涼宮ハルヒの並列 レビュー
発売元 | セガ(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009/03/26 |
価格 | 7,140(税込) |
レーティング | A / 全年齢対象(CERO について) |
ショップ/リンク | 【 Amazonレビューも参考にどうぞ 】 |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | 非日常 並列アドベンチャー / 1人用 |
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GOOD!
簡単に言うとNever7などの「繰り返しアドベンチャー」ですが、大きく違うところがあります。それは「話も振り幅が大きい」という点。
序盤は同じシナリオでも、ズレが生じることでサウンドノベル並みに話が狂います。サスペンスになったりオカルトっぽくなったり・・・。
この膨大なテキスト量に素直に拍手を送りたいです。
これを実現するためにポリゴンモデルを利用したのだと思いますが、これもアニメの雰囲気を崩さず、実によくできています。
突然、リモコン操作を求めるシーンがあるのですが、セガの「ダイナマイト刑事」をほうふつとさせ、おもしろいです。そこに至るデモも凝っています。
これがゲームのアクセントになっていて、読んでいるだけ・・・ではなくゲームに参加している感をうまく演出しています。
シナリオは繰り返しになるので当然、同じテキストが何度も出てくることになりますが、スキップ機能はデモも含め充実しているのでストレスは最小限に抑えられています。
BAD/REQUEST
ロードが長いのとメニューがリモコン非対応なのが残念。
ロードはポリゴンモデルの読み込みに必要なのでしょうが、メニュー表示時にリモコン操作を受け付けずカーソル操作になるのは手抜きにしか思えませんでした。
COMMENT
正直言って原作もそれほど好きではないし、アニメも途中でみるのを断念する程度にしか作品を知りませんので期待はそんなに高くありませんでした。
ですが「繰り返しアドベンチャー」としてみてもかなり完成度が高く、満足できる内容だったのは想定外というか・・・うれしい誤算でした。
もちろんハルヒの最低限の世界観に対する知識はないとおもしろく無いと思いますが、ただのキャラゲーではなく、しっかりゲームとして完成度が高められているのは本当に感心しました。
一見アドベンチャーですが「かまいたちの夜」などのサウンドノベルが好きな人にも楽しめるのではないかと思います。
記憶と頭脳を動員して積み重ねていく感覚はなかなかのものですよ。