Wii mk2 - Wiiの参加型レビューサイト

GOOD!

・グラフィック
賛否分かれているようですが、
原作のタッチを意識した陰影の斜線は個人的に好感が持てました。

・音声
対戦相手や実況がしゃべる。
やはり音声はないよりはあったほうがいいでしょう。

・試合中の演出
パンチによってダメージを受けた箇所が、
レントゲンの様に映し出されゴキッとなるところや、
殴られて目がつぶれたり変化していく顔などの演出は
「おっしゃ！やったったぞ！」と試合にさらに熱が入ります。

・Wiiの特徴を活かした操作法
普通に従来のゲーム機のように操作するモードもありますが
やはりWiiの特性を活かしたスイングモードでの操作は
ボクシングを、さらに一歩の世界観を体感する楽しさをプラスしてくれます。

・爽快感
繰り出すパンチのコンビネーションがうまくハマった時や、
必殺技を決めたときの爽快感。
これがスイングモードだとさらに気持ちいい。

BAD/REQUEST

・表情の演出が乏しい
というよりほぼ皆無と言っても過言ではないと思います。
音声があるのにキャラクターのしぐさや表情の演出が弱いと
余計に違和感を覚えます。
視線や表情の変化、口の動きなどもっと力を入れてほしかった。
残念ながら見ようによっては教育チャンネルの人形劇の様です。
次回はもっと活き活きとした感じになりますように。

・キャラクターの声がテレビ版とほぼ違う。
一歩と会長に猫田のじいさん以外の声優は起用されていない。
できるだけテレビシリーズのイメージに合った人を選んでいるようにも思えるので努力は理解できる。
でもスパロボ然り、やはりキャラクター物のゲームを買う人は
少なからず出来上がっているイメージをはずさないことを好むと思う。
予算等あるのかもしれないが、次回に期待したい。
できれば試合中の曲もテレビのなんか使ってくれると個人的には盛り上がれる。

・ビジュアルシーンの演出
もう少しカット割とかうまくできないもんか・・・
テンポも悪く、効果音等も気を使われていない気がする。迫力無いよ。
正直３Ｄキャラにダラダラと芝居させてるだけって感じ。
引き込まれないので見ててダレました。
それとクリア後、ハイおしまい。とばかりに
なんの盛り上がりもなく異様にあっさりしたエンディングは・・・

・ボタンスキップができない
試合中などのビジュアルシーンを飛ばせない。
真柴ＶＳ沢村戦なんかも〜何度も負けたので、
演出を飛ばせないのが苦痛で苦痛でイライラでした。

・試合中のキャラクターの音声が聞き取りづらい。
何言ってるかわかんなかったとこがあって残念でした。

・スイングモードの操作
リモコンの感度などは仕方ないかもしれないけど
ダッキングもウィービングも全然できませんでした。
難易度が上がるほど大事になってくる動きなのに。

・練習モードが無い
スイングモードは絶対にうまく使いこなしたほうが楽しめるのに
それをじっくり練習するモードがない。
これはつけてほしかった。

・ボリュームが少ない
登場キャラが少ない。ちょこちょこ端折られてる。
おまけ要素もない。
ビジュアルシーンとダイジェストで自分の試合をリプレイで見られるモードくらいほしかった。

COMMENT

書いたら不満の方が多くなっちゃいましたけど、不満の殆んどは演出面です。
ゲームとしては、可もなく不可もなくって結論でしょうか。

原作も好きなので、スイングモードで汗しながらボクシングのまねごとを楽しめたら・・と思ったんですが、リモコンの限界があるのでそれはなかなか難しいですね。

個人的にはせっかくビジュアルに好感を持てたのに総合的に演出面を削っているというか、あくまでもメインはボクシングでどうでもいいってことでしょうか。
あくまでもキャラゲーの要素もあるんだからそれぞれの表情やしぐさなどで個性を演出したり、見ている側に「ああ、あったなぁこんな場面」とか「そうそう」とか思わずニヤついてしまうような気持ちにさせてくれるって大事だと思うんですけど。
演出の乏しさのせいか青木と木村のキャラの役割も死んでました。
青木とパパイヤダチューの試合のトコだけは笑えたけど。
登場キャラの不足感も残念でした。鷹村ＶＳ熊は絶対やりたかった。

予算や盛り込めるボリュームの問題等々いろいろあるんでしょうけど
次はもっといい形にまとまってることを期待します。