Wii mk2 - Wiiの参加型レビューサイト

GOOD!

一見ガンシューのように見えますが、キャラを動かして照準で撃つゲームです。
私はＦＰＳとか酔うのでダメなのですが、このゲームは固定画面なのでそれがまったく無い事と、固定画面なので箱庭で戦っているような程よい見渡し感が気に入りました。
しかもかなり丁寧に作ってあります。
キャラクターもバラエティに富んでいて、動きとか細かいですし、画面上に表示されているスコアや残機表示などに照準が近づくと半透明になったりと細かい配慮があって好感が持てます。

緊急回避というのが無制限で使えるのですが、これが完全に無敵になります。
完全無敵が使いたい放題なのですが、当然その間は撃つことが出来ないのと、一瞬だけ隙が生まれます。ここらへんのバランスで危機を脱したときの気持ちよさはなかなかです。

あと画面上にある背景物を全て壊すことができます。
１面はジャングルなのですが、壊しまくっていると草原になってしまいます。
どの面もそういった作りになっていて、これも楽しい要因の一つだと思われます。

このゲームの最大の特徴に自分のキャラクターが最初はサルからスタートして人類へと進化していくというのがあります。別に育てるわけではないのですが、武器の威力や飛び方が変わっていきます。
最初のサルは糞？を投げて放物線を描いて飛び、猿人、原始人、弓矢騎士へと変わって行くにつれ武器を投げるようになったり歩きながら弓を撃てるようになり、連射性能や弾のスピード、軌道も変化します。
またサブウェポンという弾数制限のある強力な武器があり、こちらも木の実からブーメラン、投石機へと変わっていきます。個人的に投石機が格好良くて気に入りました。
やりこんでいくとどれも一長一短があり、サルが一番ダメなのかと思うと、着弾したときの判定が大きくて一撃の威力が高いなど侮れなかったりします。というか強いです。

イージーでも良いので一度でもクリアするとキャラとステージの組み合わせが自由になるエキストラモードが出現したり、ハードをクリアするとライフルを持った兵士が使えるようになったりと、上達していくと楽しみが増えるのも良いです。

二人用もプレイでき、こちらも楽しめます。基本的に協力プレイなので難しい面とかを二人でプレイすると結果的に難易度が下がるのでお勧めです。
また、二人用のエンディングはエキストラモードでキャラの組み合わせを変えると、組み合わせ次第では笑えるエンディングになったりと遊び心も伺えます。

あとこのゲームは曲が良いです。
作曲はナムコのアーケードゲームなどで有名な相原隆行氏が担当しており、基本内蔵音源のWiiWareでありながら曲も逸品です。
WiiWareでここまで曲が良いのはグラディウスリバース以外聴いたことないので５点付けました。

BAD/REQUEST

基本的に人間に進化して飛び道具を持つまではキャラが移動しながら弾を撃てないので、そこに慣れるか慣れないかで序盤の難しさがわかれるところです。私は最初なかなか慣れませんでした。
やっていくと進化していくところに密接なので良いところとも言えるかもしれませんが・・・

ステージ数が６面なのですが、もう１、２面あっても良かったかなと思います。
まあ値段など考えれば妥当な気もしますが、もっといろいろなステージもやってみたいです。

COMMENT

とにかくWiiWareでこの価格でこの作り込みには感心しました。
最初はサルが動きながら弾を撃てないので難しく感じるはずですが、進化してパワーアップしていくので気にならなくなります。サルとかちょっとバカゲーっぽいノリも好きです。
エキストラモードでキャラやステージを変えたり、ハードランクに挑戦したりで間を置いても何度もやってしまいます。ハードは敵の攻撃が鬼なのですが、アイテムを取ったときの効果が高いようで自分の武器の性能がズバ抜けて高くなります。これも面白いです。
６００円で得した気分になれるお勧めのWiiWareです。