、いまいち盛り上がりに欠ける。
伏線や謎が今作だけでは回収、解明されていないものが多く、終わり方も続きを匂わせる終わり方ですっきり終わった気がしない。
前作とのつながりも詳細は不明なまま。

・アーツや武器に付与されているスキル・効果やその他のアイコンの意味などの説明が説明書にしか記載されていなかったり、そもそも説明書にすら記載していなかったりなどシステムの仕組みを理解しにくく不親切。また文字が小さい。

・UI(ユーザーインターフェース)が使いにくい。
アイテムを一括・選択して売却できない、装備品をスロット強化するときやドールの武器を開発時にアーツ性能を見れない、ソートの種類が2種類しかなく並び替えが使いにくいなどなど時代遅れで不親切な作り。

・クエストでアイテム収集の依頼をされることがあるが、大まかな出土エリア以外のヒントがなく広大なマップから自分で探し、拾い集めていくしかない。
多くのサブクエストはもちろん、重要なクエストでも依頼されることがあるため避けることはできない。

・新装備開発・武器にスキルが付与できるデバイス作成で要求素材の数が多かったり、素材が出にくいものも多くまともに作成しようとするとほとんどが廃人向けエンドコンテンツとなってしまっている。
報酬チケットというものを使えば全ての素材から好きなものと交換できる要素もあるが、正規にモンスターを討伐するよりこちらを集める方が楽なため稼ぎを助長する要因となってしまっている。

・隠れている敵が多くて、そばを通ると探索中にからまれてウザい
またドールでの移動中、サイズが小さい敵にぶつかると敵を吹き飛ばしこちらが攻撃した扱いになり絡んできてこれもうっとうしかった。
街中で移動中の車は当たり判定が無くすり抜ける仕様なんだからこれも判定を無くしてほしかった。

・これはWiiU本体の仕様の悪い点でもあるがファストトラベルを使用する際やマップを確認するだけでもゲームパッドを操作しないといけないためテンポが少し悪くなってしまっている。
ファストトラベルにしろマップを確認するにしろテレビ画面だけで完結できるようにしてほしかった。

・セーブデータを複数作成できない、2週目が無い、所定の場所でしか時間の変更が出来ないなど前作ではできていたはずのシステム改悪変更。

・その他にも細々気になる点は多々あるが、長くなるので割愛。

COMMENT

とにかく前作ゼノブレイドと比べ、ストーリーでの演出やキャラの描写がかなり薄くなっており、主人公が「主人公」のような活躍をしていなかったのが大変不満です。
前作ゼノブレイドでは演出が熱く、メインストーリーだけでもかなりのボリュームでしたが今作はメインだけならそこまでボリュームはあるわけでもないし、盛り上がりもいま一つな印象が強いです。
前作とどう繋がるのか、主人公の記憶喪失はどういった理由があるのかといった謎が解明される期待も空しく、特に説明も無くエンディングを迎え、続編に繋げる気満々な終わり方で消化不良に思いました。
DLCや続編タイトルが出るにしてもまた長い時間待たされるでしょうし、なにより不信感を感じてしまいます。
オンライン要素を導入したいがためにストーリーを変更したとのことですが、このようなことになるのならばオンラインなんて要りません。
それにそのオンライン要素も上手く噛み合っていないように感じますし、そもそもゼノブレイドにオンライン要素を求める人は少数なのではないでしょうか。
ゲームプレイに関してもいろいろと説明・ヒント不足だったり、アイテム整理などUIも使いにくかったりと全体的にユーザーに不親切な作りだと感じました。

ここまで悪い点ばかりですが、クリアまでは寝る間も惜しんで熱中してプレイはできました。
探索の楽しさは前作と同じかそれ以上に景観が良く、新しいエリアに初めて訪れたときは時間も忘れて探索に明け暮れました。
またドールが使えるようになると徒歩では行けなかった場所にも行けるようになり探索の楽しさが尽きにくい点も良かったです。
キズナクエストやサブクエストで仲間や住民、異星人たちとの関係を築いたり意外な一面が垣間見えるのが楽しくて、毎回街にサブクエストを捜しまわったりしていました。

長くなりましたが総評は前作のようなものを期待するとがっかりゲー。現状では平凡なゲームの域を出ず、良く見たとしても精々凡ゲーよりの良ゲー止まりでしょうか。
次の作品は前作ゼノブレイドがなぜ評価が高かったかをよく考え、それを踏まえてから制作に取り組んで頂きたいものです。

プレイ時間:わからない(未クリア)
ロビンさん[2015-05-15 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足度 快適さ 難易度
3pt 4pt 3pt 4pt 2pt 2pt 4pt
総合点
59pt

GOOD!

