天誅 4 レビュー
発売元 | フロム・ソフトウェア(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008/10/23 |
価格 | 7,140(税込) |
レーティング | C / 15才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | 【 Amazonレビューも参考にどうぞ 】 |
タギングトップ3 | ![]() ![]() ![]() |
タイトル概要 | 忍者アクション / 1人用 ヌンチャク 対応 |
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GOOD!
天誅初プレイです。
またメタルギアソリッドなど、他のスニーキングゲームのプレイ経験も少ないです。
□オリジナリティ
オープニングからエンドロールまで、このゲームの持つ独特の世界観、雰囲気に気持ちよく浸ることができました。ゲームとしてはアクションというジャンルに入れられていますが(パッケージでも本格忍者アクションと謳っていますが)、ガチャガチャコントローラーを動かし、その精度を試されるようなゲームではなく、「敵に見つからず先に進むには次の行動はどうしたらよいか」ということをじっくりじっくり頭で考えて活路が見えたところでそれを実行、成功したらまた次の行動を練る、という静と動がうまく活かされたゲームだと思います。ゲームプレイ中は、小さい頃に遊んだ「缶ケリ」と同じような感覚を思い出し、そういう遊びそのものの持つ楽しさを満喫しました。
□グラフィック
基本的に夜の闇をベースとした暗い世界を描いているのですが、特に目的物が見えずらいというようなことはなく、緊張感のある映像に仕上がっています。ゲームの性質上、ロウソクや灯籠などの灯りを消していくことを目指す場合も多いのですが、灯りのついている前と消えた後の状況の変化もわかりやすく、上手に表現されていると思いました。敵の人物のパターンが多くなかったり、ムービーに実写の様なリアリティはありませんが、ゲームとして必要なグラフィックを高いレベルでクリアしていると思います。
□音楽
どのシーンが名曲、ということはありませんでしたが、緊張と緩和をうまくあおるBGMだったと思います。敵のつぶやく独り言や、足音、雷の音などのSEも世界観の演出に効果的に使われていたように思います。
□熱中度
主人公のキャラクター表示が大きく、視野が一人称目線に近いためか、没入感が高く、プレイ中、敵が近づいてきて隠れているのが発覚しそうになると、思わず自分もコントローラーを握って息をひそめ、やり過ごすまで体も動かせない、というぐらい一体感を感じ、没頭しました。また、窮地に追いやられながらもゴリ押しで場面を進めてしまうことが何度かありましたが、絶対に他のやり方があったはずだという思いが頭から離れず、そのシーンをクリアしゲームを終えた後も、風呂に入りながら正攻法を考え、「アレか!」と閃いて、再度同じシーンをプレイするようなこともありました。クリアするまでに何十時間も遊べる、というゲームではありませんが、プレイ中は非常に濃い時間を過ごしました。
□満足感
まだ、いわゆる表のシナリオをクリアしただけですが、大変満足しています。
□快適さ
ゲームバランスについては、徐々に難易度が上がりながらも中だるみなく展開していき、大変良いと思いました。操作についていくつか不満を感じるところがあり、その分で「普通」の評価にしました。
□難易度
この手のゲームの経験が少ないということもあると思いますが、後半は結構悩む場面が多く、難易度はやや高いのかな、と思います。
BAD/REQUEST
■ぶら下がった状態で体を振って飛び移る操作については、タイミングが難しくやりづらいと思いました。ジャンプもデフォルトの操作ではたまに暴発がありました。また、敵に気配が悟られそうになったときに身を隠す動きについて思った方向に動かず、かえってバレてしまうことがままありました。これらの操作については終盤までコツをつかむことができず、ストレスを感じました。
■「チャンバラ」について、最初は体がついていけず失敗しまくりました。慣れれば上達していき、上達すること自体には達成感もありますが、「チャンバラ」という行為自体にもっと上手くなりたいと思わせるような魅力がありませんでした。上手くなれば新しいルートが開ける、とか、全く違うプレイスタイルができるというぐらいの位置づけなら良いのですが、ストーリーの途中で強制されることがあるため、やらずにほっとくということができず、ちょっと違和感がありました。敵にバレたときやメインとなる隠密行動と比較してのメリハリ、アクセントとしては悪くないと思うので、もう少し練って楽しいものにしてもらえればなあ、と感じる惜しいイベントでした。
COMMENT
ゲームとして丁寧に作られた、とても印象の良い作品でした。
他のレビュアーの方の評価を見ていると、過去作と大きくゲーム性が変わっているようなので、あえて「天誅」という名前にこだわらなかったほうが良かったのではないかと思いました。自分自身はこれが三部作の第一作目だということなので、残りの二作品が大変楽しみになりました。