Wii mk2 - Wiiの参加型レビューサイト

GOOD!

・このゲームというよりWiiの特性なんですが、リモコンと連動した斬撃の操作感。斬新でした。
・演出が漫画チックでありながらとても豪快。特に画面半分を覆い尽くす一部キャラの卍解はど肝を抜かれるものがあります。
・手抜きらしいキャラも見受けられますが、キャラクターのモデリングはかなり頑張ってると思います。漫画と見比べて「これは違うよ」というキャラは少ない。
・キャラ数が多い（中でもウルキオラ、グリムジョーまでカバーしているのはびっくり）。
・まだ新しい一角の卍解が再現されているのは感動。
・操作の敷居は低い。チュートリアルを一通りやればいきなり対戦を始めてもある程度付いていける。
・音楽はワンパターンながら、テンポの良いものを揃えている。「あぁ、卍解したな」と耳に残ります。

BAD/REQUEST

・縦斬りと突きの判定がいい加減に感じました。切り上げがすごく出し難い。
・技の繋ぎよりも暴れ推奨なところがイマイチ。ジャンケン判定や多段ヒットのせいなのか、相手の攻撃を食らいながら割り込めること多々。
・一閃の存在。投げの代わりに用意したんでしょうが、この発生の早さ・リーチの長さでガード不能はマズいでしょう。ジャンケン属性が合えば「相手の攻撃をガードしながらガード不能攻撃」が可能なようです。
・上記とあいまってガードの有効性が低い。
・いわゆるコンボというものが殆どない。卍解必殺技の多くは出の遅い切り上げ一閃からしか繋がらないので小技で暴れるか、一閃や大技のぶっぱなしに終始しがち。
・斬拳（ただのジャンケン）は数回やればすぐに飽きる。
・ダメージバランスが悪い。卍解必殺技が半分減ったかと思えば通常技、必殺技は雀の涙ほどの減り。そして技のダメージもあまりキャラ差がない。
・戦法が似たようなキャラが多い。石田や浮竹のように尖った性能のキャラがもっと居ても良いように思える。
↑上記を総括して対戦格闘としての作り込みが浅く感じます。

・ロードが異常なほど長い･･･特にコンと織姫のロード画面では体感で30秒は感じます。
・瞬歩はもっと個人差があっても良かったのでは？京楽や浮竹が夜一や砕蜂と同じ速度で動けるというのは･･･
・夜一と砕蜂の白いインナー。原作にはない。いらない。
・卯ノ花隊長の声が入ってるなら使用キャラとして入れても良かったのでは？技も何もないも同然の花太郎が参戦できるくらいなんですから。
・個人的にどの方面にも需要のない岩ジュなどを出すくらいなら空鶴を出してほしい。ネタキャラなら花太郎がいる。

COMMENT

スタッフが演出等、原作のイメージを損ねないように作っているという気概がとても感じられます。良質のキャラゲー。
しかし敷居が低いのは良いのですが、対戦格闘の格闘部分をあまりに蔑ろにしすぎている。考えてプレイできるゲームでないと飽きが早い。
名作に化ける可能性のある、すごく「惜しい」ゲームだと思いますので、ぜひシステム改善・キャラ追加して続編を出してもらいたいものです。