アークライズ ファンタジア レビュー
発売元 | マーベラスエンターテイメント(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009/06/04 |
価格 | 7,140(税込) |
レーティング | A / 全年齢対象(CERO について) |
ショップ/リンク | 【 Amazonレビューも参考にどうぞ 】 |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | RPG / 1人用 クラコン、GCコン 対応 |
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GOOD!
シナリオはオーソドックスながらも、中々に見応えがある。
国家・宗教・種族の3つの対立軸に、入り組んだ人間関係を絡ませた世界観は非常に奥行がある。
登場人物がそれぞれに背景と目的を持っていて、イメージとしては群像劇のような描き方。極端な言い方をすれば、主人公パーティーでさえ「仲間」というより「利害の一致した同士」という印象。誰が敵で、誰が倒すべき相手なのか。主人公の葛藤が非常によく伝わる。
戦闘システムはかなり独特。
キャラクターそれぞれに行動力が設定されていて、コマンドに応じたポイントを消費し行動するシステム。ただしパーティー全体で行動力を管理するため、一人のアタッカーが10回攻撃して、残りはガードといった極端な選択も可能。特定のコマンド選択で連携が発生したり、敵の行動を読んで回復を指示したりと、戦略性は非常に高い。
ターン制のコマンド式バトルというと、使い古された感があるが、新しい遊び方を提示している。
武器のシステムも変わっている。
本作では武器に攻撃力が設定されていない。その代わり武器にはそれぞれ4×4のスロットが空いており、そこに様々な能力を持ったアームピースを組み込んでいく。
ピースには攻撃力や防御力といったステータスアップ系やアイテムドロップ率上昇、状態異常といったサポート系まで種類は様々。当然効果の高いピースほど大きく、組み合わせに頭を悩ませられる。また、武器には固有のスキルもあるため、どの武器をベースにするかも重要となる。
対ボス用、対ザコ用、探索用といった風に、用途に応じたカスタマイズが出来るため自由度は高い。いわゆる「最強の武器」というものが存在しないため、プレイヤーの戦略が試される。
音楽は目立つ訳ではないがどれもクオリティが高い。BGMの名の通り、それぞれのシチュエーションを背後から盛り上げる。
声優もそれぞれのキャラクターにあった役者を起用し、違和感を感じない。脇役にも有名どころを配置し、しっかりと固めている。
BAD/REQUEST
カメラワークは全体に良くない。ダンジョンでは視点が固定なのだが、手前に移動する際は敵の姿が見えずいきなり戦闘になることも。シンボルエンカウントでこれは致命的。
フィールドでは草むらにキャラクターが隠れてしまい、どこに敵がいるのか分からなくなることも。
中盤以降から、ボス戦は急激に難しくなっていく。一応対策を取れば何とかなるレベルではあるのだが、逆に言うと無策では確実に死ぬ。しかし戦闘中に装備の変更が出来ないため、事前に攻略サイトなどを参考にするか一度死んで覚えるかというファミコン時代のような対策を求められる。
またこちらのHPに対して敵の攻撃力・HPが高いので、回復の合間に攻撃を仕掛けるという展開になりがちで長期化しやすい。特にオートガードを相手が持っている場合は、異様に時間がかかる。
COMMENT
GCコントローラ使用。
一言で言うと非常にバランスの良いRPG。
後半戦闘が面倒くさいという欠点があるものの、最後まで楽しんでプレイ出来た。
最近のRPGだとシナリオを見せる事に比重を置きすぎたゲームもある中で、しっかり遊びながら見せるいう事を両立した稀有なタイトル。
Wiiという括りに限らず、最近の和製RPGの中でも間違いなく傑作。