ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
73pt
GOOD!
・内容の直感性
とりあえずポインティングして面ごとのアクションをしていけば何らかの結果が出る。上が重い構造物の足元を崩せば崩壊する、逆に足元は重量がかかっていて普通には崩せないなど、大部分は見たまま感じたままの情報で判断できる。
・Wiiリモコンとの相性
ポイント指定とAボタンによるアクション、Bボタンは視点の変更。ボタンはこれだけだが、それにリモコンの6軸の認識を加える事で直感的に全ての操作が可能。
・操作による結果のカタルシス
爆弾等のギミックもあるが、基本的には下部や負荷のかかるキーストーンを崩す事で大崩壊が起こる。
・1トライの短さ
慎重な操作の必要な面もあるが、基本的には雑に動かして失敗したらリトライ、を何度も繰り返せる程度の短さで、クリアするまで何度でも挑戦する気になれる。
BAD/REQUEST
「クリアランク最高」を目指した場合には、以下の問題点に直面します。
・ランダム性
どこまでもアナログなゲームのため、自分では同じ操作をしたつもりでも、微妙な着弾点や威力の差で結果に天地の開きが出る。もしくは大差が無くてもクリア要件をぎりぎりで満たさない、跳ね返ったオブジェクトが対象物を破壊するなど、困った状況に陥りやすい。
・Wiiリモコンとの相性
主に「ひっぱる」モーションについて、思った方向にまっすぐ引っ張れず、左右にぶれて周辺構造を破壊したり、少しだけ動かそうとして同様の破壊や逆に滑り過ぎて抜いてしまったりと、思い通りに動かせない。
・実は「パズルではない」部分も
アクションパズル全般に言えるが、アクション性が高くなるとパズル性は落ちる。また上二点によりパズル的再現性が低い面もある。さらにガンシューティングのステージもあり、これは完全にパズルではない。
・クリアしないと次ステージが出ない
クリアランクに三段階あり、とにかくクリアするだけなら解法がわかれば可能なので問題ないが、上記ガンシューはもう別ゲームのため厳しい。
COMMENT
Wiiリモコン+ヌンチャクを使用。ヌンチャクは視点変更に使います(リモコンのみでもB+レバーで視点変更が可能です)。
エディットモードは手つかずです。尚、エディットモードを十分楽しむには、通常モードの所定の面を最高ランクでクリアしてプライズを出す必要があります。また、既存ステージについて「それをベースにエディットする」事ができます。
悪い所に色々と書きましたが、基本的には慣れて何度もトライすれば超えられる壁です。純パズルを求める人には厳しいでしょうが、アクションパズルやユニークな操作感のゲームを求める人にはお勧めです。
Amazonレビュー
レビュー者: ゲルビーム レビュー日: 2008-07-22現在、ソロ、マルチプレイを含めて、4,50時間ほどプレイしてみましたが、非常に好感触を得ました。Wiiのみならず、近年のゲーム作品の中では特筆すべき作品と言う事が出来ると思います。投げて、引っ張って、撃つという、様々な行動ひとつひとつが面白さや爽快感に繋がっており、Wiiコントローラーの特性をいかんなく発揮しています。
表パッケージのいかにも「洋ゲー」という趣や、Wiiコントローラーを使ってようやく成立するゲームデザインであるために動画やレビューを読んでもいまいちピンと来ないということなどから、このゲームに興味を持つ機会を持たないユーザーも多そうですが、実際に遊んでみることでその思いは一気に払拭されるでしょう。
ただ、マルチプレイを楽しめる環境があるかどうかで、プレイヤーの作品に対する密度のイメージは大きく変化すると思われます。ソロプレイでも多くのミッションといくらかのやり込み要素があるものの、あくまでゲームの半分以上は様々なルール(コントローラーの使用法が異なった、どれも個性的な10以上のルール)とステージの豊富さに支えられた、魅力的なマルチプレイを楽しむためのデザインを取っています。ステージエディットなども、友人や知人に遊んでもらうために機能することが多いでしょうし、仲間や家族でわいわい楽しめる環境が無いと作品の大半を味わうことは出来ないでしょう。
しかし、対してそういった環境を持っている方であれば、Wiiのタイトルとして、何よりも優先して購入すべきソフトだと思います。シンプルで直感的な操作と、多種多様な遊び方を持つこの作品は、ヘビーユーザーからライトユーザーまでが強く楽しむことの出来る、本当の意味でのパーティーゲームとして、広くプレイヤーに受け入れられる秀作です。
値段の安さもありますし、今Wiiで遊ぶソフトが無いとお嘆きの方、斬新な操作感を持ったゲームをプレイしたい方、優れたパーティーゲームが一本欲しい方、そのいずれにも強くオススメすることが出来ます。
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ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス
アクションアドベンチャー / 1人用 ヌンチャク 対応
■価格:6800
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大乱闘スマッシュブラザーズX
アクション / 1〜4人用 Wi-Fi、ヌンチャク、クラコン、GCコン 対応
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マリオカートWii
アクションレースゲーム / 1〜4人用 Wi-Fi、Wiiハンドル、クラコン、GCコン 対応
■価格:5800
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Xenoblade(ゼノブレイド)
RPG / 1人用
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■発売日:2010-06-10
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ファイアーエムブレム 暁の女神
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テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-
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不思議のダンジョン 風来のシレン3 〜からくり屋敷の眠り姫〜
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428 〜封鎖された渋谷で〜
サウンドノベル / 1人用 クラコン 対応
■価格:7140
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スーパーマリオギャラクシー
3Dアクション / 1〜2人用 ヌンチャク 対応
■価格:5800
■発売日:2007-11-01
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Wii Sports
スポーツ / 1〜4人用 ヌンチャク 対応
■価格:4800
■発売日:2006-12-02
GOOD!
