Wii mk2 - Wiiの参加型レビューサイト

GOOD!

タップという新しい操作方法への取り組みとしては、かなりいい線いってます。
タップランナーにせよサイレンとブロックスにせよ、アナログさ故の「ゆらぎ」がゲーム性をより良くする要素として取り入れられています。
特にバブルボイジャーでは、最初は単にシンプルな横スクロールゲームかと思っていたんですが、タップの微細な強弱によって事細かに飛行体勢が制御できることに気付いてからは、がぜん、あのモードが楽しくなりました。

CMのように家族全員の同時プレイで楽しめる……というよりは、ゲーム画面を見ている家族ても楽しめるようなモードが多いように感じました。
これはあの特徴的なグラフィックのおかげなのかもしれません。
デザインは独特ですが、構図としてはなじみのある見た目で、アクションゲームをあまりやらない家族でも、何をやっているのかがよく分かるようでした。
タップ君やバブルボイジャーのイカ、UFOなどのキャラクターもコミカルでグッド。
ビジュアライザーは……なぜか家族に好評なので、ついプレイしてしまいます。

総じてゲーム性が破綻しているような部分はなく、心配していたタップの感度も極めて良好です。

BAD/REQUEST

ゲーム内に明確な目標やご褒美がわかりやすい形で用意されていないというのが、このゲームの評価を分ける一番の要因になっているように思います。
取扱説明書には色々書いてありますが、読まない人も少なくないそうですし、
バブルボイジャーもスコアアタックが楽しめる人でないと、それほど面白いとは思わないでしょうし。

タップランナーやリズムタップで対戦しているときにタイム/スコアがランキングに残らないのがやや不満です。

タップ操作にまつわる不満点としては、タップボックスから時々リモコンが落ちてしまうことがあることでしょうか。
落ちてもすぐにポーズになるのでその点は優しいのですが、リズムタップなどはプレイ中、リモコンを直すタイミングがあまりないので、リモコンが落ちたときのイライラ感は半端ないです。
また、タップの際に箱を左右に揺らしてしまうと、どうやら大タップしたと認識されてしまうことが多々あるようで、爪を切った直後にプレイするとスコアが全然伸びないので悲しくなりました。

COMMENT

普段は付属のタップボックスで、3人以上で対戦するときは他の箱も使ってプレイしていました。
同じ中氏の過去の作品と比較して、似ていると思うのは「NiGHTS」。
ある程度やり込んで自分で面白さをみつけていかないと楽しめないところがいかにも、といったところです。