零 〜月蝕の仮面〜 レビュー
発売元 | 任天堂(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008/07/31 |
価格 | 6,800(税込) |
レーティング | C / 15才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | 【 Amazonレビューも参考にどうぞ 】 |
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タイトル概要 | ホラーアドベンチャー / 1人用 ヌンチャク 対応 |
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GOOD!
零シリーズすべてプレイ済みです。
まず、いろいろな部分が一新しており、あまり怖くなかった3作目から、一番怖かった1作目の怖さに戻ったような感じです(それでも私としては1作目が一番怖いと思うのですが)。
グラフィックは最新のPS2作品よりも劣りますが、ホラーゲームというものはリアルに近づけば近づくほど怖くなくなっていく傾向があるので、ちょうどいいくらいです。むしろホラー映画や心霊現象を基にして映像をつくっている零シリーズとしては、少し荒いくらいがいいです。
Wiiリモコンでの視点操作により、探索している感じがよく出ています。隠し要素も多く、それなりに時間をかけてプレイ可能です。
ヌンチャクでの操作はどうなのよ?って感じで悩む方がいるかもしれませんが、意外と気になりません。むしろヌンチャクでの操作が楽しくなるようにできています。
BAD/REQUEST
なんといってもカメラワークが悪い。折角Wiiリモコンでの視点操作なのに、操作しているキャラが邪魔になり前が見えないことが多々ある。さらに視点上下が意外と難しく(リモコン操作から若干遅れて動くなど)、背の低い敵などと戦う時や、地面に転がっているアイテムを取るときに少々イライラします。あと、「懐中電灯の操作はWiiリモコン」と言っているのに、左右の操作はヌンチャクです。左右に向けなくはないのですが、かなり微妙な動きしかしてくれません。
カメラモード(射影機画面)での操作がシビアです。今までのシリーズの中で、ここまで浮遊霊を撮るのが大変だった作品はなかったと思います。特に新しい武器である「霊石灯」が酷い作りで、霊がカメラワークに入っているのかどうかが分かりにくい上、カメラモードにすると視界が見辛くなり、更に操作が射影機よりも難しいので、かなり苦戦します。どうにかならなかったのでしょうか。
キャラが少し多い気がする。
3作目から思っていたのですが、結局メインが一人のため、他二名のシナリオが少し嫌になってきます。特に探偵。
COMMENT
当たり前ですが、悪い部分は多々あります。テクモから離れて任天堂が作ったので、これまでのように別プラットホームでの完全版発売はありえないでしょうが、次作るときはどうかカメラ関係と操作性を見直してほしいです。フェイタルフレーム2であったFPSモードを強化すれば、Wiiリモコンとの相性も上がると思います。
新「零」と考えていいと思います。今までのシリーズと切り離して考えるのが得策です。しかし、流石は遊びのプロである任天堂が手掛けているだけあり、面白さは格別です。また、電話などでのイベントの際にリモコンのスピーカーから音が出て、リモコンを受話器のようにして声を聞く。などといった、ゲームに直接関係のない部分で凝っていたりして、開発者の意気込みが感じられる作品となっています。
いままでの作品のファンだけでなく、バイオハザードのようなアクション性の高いホラーに飽きてきたホラーゲーム好きな人にも、お勧めできます。