テイルズ オブ グレイセス レビュー

テイルズ オブ グレイセス
発売元 バンダイナムコゲームスオフィシャルサイト
発売日 2009/12/10
価格 7,329(税込)
レーティング B / 12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク 【 Amazonレビューも参考にどうぞ 】
タギングトップ3
タイトル概要 守る強さを知るRPG / 1人用
クラコン 対応


オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
5pt 4pt 3pt 4pt 4pt 4pt 3pt
総合点
81pt

GOOD!

今作はTOD2、TOR、PS2TODを制作したチームの作品なだけあり、非常にシステム面(戦闘・育成)が作りこまれている。戦闘はチェインキャパ(CC)というシステムが採用されている。CCは攻撃・回避といった行動をとれば減少しCCが無くなると攻撃・回避ができなくなり、待機・防御を行うと回復するシステムで、アクション戦闘でありながら攻撃と防御のメリハリが強く出ているシステムとなっている。CC自体はPS2TODのシステムだが空中コンボを廃止して、3D化+地上戦特化の戦闘となっている。また、今までは軸が横(左右で移動)だったが、今回は軸が縦(上下で移動)となった。

[オリジナルティ]
「アラウンドステップ」「スタイルシフト」の2つの新戦闘システムが面白い。
-アラウンドステップはターゲットを中心に回り込むようにサイドステップをする。ステップ速度が速く、ステップでの移動や回避を素早く行え、攻撃→ステップ→攻撃といった行動も隙無く行うことが可能でスピード感のある戦闘ができる。また、相手の攻撃をギリギリで回避することでCCが増加するため、TODのように常に攻めではなく、カウンター狙いも有効となった。
-スタイルシフトは、2つの戦闘スタイルの「アーツ技」と「バースト技」を使いわけるシステムとなっている。
アーツ技は、攻撃力自体はバースト技に比べると低いが属性が豊富で弱点を突きやすく、キャラ固有で今までにない戦闘スタイルを持ったキャラもいる(レーザーを撃ったり、剣を投げたり)1キャラ12〜16のアーツ技を持っており、技の設定をすることなく、キー入力の順番ですべての技を使用することが可能。アーツ技だけで従来の技登録4つ+ショートカットの制限を大きく超え、戦略が大きく広がった。
バースト技は従来のテイルズで言う特技・奥義のことで、術技設定で従来通り4つを設定して使用する形となっており、従来通りの感覚で使用可能である。バースト技もキャラによって被る性能の技が無く、操作するキャラによって全く異なる戦法をとることが可能。(近距離攻撃魔法キャラや銃技など)
従来のテイルズと比べ、技の発生や攻撃速度が早くなり、アラウンドステップによる移動・回避も素早く行えるため、戦闘のテンポが非常によい。
この2つは従来のテイルズを大きく進化させつつも変わりすぎないバランスとなっている。
また、テイルズ恒例の2周目以降のグレードを使用した引き継ぎの仕様変更もよかった。

[グラフィック]
Wiiの性能ですので、当然ながらPS3やXBOX360と比べグラフィックは大きく劣り、PS2よりやや綺麗というレベルですが、それを補うだけのエフェクトの見せ方・カメラワーク・モーションキャプチャーを使用したイベントシーンなどの演出面に力を入れ、戦闘・イベントともに非常に迫力がある。表情も豊かに変化し、目やまぶた・眉毛もちゃんと個別で動くため、キャラの感情をセリフなしでもちゃんと捉えることができる。

[音楽]
BGMのバリエーションは非常に多い。各種BGMが地域別に用意されており、地域とBGMの雰囲気が合っているため、雰囲気の違和感などは特にない。戦闘BGMは今までの桜庭さんのBGMではあまり聞かないタイプのBGMが多くBGMだけでも聴いてて楽しいほど。テイルズの桜庭さんとしてはいつもよりクオリティは高め。斬撃音などの戦闘SEをリアルにするとCEROに引っ掛かるらしく、リアル系の音ではないが攻撃ヒット時の音は爽快感があり、違和感のない音になっている。

