テイルズ オブ グレイセス レビュー
発売元 | バンダイナムコゲームス(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009/12/10 |
価格 | 7,329(税込) |
レーティング | B / 12才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | 【 Amazonレビューも参考にどうぞ 】 |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | 守る強さを知るRPG / 1人用 クラコン 対応 |
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GOOD!
戦闘が面白い、今回の作品はこれに尽きると思われる。「通常攻撃」と言う概念が消滅したおかげで、奥義へと繋がるまでの術技の連結におけるパターン要素が随分と改善された。また、通常攻撃による無意味なゲージ消費もないため、華麗に技を繰り出すことができる。アラウンド、サイドステップ等、最早格闘ゲームとも区別できないアクションバトルはやり込み要素満載で、とにかく戦略を練ることができる。「エレスライズ」による無双状態や、「エレスブレイク」による不利一方の要素もまた、それう発生させるシステムも兼ねて、駆け引きを楽しめることができ、これまでと比べ、随分と、いわゆる「フリーラン依存」が和らいでおり、戦略性が高くなっている。映像もwiiとしては次世代機らしい迫力ある画質であり、複数の奥義が存在するのも良い。慣れは必要であるが、十字キーによる仲間のシームレスチェンジもあって、AIの重要性もかなり増したと思われる。
また、戦闘面においては、様々なプレイヤー目線で考案された様々な親切設計も施されている。術の詠唱でゲージが表示される他、敵の体力も表示される。地味ながら、こうした改良はなかなか好印象。アニメムービーも多い他、マザーシップタイトルとしてのかなりの心意気を見ることができた。
その他、フィールドでは移動が速いため、快適に大地を駆け回ることができる。セーブポイントの増加により短い時間で楽しむこともできれば、ダンジョンも従来と比べて短いため、面倒なことがなくなった。シンボルエンカウントは最早お馴染みとなったが、バトルがほぼ任意という点も、個人的には嬉しいところ。コミカルな解説文も笑いを誘い、楽しむことができた。ヒロインを通した物語も、なかなかに奥が深いものがある。その他のシステムについても、使えないものが存在しないのは良かった。音楽にも、かなりの力が入っており、OPのみならず、頭に残る曲が多かった。
BAD/REQUEST
秘奥義について、若干難があった。エレスライズにのみ発動できる技であるのだが、ボス戦の時は、相手の「エレスブレイク」の発動率が一方的に上昇するため、理不尽な印象を受けた。ここは改善のしようがあると思う。また、デュアライズのレシピや、エレスポット、称号スキル等、やり込みと自由な育成カスタマイズは良いが、こうも幅が広いと難解さを兼ねてしまうことになので、もう少し解説を加えるなど工夫が必要。ワールドマップを開く度のロードも気になった。
ところで、最近のテイルズでは流行になっているのか否か、引き継ぎ要素にレベルが存在しないのには首を傾げる。成長引き継ぎはあるが、アイテムによる効果のみを引き継ぐのはどうかと思った。前作「ハーツ」でも首を傾げたが、容量の問題ではなさそうであるところに、手抜の感を抱く。
特に、ネットを介したダウンロードショッピングについて、「ドラクエ9」のシステムを導入する訳にはいかなかったのかどうかが気になる。ダウンロード毎に「wiiポイント」という代金が必要になるのはさすがに商戦に走り過ぎだと感じる。ここはドラクエの「ゴールド」と同じく、「ガルド」での引き換えに希望したい。
ストーリーは、シリーズ同じみで、ところどころで唐突感があった。惑星の事情について、一言でさらりと飛ばされるのには笑ってしまった。
あとは個人的に、スキットにコミカルさと、あと物語の雰囲気がこれまでと一線を画すだけあって、キャラクターが一人を除き個性が薄かったと思われる。音量に関して、イベントにおける存在感が薄かったのも気になった。
COMMENT
wiiでできる本格的RPGであり、携帯機での進出の多かったテイルズの久々の据え置き機タイトルである。
広大なワールドマップの、街道化による範囲規制や、これまでと違う、言えばテイルズという名を被った新作シリーズのような作りに、好みは分かれるだろうが、この冬楽しめるソフトであることに間違いはない。
FF13も兼ねて、購入の検討をしてみる価値はある。