ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt |
64pt
GOOD!
最大の特徴である廃墟の探索という題材が新鮮でおもしろい。
RPGの舞台としてよくあるものかもしれないが、古代遺跡などではなく現実の生活環境に近い廃墟(といっても何十年か昔の雰囲気)をメインに考えられていて壁や床の崩れ具合だとか小物の壊れ具合が物悲しさを醸し出していると思う。
登場キャラクターの見た目がかわいい。
あちこちに猫がいて猫好きなひとにとっては少しうれしい。
音楽は自己主張しすぎず廃墟の雰囲気をぶち壊しにしたりっていうことはなく、自然に耳に入ってくる印象。
序盤〜中盤の雰囲気がけっこう好き、人のいないと思われた環境で初めての何かに出会い戸惑い感動する主人公の姿が初々しい。
戦闘が簡単で、よく観察すれば死にそうになることもなく倒せるくらいでちょうどいい。
ショートストーリーの中にはいくつか「おっ」とついつい聞き入ってしまういい話もあり、メインストーリーよりよっぽどいいじゃないかと思ってしまった。
すべてを語りつくさない部分は想像の余地があってよかった、おじいさんはアレにどう関わっていたのかとか、知りたいような説明されなくても想像つくと言うか。
説明書の最後のクロスワードもちょっと面白かった。
BAD/REQUEST
武器の壊れ具合がランダムと聞いてまあ廃墟が舞台なんだし仕方ないかとも思ったが、ちょっと使ったくらいで壊れられたときや焚き火が遠くて敵が多い所ではストレスが溜まる。
「かばん」と「にもつ」の整理をしたい時いちいち「かばん」や「ごみばこ」などのアイコンが揺れるのが面倒なので設定で無しにできればよかった。
終盤の雰囲気がよくない、中盤から「そんな話だったの?」と驚き徐々にがっかりした。もはや廃墟とか探索じゃなくて○○の野望を打ち砕いてヒロインを救え!的な展開になっていたのに絶望。話を終わらせるのも必要だが、他にやりようはないものか。
エンディングでの主人公の語りであの一言も蛇足なんじゃないかと思った。
廃墟は終盤が閉塞的な環境ばかりが続き息苦しかったし、オープニングムービーにでてた昭和風の街並とかもっと昼間〜夕方の屋外も歩けると良かった。
終盤で戻れなくなるところがあるのでホテルとか気に入った廃墟に戻れなくなるのはつらい。
せっかく猫じゃらしまであるのに猫と遊んで得られるものがなかったような・・いや猫好きなんだけどもそこまでやるならもっとゲーム的にごほうびがあってもよかったんじゃないかと思う。
壊れる床、弓で押すスイッチとかせっかく説明書・チュートリアルで説明されるような仕掛けが少なかった気がする。やりすぎればゼ○ダになってしまうかもしれないが、戦闘減らしてそっち増やした方が探索気分増すんじゃないか。
COMMENT
悪いところばかり気になったが、気に入った部類の作品だった。もっと廃墟の探索部分に力が入っていたらよかったのに。
クロウの目的とか人間へ向ける意識、セトのロケットへの反応とかもうちょっと描写してもよかったんじゃないかと思う。想像はできるが物足りない感じがするのは個人差か?
クリアした後のおはなしがコミックでやってるらしいがそこまで手を伸ばす気にはならないし、入ってたチラシの絵柄なんか違う気が・・・。
コミック版がどうなのか知らないが、ゲーム本編でもっとヒロインとイチャイチャとはいかなくとも、もっと交流するシチュエーションがあっても良かったのではいかと思う。結局主人公と出会って少し話してこれからって時にエンディングに突入。まあギャルゲーじゃないからそれでいいんだろう、けれども「孤独の中でぬくもりを探すRPG」ってCMで言ってたのに少なくとも自分は「ぬくもり」をあんまり感じられなかった。
ヒロインと行動するイベントが少なかったのが残念、と言っても戦闘には参加しないだろうしIC○の二番煎じになる可能性もあるか。なんて邪推しすぎか。
Amazonレビュー
レビュー者: 鬼灯 レビュー日: 2009-01-25・雰囲気ゲーの名に恥じない雰囲気を醸し出していたこと
・キャラの声は聞きやすく、雰囲気にあっていること
・扱いが簡単で、子どもでも楽しみやすい仕様になっていること
・特に大きなバグもなかったこと(これに関してはまだ分かりませんが…)
悪かった点
・ストーリーが単純で短いこと
・ストーリーに奥深さが足りないこと
・敵の種類が少ない、敵が弱いこと。動作も単調。
・武器が強く(特に槍)簡単なので直ぐにクリアできること
・バトルシステムに関して、ゲームバランスが悪いこと(クリア時600,000円も余ったり…)
・クリア後に引継ぎ、特典がないこと。やりこみ要素がないこと。
総合的に判断して、雰囲気ゲーとして割り切ればよいのではないかと。
ただし、雰囲気ゲーだけで満足できない人はオススメできません。
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GOOD!