■広大で美しいフィールド
 ゼノブレイドの代名詞とも言える美しいフィールド。
 前作はもちろん凄かったですが、今作ではさらに磨きがかかっています。
 PS4にまったく負けていないと思います。
 リアルなだけのオープンワールドのゲームは多いですが、
 ゼノブレイドのように、ゲーム的に魅力的な世界でのオープンワールドは、類を見ないと思います。
 シームレス感も、前作よりもアップしています。恐ろしい…。

■巨大モンスター
 その美しいフィールドに、悠々と闊歩する原生生物たち。
 どれも魅力的ですが、特に巨大な生物と遭遇したときの感動はすさまじいです。
 地味に影もいい演出をしていて、歩いているといきなり大きな影が走り、
 上を見ると、巨大なモンスターが浮遊しているとか、ワクワク以外の何物でもありません。

■探索が楽しい
 とにかく美しいので、歩きまわるだけで楽しいです。
 次はどんな景色が見られるのだろうと、奥へ奥へ進む感じは、まさに冒険です。
 時には絶対に勝てない凶悪なモンスター達のそばを通り抜けたりしながら、
 必死の思いでスキップトラベルポイントや、データプローブの設置ポイントを
 見つけた時は、安堵感と達成感がやばいです。(後でワープできるようになります)

■愛すべきキャラクター達
 キャラクターはどれも魅力的です。
 特に、キズナクエストでは、そのキャラクターを掘り下げてくれるので、
 最初は好きになれなかったキャラクターも、最終的には全員好きになっていると思います。
 メインキャラクターはもちろんのこと、惑星ミラに住む住人達も、
 関われば関わるほど、ちゃんとそこに生きて生活しているんだなと感じる事が出来、
 異星人も含め、やればやるほど愛着が湧いてきます。

■広大なフィールドを飛び回るドール
 前作をプレイした際、この広大で美しいフィールドで空を飛び回れたら、
 どれだけ気持ちいいだろうと夢見ていましたが、こんなにすぐに叶うとは思いませんでした。
 フライトパックをつけるまでの道のりは長いのですが、
 ようやく空を自由に飛べるようになった解放感は、なんとも言えない感動がありました。

■キャラクターやドールのカスタマイズ
 今回は主人公はアバターです。
 そこまで細かくないですが、自分の好きなようにキャラメイクできるので、
 キャラメイクするだけで、どんどん時間が過ぎていってしまいます。
 また、ドールについても、自由にカラーチェンジできるので、
 ただの色替えかと思いきや、結構ガラッと印象が変わるので、これまた凝ってしまいます。
 キャラクターについては、途中で見た目を自由に変えられるようになるのも、個人的には良かったです。

■目的地が分かりやすい
 前作は結構不親切な印象がありましたが(特にクエスト)、今回はマップで示してくれたり、
 ナビゲーションボールなるものでナビしてくれたりと、地味に改善がされています。
 ナビについては、時々遠回りさせられる事もありますが、ちゃんと目的地には着くので、
 迷子になる心配は少なかったです。

■ダッシュで疲れない
 ダッシュし放題です。
 広いフィールドを駆け回るなら当たり前のようですが、
 そんな当たり前をしないゲーム(某大作RPG)も多い中、貴重な評価ポイントです。

■声優
 すべての声優さんが素晴らしく、グイグイ引き込まれます。
 前作もそうでしたが、声優さんの選定が神がかっています。

■タツが癒し系
 プレイする前は、やっぱりリキがいいなぁとか思っていたのですが、
 タツはタツで、いい味出していて、人を選ぶと思いますが、
 個人的にはリンとタツのやり取りは好きで癒されていました。
 最後まで何もしないタツですが、なぜかタツがいないと面白くなかっただろうなと思えるから不思議です。

