罪と罰 宇宙の後継者[そらのこうけいしゃ] レビュー
発売元 | 任天堂(オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2009/10/29 |
価格 | 6,800(税込) |
レーティング | B / 12才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | 【 Amazonレビューも参考にどうぞ 】 |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | アクションシューティング / 1人用 Wi-Fi 対応 |
← 罪と罰 宇宙の後継者[そらのこうけいしゃ]のTOPページへ戻る
スコアボード
発売スケジュール
サイト情報
★ Switch mk2をオープンいたしました。 ★
レビュー投稿お待ちしております。- レビュー更新情報(17/06/08)
-
ファミコンリミックス1+2 (1件)
ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT (1件)
- レビュー更新情報(17/03/28)
-
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド (1件)
- レビュー更新情報(17/03/05)
-
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド (募集開始)
- レビュー更新情報(17/03/04)
-
幻影異聞録♯FE (1件)
- レビュー更新情報(17/02/02)
-
バットマン:アーカム・ビギンズ (1件)
幻影異聞録♯FE (1件)
- レビュー更新情報(16/10/24)
-
ピクミン3 (1件)
マリオパーティ10 (1件)
- レビュー更新情報(16/10/22)
-
幻影異聞録♯FE (1件)
マリオカート8 (1件)
GOOD!
・操作性
使用したコントローラーはヌンチャクのみで他は試していないので何とも言えませんが、ヌンチャクに関する限りは素晴らしい操作性です。
操作性の煩雑さが問題であった前作と比べて、これは明らかに進歩していて、スティックで移動し、ポインタで狙って撃つという、非常に直観的で快適なプレイができます。
wiiのコントローラーを活かしているゲームはそれほど多いとは言えませんが、今作はまさにwiiリモコンを見事に使いこなしています。
・爽快感
今作の売りはまさにこれでしょう。テンポが良くスピード感ある構成と上述の操作性の良さが組み合わさり、他にはない素晴らしく爽快感のあるゲームとなっています。
次々と現れる敵をマシンガン、近接攻撃、チャージショット等を用いて次々と撃破していきます。
最近では珍しくなってきた、バリバリ撃ちまくって単純に爽快感を楽しむことができるゲームです。
・多彩なステージ構成
シューティングというだけあって長いゲームではありませんが(シューティングとしてはかなり長い方です)、その中に非常に多彩なシチュエーションが盛り込まれていて、飽きさせない構成になっています。
高層ビル街の中を飛び回り、海底トンネルを突破し、砂漠をバイクで疾走し、果ては宇宙まで行きます。
また、トレジャーお馴染みのパズルじみた凝った構成のステージももちろん登場します。
敵も迫力あるモンスター等が数多く登場してくれます。
・難易度
製作会社がトレジャーというだけあって、今回も難易度はかなりのものです。
イージー、ノーマル、ハードと3段階から難易度を選べますが、イージーでもお世辞にも簡単とはいえないレベルで、ハードに至っては一瞬でも気が緩んだら即ゲームオーバーです。
とはいえ、理不尽な難易度というわけではなく(一部例外除く)、また爽快感あるゲーム構成も合わさり何度も再挑戦したくさせてくれます。
一見突破困難な個所でも練習を積み、パターンを理解すれば突破できる場面がほとんどで、トライアンドエラーを楽しませてくれるゲームです。
かつて苦戦した場所を華麗なプレイで進めることができたときの快感もなかなかなものです。
・程よいトレジャーらしさ
トレジャーのゲームというと、高い完成度である一方、説明不足で裏設定だらけのいわゆる「電波」なストーリーや、捻りすぎたシステムや構成による取っつきづらさといったようなアクの強いゲームが多いイメージですが、今回は任天堂が指導しているだけあって、アクを抜いてトレジャーらしさの内の良い点を抽出したようなゲームとなっています。
ストーリーはトレジャーの割には分かりやすくなり、ステージ構成やシステムも快適さや爽快感を損ねない範囲で作りこんでくれています。
・音楽
とても良くできています。トレジャーのゲームというとレイディアントシルバーガンや斑鳩の強烈なサウンドが印象的ですが、今回もそこまでのインパクトはないものの、非常に高いレベルのサウンドとなっています。
タイトル画面やメニュー画面からすでに非常に気合が入っています。
・処理落ちはほぼない
60フレームでの滑らかな動きと、非常に多くのキャラクターや弾丸、爆風が飛び交う画面構成であるにも関わらず、処理落ちはほとんど発生しません。
BAD/REQUEST
・当たり判定
これはこの手のゲームでは仕方のないことなのかもしれませんが、自キャラの当たり判定がやや分かりにくいです。
敵の弾幕の隙間を縫うようなプレイが要求される場面がいくつか出てきますが、避けたつもりで当たっていることもあり、少々ストレスが溜まります。
慣れれば問題ではなくなってくるでしょうけど。
・距離感の掴みづらさ
これもある程度は仕方のないことなのかもしれませんし、慣れの問題でもあるのですが、敵や敵弾との距離感がつかみづらくミスをしてしまう場面があります。
・一部、面白いとは言えない場面がある
敵との格闘戦になる場面がありますが、この点は明確な攻略法が見つからずゴリ押しになってしまいがちです。
また、怒首領蜂や斑鳩などのいわゆる弾幕シューティングのような弾避けを要求される場面もありますが、これも自キャラの当たり判定の分かりづらさもあり、面白いとは言えません。
今回、スコアアタックに敵からのダメージが関わってくるので、これらのような運が絡んでしまう場面は歓迎できません。
ただ、いずれにせよ、今後新しい攻略法が編み出されて問題ではなくなるかもしれません。
・エンディング
ネタバレになるので深くは語りませんが、今作は一定の条件を満たさないとマトモなエンディングを見ることができません。
それは良いとして、その真のエンディングですら、余計に大きな謎や不安要素を残して終わってしまうというのはどうなのでしょうか?
エンディングがあまり気持ち良くないのもトレジャーのゲームには多いのですが、今回もその点は例外ではありません。
是非とも続編を出して、その点ハッキリさせてほしいものです。
・グラフィック
良い点で処理落ちのない快適なゲーム性を挙げましたが、その犠牲か、グラフィックそのものは一世代前のようなレベルとなっており、人によっては気になるかもしれません。
・シューティングゲームの宿命
これも人によっては気になるかもしれませんが、非常に難易度が高く、更に一周自体は短いため、トライアンドエラーをゲームに求めない人や、一周クリアして終わりというタイプの人には楽しめないかもしれません。
COMMENT
総合的には、任天堂とトレジャーの長所がうまく合わさった非常に素晴らしいゲームで、wiiの中でもトップクラスに位置します。
シューティングゲームというと難解なイメージがありますが、今作は非常に快適で爽快なゲームとなっていますので、シューティングに苦手意識を持っている人でも楽しめると思います。
・以下余談です
今作も前作(地球の継承者)もいずれもジャンルはアクションシューティングとなっていますが、今回はキャラクターが空を飛べるせいか、よりシューティングの色が強くなっています。
また、ゲーム全体として、コナミ在籍時代やトレジャー初期(魂斗羅スピリッツやガンスターヒーローズ)の時代の匂いを強く感じさせるゲームになっており、それらが好きだった方は今作がより楽しめるのではないでしょうか。
他の様々なゲームのオマージュだと思える場面が多く見受けられますので、それを考えながらプレイするのも面白いかもしれません。