毛糸のカービィ レビュー
発売元 | 任天堂(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010/10/14 |
価格 | 5,800(税込) |
レーティング | A / 全年齢対象(CERO について) |
ショップ/リンク | 【 Amazonレビューも参考にどうぞ 】 |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | アクション / 1〜2人用 |
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GOOD!
カービィシリーズは初代からすべてプレイしています
・吸い込み&コピーというカービィシリーズではおなじみの2大要素を排した今回の作品ですが、個人的には正解だったと思います。吸い込みの代わりとなるカービィのワイヤーアクションがメインとなるのですが、これが結構面白く、爽快感もあります(正直な話、カービィのコピーはSDX以降強くなりすぎて無双状態になっていたので、コピー無しの今作では久しぶりに雑魚敵との戦いを満喫できました)。ただ攻撃すれば絶対に勝てるというわけでもなく、正面の攻撃は防ぐ敵、攻撃中は無敵の敵、数に物を言わせて突撃してくる敵など、戦うことにそれなりのスリルがあります。またコピーの代用となるメタモルは魅力的なものが多く、自分はイルカが特にお気に入りです。普段コピーで変化するのは頭に帽子が乗るくらいなのが殆どですが、今作ではいろんな姿になるカービィが拝めるため、カービィ好きには大歓喜な作品です。
・良い点でもあり悪い点でもありますが、殆どの敵は触れただけではダメージを受けません。難易度低下の一因といえばそうですが、「何で触れただけでダメージを受けなきゃいけないんだ」という個人的な従来のちょっとした不満点の解消や、ワドルディの頭に乗って反応を楽しむというお遊びも出来たりします。
・カービィ含めたすべてのキャラのリアクションが豊富。カービィはほぼすべての行動に変身能力を発揮するので様々な姿のカービィが見れます(お気に入りはパラシュートとぶらさがり)。また敵も豊富で、特にシリーズおなじみのワドルディは1雑魚とは思えないほど多様で、歩行は勿論居眠りや怯えなど従来の作品では決して見せてくれることの無かった様々な反応を見せてくれます。毛をひっぱるワドルドゥ等も必見。
・久しぶりに「広大な世界を冒険するカービィ」を体感できました。というのは携帯機だとどうしても画面が小さくなりがちで、カービィもそれなりの大きさがあるので、画面上は「狭い世界の冒険」しか出来なかったからです。夢の泉(FC)ほどではないにせよ大いに満足できました。
・ハードなアクションが求められる事が多い昨今のACTゲー業界ですが、この作品は全体的にまったりとした雰囲気です。そのため息抜きにプレイするにはもってこいだと思います。ゲームに癒しを求める方にはぜひお勧めしたいです。
・難易度は確かに体力設定もゲームオーバーも無い分確かにやさしい。普通にクリアするだけなら。ゴエモンシリーズで定評のあるグッドフィールが開発のため、ビーズを残さず集めようとしたりノーダメージを目指そうとすると極端に難易度が跳ね上がる。というか一部のステージではゴールドメダルすら困難な場所があったりする(ヨーヒエールのうみやドッカンせんだん等)。その上タイムアタック要素もあるため、ゲームに慣れた人でも十分に楽しめるつくりとなっている。
BAD/REQUEST
・ナレーションは正直いらなかったと思う。これまでもストーリーを文字で解説することは多かったが声がついたのはたぶんこれがはじめてなのですが、個人的には合わなかった
・まだ自分自身で拝んだわけではないのですが、今作は100%にしても何も無い模様。従来では何かしらのお祝いがあっただけに今作もそういう機能が欲しかった。というか記録部屋のベルには何か意味があると思ったんですが・・・ちょっと残念
・ビーズの取得量が多い割りに使用用途はアイテム購入と2回の増築のみ。普通に全ステージを一回りすれば事足りる量です。せっかく大量に手に入るのに用途が少ないのはもったいないと思いました。もっと1つ10万位するプレミアムな設置物とかあってもよかったのではないでしょうか?他にも初代スライムもりもりのようにキルトのまちにギミックをおいたりなど出来たりとか。
・ラスボスが★を思い出させるくらいに弱い。まあノーダメージはきついのですが、正直メタナイトの方が強かったです。というか逆にメタナイトを強くしすぎ(難易度的ではなく前座的な意味で)。
・従来のカービィとは異なるジャンルの音楽が多く、なかなか印象に残らない曲が結構多いです。最もそれは個人の好き好きによって大きく変わりますが・・・
・写真機能があるのは嬉しいのですが、せっかくならステージ内でも写真を取れるようにして欲しかった。カービィのアクション自体はステージ内のほうが豊富なので・・・
・落下したり壁にはさまれたりすると助けてくれるエンジィですが、ビーズの押収量が結構酷い。元はといえば1ミスするはずだった状況から救出してくれるのですからありがたいし、当然の代償だとは思いますが、ステージ後半あたりでお世話になるとまず間違いなくゴールドメダルを取りのがすハメになります。特に陸地が遠かったり一方通行だったりした場所でビーズを垂れ流されるとほぼ回収不可能になるという・・・
・鏡の大迷宮からの不満点なのですが、いいかげんスタッフは「アニメ」のカービィと「ゲーム」のカービィを切り離して考えて欲しい。特に際立つのは大王とメタナイトの扱いで、大王の「〜ぞい」口調とストーリー上の不遇(大王戦後のカービィとの描写なし&最終戦で出番なし&メタナイトより前のボスとして登場)、メタナイトの優遇(メタ戦後に描写アリ&最終戦で何故か出番あり&大王より後のボスとして登場&戦闘難易度が明らかに一人だけ際立っている)は個人的にはかなり不満な所です。アニメ以前は行動と理念が一致せず「訳のわからない不思議な奴」というポジションだったメタナイトがアニメ以降クールなナイスガイとされ優遇、カービィのライバルとして頑張ってきた大王はアニメ後出番減少(鏡ではついに出番なしでカービィ以外では唯一の皆勤賞剥奪。フラグシップ許すまじ。もう潰れて存在してないけど)、泥では序盤ボスとして配置という不遇。USDXやスマブラXで地位向上の兆しが見られたかと思いきやまたこのザマ。外注作品にこの傾向が強いため、製作会社の方々は、ちゃんとアニメとゲームは別物という事を念頭において開発してください。
COMMENT
吸い込み&コピー無しという従来のカービィスタイルとは大きくかけ離れた作品
正直不安ではありましたが、その不安を吹き飛ばすには十分な作品でした
難易度はやさしいですが、スコアアタックやノーダメージプレイ等のやりこみプレイを目指すとなるとハードルは高くなるので初心者にも玄人にもお勧めです(ただし隠しボスや収集プレイなど「用意されたものを突き詰めることがやりこみだと勘違いしている人」は除く)
また、カービィ含めた様々なキャラクターのリアクションが豊富なので、「カービィが好きな人」にもお勧めです
逆にカービィを「アクションゲームの1キャラ」としか見ていない方にはお勧めできません
難易度を求める人は素直に別のゲームを買ったほうがいいと思います。
最後に吸い込み&コピーがないからカービィじゃない!と言う方々へ
ボール系ゲームでは吸い込みが無い作品ばっかりですし、初代やきらきらきっずにはコピーの概念はありませんでしたよ
あなた方はこれらの作品もカービィではないというのですか?
カービィはあくまでカービィだからカービィなのであって、吸い込みとコピーがあるからカービィというわけではないということを忘れないでください