■頭装備OFF
 地味な部分ですが、わかってるなという感じです。
 クリア後は、装備を性能に関わらず自由に変えられるので、好きな恰好にできるのも高評価です。

■仲間のドールは無償で修理
 これも細かい所ですが、とても親切なシステムだと思います。
 思い切って、ドールに乗せられる事が出来ます。

■ドールが車並みに高額
 だからこそ、買ったときの感動が大きく、大事にしようと思えます。
 価格のバランスが絶妙だと思います。

■ドールもワープする
 人がワープすると、当然のようにドールもついてきます。
 例えば自分が車を所持できるとして、人がワープして車もワープするゲームを知りません。
 地味に素晴らしい事だと思います。

■奥深いバトル
 アーツによって、効能が様々で、
 使い方によって、バトルの展開が大きく変わります。
 また、クラスチェンジによる、組合せや戦い方を工夫するのが楽しいです。

BAD/REQUEST

■ストーリークエストの解放条件
 今回、一番ひどいと思ったのが、この部分です。
 今作は、ストーリーがクエスト形式で進んでいくのですが、
 ストーリークエストを受注するのに、毎回条件を提示されます。
 探索が○○%以上とか、○○のキズナクエストをクリアとか。
 そこはストーリーに組み込めよ!と強く思いました。
 探索やキズナクエは、あくまでもやりこみ要素だったはずなのに、
 今回は強制になってしまっていて、やらされている感がすさまじいです。
 毎回ぶつ切りにされるので、ストーリーにのめり込めるはずがありません。
 ストーリーだけで見ればとても短く、解放条件で長時間プレイさせられた感じです。
 やりこまなくても楽しめるのがゼノブレイドの魅力だったのに、
 どうしてこうなったと思わざるを得ません。
 
■ストーリー
 悪いというよりも普通だとは思うのですが、前作をプレイした人には薄味に感じると思います。
 主人公は空気だし、進行は基本的におつかいだし、最後の最後まで謎を引っ張るので、
 理由が分からないまま戦う事になり、感情移入が出来ないので、バトルで熱くなることが出来ませんでした。
 特に恨みはないけれど、敵意むき出しだし、なんか邪魔ばっかするので倒しますね、といった感じ。
 全く盛り上がらないまま、いつの間にかエンディングを迎え、感動することもなく、また謎が提示されます。
 詳しい事は伏せますが、DLCが出るとしか思えません。(有料であれば、更に評価が下がるとは思いますが…)
 謎も大事ですが、それよりも途中途中においての感情移入と、物語の起伏が欲しいと思いました。
 おそらくですが、キズナクエストを、もっとストーリーに盛り込むべきだったと思います。(条件なしで)
 魅力的な敵もたくさんいたのに、持って行き方が雑というか、感情がついていけず、熱くなれませんでした。
 前作は、そこが秀逸でしたので、書いているのは同じ人のはずなのに、
 こんな結果になってしまったのが不思議なくらいです。
 
■主人公が空気
 アバターなのは良いのですが、それにしても主人公が空気で、
 前作のように感情移入できる要素が無かったのが残念です。
 アバターだとしても、ドラゴンエイジのように、がんがん喋って、
 ストーリーをぐいぐい引っ張って行って欲しかったなと思います。

■演出
 前作は本当に神がかっていました。
 正直、キャラクターの見た目は残念と言わざるを得ないのに、
 それでも鳥肌が立つくらい、見事な演出の数々で、興奮させられました。
 今回はグラフィックも向上し、プレイ前はワクワクを抑えられなかったのですが、
 結果的には、興奮させてくれる演出は、ほぼ皆無でした。
 例えば、今作の主軸と思われるドールに初めて乗る場面は、
 あまりに拍子抜けでした。もっと盛り上げてほしかったです。
 ライセンス取得のほうが苦痛で思い出に残ってしまっています。

■音楽
 街の曲、フィールドの曲、オーバードの曲…、
 ところどころ好きな曲はありはするのですが、
 これもまた、どうしても前作の神曲を期待してしまいます。
 今回は神曲と呼べるものは、個人的にはありませんでした。
 ゼノブレイドというタイトルをつけるからには、前作の人に作って欲しかったです。

■キャラクターの顔
 慣れはしましたが、10年前くらいのクオリティです。
 イラストレーターの方は、もちろん好きなのですが、3Dには向いていないと思います。
 顔以外の、身体のバランスや衣装は全く問題ありませんので、
 顔だけうまい人を雇ってほしいくらいです。

