ソニックと暗黒の騎士
中央値: 75 Amazon点数: 4.1
スコアーボード
標準偏差 11.46 難易度 2.70 mk2レビュー数 10ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
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4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
79pt
GOOD!
ソニックシリーズの名に恥じず、本作もまた疾走感に始まり疾走感に終わる仕上がりとなっております。
ただ今回の場合、群がる敵を剣で斬り倒していくというのがこれまでのシリーズとの大きな違いで、瞬速の剣撃で敵の集団をほんの一瞬の間に倒せる辺りは従来のホーミングアタックを連続していくやり方とは一味も二味も違うものになっているため、スピード感・爽快感がより増しています。また、従来の作品以上に敵が大勢で一挙に襲ってくるようになりましたが、多数の敵をなぎ倒す要素にスピード感が加わっているので、いわゆる無双ゲーと呼ばれるジャンルのゲームとは違う面白みがあります。必殺技・ソウルサージを発動して敵を1体ずつ斬り倒していく演出は、殺陣やチャンバラを思わせるものになっていて、これで敵を全滅した後は大いに気分が良いです。
操作に関してはヌンチャクを一緒に使うようになった分、秘密のリングの時に比べ大分、思い通りに動いてくれるようになりました。前述のソウルサージは場合によってリモコンではなくヌンチャクを振る為、ヌンチャクのある意味がより大きいものになっています。
音楽・BGMは今回も期待を裏切らない完成度で、特に従来作品と同様、或いはそれら以上にテンションが上げやすいBGMと共にステージを駆け巡ったり、ボーカル付きBGMをバックにボスに挑む演出は体中の血の温度が上昇する事請け合いです。
また過去の作品の曲をリメイクして登場させる辺り、その曲が登場した作品を知っている人(私もその1人ですが)は登場キャラクター(後述)と相まって顔が思わずにやけてくるのでは。
サントラCDは勿論予約しましたよ?
今回も前作同様に「相棒」と冒険を共にするのですが、今回は聖剣カリバーンがソニックの相棒を務めます。ステージ中で、もしくはイベントムービーでソニックと掛け合うのは前回と同様に見ていてかなり面白いです。最も、厳格な性格でソニックと度々衝突したり、時折り叱咤激励する辺りはシャーラとはまた違う面白さがあります。
また、物語の世界を基にした作品だけあって、シンドバッド(解る人には解る)と同様にソニックシリーズのキャラ達とそっくりのキャラがアーサー王の世界に住む人物として登場します。ソニックという世界を壊さないようにという意味では、ヘタにキャラデザインをしたりオリジナルキャラを乱立するよりは賢い判断だと思いました。さらにストーリーを進めればこのそっくりさん方を使用してミッションをプレーできます(使える場所を限定されているのは惜しい限りですが)。
アイテムや装備品、称号を集めたり、数多くのミッションをこなしてスタイルの熟練度を高める・新スキルを習得するといったやりこみ要素も一通り揃っており、クリアした後も飽きずに長く遊べる仕様となっています。後半から登場するミッションはクリア自体困難なものも多いですが、スキルを多く身に付けたり繰り返しやりこんでようやくクリアできる仕様は、前作以上のスルメゲーと言ってもいいかもしれません。
BAD/REQUEST
本作で恐らく最も使い勝手のよいホーミングアタック剣攻撃が時々ダメージを受ける原因を作ってしまうのは、長所でもあり欠点でもあると言えるでしょうか。長槍や弓矢で攻撃中の敵へ突っ込んだ場合、相撃ちの事もあればこちらだけがダメージを被る事もあるようで、ダメージを受けずにクリアする類のミッションではこれがきっかけで何度も失敗しました。こればかりは地上での通常斬撃や普通の空中回転斬り、ソウルサージを場面ごとに使い分ける事で何とか解消するしかないようです・・・
従来の作品以上にボス戦が少ない事。円卓の騎士との戦いは倒すだけなら基本ガード→反撃でOKですし(一部例外)。彼ら以外で登場するボスといえばアーサー王とラスボスくらいのものですから。シャドウ・ザ・ヘッジホッグや秘密のリングと同じ感じで、アーサー王辺りが魔界から巨大な魔物を召喚してソニックへ差し向けてくるような展開を期待していたのですが。
ボス戦といえば、鍔迫り合いというシステムも不可解な代物です。リモコンを振る合図は出てきても、どのタイミングで振ればいいのか(または、ひたすら振りまくればいいのか?)が解らず、必ず競り負けてしまいます。ちなみに40時間以上プレーしていると思いますが、こればかりはまだ一度も勝った事がありませんw
