Wii mk2 :: スカイ・クロラ　イノセン・テイセスレビュー

スカイ・クロラ　イノセン・テイセスレビュー

発売元	バンダイナムコゲームス（オフィシャルサイト）
発売日	2008/10/16
価格	7,140（税込）
レーティング	A / 全年齢対象(CERO について)
ショップ/リンク	【 Amazonレビューも参考にどうぞ】
タギングトップ3
タイトル概要	ドラマチックフライトシューティング / 1〜2人用ヌンチャク、クラコン、GCコン対応

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
5pt	4pt	5pt	5pt	5pt	4pt	5pt

総合点
95pt

GOOD!

■オリジナリティ
やはりリモコンとヌンチャクで、昔良くあったパソコンの
ジョイスティックでフライトシミュレーションを遊ぶ感覚で
操作させてくれたことです。まさにWiiだから出来た操作。
親指でスティックを曲げるのと、実際に操縦全体を傾けて
操作するのとでは没入感がまるで違いました。
感度も悪く無く、快適に操作できました。
「空を飛ぶのは何より楽しい」という類の言葉がシンプル且つ強い欲求として
原作中に何度も出てきますが、それを操作の段階で再現しています。

■グラフィックス
D端子でのプレイです。流石に比べるとHD機には見劣りし、シャギー等も
気にならないと言えば嘘になりますが、上手にごまかしてくれてます。
とにかく空が綺麗。ステージ一つ一つがスカイクロラの世界観に
合っていて、ああ、こういう場所作品中にありそうだなぁと思わせてくれます。

■音楽
最高です。
メインメロディがあり、それを上手く状況に合わせてアレンジして
使い分けています。原作の、どこか牧歌的で非日常的な世界観と
それでいて空での殺し合いである激しさのミックスを、
上手く曲で表現できていると思います。
また、ミッション前のブリーフィングの曲も、曲自体は同じですが
アレンジが序盤〜中盤〜終盤と変わっていくのが細かくて良かったです。

■熱中度
文句なしです。難易度が高いのに、投げ出したくならない、
むしろまだずっと飛んでいたいのでわざとゲームオーバになって
やり直してみたり。ラスボスとは合計2時間くらい戦って遊んでました。

■満足感
原作モノは往々にして手抜きのイメージが強いですが、
コンバットフライトものとして単品として見ても
ステージのメリハリや難易度の調整などが絶妙で、
且つ原作のイメージを壊さない、それどころか
森さん本人が書いた番外編を読み終えたかのような納得感。
ゲームとしての完成度と原作への愛が上手に調和された名作です。
原作モノは、かくあるべき。

■快適さ
自然に操作に慣れていくようにステージ構成がなされているので、
いつの間にか上手く飛ばせるようになっています。
リモコンを大胆に使用したゲームには、感度が悪くて不快なものも多いですが
この作品は気になりませんでした。戦闘機と手首がリンクしている不思議な感覚。

■難易度
全編総じて高いです。
ただ、上達したらその上達の腕を活かせる形で難しいのでゲームとしては正解。
みんな言われているように、特に序盤では6面、終盤ではボスで、
挫折する人が居ても不思議は無いかなと思います。
何十回もコンティニューするのが嫌な、気軽にクリアしたい人にはオススメしづらい。