Wii mk2 - Wiiの参加型レビューサイト

GOOD!

・戦国無双3からひき続いての装備と技能のシステムは楽しい。
・攻撃時に発動する紅蓮や閃光などの属性が過去シリーズに比べて発動し易いので、各属性が個性化されている為、属性別に武器を揃えたくなる。
・武器の重さや装備システムなどでキャラクターのカスタマイズ性が上がっている。
・猛将伝では武器の技能を変更可能になっているので、より武器を鍛える楽しみが増えた。
・戦国無双3での批判を踏まえているせいか、シナリオのクオリティは向上している。特に批判されがちだった加藤清正、甲斐姫、立花宗茂、毛利元就のキャラクター描写などが、追加シナリオの中で改善されたりフォローが入っている。
・音楽は相変わらず安定していい出来。

BAD/REQUEST

・戦国無双3の時点でさんざん批判されて嫌がられた「味方が敗走しやすい」、「敵からの割り込みが激しい」、「ミッションや撃破目標、ストーリー進行でステージの自由度が非常に少ない」、「ステージによってはプレイヤーキャラクターと同じキャラが味方にいる」、「裂空属性が弱い」という点が全く改善されていない。
・味方の敗走しやすさが難易度が低ければ低いほど上がっていってしまう、初心者やのんびり遊びたい人に優しくない仕様が不満。
・敵の雑兵たちの攻撃力は大したことはないのだが、敵軍にきりこんでいこうとすると簡単に攻撃を邪魔されてしまってイライラしてしまう。属性や技能である程度カバー可能なのはいいのだが、キャラクターによってはどうにもならないこともある。攻撃の中では特に通常攻撃が潰されやすく、通常攻撃タイプのキャラクターでパワーが売りの島津義弘は、モーションがゆっくりなのもあって有効な攻撃がほとんどなくなってしまっている。
・携帯道具システムとの兼ね合いなのかもしれないが、士気システムが失われたことで味方を助けたり強化するのが面倒になってしまった。
・ステージ一つ一つにミッションや撃破目標が設定されているが、それによってステージ進行が決まっているので非常に自由度が低い。
・それに伴って、模擬演武や２Ｐを使った協力プレイだとステージにプレイヤーキャラクターと同じキャラクターがいる場合、それと置き換わったりせずに遍在してしまう。（そのキャラクターのシナリオに登場するステージの場合は置き換わる）。戦歴が多い武将キャラクターに多い現象。
・創史演武は真・三国無双の修羅モード的なモードだが、修羅モードの欠点である雑兵の少なさが相変わらず改善されていない。
・今回追加された武器の技能変更だが、創史演武をやりこまなければあまり楽しむことはできない。創史演武は楽しめない人は楽しめない内容なので、苦痛に感じる。せっかく武器のカスタマイズ関係はいいのにもったいない。

COMMENT

今までの猛将伝の中では真・三國無双2猛将伝に次いで下の方だと思う。戦国無双シリーズは1の時点でユーザー目線からずれている部分があるので、それをまだ引きずっているのかもしれない。
戦国無双3の批判点は戦国無双1の批判点に近く、戦国無双2で一旦は改善されていたものもある。
真・三國無双シリーズと差異をつけようとしているのかもしれないが、その頑張りが足を引っ張ったり空振りをしている感がある。
一騎当千の爽快感をユーザーは求めているのだが、スタッフはそういった無双に一番求められる要素を排して独自性を出したいのではと勘ぐりたくなる。