幻影異聞録♯FE レビュー
発売元 | 任天堂(オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2015/12/26 |
価格 | 7,236(税込) |
レーティング | B / 12才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | 【 Amazonレビューも参考にどうぞ 】 |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | RPG / 1人用 |
← 幻影異聞録♯FEのTOPページへ戻る
スコアボード
発売スケジュール
サイト情報
★ Switch mk2をオープンいたしました。 ★
レビュー投稿お待ちしております。- レビュー更新情報(17/06/08)
-
ファミコンリミックス1+2 (1件)
ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT (1件)
- レビュー更新情報(17/03/28)
-
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド (1件)
- レビュー更新情報(17/03/05)
-
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド (募集開始)
- レビュー更新情報(17/03/04)
-
幻影異聞録♯FE (1件)
- レビュー更新情報(17/02/02)
-
バットマン:アーカム・ビギンズ (1件)
幻影異聞録♯FE (1件)
- レビュー更新情報(16/10/24)
-
ピクミン3 (1件)
マリオパーティ10 (1件)
- レビュー更新情報(16/10/22)
-
幻影異聞録♯FE (1件)
マリオカート8 (1件)
GOOD!
ゼルダが出る前に何か一つRPG的なものをやりたいなと思い、近所で安く売ってたので購入。まずは良いところから。
・芸能+RPG
なんといっても、このゲームのキモは芸能を舞台にしているところ。主人公は芸能事務所に所属しており、仲間たちも芸能人として活動してる。物語も芸能活動中に事件を解決していく形になり、プレイヤーも芸能界を体感できる。(もちろん現実のそれとは大分違う部分もあるのだろうが。)また、この芸能は戦闘にも活かさせる。
・戦闘
序盤は地味な戦闘しかできないのだが、中盤から派手で勢いのあるものに変わる。まずセッションというシステムが面白い。敵の弱点をつくと、連続して仲間が攻撃してくれるシステム。キャラが画面を飛び回り、次々に入れ替わっては攻撃する姿は、見ていても面白いし爽快である。また、スペシャルパフォーマンスを使うと、戦闘中にも関わらず、キャラがそれまでの芸能活動で身につけた歌や踊りを披露し(衣装も変わる)、攻撃や回復ができる。戦闘中に急にアイドルが水着になったり歌を歌い出すなど、最初は誰もがポカーンとなるが、慣れてくると非常に楽しく華のある戦闘に病みつきになる。スキップも可能。
・非常に質の高い曲
芸能を扱っているため、作中仲間たちの歌う多くの曲が出てくるのだが、これが非常に質が高い。エイベックスが曲を提供しているため、ゲームの曲ではなく普通に販売されていてもおかしくないレベルの曲が多数ある。また、コンサートシーンなどではクオリティの高い臨場感のあるムービーも流れる。ゲームに興味ない人も、ムービーシーンには思わず見入るはず。
・そもそものRPGとしての質が高い
芸能界が舞台で、戦闘中は歌や踊りが繰り広げられると聞くと、一風変わったトンデモゲームかと思いきや(いや、実際けっこうトンデモなのだが)、RPG部分は非常にしっかりしている。難易度も変えられるし、初心者も安心。さすがアトラス。
BAD/REQUEST
・ロード
戦闘前のロードが気になるといえば気になる。しかしここでキャラの顔のアップを映すのは冷静になって考えると凄いセンスだなと思う。
・地味な主人公
主人公は芸能活動はほぼ行わず、仕事で悩んでる仲間に助言をするだけ。そのおかげで仲間たちは、日本ではトップレベル、さらに世界を舞台に活動できる芸能人になるわけだが、主人公はいつまでたっても普通の人。そうなるといくらなんでも主人公が地味になる(主人公自身も地味をネタにしてるが)。さらに、物語後半になると仲間たちは揃って「主人公がいたからここまでこれた」と主人公を持ち上げまくるのだが、主人公自身は全く芸能界での活躍をしていないので、なんだかむなしく感じる。これは自分が嫉妬深いだけ?
・戦闘のセッション
良い点で、戦闘でのセッションを挙げたが、実は悪い点にも繋がる。セッションが長く続く物語後半に強く感じるのだが、とにかく長すぎる。カットや早送りができないのだ。一度の戦闘に控えのメンバーも含めた仲間が順番に攻撃を何度も何度も何度もするのは、さすがにダレる。しかも、戦闘はこのセッションをすることを前提としたバランスなので、使わざる得ない。正直このセッション中に何度も眠くなった。恐らくこの長さは作り手も承知してると思うから、単純にカットや早送りはしたくでもできなかったのだろう。セッション自体は面白いシステムなのだが・・・
・ファイアーエムブレム(以下FE)
これは悪い点というわけでもないのだが、よくこのゲーム、FEはあまり関係ない、わざわざコラボする必要はなかったみたいなことを言われるのだが、正直自分もFEはオマケだったなと感じる。あくまで物語の中心は芸能界で活動するFEとは関係ない主人公たちである。そもそもゲームのメインの舞台になる芸能界に、FEが割り込む隙がない。FEに関わりあるキャラに「芸能って凄いな」と言わせる程度である。終盤になってようやく絡んではくるのだが、これも取って付けた感がある。でも、このやり方が悪いとは思わないし、このバランスで良かったと思う。
・イラストのキャラと3Dのキャラのギャップ
パッケージやステータス画面等のイラストのキャラと、ゲーム内の3Dで描かれたキャラがあまり似ていない。というか、3Dがイラストを再現できていない。3Dのキャラ自体はよく動き表情も豊かで作りこまれてるのだが・・・というか、イラストは淡い渋いタッチのキャラなのだが、そもそもこれがこの華やかなゲームに合っていないような(イラスト自体は非常に素晴らしいと思う)。レベルアップの時にイラストのキャラがアップで出る度、なぜかドキっとした。
・タイトル
そもそもタイトルがよくないと思う。覚えづらいどころか、最初は読み方もよく分からない。印象に残らないよね・・・
・人前でプレイすると恥ずかしい
文章の通り。際どい恰好をしたキャラが歌ったり踊ったり・・・そんなのが多発するので、一人でプレイするなら問題ないが、誰かと一緒だと少し恥ずかしくなる。まあこれは人や環境によるけど。
COMMENT
非常に面白かった。芸能を扱ってるという点も新鮮だった。細かい不満点もあるのだが、ちょっと変わった良質RPGをプレイしたい人にはピッタリだと思う。今なら安く買えるからWiiUを持ってる人は、一度プレイすることをお勧めする。