■エルマとリンがほぼ必須 
 ストーリーやキズナクエストで、エルマとリンが必要な事が多く、
 主人公を入れると、自由に入れ替えられるキャラは残り1枠しかありません。
 プレイアブルキャラクターは、多くて魅力的なのですが、
 そのせいで自由にパーティーを組む事が難しくなってしまっています。
 更にその影響で、エルマとリン以外のキズナを上げるのがとても困難で、
 やりこみ要素というよりも、ただの作業になってしまっています。
 パーティーに入れていなくても、エルマとリンがついてきているていにして、
 どんなパーティーでも、ストーリーを進められるようにしてほしかったです。
 (タツのように)

■ソウルボイス
 今作は、回復アーツが少な目で、その代り、ソウルボイスというシステムによって、
 ずっと攻めながら回復が出来るという、素晴らしいシステムが導入されています。
 ただ、実際にやってみると、タイミングがシビアな事が多く、いざという時に役に立ちません。
 アクションは得意な方なのですが、それでも難しく感じるので、ここについては人を選ぶと思います。
 初心者向けのシステムなのに、初心者に優しくないといった、皮肉な結果になってしまっています。

■装備開発について
 装備も魅力的なものが多く、企業が増える度にワクワクはしました。
 ですが、結局は一つも作る事なく、ストーリーが終わってしまいました。
 というのも、装備を作るのが大変すぎて、ドロップのほうがよっぽど楽な為です。
 よっぽどレアな装備品はともかく、ほぼ全てがレア装備を作るレベルで、
 素材が膨大に必要なので、まったく作る気になれませんでした。
 モンハンでも難しいのに、モンハンよりも遥かにめんどくさい感じです。
 企業開発システム自体は面白いのに、完全に死んでいて、非常にもったいないなと思いました。

■オンラインについて
 今回はオンラインを押しているようですが、個人的にはいらなかったと思います。
 LVの高い他アバターを連れて行けますが、キズナの為にゲーム内キャラを連れて行きます。
 スコードミッションは、やりたい人はやればという感じで、特に盛り上がっていません。
 レポートは、記録できるわけでもなく、ただ流れていくだけなので、空気になっています。
 メリットよりもむしろ、アバターになったり、ストーリーが希薄になったり、
 デメリットのほうが多いように思います。
 オンライン要素を入れるなとは思いませんが、前作で評価されていたストーリーを削ってまで
 入れる必要はないと思いますし、オンライン要素自体、とても中途半端なシステムになっていて、
 やるのであれば、もっとゲーム内で攻略Wikiが作れるレベルにしてほしかったです。
 (インターネットを見なくても、ゲーム内でいろんな人が攻略情報を上げていて、とてもサーチしやすいとか)

■ドール取得以降の探索
 ドールの取得により、とても楽に大陸を移動できるようになったのは喜ばしいのですが、
 そのおかげで、後半の大陸が、とても印象薄くなってしまいました。
 できれば、まずは歩き回って探索してから、ドールが使えるようになるとか、
 制限をかけてもよかったのかなと思います。(自分で勝手に歩けばいい話なのですが…)

■ミニマップ
 フィールドの素晴らしい点として、高低差が上げられるのですが、
 ミニマップがそれについていけていません。とにかくわかりにくいです。
 立体がわかるミニマップも用意してほしかったです。(ボタンで切り替えられるとか)

■視覚や聴覚で察知する強力な敵の配置
 とにかくいやらしいです。
 レベルの低い時点で行く所に、
 視覚で察知するレベルの高い敵がわんさかいて、
 逃げられずに瞬殺されることがしばしば。
 最悪なのは、スキップトラベルした瞬間に見つかるとかありました。
 ほどほどであれば、良い緊張感なのですが、
 容赦無く配置してあるので、鬼かと思いました。

■ドールでの戦闘
 人での戦いは、戦略性があり、とても面白いのですが、
 ドールでの戦闘は、ただのぶっ放しだけなので、単調になりがちで面白くありません。
 人と同じように、武器の組合せで効能が変わるとか、
 他のドールと協力して、強い合体技が放てるとか、
 ドールならではの面白いバトルの要素を入れてほしかったです。
 


【バージョンアップで改善してほしい点】

■キズナクエストがキャンセルできない
 システム的にわからなくもないですが、かなり致命的です。
 中には、表記されている受注可能レベルでは、かなり困難なキズナクエストもあり、
 キズナクエスト中はストーリーが進められないため、詰んでしまいます。
 キズナクエはやり直してもいいので、キャンセルできるようにしてほしいです。

