NARUTO-ナルト- 疾風伝 激闘忍者大戦!SPECIAL
発売元 | タカラトミー(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010/12/02 |
価格 | 6,800円(税込) |
レーティング | A / 全年齢対象 (CERO について) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | 3D忍者対戦格闘 / 1〜4人用 |
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スコアボード
- 総合ポイント
- 78
- 難易度
- 3.00
- レビュー数
- 1
スコアチャート
ユーザーレビュー
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GOOD!
キャラ数が41と豊富。ミナト、雷影、キラービーといった、本作発売時に原作で活躍していたキャラも登場している。
但し、選出に関しては悪い点もあるので後述。
迫力ある奥義の演出。奥義がヒットすると強制演出となり、アニメのような迫力あるカメラワークに切り替わり、原作でよく使われる多角的な視点も再現している。また奥義中も表示されるコマンドを入力することによりダメージ量が追加される為、見てるだけといったことはない。
但し、強制演出に関しては悪い点もあるので後述。
変わり身による駆け引きが熱い。攻撃を受けることで変わり身ゲージが溜まると、コンボで攻撃されている間においても任意のタイミングで相手の裏側に瞬間移動して切り抜けたり逆に反撃できたりする。この変わり身による駆け引きが激忍のキモであり、他の格闘ゲームとの大きな違い。
ネット対戦初登載。激忍シリーズで初めてネット対戦が登載された。やはり対人戦は楽しい。
またコミュニティボイスシステムにより、キャラの特定のセリフを最大6個登録しておくことで、マッチング時にセリフを発せられる。(例 ナルト「絶対負けねーってばよ!」 サクラ「よろしくね!」)選べるセリフはそれなりに多く、ごく簡単なやりとりができ、
他にはプレイヤー名に付ける称号やエンブレムも多く、個性付けが可能。
但し、ネット環境に関しては悪い点もあるので後述。
他には、ロードはほとんどなく、メニュー画面は使いやすく、音楽も和風で世界観にあっていて良い。
BAD/REQUEST
キャラの選出が人気にそぐわない。人気については主観となるが、脇役(夕顔、バキ、チヨばあ 等)がいるわりには、人気キャラがそろっていない。特に敵役が少ない。ゲームキューブ(以下:GC)時代を含めたシリーズ既存キャラも多く不選出となっている。
キャラの強さに偏りがありバランスが悪い。格闘ゲームでは大抵ある問題点だが、本作はとにかくミナトが突出して強い。具体的には、軸移動やダッシュの仕様が他のキャラと一線を画しており、避けや逃げに徹するとまず攻撃が当たらない。また次点ながらも目に見えて強いキャラが他に数キャラおり(雷影、仙人ナルト 等)、ネット対戦ではそれらの使用率が高く、同じような組合せになりがち。但し、原作で強いキャラが順当に強い傾向にある為、原作再現と言えなくもない。
奥義の強制演出が長い。10秒〜20秒弱もかかる演出ばかりで、やられている側はその間見ているしかなく退屈。特にミナトの奥義が長く、前述の仕様と相まって嫌われる要因になってしまっている。
ネット対戦時での不正行為に対するペナルティーが無い。その為、負け時の切断などが横行している。デベロッパーが同じであるタツノコvsカプコンやマーブルvsカプコン3(別機種だが)で対策されていたことをふまえると、対策は可能だったがしていない、と邪推してしまう。次回作があるなら、上記タイトルであった「切断を繰り返すユーザー同士がマッチングしやすくなる」に加え、他のWii/DSのソフトで実際にある「プレイヤーの評価を報告」「切断を繰り返すプレイヤーをわかるようにする」等も入れてほしいところだ。
グラフィックに進歩無し。GCより続いているシリーズだが、モデリング等はGC時代とほとんど変わりなく見える。トゥーンシェイドによるアニメ調のグラフィック、それにエフェクトや動きの見栄えが良いのでそれほど気にはならないが、やはり角のあるモデリングが目に付く。
さらにはキャラの色は2種類のみ、コスチュームはデフォルトのみなので、2010年の3D格闘ゲームとしては手抜きと感じる程に寂しい。
ストーリーモードが無い。原作付きゲームに大抵あるCPU戦によるストーリーモードが無い。そのかわりとして全キャラではないが各キャラ個別にある激忍ロードというモードで練習ができる。コンボ数などのお題をクリアすることで進めるこのモードにより、そのキャラの基本を覚えることができ、少しではあるが別キャラとの掛け合いも入る。ただ、ストーリーというほどのものではないのでやはり寂しい。余談だが「いの」の激忍ロードの掛け合いは自虐的で楽しい。
他に細かいところでは、軸移動性能が高すぎる、ジャンプしている相手に対しての攻撃手段が乏しい、等の不満点がある。
COMMENT
自分はGC時代は2をよく遊んでいたが、Wiiでの激忍シリーズは本作が初めて。ネット対戦できると知って発売直後に購入し、1年以上対戦三昧。
悪い点に書いたキャラバランスも、ミナトは除いて一方的になることも少なく、コンボが簡単且つ威力が高い為、変わり身からの一発逆転も狙える。ネットに限らず対戦できる環境のユーザーは長く楽しめるはず。
一方、システムもモードも対戦に特化しているので、NARUTOが好きというだけでは十分に堪能できないかもしれないが、NARUTOのキャラを自在に操る楽しみを味わえる。
また自分はあまりプレイしていないので上では触れていないが、2キャラで戦うツーマンセル対戦もある。こちらは1キャラが倒されると逆転が難しい為、慣れないと一方的になる印象を受けたが、控えキャラの使い方による駆け引き、特定のキャラ組合せ限定の奥義等、ツーマンセルならではの楽しみもある。
悪い点を多く上げてしまったが、個人的にはキャラバランスとネット不正行為対策さえしっかりしていれば対戦ゲームとして傑作だったと思っている。それを考えると、格闘ゲームを作り慣れているであろうデベロッパーのエイティングにはもうちょっと頑張ってほしかった。
ちなみにコントローラーはヌンチャク、クラシックコントローラー、GCコンントローラーと対応しており、全てのボタンが使いやすいクラシックコントローラーPROがお勧め。