バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ
中央値: 70 Amazon点数: 3.6
スコアーボード
標準偏差 16.77 難易度 3.41 mk2レビュー数 66ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 4pt |
67pt
GOOD!
・ガンシューでもバイオらしい
ちゃんとバイオです。バイオ4よりはよほどバイオらしいと思います。
ゾンビもなかなか強めに設定されていて、バイオ4のガナードのようにいちいちハンドガンでヘコたれることもありません。
ハンドガンもあまり連射できないので、一般的なガンシューとは一風変わったものになっています。
・グラフィック
GCのゲームである0やリメイクの流用が目立ちますが、それでもWiiのゲームの中ではトップクラスを維持しています。2007年のWiiのゲームでは一番綺麗なグラフィックだと思います。
背景が一枚絵からポリゴンになって劣化するかなと思いましたが、かなり再現度が高く満足のいくレベルでした。
(たぶん)前作であるバイオハザード4Wiiエディション(以下、4Wiiと略す)に比べるとギザギザが目立たなくなっており、ワイドテレビにも対応しています。4Wiiのようななんちゃってワイドではありません。ボケていないのでクッキリ見えます。大きな画面で見ると本当に迫力があります。
ガンシューだから映す部分が少なく、全体の処理がラクというのもあるのでしょうが。
0やリメイクをやっていて、この敵をもっとアップで見たいと思ったときがよくあったのでその点もいいです。
・ナイフが面白い
この手のゲームでナイフが使えたことはたぶん無かったと思います。
小さな敵をたくさん倒していくのは単純なものの爽快感があって燃えます。
・武器の種類が豊富
ハンドガン以外にもショットガンやマシンガンなどの武器があり、それぞれ三つのバリエーションがあり、毎回のプレイでどれを相棒にするか迷ってしまいます。バイオ4であるような武器の強化もできたりで、なかなか面白いです。
・クリティカルヒット
人によっては当たり判定が小さく難しいとも言われていますが、自分はあんなもんで十分だと思います。Wiiというハードの性質上、ゲーセンのガンシューと違いポインターが常に見えていますので頭に当たればクリティカルでは面白みがありません。クリティカルヒットが続くとものすごく楽しいです。
・音楽
旧作のアレンジが多いですが、どれもいい曲が多いと思います。
この点においてもバイオ4よりバイオらしいといったところ。
敵によって音楽がコロコロ変わるので敵のイメージを把握しやすいです。
・ボリュームが多い
最初から家庭用と作られただけあって、ほかのガンシューには類を見ないほどのボリュームとなっています。
全てのチャプターをクリアするまで10時間はかかります。ボリュームに関しては大満足です。
ウェスカー編というのはいいアイデアだったと思います。
・操作が簡単
ザッパーやヌンチャクには対応しているものの、リモコンだけでするというのが簡単だしやりやすいと思います。視点が動かせるといってもあくまで気休め程度のものだと感じました。
BAD/REQUEST
・バリーが出てこない
ちょっと待てよ!って感じです(笑)。
1のOPでバリーは!?とでも言ってほしいのですがそういうことは全くないし、3のEDに出てくるヘリの操縦者も誰かわかりません。
エンリコやエドワードも出てこないし、リチャードは結局いつ死んだのかと思いました。
・0、リメイクの使い回しが目立つ
本当に多いです。キャラクターのモデリングやゾンビ、ほとんどの敵は0とリメイクの使い回しです。この作品をする前にリメイクと0をやっていた人は誰もがそう感じるのではないかと。
・難易度が少し高い
何度もコンティニューしていればそうでもありませんが、初プレイのときは特殊武器の威力が弱く、敵の倒し方がわからないので死ぬことが多いです。
バイオ4のようにコンティニューを重ねるごとに簡単になってくれればよかったのですが。
・ストーリーが物足りない
ボリュームが少ないという意味ではなく。
前作の回想記なので仕方はないと思います。
今回付け加えられたアンブレラ崩壊編もなんだかなぁと思いました。
ラスボスは少し行き過ぎた感じもします。
また、映画版の設定を逆輸入したというのもどうかと思いました。
映画は映画、ゲームはゲームで独立したものであってほしいので、そういうのはあまり好きじゃありません。
・敵の種類が少ない
ゾンビはストーリーごとに違うものにしてほしかったので、アンブレラ崩壊編のゾンビが使いまわしばかりで残念でした。
ラクーンシティにはハンターαはいないという設定だったと思いますので、同じ性能を持つ姿が違うだけのハンターβがいればよかったと思いました。
チャプターの終わりで雑魚がいっぱい襲ってきて終わり、というのがいくつかあって面白みにかけると思いました。
・ファイルが集まりにくい
ステージクリア時の評価があり、ファイル以外全部Sで結果Aになってしまうということがよくあります。
やっぱり、個人の遊び方というのは偏り方があって、人によっては見つかりにくいファイルが出てきてしまい、その結果あきらめてしまうという事態を招きかねないと思います。
・バイオ3部分がほとんどオリジナル
原作のそれらしさは最初から最後まであまり無いと思います。
追跡者はあんなに弱くありません。
地下鉄なんて知りません。
0とリメイク部分の再現度が非常に高かったと思うので、これだけは本当に残念です。
COMMENT
発売する前はバイオハザードがガンシューになるということで、反対の意見が相次ぎましたが、いざ出てみるとバイオらしさを維持した良い作品になっていると思います。