■アイテムやモンスターの位置
 クエストの目標で、アイテムを取ってこいとか、モンスターを倒せとかが多いのですが、
 一つしかないものに関しては示してくれるのですが、
 いろんな所に存在するものについては、ヒントがなく、
 広大な大地を延々と探すか、攻略サイトを見るしかありません。
 おそらく、レポートでそのあたりの情報を共有してくださいということなのですが、
 残念ながらレポートの情報は煩雑で、すぐに流れて行ってしまう為、機能を成していません。
 また、モンスター図鑑で主な生息地が表示されていますが、
 広大な大陸レベルでしか表示されないため、まったくあてになりません。
 せめて、セグメント単位でリスト化してほしいです。
 また、マテリアルに関しても、一度拾ったら、どこで拾ったか、リスト化してほしいです。

■新しいエリアや秘境の発見
 エリアや秘境のリストが欲しいです。(見つけると開示され、埋めていく楽しみがあるもの)
 前作は、エリアや秘境を発見することで、マップが開示されたり、スキップトラベルが開示されていましたが、
 今作は、データプローブに委ねられた為、エリアや秘境を発見しても、
 マップが更新されたり、リストが埋まっていったりすることが無いため、
 探索の楽しみが大きく減ってしまいました。(全部見つけてやろう!と思えない)
 秘境は、データプローブに影響はするのですが、もっとパズルのように視覚的に埋めていくものが欲しいです。
 またエリアごとの情報、例えば原生生物や、手に入れた事のあるマテリアル等も更新されると、攻略がしやすくなると思います。

■ドールの燃料回復について
 放置か、ミラニウムか、キャッチによって回復できるのですが、
 放置での回復スピードがあまりにも遅く、全回復に数時間はかかります。
 それこそ、一旦ゲームをやめて、次の日にプレイするとかであれば問題ありませんが、
 1日に1時間しかプレイできない場合、放置という選択肢が消え、
 貴重なミラニウムを使うか、キャッチ作業(一体ずつしかできない)をするかという、
 まったく楽しくないシステムになってしまっています。
 せめて、10分程度で全回復するようにはできないでしょうか。
 (あるいは装備か何かで、回復スピードが上がるとか。)

■キズナがまったくたまらない
 今回はキズナクエストがとても充実していて、かなりのクオリティーです。
 それこそ、ストーリーよりも、キズナクエストをやっているほうが面白いくらいです。
 ですが、キズナが全くたまりません。
 ストーリーにずっと連れて行って、ようやくMAXになるくらいです。
 前に上げた、エルマとリンが外せない問題と合わさって、他のキャラクターのキズナを上げるのが苦痛です。
 一番効率が良いと思われるがシンプルクエストなのですが、それでもかなり大変です。
 全体的に、もっと上がるようにして、たくさんの人にキズナクエストをやってほしいなと思いました。
 おそらく、キズナクエストをやらずに、やめてしまう人が多いと思います。とてももったいない。
 ※ネットワークにつなげられる方は、DLCで解消できます。

■複数選択が出来ない。
 物を売ったり買ったりするとき、一つ一つ選ばないといけないのが面倒です。
 複数選択できるようにしていただきたいです。
 
■敵を使いたい
 特にラース人の二人を使いたいです。(リズも捨てがたいですが)
 クエストで仲間になったのに、企業だけなんてガッカリです!
 技名も叫んでいるので、これは仲間になるフラグだと思っていいんですよね!?

■メンバーチェンジ
 メンバーにいない仲間をメンバーに入れるには、
 街のどこかにいる仲間に話しかけてメンバーに入れるのですが、
 それがかなりめんどくさいです。
 一応、マップ上で、誰々がよくいる場所とは出るのですが、
 いちいちタップしないと分からないため、探すのも面倒であれば、
 わざわざそこまで移動しないといけないのも面倒です。
 メニューのメンバーチェンジから、誰でも交代できるようにしてほしいです。
 たまにエルマやリンがいないこともあるので、ストレスです。

■レポート
 オンラインにつなぐと、左下に表示されるのですが、
 メニューを開いている時まで表示されっぱなしなので、
 単純にメニューが見えなくてストレスです。
 メニューを開いたときは非表示にしていただきたいです。