主人公が懐中電灯片手に廃墟を探索するという個性的なゲームです。
リモコンを懐中電灯に見立て、暗い世界を照らしながら様々な出会いを体験します。
・オリジナリティ
ゲーム世界の舞台やモデルは国内であり、マップのいたるところに日本語の看板や落書きが存在します。これを見てまわるだけでもなかなか楽しいです。
加えて、言い方は悪いですが「遺品」がアイテムとして多数落ちていて、それに宿った持ち主の記憶を読み取り、世界の終わりに人々が何をしていたかを間接的に知ることが出来ます。
機械に記録されたものでも文字で残されたものでもなく、主観的な記憶という形で見られるのはとても面白いですね。(全部が全部そうというわけではありませんが)
内容も希望を抱いていたり絶望的だったり、そもそもヒトじゃなかったりと多彩です。
MAP画面は行ったことのある範囲がどんどん追加されていくタイプですが、主人公の手描き風であり、目印となる物や思い出をイラストで添えていたりとかわいらしいです。
・グラフィック
廃れた雰囲気が全体でしっかりと出ています。
特にホテルは、光のさしこむボロボロの窓際に揺れるカーテンや、
外の明るさと光の届かない奥のコントラストなどとても綺麗でした。
キャラクターも皆特徴がでていて、ボイスもバッチリです。
・サウンド
基本環境音のみで静けさを表現していてBGMはあまり印象に残りませんでした。
戦闘BGMの不気味さはすごいですが、頻繁にかかるためもう少し抑えて欲しかった。
BAD/REQUEST
あらゆる点でお粗末です。
開発チームの中に待ったの声を出せる人は居なかったのかとすら思ってしまう程です。
・ストーリーについて
何故そうなのか、何故そうなるのかといった疑問に対して、納得のいく説明や描写が足りておらず、モヤモヤを抱えながらのプレイとなります。
さらにそれは解決されることなく、蓄積され、最後の展開を見て爆発してしまいます。
・操作について
懐中電灯を向ける方向=主人公の向く方向が急に変わったり、
スティックの傾きを加減するという疲れる操作を強要される場面が多数あったり。
戦闘も攻撃ボタンは1つで単調、飽きがくるとかいう次元の問題ではありません。
・アイテム、セーブについて
持ち歩けるアイテムの量が異様に少ないです。かばんの容量が少ない、アイテムが大きいの二重苦です。倉庫のようなものがありますがセーブ地点でしか移動が出来ません。
また移動させる際にも、飛ばせないアニメーションが挟まれ手を止められます。
アイテムの売買はセーブ地点に現れるアイテム屋でしか行えず、しかも登場はランダムなので、欲しい時に来ない、用がない時に連続で現れるのはしょっちゅう。
しかも登場の度にスキップできない演出が入るのでただただストレスが溜まります。
・戦闘について
主人公の攻撃パターンは恐ろしく単調ですが敵の仕様も負けてはいません。
種類は少ないのに多くが群れで出現し、エリアチェンジなどで何度でも復活します。
強さは大したことはありませんが後半になると強いものが現れだし、配置の嫌らしさやステージの雰囲気、さらに不気味なBGMもあってのんびりした空気は消えホラーに。
武器には「壊れる」という概念があり、しかも完全なランダムで発生します。
壊れた武器、予備の武器もただでさえ少ないかばんの容量をさらに圧迫します。
武器、持ち物の取替えの際にもいちいちメッセージが表示されテンポが悪いです。
・キャラクターについて
「ストーリーについて」と同様説明不足だったり使い方そのものがまずかったりで、
せっかくの魅力的なキャラクターが生かせていません。また前述の他の問題点の巻き添えで印象を悪くしてしまう場合も。アイテム屋なんかはその最たる例ですね。
・ステージについて
OPなどでは明るい時間帯に廃墟を巡っている主人公が見られますが、実際のゲームではほとんどが夜だったり、日の光の入らない屋内だったりします。
中でも周り全てコンクリートという通路の比率が高く、しかも無駄に長いです。
もはやダンジョンであり、難あり戦闘システムと合わさってストレスになります。
・クリア後について
なんとクリア特典や2周目への引継ぎ要素などがありません。
探索ゲームとはいえ一本道なのでプレイ時間もそこまで長くない事、
それでも「遺品」という収集要素はある事などを考えると、大きなマイナスです。
COMMENT
急いだわけでもなく、むしろ積極的に遠回りを行いましたがそれでも20時間もかからず
にクリアしてしまいました。特典も何もないのでまた遊ぼうという気が起きません。
光る素材をたくさん使いながら、使い方をことごとく誤り素材の良さすら殺してしまっているという印象です。ハードの性能のせいではなく、純粋にデザインのミスです。
これといったバグはありませんが問題が多すぎるので、熱中度、満足感、快適さとどれも低い評価になりました。良い点も悪い所が足を引っ張り値を下げました。
登場するキャラクターや廃墟などによほど強く惹かれるでもなければお勧めしません。
例えそうであっても、定価での購入は見合わせたほうがいいでしょう。