敵の中には一部、盾や武器などでソニックを弾き飛ばしてくる敵がいるのですが、こいつらも地味に厄介で、足場の狭いステージに集団で出現してはソニックを弾き飛ばしてくる(ダメージは無いが、地面に足が付くまで操作不能)事もある為、攻撃もソウルサージも使えずに転落・・・というミスも。ガードも効かないので、ステージによってはボスキャラ以上に厄介な存在です。
上記のケースのみならず、敵に囲まれる局面が結構多いので、空中で繰り出す回転斬り以上に横の回転斬りも欲しかったところでしょうか。
ミッションを高ランクでクリアするに辺り、住人達の存在も時にソニックの足枷として働きます。敵を倒してクリアするミッションでは場所によって、敵が住人の集団に紛れて襲ってくるのでどうしても住人に攻撃が当たってしまい、高スコアが出せないという事もザラにあります。リングの施しが可能な相手がいても、近くの住人に攻撃が当たった途端カリバーンの「たわけ!」の一声と共に施しの機会すら台無しに。
というか、震えてないで逃げろって・・・
他の方もここで仰っているようですが、wi-fiで通信を行えるのに利用できる機能がアイテムの交換とランキングしか無い、という事ですね。バトルモードが通信でできたらかなり面白かったのですが。リモコン+ヌンチャクを人数分揃えるのもお金がかかる上、私を始めとして2人以上で遊ぶ機会が少ない人にとってはwifiを使った対戦は大いに救いだと思えるのですが。
リモコンを振っているとヌンチャクの接合具合が悪いのか、ヌンチャクが抜けかけてはポーズ画面、若しくは静止画面に変わってゲームの進行を邪魔された事がしょっちゅうありました。
こればかりはソフトではなくリモコン側の欠陥なので、ここに書くべきじゃないかもしれませんが。それともこれはもしかして、私だけのケースなのでしょうか・・・?
COMMENT
良くも悪くもソニックシリーズでした。
形が変わってもアクションの内容、スピード感は見紛う事なくソニックです。ただ今回の場合はホーミングアタックの剣撃が出したい時に出せるようになるまでかなりの時間がかかってしまったりと、操作が一部難しめになっているので操作に慣れるまでは一苦労かもしれませんが、操作感覚をものにしてしまえばまた、世界が広がります。とでも説明しましょうか。
難しいといっても前作ほどではないですが、斬撃の種類が結構な種類があり(ダッシュ時、小ジャンプ時の斬撃など)、人によっては知らないままゲームをクリアした操作もあるのでは?といったものです。全てを使いこなせたらまたミッションのクリアが楽になるかもしれませんが、それもまたどれほどの道のりが必要なのか?といった感じで、考えれば考えるほどやり込みがいのあるゲームであると思っています。
歴代シリーズのファンの方々は勿論、BGMや世界観に惹かれた人、アクションゲームやwiiは初めてであるという人にもオススメです。
最後に全然関係ないお話ですが、wikipediaの関連人物のページの記事にも記載してありますが、あの登場人物たちはあくまで「良く似た人物」であり、同一人物ではない点に注意して下さいw
Amazonレビュー
レビュー者: Amazon カスタマー レビュー日: 2017-06-18これはこれでありです!
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GOOD!
従来のソニックのスピード感を残しつつも
そこに剣でエネミーをズバズバ倒す爽快感を上乗せされている
特にホーミング斬りがとても気持ちいい
グラフィックはWiiの中ではトップクラスで
世界観にあわせつつも、ソニックらしい音楽は
ゲームプレイを非常に盛り立ててくれる
特にボス戦に流れるヴォーカル曲はアツい!
スコアアタックの駆け引きも楽しく、ランキングがあるので長く遊べる
ソニック以外のキャラが使えるのもファンにとっては嬉しい要素
BAD/REQUEST
前述したとおり、ホーミング斬りがまさにこのゲームのキモであるのだが
槍兵や弓兵につっこんでいくとダメージを受けたり、盾を持った敵にガードされたり
爽快感を削ぐ要素が多い
っていうかそのせいで知らないうちにダメージを受けたりする
まあそこは他の攻撃やソウルサージでカバーするしかないのだろうが
また、移動の小回りが利きづらく、ミストドラゴン戦や護送車の上だと特に感じる
住民や支持者システムは、蛇足にしか思えない
「秘密のリング」よりはマシになったけど、スキルの出し惜しみをしすぎ
あとはランキングでプレイできるステージはもっと欲しかった
COMMENT
不満もそれなりにありますが、なかなかよくできた良作です
前作「秘密のリング」よりはだいぶとっつきやすいと思うので
Wiiのソニックシリーズの中でまず触れるのならコレが一番良いかも
ただやはりクセは強いので人を選ぶことに変わりはありませんが