■文字サイズ
 文字サイズには定評のある任天堂とは思えないくらい小さいサイズです。
 TVに近づかないと見えづらく、近づくと親にもっと離れなさいと怒られます。
 オプションで変えられるようにしてほしいです。

■装備中のデバイスを一括で外せない
 装備していない装備は可能なのですが、装備していると無理です。
 地味にめんどくさいので、可能なようにようにしていただけないでしょうか。

■時間変更
 前作では、メニューから変更可能だったのに対し、
 今作は、わざわざ時間を変更する場所に移動しないとできません。
 そうせざるを得なかった理由があるとしても、明らかな退化だと思います。
 メニューから変更可能なようにしてほしいです。

■BPの降り直しが出来ない
 よくわからないまま強化して、最終的にはBPが足りず、
 強化できないものが出来てしまいます。
 ※ネットワークにつなげられる方は、DLCで解消できます。

■受注できるシンプルクエストがランダム
 メリットがわかりません…。
 やりたいクエストが一向に出ず、何回も調べなおすのが苦痛です。
 一度開示したら、すべて表記しておいてほしいです。

■取得していない宝箱が分からない
 セグメント毎に、残りの宝箱の数を表示してほしいです。
 15/20とか。やりこみ時に不便です。

■敵のターゲット切り替えがしにくい。
 わざわざ近づいてRを押さなければいけず、これが結構ストレスです。
 Rを押しながら十字キー等で切り替えさせてほしいです。

■タッチしないと場所の名前が分からない。
 場所を探す時に、タッチしては、これじゃない~、他をタッチ~…、
 を延々に繰り返す事になります。前作のように、すべてのエリアを表記してほしいです。

■スキップトラベル
 前作から便利なスキップトラベルですが、
 ゲームパッドでさらに簡単になったかと思いきや、
 階層が何回かわかれていて、3回くらいタッチしないと、目的地にたどりつけません。
 これなら前作のメニューを開いて、1回でワープするよりもめんどくさくなってしまっています。
 拡大縮小が出来るようにして、1回でワープできるようにしてほしいです。

COMMENT

100時間プレイ、ストーリーはクリアして、現在ミラ開拓を進行中です。(30%程度)

総評としては、とても面白かったが、これじゃない感が半端ない、といった感じです。

前作のゼノブレイドは、万人受けの神ゲーだったのに対し、
今作のゼノブレイドクロスは、人を選ぶ良ゲーという印象でした。

とにかく不親切で面倒なシステムが多く、平気で殺しに来る難易度、
薄く伸ばしたストーリーに、自由度が高いと言っておきながら、強制的なクエストの数々…。
前作の面影は、フィールドとキズナのみで、それ以外については、どうしてこうなったとしか言いようがありません。
ゼノブレイドで、ライトなRPGファンがたくさん食いついたと思いますが、
今作で、それらを払いのける感じになってしまい、残っているのは一部のコアユーザーといった印象です。
楽しい要素はたくさんあるのに、とにかくすべてめんどくさく、(特に素材集め)
やりこまないと楽しめないという感じです。
逆に言えば、やりこみたい人にとっては、素晴らしいゲームだと思います。…一部だと思いますが。

前作、ゼノブレイドの良かった点としては、
真向から、究極のJRPGを貫いていたという所だったと思います。
今流行りの、オンライン要素(アバター)や、クエスト形式に簡単に流されず、
ストーリー(キャラ、展開)、世界(探索、フィールド)、演出(シーン、音楽)に、
純粋に、そして全力で取り組んでいたところが評価されていたのだと思います。
今作は、なぜか自ら良かった点をすべて放り出して、今の流行りに軽い気持ちで食いついてしまい、
ゼノブレイドのファンを光速で置き去りにしていった感が拭えません。

今回は、「ゼノブレイドクロス」という事で、外伝的な扱いだと思いますので、
もう一度、究極のJRPGの真の続編、「ゼノブレイド2」の制作を期待しています。

   
プレイ時間:わからない(未クリア)
NHさん[2015-05-10 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