Wiiの直感的なインターフェイスを活かそうとしたゲーム作品は数多くあれど、そのほとんどは企画倒れだったり、一瞬のちょっとした驚きの先には薄っぺらいゲーム性が転がっているだけだったりと、実際にひとつの作品として見た場合に、満足の行くタイトルは現状決して多くないと言えます。私自身、Wiiの可能性を楽しみに、たくさんのWiiコントローラーでの操作を主眼に置いたタイトルをプレイしましたが、その多くは期待に反したものばかりでした。
そして、その中でこの『ブーム・ブロックス』は間違いなくWiiの特性を、コントローラーのそれだけで無く、本体そのものの"家庭のためのゲーム機"という特性までをも最大限に表現したゲームデザインで作られています。
投げる、引っ張る、つかむ、撃つといった様々な動作ひとつひとつがゲームのルールと要求にしっかりとマッチしており、当のゲームデザインもまた、誰もが(ライトユーザーのためだけで無く。)素直に楽しみ、のめり込むことの出来る、まさに本来の意味でのパーティーゲームとしての強い魅力を持っています。
一人プレイはやや作業的の感を否めず、それだけではコントローラーをうまく使った佳作に留まりますが、複数人でWiiを遊ぶ環境があれば、この作品はきわめて優秀な、Wiiのみならず、あらゆるハードを含めても第一に挙げることの出来る最良のパーティーゲームとして機能するでしょう。
その内容の直感性と多様性は、ライトユーザーだけで無く、ヘビーゲーマーも少なからず満足させるだけの密度と魅力を持っています。値段も安く、現状Wiiの特性を活かした作品が少ない中では、強くオススメすることの出来る作品です。
BAD/REQUEST
上にも書いたように、その大半はマルチプレイで本領を発揮するゲーム性なので、複数人で遊ぶ環境の無いプレイヤーには、どうしても佳作以上の印象を与えることはないでしょう。一人プレイでもそれなりのミッション数とやり込み要素はありますが、クリアーによって得られるご褒美は、マップを自作するモードの背景や置物や飾りなどが多く、「一人でマップを作って満足する」という遊び方に魅力を感じるプレイヤー以外には、そのモチベーションを高める要因とはなりません。やはりマップを作成するにせよ、作ったステージを友人などに見せたり、共に遊んでこそ意義が生じる場合が多いはずです。
ですが、ゲームは各人がそれぞれ用途に応じて購入するものですし、『ブーム・ブロックス』はあくまで複数人がプレイするための作品だとすれば、この"悪い所"で挙げた、一人プレイの密度の薄さは大きな問題にはならないと思います。用途と目的に応じてプレイするのであれば、"悪い所"はほとんど挙げることが出来ません。
COMMENT
各所で高い評価を受けているこの作品、Wiiの特性を活かした優良なソフトを求めている者として、またスピルバーグ氏のファンとして、早速購入してみました。
詳しいレビューは上記に書いたとおりですが、総じての評価は非常に高く、Wiiコントローラーを用いたゲームとして、またWiiの"リビングのためのハード"というコンセプトにしっかりと適応したゲームとして、現在発売中のタイトルの中では間違いなく第一級に位置する作品だと言えます。
Wiiのコントローラーを有効に使った優良な作品が遊んでみたい方、ハードゲーマーもライトゲーマーも一様に盛り上がり、楽しむことの出来る密度の濃いマルチプレイヤー作品を遊びたい方、値段の安価さも含め、どちらの層にも間違いの無いタイトルとしてオススメ出来ます。
ただ、最後に、個人的かつ皆さんも同じく印象を受けているであろう部分に一言。あのキャラクターデザインはもう少しどうにかならなかったのでしょうか、、。
羊のキャラクターのかわいく無さは、無数にプレイした洋ゲーの中でもピカイチでした(笑)