メトロイドプライム3 コラプション レビュー
発売元 | 任天堂(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008/03/06 |
価格 | 6,800(税込) |
レーティング | B / 12才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | 【 Amazonレビューも参考にどうぞ 】 |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | ファーストパーソンアドベンチャー / 1人用 ヌンチャク 対応 |
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GOOD!
メトロイドシリーズはハンターズとピンボール、OtherM以外は全てやりました。3D酔いはしない人間です。
●オリジナリティ
開発元であるレトロスタジオの本領発揮というところでしょうか、SFと古代ファンタジーが非常に秀逸に融合しています。個々の惑星のサイドストーリーも非常に練られており、ログブックを集めるのが楽しいです。今回は銀河連邦軍の描写も細かく、まさにSF映画の主人公になった気分です。メトロイド的世界観をアメリカなりに解釈しつつ、オリジナルの要素も加わり、壮大な世界観を構築しています。アメリカでのメトロイドの人気ぶりもうなずける出来です。キャラクターごとの出自や、過去作品とのリンク、構造物に対するこだわりが半端ではありません。
●グラフィックス
「ゲームのグラフィックは主旨ではなく、センスであり、演出である」ということをあらためて思い返されます。もちろん360やPS3などのハードにはかないませんが、Wiiの能力を最大限引き出し、美しさはもちろん建物の装飾や、オブジェクトのギミックまでこだわりぬいており、「実際にそこに知的生命体が住んでいたかのような」演出がすさまじいほどです。このこだわりは1、2作目からさらに際だっており、戦闘をせずにただその惑星の過去を調べるだけでもロマンに溢れます。
●音楽
今回も神秘的な曲が揃っています。ステージごとにふさわしい音楽ばかりで、「大きな惑星に降り立ったんだ」という実感がわきます。今回も懐かしいリメイク曲が用意されています。
●熱中度
WiiのFPSはこれが初めてだったので、最初のうちは操作に戸惑うのですが、慣れてくるとこれほどしっくりくる操作感はありません。サムスのアームキャノンと自分の腕がリンクしたかのような感覚で、「敵を狙い打つ」という言葉が非常にふさわしいと思います。ビームで敵を撃つだけでなく、謎解きにもWiiリモコンの特殊な操作が沢山必要になるため、プレイヤーを飽きさせません。
●満足感
操作×演出×難易度のバランスが完璧な作品だと思います。ストーリーはこれまで以上に掘り下げられており、細部までリアルな世界観と、Wiiリモコンの快適な操作が非常にうまくマッチしています。強力なボスを倒したときの爽快感は是非体験していただきたいです。
●快適さ
上述の通り、WiiのFPSを遊んだことのない人はかなり操作に戸惑うはずです。ただ遊んでいるうちに腕をどのように固定すればいいのかがわかってくるので、慣れてしまえばあとは直感的に敵を撃てるようになります。
BAD/REQUEST
●操作性
何度も書く事になってしまいますが、このゲームの操作感は最大の強みであるとともに欠点でもあります。初期の設定ではWiiリモコンのポイントとともにサムスが旋回を始める部分の閾値が狭いので視点がそれほどぶれないのですが、ゲームが進むとそれだけでは敵の動きについていけなくなります。そーかといってWiiリモコンのポイントで直接サムスが旋回する設定にすると、今度は敏感すぎる…といった問題があります。この、操作のための閾値をもっと細かく設定させてほしいと思いました。
●世界観
これは自分の懐古的な好みの問題なのですが、キャラクターが肉声でしゃべります(OtherMにいたっては日本語でしゃべるそうですが…)。初代〜スーパーメトロイドの流れで遊んできた者としては、メトロイドの「孤独感」が薄れてしまっているような…
●3D酔い
自分は3D酔いというものをまったくしない体質なので憶測に過ぎないのですが、この作品は3D酔いをする人にとっては悪夢のようなゲームでしょう…(当然ですが)とにかく視点の動きが激しいです。
COMMENT
RetroStudioの仕事ぶりがよく感じられる、傑作だと思います。岩田社長がトワイライトプリンセスと同格にするために延期させたというのもうなずける完成度です。プライムシリーズのファンであれば是非遊んで欲しい作品です。
ただこれは「FPS(First Person Shooting)」ではなく「FPA(First Person Adventure)」なので、Zボタンで敵をロックオンできますし、ずっと戦闘というよりも探索することのほうに重きが置かれています。「とにかくひたすら敵を撃ちまくるゲーム」を期待する人にはおすすめしません。