[熱中度]
戦闘は非常に楽しい。視界に入った敵は片っ端から倒していくほどである。
CCの仕様変更により、CC下限がクリティカル依存になった。以前のCC下限は回復するたびに変動していたのに対し、今回はクリティカルが発生すると下限増える仕様になった。クリティカルはいろいろな技を連携に組み込むと発生しやすくなり、逆に某仮面に怒られる勢いで同じ技を繰り返し使用すると発生しにくくなるため、いろいろな技を組み込んだコンボの組み立てが非常に楽しい。敵の弱点が地域によってある程度統一されつつも細かく設定されており、戦う相手によって技の設定を変えて、そのたびにコンボを考えなければいけないので戦闘が単調にならずに、常に考えながらのプレイとなる。3周クリアしたが、実際に同じ敵と戦う時に3周とも違うコンボで戦っていた。
また1度に使える技が多いため、敵の数が多い時は火力の高い技で一気に倒すとか範囲の広い技で巻きこんだり、味方が戦闘不能で追い詰められてる時は拘束時間の長い技でコンボをして回復時間を稼ぐといった、臨機応変な戦い方が可能。
敵のAIも、体力を減らすと攻撃パターンが複数回変化したり、使用する技が増えたりするなどして、気を抜けない仕様となっている。
また、武器・防具を鍛えるのも楽しい。自分の好きなように鍛える事ができるが、鍛え方によって全然違う性能になるので、同じ性能の武器を2つ作るのは難しく、本当にオリジナルの武器を作っているように感じる。装備を鍛える画面で気が付けば10分ほど試行錯誤してることもしばしば。
サブイベント関連も豊富にあり、コレクター要素も多くやりごたえがある。

[満足感]
かなり満足できた。通常のゲームと比べてボリュームはかなり多いほうだと思うし、3周して100時間以上プレイしてもまだやり足りないと思えるほど楽しく、完成されたシステム。またPTの雰囲気が非常によく、クリア後ももっとこのキャラ達を見たいと思えるできで、過去のシリーズだとアイテム関連以外ではあまりしなかったサブイベントめぐりをしているほど。
今年、20本近くゲームをプレイしたが、一番面白いと思えるソフトだった。

[快適さ]
基本的に長いロードは一切ない。フィールドやダンジョン・街の読み込みなどは2〜3秒で、戦闘読み込みは1秒ないくらい。というよりエンカウントしてから操作可能になるまで1秒もない。3Dで早いと感じたTOVよりさらに早く、2Dテイルズ並みの読み込み速度でロードによるストレスはほぼ0。
チュートリアルなども、一度にすべてを説明するのではなく少しずつゲームの進行に合わせてチュートリアルが出るので一度に説明されても覚えきれないなんてことにはならない。かといって、いちいちこまごまとチュートリアルが出て邪魔といったこともなく、プレイテンポに一切支障がない形となっている。

[難易度]
これについてはシリーズ経験者がどうかで大きく変わるところ。前半は難易度問わずあまり難しくないが難易度を上げるほど後半が難しくなっていく。
難易度ノーマルはシリーズ未経験者向けorアクションが苦手な人向けでかなりぬるい設定となっている。
難易度ハードは経験者向けで、ちゃんと考えてプレイしないと苦戦することになる。
2周目以降解放される隠し難易度は、かなり難しく、油断すると一瞬で全滅しかねないほどの難易度になっていて、システムをちゃんと理解している人向けになっている。
いつでも難易度は変更可能なのでいつでも辛いと思ったら下げれるし、ぬるいと感じたら上げることが可能なので、簡単なゲームをプレイしたい人も難しいゲームをプレイしたい人でも遊べるゲームだと思う。

