Wii mk2 - Wiiの参加型レビューサイト

GOOD!

・音楽
登場キャラの作品ごとに収録されており、曲数は実に多い。ファミコンの原曲音楽も多く採用されているので、レトロゲーム好きにはたまらない。また、アレンジやメドレーの曲も秀逸なものが多く、個人的にはスーファミ版マリオカートの｢マリオサーキット｣がすごく気に入った。また｢オレ曲セレクト｣で好きな曲を流せるのも良いシステム。

・1人用ゲーム
｢亜空の使者｣をはじめ、競技場やイベント戦など、ボリューム満点。一部を除いては2人同時プレイが可能な点も、64版やDXにとは違う楽しみ方ができた。

・対戦(熱中度)
スマブラならではのはちゃめちゃ感は今回も健在。アイテムやハンデをいじるだけでもさまざまな遊び方ができるうえ、スペシャル乱闘の設定を自分で決められるようになった。
また、やたら細かいテクニックの要素がなくなったぶん、気軽に遊べるようになった。

・ステージ作り
人によっては対戦以上に熱中できるはず。アイデア次第で多種多様のステージがつくれる。

・wi-fi通信
他の人が残したリプレイ・写真や作ったステージをwi-fiで任天堂から送ってもらい、１日限り見たり遊んだりできる。他の人のリプレイを参考に新たな発見ができ、感心するばかり。

BAD/REQUEST

・最後の切り札
いわゆる｢一発逆転｣を起こすシステムであるが、最初の一撃を当てないと何も発動しないキャラもいれば、どこで使っても全員に効果が発揮されるキャラもい、使い勝手の良し悪しが分かれている。また、系統が同じキャラは最後の切り札も同じの場合がある。

・ロード時間
読み込み始めてからタイトルが出るまでに約20秒、長くて1分以上。対戦画面に切り替わるたびにブツブツと途切れることがあり、テンポがよくない。
前作ではテンポよく進んだ｢シンプル｣も１戦ごとに読み込みが発生し(約10秒)、ロード時間のために１周クリアする時間が余計にかさんでしまう。

・なぜか転ぶ
バナナの皮や氷の床でもないのに、いきなりダッシュしたりすると突然転んでしりもちをつく、謎のシステム。よくわからない。

・説明書で説明不足
上記の転ぶシステムもそうだが、内容の多さの割には、説明書では説明不足の部分がある。発売前から、公式ページの｢スマブラ拳！｣に詳しく書かれているからかもしれないが、それではネットの環境がない人に酷。

・｢亜空の使者｣
難易度は５段階から選択だが、後半ステージは｢やさしい｣でも敵の攻撃がエグくなり、囲まれるとたちまち袋叩きにされることもしばしば。また１ステージが結構な長さで、100％クリアを目指すとなると、隠し要素探しにステージを何度もまわることになり、それがステージの奥にあるほどつらい。
正直、セーブファイルは50個もいらない。

・クリアゲッター
他の人も書かれている通り、｢ターゲットをこわせ○○秒以内にクリア｣とか｢○○の｢ゲキむず｣をクリア｣といった、熟練者ならともかく初心者には自力ではあけるのが特に難しい課題がわりと多い。
｢○○を全員でクリア｣というのは根気よくやればできるものの、今作は隠しキャラを含むと全30人以上もいるので、途中からは作業的な感覚になる恐れあり。
どうしてもクリアできない際の救済措置である｢ゴールデンハンマー｣も、クリアが難しいところに限って開けられないことが多い。｢あまりプレイヤーに楽をさせない｣意図で導入されたと(個人的に)思っているが、これも初心者ではどうしようもない。

・コインシューター
楽しむ分には大いに楽しめる。しかしフィギュア収集の面では、同じフィギュアが何度も出てくることが多く、いまいち。前作の｢フィギュポン｣はコインを多く投入するほど新フィギュアが手に入ったが、今回は新フィギュアが出るかどうか完全に運任せ。

・対戦記
プレイヤーの操作キャラだけが記録対象となったため、プレイヤーの参加人数が少ないほど数値の変動が少ない。個人的に気に入らなかった。

COMMENT

やたらめったら悪い点ばかり書いてしまったが、前作よりもさらに面白いゲームになっていた。定価も高めに感じられたが、少なくとも値段と同じ、またはそれ以上の価値は絶対にある。

コントローラーはGCコントローラーを使用。前作とほぼ同じ操作なので、不自由なく操作できるかと。クラシックコントローラー以外はひととおりやってみたが、Wiiリモコン横持ちでも確かに操作が他に比べて不自由だが、できないわけではないので人数あわせにぴったり。