この作品でWii向けに発売されるバイオハザードはひと段落を得たという感じですが、まだまだ作品を出し続けてほしいと思います。Wiiもまだ一年目で来年、再来年もありますし。
5に向けての小遣い稼ぎと批判されることもありますが、Wiiの持つ長所をいかした作品を4Wiiやアンブレラ・クロニクルズのように出していってほしいと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: みぞやん レビュー日: 2016-10-08アクセスランキング
-
大乱闘スマッシュブラザーズX
アクション / 1〜4人用 Wi-Fi、ヌンチャク、クラコン、GCコン 対応
■価格:6800
■発売日:2008-01-31
-
ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス
アクションアドベンチャー / 1人用 ヌンチャク 対応
■価格:6800
■発売日:2006-12-02
-
Xenoblade(ゼノブレイド)
RPG / 1人用
■価格:6800
■発売日:2010-06-10
-
モンスターハンター3(トライ)
ハンティングアクション / 1〜2人用
■価格:7340
■発売日:2009-08-01
-
マリオカートWii
アクションレースゲーム / 1〜4人用 Wi-Fi、Wiiハンドル、クラコン、GCコン 対応
■価格:5800
■発売日:2008-04-10
-
ファイアーエムブレム 暁の女神
ロールプレイングシミュレーション / 1人用 クラコン、GCコン 対応
■価格:6800
■発売日:2007-02-22
-
不思議のダンジョン 風来のシレン3 〜からくり屋敷の眠り姫〜
ダンジョンRPG / 1人用 Wi-Fi、ヌンチャク、クラコン 対応
■価格:7140
■発売日:2008-06-05
-
バイオハザード4 Wii edition
サバイバルホラー / 1人用 ヌンチャク、クラコン、GCコン 対応
■価格:5040
■発売日:2007-05-31
-
テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-
響き合う心を信じるRPG / 1〜4人用 ヌンチャク 対応
■価格:7140
■発売日:2008-06-26
-
スーパーマリオギャラクシー
3Dアクション / 1〜2人用 ヌンチャク 対応
■価格:5800
■発売日:2007-11-01
GOOD!
ここ数年、一度もゲームオーバーにならずにクリアできてしまえるような「ヌルい」ゲームが氾濫している中、このゲームはかなりやり手応えがあります。
しかも理不尽な難しさではなく、「あと何回か頑張れば突破できそう」な難しさ。その辺りのバランスが絶妙です。ゲームが面白いか面白くないかは、このバランスが一番重要だと思います。
例えばバイオ1。雑魚敵のゾンビでも非常に固く、倒そうと思うとベレッタの弾を10発近く撃つ必要がありました。弾数が限られているため、倒すべき相手を選ばないと弾切れを起こしてしまう、そういう追いつめられ感が楽しさの一つでした。
バイオ2以降はゾンビが柔らかくなった上、「いきなり壁を破って敵が登場!どーだ驚いたかワハハ!」なゲームになり、面白さは半減してしまいましたが。
今回のUCはハンドガンは弾数無限ですが、他の武器は弾が有限で、ゲームシステムこそ違いますがバイオ1の頃の難しさが蘇っています。
今回のバイオは謎解きがない分、シューティングだけでどれだけ面白いものになるのか非常に不安でした。
その不安は杞憂に終わりました。
グラフィックも、近づいてきたゾンビの顔のアップもキレイに崩れていて、良い方なのではないかと思います。
また、簡単な操作性も良いところです。ヌンチャクも絶対必要というわけではないので、片手でも操作可能です。
あと、1プレイが5分から15分ぐらいであることも良かったと思います。
多少慣れが必要なゲームで、忙しい毎日でも空いた時間に少しだけプレイも可能です。地味な点ですが、社会人としては非常に嬉しかったです。
BAD/REQUEST
1.謎解き。
シューティングゲームに謎解きを求める方が間違っているのですが、一応、バイオシリーズとして考えるなら、その大きなウエイトを占めている謎解きがないのは残念といえば残念。
2.ストーリーが若干違う。
バイオ1のジルの相棒はバリーのはずですが、なぜかクリスになっています。
他にもちょこちょこ相違点があるけれど、まあ気になるほどではないです。
3.音楽
ないに等しい。とは言え、プレイ中はずっと気が抜けない状況なので音楽まで意識が回りません。
4.アクションコマンド
ゲーム中、危機回避のために「Bボタンを押せ」とか求められる場合があります。その時間が非常にシビア。1秒あるかないかです。押し間違えるとダメージを食らったり一撃死したりします。
5.クリティカル
ゾンビの額を狙います(頭ではない。額)。それがひっじょーに難しい。
よーく狙わないと出せません。そして、よーく狙っている間にゾンビが近寄ってきます。多分これがゲームを難しくさせている一番の原因かと。
6.完全クリア
一通りのクリアなら、がんばっていればそのうちできますが、全てのアーカイブを揃えるにはハードモードで全ステージSランククリアを求められます。
社会人ライトゲーマーにとっては、限りなく不可能に近いです。
COMMENT
中には「何発撃ってもゾンビが倒れない。全然爽快じゃない。面白くない」とかいうヌルい意見もありますが、ちゃんと額を狙えば1発で倒せるクリティカルも用意されています。狙って出せたクリティカルは爽快そのものです。
ろくにやりこみもせずにクソゲー扱いする輩が増えたのは、簡単すぎるゲームばかり作っているメーカーの責任でもあるんでしょうね。
ちなみに、あまりガンシューティングが得意ではない私がスタッフロールを観たとき、総プレイ時間27時間でした。