Wii mk2 - Wiiの参加型レビューサイト

GOOD!

まず、「国作りRPG」と名目していますが、実際のジャンルはSLGです。
主人公は街中をグルグル歩き回るので、たしかにRPGではあるのですが

☆オリジナリティ☆　４点
前作FFCCから数年後、瘴気で滅びた国を一から再建していく。
始めは何もない国でも、家を建てて冒険者を雇い
近隣のダンジョンへもぐってもらい建築に必要な精霊石を集めてきてもらう。
また、国民を幸せにする事で溜まる幸せ玉でも国を発展させることが出来る。
全体的な雰囲気は「（シムシティ+ルナティックドーン）÷２で町視点」といった感じ。
なかなかこういう形でのゲームは無いかと思います。
更にご近所同士で影響しあい、店が固まってると安売りしやすい・家の近くにジョブ施設があると対応ステータスが上がりやすい・ご近所さんと仲良くなりやすい等
様々な効果が得られるため、プレイヤーの個性がかなり出てくる国作りになる

☆グラフィック☆　４点
Wiiwareの仕様として、容量40MBまでしか配信できないという規約があります。
そのなかでコレだけのグラフィックを完成させたのは流石といえます。
FFCC独特のやさしいタッチのポリゴンでキャラもすごくかわいらしい。
イベント画面でも、ムービーなんて容量上使えませんから、カメラワークなどを駆使して盛り上げてくれます。
しかし、それがむしろ加点要素です。自分が作った国、自分が育てた冒険者を背景に目頭が熱くなる展開を見せてくれました。

☆音楽☆　４点
さすがスクエニ。音楽での魅せ方を心得てます。
また、施設に入るとＢＧＭは変わらなくても、バックグラウンドで各施設に対応した効果音がなるようになっていて、心地よかったです（武器やなら鍛冶を打つ音など）

☆熱中度☆　５点満点
まず、止め時が見つかりません！気が付いたら数時間・・そんなことの繰り返しです。
セーブポイントが日付の変わる時で冒険者の報告は次の日の朝になるため、ついそのまま見てしまう。その勢いでおふれを出して・・なんてことがしょっちゅうです。
ただ、次回再開時に進行度を詳しく確かめられるので、やはりセーブポイントはそこにでいいとも言えます。
手軽に繰り返せるので辞める意志がないと止まりません
さらにＳＬＧ特有の感情移入も手伝って、ついつい国や冒険者に心が移ってしまいこの子を育てようなど、個人に贔屓目になってしまったり
イベント・演出もプレイヤーの「思いいれ」を強調するつくりになっている

☆満足度☆　４点
これで1500wiiポイントはかなり安いと思います。プレイ時間面でもゲームシステム面でも、十分元が取れるほど遊べます。
最初のウチはなかなか建設できないジレンマはありますが、冒険者さえ増えればあとはかなり好きに出来るのも良し
住民達はおのおの好きなことをしているので、店などが増えていくとかなりいろんなことをしてくれてます。

☆快適さ☆　２点
操作は凄く簡単。冒険者に直接指示しなくても、おふれから一気に指示できる点も○

BAD/REQUEST

☆グラフィック☆
FFCCの使いまわしが多いのがかなり気になりました。
また、住人のレパートリーも少なく色違い（微妙な）が主、男性成人に関しては実質１種類しかない有様。

☆音楽☆
ＢＧＭの種類はかなり少なめ。基本的にイベントがおきないと変わりません

☆熱中度☆
セーブするタイミングがタイミングなので、そのまま続行してしまい止めることが出来ない

☆満足度☆
もうすこし作りこんで欲しい・・という欲が出てしまいます。
全体的に単調な流れなので中盤以降何か新しいものを求めたくなってしまいます
また、設置可能地域に対して設置可能軒数が少ないため、見た目だけで言えば個性的な国作りは出来ません。
水面下ではプレイヤーごとの個性が冒険者に出ているのですが、ステータスをくまなく見ないとわからないでしょう

☆快適さ☆
中盤以降よく処理落ちします。特にチャイムを呼ぶ際、建設エフェクトが働いてる際に
両方とも頻繁に行う行為なので、その度に気になります。
また、冒険者の解雇が出来ない仕様みたいなので終盤近くに出来るジョブ施設に影響を受けた冒険者が雇用数いっぱいで雇えないなんてことも・・

COMMENT

点数はあくまで 1500Wiiポイント・容量40MBという観点で付けています。
コントローラーはクラシックコントローラで、何の問題も無く操作できます。

☆難易度☆　普通
難易度はノーマル・ハード・ベリーハードの三種類
ノーマルではキチンと続けていけばクリアできるほどになっています。
また、素材系のおふれで出会うボスは強力なものが多く、一部追加コンテンツのダンジョンもかなり強いものがいるなど、手ごたえも感じます


全体的には満足だと感じました。
容量上仕方ないとはいえ、もう少し・・とおもうこともありますが、
演出の盛り上げ方やアツさはスクエニの真骨頂だなぁと
また、個人的にFF7以降のムービーばかりに力をいれた作品に嫌気がさしていたこともあり、
今回のシンプルでもしっかりと魅せてくれるイベントシーンはなんども目頭を熱くさせていただきました。
追加コンテンツも、どれも必ずしも必要なものではないので問題ないでしょう。
あくまでやりこみたい人用といった感じです