Amazonレビュー

レビュー者: ax レビュー日: 2016-12-14
ゼノギアス、ゼノサーガEP1、ゼノブレイドをクリア済みです
今作はダウンロード版を購入しました

良かった点
・世界観と絶景の景色。地球離れした風景を探検できます。これがこのゲームの一番の魅力でした。
・物語後半はドールというロボットに乗って自由に飛び回れ、しかも着陸不能な場所は海以外ほぼないのがスゴイ
・そのドールの武器も8箇所変更可能で体のパーツも5箇所変更可能でカスタマイズしている感があって楽しいです
・前作ゼノブレイドからの改善点として今回はお店で売られている防具を試着することが出来るのでウィンドウショッピングやコーディネイトを楽しみやすくなりました。また、装備の見た目だけ変更できるファッション装備機能もあるため、より一層冒険が楽しくなる機能が増えたのもGOOD。※DLCを購入するかゲームクリアすることでその機能は解放されます。
・また数十種類のクラス(職業)があり、マスターすることで他のクラスでも武器やアーツを装備できるようになったりとファイナルファンタジー5のジョブシステムのような育成要素もあり楽しかったです。(ゼノクロの監督はFF5製作スタッフの一員でもあります)
・別途読み込み速度高速パックをダウンロードすると最初と建物に入るとき以外ほぼ読み込み時間がなく快適にプレイできるところ
・オンラインプレイで友達や知らない人とも共闘できること プレイヤー間で連携プレイする楽しさが戦闘にあってよく練られています。
・かなりの数のクエストが用意されていてクリア後も長く世界観を楽しむことができます。
・澤野弘之さんが監修する音楽。これはとてもいいです。英語の歌が入ってるのが多いので合わない人も居るかもしれませんが。
・クリア後でもそのままプレイ可能でクエストも増えるのでボリュームは満点。200時間プレイした程度では終わりません。

悪かった点
・最大レベルが60なところ。200時間遊んでもクエスト終わりきってないぐらいのボリュームにしては上限が低すぎる。
・システムメッセージの文字が小さすぎる。手元画面だけでプレイするとなると想像以上にとても読みづらいです。
・いらない装備品などをまとめて売れない事。一個ずつしか売れません。
・アイテムソート機能が弱い 装備品の所持数が膨大になりやすいゲームなので装備についてる能力別に検索できるシステムが欲しかった
・パーティキャラが全然蘇生してくれないため、結局一人で倒すことになる場合が多い。システム上NPCは蘇生できるゲージがたまりにくいのが原因
・SEボイスBGM別に音量調節ができない事。イベントシーンでセリフの音量が足らずBGMがうるさくて聞き取れないシーンがあります※字幕は一応ある
・メインストーリーで主人公が活躍しなさすぎる。居ても居なくても結果は変わらなかったほどに存在感がありません。
・メインストーリーが短いです。
・イベントの大半が棒立ちしながらの会話。カッコイイシーンはカメラアングルや演出がいいだけに、この差が僕にとってはものすごく残念。
攻め込まれてるのに会議室で立ちながら話してるだけみたいな動きのないイベントシーンで緊迫感が伝わってこなかったんです。
前作ゼノブレイドの気合の入ったカメラワークのイベントシーンを経験してしまってるともっといい演出ができたのにと思ってしまいました。
・ゲームクリアしたけど解き明かされてない謎が多数残る事。クリア後に更に謎が深まるぐらい。クリア後のクエストでも一切語られない。
・今後登場するであろう人物が何人もいるのに、結局一度も出ない等

総評
悪い点を多く上げましたが良い点が150点、悪い点で-70点ぐらいで総合80点ぐらいの良作だと思います。
悪い点がこれだけあっても400時間はプレイしちゃってるほどにやっていて楽しいんです。
まずは公式PVをみてやりたいと思ったらやって問題ないでしょう。ロボットに乗ってオープンワールド走り回れるのなんてゼノブレイドクロスしかないですしね。これが今作の大きな魅力です。物語の序盤ではロボットに乗れないのでそこに辿りつく前にやめてしまうプレイヤーもいそうですが是非乗り回してみて欲しいです!
また、RPGが好きな人でクリア後に謎がさらに深まるという展開でも許せる人にはオススメできるかと思います。
そうじゃない人は買わない方がいいと思います。
僕にとっては買ってよかった作品でした!

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ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT
ポケモンアクションバトル / 1~2人用
■価格:7776
■発売日:2016-03-18

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
オープンエアアドベンチャー / 1人用
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■発売日:2017-03-03

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リミックス / 1人用
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【WiiU】ゼノブレイドクロス
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