突撃!! ファミコンウォーズVS レビュー
発売元 | 任天堂(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008/05/15 |
価格 | 6,800(税込) |
レーティング | B / 12才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | 【 Amazonレビューも参考にどうぞ 】 |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | 戦略ウォーアクション / 1人用 Wi-Fi、ヌンチャク 対応 |
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GOOD!
兵器のデザインや挙動はかなり良い。
旧ファミコンウォーズの流れを汲んだ形で、違和感無く3D化されている。
見た目は玩具っぽくても飛び交う銃声や爆撃などの迫力は十分。
血生臭いリアルを避けつつ、臨場感やリアリティは保持されている。
一番楽しめたのは、おまけモードのユニット解説かもしれない…。
BAD/REQUEST
アクション、シューティング要素、リアルタイム性を取り入れたことで、
シミュレーションとしての魅力は大幅に失われた。
次々に襲い掛かってくる敵ユニットに対して、
相性の良い味方ユニットをぶつけていく基本の流れがまずイマイチ。
生産要素が無く、戦略の自由度も低い。
3D化したことで周囲の状況が把握しづらく、混戦時は混乱する。
敵味方区別なくロックオンされるのでやり辛いことこの上なし。
飛行ユニットが急襲してくれば視点が急に上を向き、
通り過ぎたらまたわけのわからない状況に陥る。
これもゲーム性の一部と言ってしまえばそれまでだが…。
コントローラーはリモコン&ヌンチャク操作のみ。
直感的で良さげに見えて、やってみるとしっくりこない。
また視点がグリグリ動くので、偵察車の操作時などはかなり酔った。
チュートリアル的なミッションが延々と続くのも辛い。
覚えることが多いので段階を踏む必要は当然あるとしても、
その段階が前述したように戦略性に乏しいので楽しめない。
本格的なミッションに入る前に投げ出した人は少なくないのでは。
かく言う私もその一人だ。
その他細かい不満点
・BGMは平凡で耳に残らない
・ムービーより力を入れるべき点は他にいくらでもあるだろう
・某国のいかにも「西洋人から見た日本人」的キャラデザイン
・わざとらしいカタカナ英語も悪趣味で鼻に付く
COMMENT
公式のプレイ動画を見た印象が非常に良く、
発売日に購入したのだが、残念ながら期待していた内容と違った。
慌しい展開の中で的確な操作が求められるという点で、
手を止めてじっくり考えていく旧ファミコンウォーズとは対極にある。
よって旧シリーズ好きは避けた方がいい。
かといってアクション部分も特段優れているわけではない。
戦争モノのFPSなどが好きな人でもどうだろう。
リアルなグラフィックに拘りが無く、かつ忍耐力の高い人…。
このゲームを心から楽しめるのは、
コアユーザーの中でもさらに限られた一握りの人だけだろう。