GT Pro series レビュー
発売元 | エム・ティー・オー(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2007/01/11 |
価格 | 6,090(税込) |
レーティング | A / 全年齢対象(CERO について) |
ショップ/リンク | 【 Amazonレビューも参考にどうぞ 】 |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | レースゲーム / 1〜4人用 ステアリングアタッチメント同梱 |
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GOOD!
・車種が豊富。車に詳しくない自分でも結構見知ったものが出てくるので、そう言ったものを操作できるのは嬉しい。軽自動車からお高いモノまで幅広く用意されてる点は好感が持てる。
・この手のレースゲームだと一度に2〜3台しか画面内に車が確認できない事が多いが、このゲームの場合、一画面に表示される車の数が比較的多い。デッドヒート感を味わえると言う点では良かったと思う。
・個人的には「ロードは無くて当たり前」と思ってるから「ロードが短い」事を長所には挙げたくは無い。ただ、この手のジャンルのゲームにしてはレース前のロード時間が短め(3〜4秒程度)な点はある程度優れていると評価してやってもいい。
BAD/REQUEST
・電源を入れて最初に思った感想は「……これ、本気!?」。最初目にした時のグラフィックの貧弱さには絶句させられた。明らかに「Wiiの標準レベル」より数世代以上遅れた出来。地形のポリゴンは剥き出し、原色丸出しでセンスの無い色使い(草とか木とかに絵の具の原色の緑だの木緑だのをベッタリ塗りたくった感じ)、荒さが目立つテクスチャ(明らかにドットが浮いて見える)、質感も何も無い無粋なグラフィックと演出(金属とかアスファルトとかの質感が全く感じられないのは勿論、トゥーンレンダリングを採用してるメリットも一切感じられない…と言うか、画面全体がべたっとして、ハッキリ言って汚いとしか思えない)。これは、ヘタしたら初代プレイステーション、しかも初期の安価な作品と同レベルじゃないの、と思えてしまう。製作者サイドは性能が悪いWiiならこれでも許されるとも思っているのか?いくらなんでもコレじゃあんまりだ・・・と思って公式HPを見たところ、ゲームキューブで出た作品の焼き直しと知る。ただ、それを差し引いてもまだ貧弱過ぎる面は否めず。現行機でフルプライス取るレベルのリメイクならば尚更、見た目でも納得できる品質に改めなければユーザは納得できんはず。
・Wiiリモコンに操作を変更しただけの物にしては定価が高い。任天堂の「Wiiであそぶ」系作品だと3800円なわけで。このソフトも内容的にはその辺りの価格帯が妥当ではないか?
・BGMがチャカチャカと妙に軽くて安っぽい。あと、効果音もなんかノイズがかかった感じでリアルさに欠ける。デフォルトでのBGMと効果音のバランスも悪い。
・コース数が自体が少なくてボリューム面で難あり。あと、初級レベルとその次の間の難易度の差があり過ぎ。どのような操作・テクニックが必要だ等のレクチャーの類が用意されておらず、ユーザーに丸投げ。必要以上にトライ&エラーをを強要されるのがストレスに繋がる。これまでに無い特殊な操作を採用するのなら、その辺はもう少し考慮されてても良かったのではないか?・・・ということでバランス面も劣悪。
・操作した感覚が妙にヌルヌルした感じで気持ち悪い。後発の「マリオカート」と比べると、キビキビ感が無いとでも言うべきか。個人的には操作してて左右の急な切り返しの反応の鈍さにかなりストレスを覚えた。
・縁石やダートに乗り上げるとリモコンが振動するが、やたらと強く震えるのがまた不愉快。この辺もプレイステーションの安価なレースゲームで感じた点なのだが、もうちょっとメリハリを効かせた振動のさせ方は出来ないものなのか?また、何もない意味が判らんタイミングでコントローラが振動する場面が多いのが謎。任天堂の作品は振動の強弱の付け方が巧く出来ていることから、Wiiリモコン自体が原因ではないと言えると思う。ここも論外の出来。例え方は悪いが、「やたらと濃く味付けすれば良いというもんじゃない。塩加減が全くなってない」。
・レースでのCOMの動きをよーく観察していると、あんまりまともに走れていない点に気付く。直角コーナーが連続してる場面なんかではガシガシ壁にぶつかりまくってるし、なんでもないようなシケインなどでコース外にはみ出てる車がやたら多いなど、不自然さが目立つ。レース中はあんまり気にならんのだが、リプレイなんかでそう言った動きがちょくちょく目に入ると物凄く興醒めする。
・何故オートセーブではないのか?いちいち手動でセーブするのがめんどくさい。
・海外のメーカーが作ってるのか、英語を入れればカッコイイとでも思ってるかは分からんが、必要以上に英語を多用し過ぎ。ストーリー性が皆無だし、なんとなく「ああ、新しいパーツ手に入れたんだ」とか分かるから大きな不自由は感じないものの、細かいニュアンスが判らん部分がある。外国語がまるっきり苦手な、“私のようなオバカさん”向けに、日本語に切り替えられるとかしていただければよろしかったのですが。
COMMENT
環境:32型液晶。
自分はあんまりゲームの「演出」についてうるさい方だとは思わないが、この作品のグラフィックの酷さはちょっと耐えがたいモノがある。明らかに数世代前の、しかも出来が悪い部類のプレイステーション初期のレベルでしかない。「ゲームの面白さは映像だけでは決まらない」とは常日頃思ってるが、それと同時に「レースゲームにおけるグラフィックの重要さ」もまた痛感させられた。この作品の場合、映像面の酷さが際立っていたが、その他の部分(サウンド面やシステム周り)もあまり良い出来とは感じられなかった。
操作面においてもどこか気持ち悪さがあり、同じリモコン横持ち系レースの「エキサイトトラック」や「マリオカート」等と比較すると雲泥の差がある感は否めず(任天堂の作品と比較するのは酷かもしれんが)。安く売っていたから手を出してみたが、あまり得をしたとも思えない作品だった。言い方は悪いが、この作品のような「Wiiだから演出にこだわんなくてもいいでしょ・Wiiならとりあえずリモコン使っときゃいいじゃん的な物=値段分の価値が感じられないモノ」がWiiのラインナップに少なからず混入してる事が、現在のWii停滞の一因であるとも思える。