ディシプリン*帝国の誕生 レビュー
発売元 | マーベラスエンターテイメント(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009/08/25 |
価格 | 800(税込) |
レーティング | C / 15才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | 【 Amazon最新Wiiランキング 】 |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | 【Wii Ware】 贖罪バンドデシネ / 1人用 |
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GOOD!
いつか、誰かが作るだろうと思っていた「監獄ゲー」の一つのモデルを生み出した点。すでに映画や小説、漫画などでそれは描かれてきたが、とりあえず日本のゲームでは初なんじゃないのだろうか?(もしかしたらあるのかもしんないけど、比較的メジャーなレベルってことで)
しかもそんな未開拓な分野に着手したのがかつてPSで「アクアノートの休日」「太陽のしっぽ」と今から振り返ればとんでもなく早い段階で現在にも繋がる革新的なゲームを作ってきた飯田和敏さんってのがまたなんの因果かと思わせもする。かなりのことをやってる作品と思う。うっすら思い描いていたそんなゲームの到来が起こった、それだけでも十分な価値がある。
BAD/REQUEST
ゲームシステムうんぬんにケチつけるのは本作はヤボだと思うし、「クソ」「ゲームである意味がない」なんて意見は公式のPV見てもわかるように作者の思う壺で、口にするのも逆に恥ずかしいものにしてるってところ。
仮に「ディシプリン2」あるいはどこかでまた監獄ゲーが生まれるんだとしたら本作をたたき台にするんだったら見ての通り穴だらけなわけだし、単に囚人の労働、罰則のバリエーション増やすだけでもマシになるだろうなあ、とあの基本のシステムに対して思うくらいだ。よく考えたらあの起動システムって囚人側じゃなく監視者側のやることだし、そうすると主人公は犯罪者と対話するカウンセラーとかの立場にしていたら通りがいいなと。
あとはヤバすぎる犯罪者のモデルたちの中で小室はちょっと浮く。
COMMENT
もうこれは飯田さんのこれまでの作品のごとく、10年先の未来に投資してるゲーム。「モンスターハンター」や「ワンダの巨像」といった名作が評価される中から「太陽のしっぽ」を今やりなおすとその出来の荒い革新を再評価できるし、本作も何年か先から振り返った時にその出来の荒い革新を評価できるように思う。まずは「BULLY]を生んだロックスターあたりがゲームとして面白がれる監獄ゲーを作りそうだ。
ロックスター繋がりで言うとそういえば「GTA3」も「シェンムー」をモデルにしたという話があるし、そういうことから「シェンムー」は早過ぎた革新的失敗作という評価となってるが、ちょっといびつな楽しみ方かもしれないけどそんな失敗作特有のコンセプチュアルな面白さに満ちたものとなっていた。本作もまた、そうした未来への完成に対する心に残るクソゲーだ。
最後に本作をリリースしたMMVは近年ここまで完璧にWii、ないしは任天堂に対するアンチテーゼとなっている点が本作によりまた強まってる。意図的なものか天然なのかわからないがMMVがこうした作品をリリースすればリリースするほど任天堂の穴が明確になっていく点もまた興味深かった。