Wii mk2 - Wiiの参加型レビューサイト

GOOD!

【オリジナリティ】 ３点

２Ｄの横スクロールＡ・ＲＰＧ。
会話時はフルボイス。

【グラフィックス】 ５点

（背景）

日本の四季、風土、建築物が手書き風で繊細に描かれている。
色使いが素晴らしい。
柔らかい光や、空気、怪しくも美しい世界感。
見ているだけで心地よい。
スクロール時も遠近差に合わせて、何枚も配置された背景画が動くので
２Ｄでありながらも奥行き感はある。

（敵）

日本古来のタッチで描かれた妖怪、化け物は必見。
おどろおどろしくも美しい。
世界観の魅力の一つ。

（人物）

ディズニーや日本昔話を連想させるような粋なタッチ、個性が出て良い。

【音楽】 ５点

（移動時）

曲にもよるが、音の響き、間、メロディが美しい。
日本独特の旋律美を感じます。[特に和楽器]
比較的落ち着いた感じが多いのも、
戦闘時、イベント時の曲のメリハリを付けるのには効果的。

（戦闘時）

戦闘に突入する瞬間
移動時の曲のアレンジに切り替わるのは流石ゲームならではの表現。
旋律も突入時と同じ所から始まるのが自然で良い。
戦闘時は曲のテンションが上がる。

【熱中度】 ４点

（世界観）

古き良き日本の書物に出てくるようなファンタジー絵巻。
武将、刀、妖怪、神々、この手の物語が好きな方にはオススメ。
後、今の時代劇でも使わないような日本古来のセリフ回し、ジョークにセンスを感じる。
難しい会話でも意味が伝わってくるのは面白い。

（ストーリー）

妖刀に翻弄される情け無用の主人公達。
しかし時折見せる人間味がストーリーの華でもある。
わびさびの如く、質素な美しさ。

（バトル）

俊敏な動きで敵を切り伏せる爽快アクション。
浮かせ時のコンボも熱い。

【満足感】 ４点

総評にて掲載。

【快適さ】 ３点

操作時のレスポンス（反応）は良い。
２Ｄの為かマップ間の処理も早い。

【難易度】 ３点

（移動時）

特別な謎解きは無く、基本目的地にひたすら進めばＯＫ。

（戦闘時）

ＬＶに合わせて敵も強くなる傾向からか、
ボス戦の力押しは厳しい。[ガード、回避は重要]
回復薬の効果が低い。[ＬＶがあがると下級アイテムは雀の涙]
救済処置として、戦闘はやられた直前から[体力、霊力全快で]始まる。

BAD/REQUEST

マップの使いまわしが目立つ。
同じ素材でも良いから、配置を変えてバリエーションを増やして欲しかった。

マップ間の移動が面倒。
折角の（駕篭かき）が生かされてない。
セーブポイントぐらいには絶対配置するべき。

敵のバリエーションがもう少し欲しかった。
最初から最後までＬＶは変われど変わらぬ敵。

戦闘敗北時のぺナルティが無い。
アイテム使うより殺られた方が良いのは×。

ＬＶが上がると敵のＬＶも上がる。
折角のＲＰＧなのに成長の意味が無い。

COMMENT

【総評】

全体的には勿体無い作品。
素材一つ一つに、職人の技が光るだけに。
システム的には不完全、意味の無いのもある。
ボリューム的にも物足りない。
しかし、変更次第では、かなりの良ゲーに成り得る可能性があります。
後、世界観、グラフィック、サウンドは逸品！
次回作も期待です。

（環境）
クラシックコントローラー
４２インチ プラズマビエラ
オーディオラック