大乱闘スマッシュブラザーズX レビュー
発売元 | 任天堂(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008/01/31 |
価格 | 6,800(税込) |
レーティング | A / 全年齢対象(CERO について) |
ショップ/リンク | 【 Amazonレビューも参考にどうぞ 】 |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | アクション / 1〜4人用 Wi-Fi、ヌンチャク、クラコン、GCコン 対応 |
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GOOD!
衝撃のデビューを遂げたぶっ飛ばしアクションゲーム、「大乱闘!スマッシュブラザーズ」シリーズも遂に3作目として「X」が発売されました。前作よりも「壮大、かつお気楽に」溶け込める作品になっています。
以下、今作の長所をまとめてみました。
・過去最多の参戦キャラクターに圧倒されて下さい!!変身キャラ等も含めて総勢39人にもなります!うち今作ではゲストキャラクターが2人参戦しており、
「任天堂VSコナミVSセガ」という夢の対戦カードが実現してしまいました!!
・音楽方面も抜かりなく、全256曲を収録!あの名曲からとってもマイナーな曲のリミックスまで気合タップリの曲ばかりです。「なぬ?」と言ってしまう様な所からも音楽を収録しており、更に自分の好きなように選曲確立をいじる事ができる「オレ曲セレクト」を各ステージ毎に数曲用意!やりすぎです…。
・アドベンチャーモードとして「亜空の使者」というオリジナルストーリーを用意してあります。多数あるゲームモードの一つとは思えない大容量となっています!
・助っ人はポケモンだけじゃない!スマブラファイターとして戦えないけど、「アシストフィギュア」が手助けしてくれます。プレイヤーチョイスと同様、マニアックな所から数体参戦しています。
・wi-fiコネクションで「世界中の誰とでも」スマブラが出来る!!今作が発売された一番の意義はここに集約されているといっても過言ではありません。
前作同様、極め尽くせない程のやりこみ要素と原作愛に満ちた世界があなたを待っています。
BAD/REQUEST
良い所とは逆に、今作の短所のまとめです。感触的に。
スマブラをやってみて「面白い!!」と感じてハマった方々には窮屈な感じです。
・キャラクターの人選について
ポケモントレーナー・キャプテンオリマー・デデデ大王辺りはかなり個性的でアクが強い為、隠しキャラとして隠れていた方がもっと衝撃も強かったかもしれません。隠れキャラの大半は前作、前々作の「元」隠れキャラだった人ばかりなのであまり驚けません…。
・スマブラの操作方法でアクションゲームは「疲れる…」
前作程のボリュームでも十分お腹いっぱいのアドベンチャーモードが更に壮大になって帰ってきた為、もう根気も果ててくたびれてしまいます。そのくせ敵キャラの配置はより手軽に動けるアクションゲームみたいに大群で迫ってくる上にしょっちゅう嫌らしいタイミングで襲ってくる為、最終面である「大迷宮」のように1ステージだけで嫌になる事も…。
2週目も続けなければ仲間キャラが全員見つからない為、もうやる気がそげます。
・他まとめサイト等でも持ち上がっている隠れ小ネタである「こける」要素。
アイテム争奪戦におけるソニック・ザ・ヘッジホッグの絶対的優位性等を崩すべく取り入れた様ですが、かえってゲームテンポを鈍らせた感じがぬぐい切れません。イザというときに転んでカウンターパンチを喰らった日にはもう目も当てられません。
64歩に1歩位の確立で足がもつれるので対戦動画においても転倒事故を恐れるあまり、早歩きで移動するものばかりです。
・キャラ全体のパワーダウン
今作は各プレイヤーキャラの技ごとの攻撃力が1ランク位下に落ちています。空中攻撃は10ダメージ以上なら良い方といった感じです。殆どのスマッシュ攻撃においては前作の空中攻撃並に落ちています。
・凶悪になったアイテム達
プレイヤーキャラの腕っ節が落ちた代わりに、喰らうと精神的にも大ダメージを受けるアイテムが多数収録されました。
各キャラの最大奥義(これまた強烈すぎて…)を1度だけ解禁させる「スマッシュボール」を筆頭に、燃やすとキケン!な「爆弾箱」、スマッシュボールに替わる必殺アイテム、伝説のエアライド「ドラグーン」のパーツ、直撃すると65ダメージ分も焼かれ続ける「ハンディスマートボム」等、とらねばひどい目にあうのは間違いない物ばかりな為にアイテム争奪戦に否応なしに参加する事を余儀なくされる危険物ばかりです。そのくせアイテムを確保していくのはやはり上級者の方々というのは本末転倒ではないでしょうか…
・着地キャンセルの無効化・etc…
これにより今までの立ち回り方が全く通用しなくなりました。ミニジャンプからの強襲が恐ろしかったフォックス等は大幅に弱体化した上、うかつに跳び蹴りを狙えません。他にも初心者の為の設定として攻撃を受ける瞬間スマッシュ入力でガードするとかかる「ジャストガード」、自分のそばに飛んできたものならとにかくAボタンを押せばぶんどることが出来る様になった「パンチングキャッチ」の緩和、密着すればとにかく崖にぶらさがれる、といった感じにかなり条件がぬるくなっています。
全体的に、全くの初心者にも楽しんでもらおうとするあまり、方向性を間違えてすっかり上級者の立場を忘れてしまっている感じがします。誰でも切磋琢磨できる魅力だってスマブラの魅力のはずなのに…。
後はアドベンチャーモードに重きを置きすぎて、他のゲームモードがおざなりになっている点もちょっと気になります。
COMMENT
短所ばかり多く目立つ形になってしまいましたが、これも「大乱闘スマッシュブラザーズ」という奇跡の作品を真剣に評価したいがゆえです。勘に触る様でしたらサラリと水にでも流してくれれば結構です。
任天堂スタッフの何気ない一言から突然開発するはめになったゲームにしては上出来です。
64版は「ふんわり爽快に」、DXは「より早く、よりリアルに」、そしてXでは「壮大、かつお気楽に」。結果的に三作共に違う毛色の世界観を作る事に成功しているのですから。
ちなみにコントローラーは4種類に対応していますが、実際は「ゲームキューブ版」コントローラーで遊ぶのが「鉄則」です。ヌンチャクコンやクラシックコントローラーだと何ともやりづらい事。(滝汗)