[シナリオ]
可もなく不可もなくだが、主人公の子供時代から始まるため大人になってからの変化など、非常に感情移入しやすい。またシリーズで一番礼儀正しい常識のある主人公で、テイルズシリーズとしては新鮮だった。
シリーズ恒例のスキット(キャラ同士の雑談みたいなのも)もたくさんあり、それぞれのキャラがいつ何をどう考えているか、どういう性格か、なども理解しやすい。

BAD/REQUEST

[オリジナルティ]
5点なので特になし。

[グラフィック]
一部ダンジョンがいわゆるコピペダンジョンでひたすら同じ景色が続き、戦闘後にどっちに進んでたか分からなくなることがしばしば。テイルズにはありがちだったが、今回は特にひどいように感じた。ディスク容量をギリギリまで使ってるようなので容量節約のためだとは思うが、そういったダンジョンに工夫が感じられなかった。

[音楽]
BGMはいいが音源が微妙。D2チームは毎回音源はよかったが今回は音源が悪く感じた。今回は桜庭さんにしては珍しい曲調の曲が多かったのでこれがかなり残念。
プレイそのものに支障はないがBGM・音声ループバグ。めったに発生しないが発生すると非常にうるさい。

[熱中度]
研究所なのにほとんど研究設備がなかったり、ダンジョンにするためだけに作られたような施設や延々と廊下と分かれ道だけで小部屋すら無い建物など、設定的にかなり無理がある構造のダンジョンが非常に多い。戦闘が楽しいのでそこまで気にはならないが、周回プレイをする場合は、そういった理由でうんざりするダンジョンがいくつかある。
パラメータの少なさ。HP・CC・攻撃力・術攻撃力・防御力・術防御力・回避・命中のみ。
今回は詠唱速度が遅かったり、CCのデフォルト回復速度が遅いので詠唱速度やCC回復速度といったパラメータがほしかった。あればキャラや武器の育成方針にバリエーションがでてもっと自由度が出たと思う。

[満足度]
やはりバグ。一応すべてのバグでつむことはなく、時間がかかるが回避も可能だが、気にしながらプレイするのはやはりめんどくさい。テイルズに限らずコレクター要素にほとんど手をつけない自分が珍しく手をつけようと思ったら、コレクター要素のバグがあり少し萎えた。

[快適さ]
乗り物を使用する際のロード時間がやや気になった。ロード時間は1秒程度だが、なぜだか妙に気になるロード時間。
アイテムのソートができない。カテゴリ別はあるが、最終的に各カテゴリのアイテムが100個以上になるため、アイテム合成する際に目的のアイテムを探すのに時間がかかる。また、順番に合成しようとしても合成するたびにカーソルが一番上に戻るので再び探し直さないといけない。

[シナリオ]
全体的に王道で無難。なので、展開が悪い意味で読めてしまう。
一部死亡したキャラが掘り下げが不十分なまま死亡するため、特に感情移入もできない(なぜか死亡後に掘り下げイベントが多数)
展開が無難なせいか、盛り上がりどころが少なくクリアしたときにどこか不完全燃焼な気持ちになる。

COMMENT

テレビ:液晶 コントローラ:クラシックコントローラー

D2チーム制作のゲームは全体的に戦闘特化でシステム面で毎回かなり冒険しているので、「RPG」というより「ゲーム」として期待してたが、期待を遥かに超えた良作だった。

チュートリアルはかなり丁寧だが、システム自体はやや複雑なので、ゲームが苦手な人には手が出しにくいかもしれないが、キャラも極端に個性的ではないので(一部除く)、受け入れやすく楽しめると思う。(アニメ調のゲームなのでアニメ系が苦手でなければ)
戦闘やシステム・やりこみを重視な方にはオススメできるゲームだが、ストーリ重視やリアリティ重視の方にはあまりオススメできない。かといって、ストーリーがそこまで悪いわけではないので、少しでも気になったら手に取ってみてほしいと思えるゲーム。

プレイ時間:100時間以上(クリア済)
sekuさん [2009/12/26 掲載]

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スコアボード

テイルズ オブ グレイセス評価ランク
中央値
76
難易度
2.11
レビュー数
62






サイト情報

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