Wii mk2 - Wiiの参加型レビューサイト

GOOD!

【快適】
●ロードが早い。
セーブに時間がかからず、ロードに関しては素晴らしく快適。

【音楽】
●ＯＰの曲。雰囲気がよく出ています。
終盤の街の曲も良かった。全体的に、それぞれの場面によく合っている。
●声優
良い声優陣が揃っているだけある。

【オリジナリティ】
●武器のピースシステム。
戦闘に応じて、自分の戦略でカスタマイズできる。
新しいピースを得る楽しみと、パズル感覚で組み合わせを練るのが良かった。

【その他】
●フィールド
敵がぞろぞろと歩く様が面白い。エンカウントも楽。
●ネームドモンスター
所々、フィールドにいるネームドモンスターは探して攻略するのが楽しい。
序盤から強敵が出て戦うかどうかも自分で選択できるし、緊張感を持って戦闘に臨むことができた。

【満足感】
●廉価版で買ったので、ある程度遊べたから満足。

BAD/REQUEST

【オリジナリティ】
■テイルズを彷彿させる箇所がいくつも。
何も、街に入った時の演出まで一緒にしなくても良かったのに。

【快適さ】
■読み込みが酷い。
街でぶれる、一度フリーズ。イベントシーンの度にＷｉｉが軋みまくるので、不安で不快な思いをした。
■無駄にでかい街。
一部、街がとにかく広い。時間がかかりすぎる。広い割りに、大した施設があるわけでもなく薄っぺらい。
特に闘技場なんかは、あそこまでいちいち何回も通うのは大変。
東西南北から街に入れるとかもうちょっと考えれただろう、と。
■カメラワーク
フィールドの視点が最悪。
戦闘中もカメラを動かせない為、魔法の範囲がどの程度なのかわかりにくい。
キャラがその時点で支持した敵の方向を向いたままで、横目で次の敵を見ている様はなんだか笑えた。

【グラフィック】
■荒すぎ。
ロードに比例しているので仕方ないけど、非常にレベルが低いです。
最初の森で目がチカチカしました。はっきり言ってＰＳ。Ｗｉｉだからじゃない。
■バトルの演出
魔法や奥義の映像に魅力を感じない。
戦闘終了後のパターンも一つだし、声優さんは良いのに映像と声が合ってない時がある。

【熱中度】
■つまらない雑魚戦、単調な戦闘
『作戦でサクサク進む雑魚戦』それはつまり、戦闘がザルでつまらないということ。
雑魚戦まで楽しめる（＝手間がかかる）か、雑魚戦を快適にする（＝つまらない戦闘が繰り替えされる）の二極化の、後者に当てはまる。
どちらがメリットに感じるかは人それぞれ。私は、ボタン一つの作業を何回も繰り返すのは苦痛に感じた。
■無意味なクエスト
物語終盤にクエストが何点か追加される。
ラストに向けて達成しようと思ったら、苦痛なおつかいクエストが多数。放棄しました。
■お粗末なストーリー
序盤は良かった。引き込まれるストーリー。
それが結局、全ては●●と●●のお膳立ての為に冒険してきたんだ、と心底がっかりしました。
●●のオチも、あれってＴＯＡと酷似している気がする。。
テイルズよりストーリーが面白い、と言われているが、結局色恋のことばっか考えている主人公・ヒロインよりも、ＴＯＧのアスベルの方がよっぽど世界のこと考えてたけどなぁ。最後だけ比べれば。
別に熱心なテイルズファンではないしテイルズを肯定するわけじゃないけど、引き合いに出す程これだってストーリーが良いわけではない。
アデールちゃんは主人公・ヒロインに振り回されて本当に可哀想だった。
ラストですら仲間はスキットの絵のみ、救った世界も見せず、あのエンド。どこに感動できたのか、誰か教えて欲しい。
■好感度ゼロのヒロイン。でもプッシュされている
普段は天然、○○○の前だと急に口調が変わった。
個人的には、周りにもてはやされた高慢なもの知らずのお姫様が成長する、という設定の方が熱くなれたと思う。
■口が悪いキャラたち
”しもべ””しもべ”と連発するキャラ達に違和感を感じた。
開発で、今の若い世代に共感を持ってもらえるように…みたいな話があったけど。逆効果じゃないか。

【その他】
■グラフィックが非常に荒いのでキャラの表情が感じられないし、会話はモーションがあまりないし、グラの良いイベントシーンは主人公とヒロインだけだった。
最初は、キャラデザに個性がないからかと思いましたが。
攻略本を買ったら、挿絵のキャラは表情がかなり生き生きしてたので、グラフィックがキャラの表情を殺しているんだなと思った。

COMMENT

無茶を承知で言いますが例えば、二週目で主人公を選べると面白かったかなって。
私は主人公とヒロインに共感を持てなかったので、アルス側の陣営が何をどう考えてあのような状態に至ったのかが気になった。
むしろ、アルス主人公の選択肢設置で○○○を救ってあげたかった。

うーん、ここの評価を見て期待して買ったのですが、いまいち合わなかった。個人的に、ＣかＤくらい・・・。
戦闘システムも珍しいものじゃないし。

惜しいところはいくつもあるのに、奥行きが感じられない薄っぺらいＲＰＧだった。残念。