THE LAST STORY [ラストストーリー] レビュー
発売元 | 任天堂(オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2011/01/27 |
価格 | 6,800(税込) |
レーティング | B / 12才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | 【 Amazonレビューも参考にどうぞ 】 |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | RPG / 1人用 |
← THE LAST STORY [ラストストーリー]のTOPページへ戻る
スコアボード
発売スケジュール
サイト情報
★ Switch mk2をオープンいたしました。 ★
レビュー投稿お待ちしております。- レビュー更新情報(17/06/08)
-
ファミコンリミックス1+2 (1件)
ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT (1件)
- レビュー更新情報(17/03/28)
-
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド (1件)
- レビュー更新情報(17/03/05)
-
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド (募集開始)
- レビュー更新情報(17/03/04)
-
幻影異聞録♯FE (1件)
- レビュー更新情報(17/02/02)
-
バットマン:アーカム・ビギンズ (1件)
幻影異聞録♯FE (1件)
- レビュー更新情報(16/10/24)
-
ピクミン3 (1件)
マリオパーティ10 (1件)
- レビュー更新情報(16/10/22)
-
幻影異聞録♯FE (1件)
マリオカート8 (1件)
GOOD!
・オリジナリティ
アクションなのだけどRPG的でありSLG要素もある、ちょっと言葉にしづらいですが
新しい戦闘スタイルを開拓していると思います。
魔法の拡散や追加効果、時間が止まらないスリリングな戦闘、適当に叩くだけじゃ倒せない敵
あきらかにコア向けを狙ったマニアックが戦闘システムだと思います。
システムを完全に理解して、敵をいかに効率よく速やかに倒すかなどを考えるのが
好きな方には好まれるんじゃないかと思います。
ゲーム全体としてもRPG、とはなにか違ったいろんなものがいろいろ入っていて
とても不思議な印象のゲームです。
・グラフィック
Wiiの限界だとは思いますが、普通です。
装備の反映や各部パーツの付け外しや色変えはとても良かったです。
見た目を自分の好きにカスタマイズできました。
・音楽
バックミュージックとしてとても良い仕事をしてくれます。
重厚で繊細な世界観を一番よく表現しているのがこの音楽でした。
ただゲーム内容の方がそれについてこれていないというか・・・
・熱中度、満足度
戦闘がけっこう爽快感がありついついやってしまいます。
装備を強化したくてアイテム探してダンジョンに再訪したり
そういう点はとても面白かったです。
BAD/REQUEST
・ストーリー
このゲームの一番の売りであろうストーリーが 一 番 ひ ど い です。
「説明不足」「演出不足」「おざなり設定」「製作者のためのご都合主義展開」
とプレイヤーをひたすら置いてけぼりにしていきます。
ストーリー展開をセリフ・ナレーションで言っているので内容はわかりますが
その前の積み重ねがまったくないので共感がまったくありません。
主人公とヒロインの恋愛もいいのですが
そうなる経緯や理由がまったく無く、共感できるような内容も無い。
ただただ稚拙な恋愛劇が繰り広げられるのを見せられるのは苦痛でした。
恋愛部分に関してはFF8や10・13に似通った雰囲気を感じました。
・演出
イベントシーンが邪魔と思うほどたくさんあるのですが
演出が下手で見ごたえが無く、なによりゲームのテンポを損なっています。
キャラ造型はけっこう凝っているのですが、表情が不自然で
なんでそこでそんな表情するの?とちょっと気持ち悪く感じるときもありました。
(主に主人公とヒロインに当てはまる)
・操作性
リモコン&ヌンチャクではカメラ視点が操作できません。大変不便です。
クラシックコントローラーPROならばできるのですが、なぜ十字キーを使わせてくれなかったのか?
あとこれはゲームシステムとして意図的にそう作られたのだと思いますが
戦闘中に時間を止めて全体を見渡すことができないので
今がどうなっているのかわからず、苦戦時にはただ混乱して何もできなかったりして不便でした。
壁際などでカメラが勝手に動いてまわりがまったくわからなかったりとイライラする部分も多かったです。
街でも少々のクエストがあるのですが、それがリスト表示されず内容を自分で憶えていないといけません。
そのほかにもかゆいところにまったく手が届いてないようなゲームという印象でした。
・戦闘
再訪でダンジョンに行っても毎回敵の配置は決まっていて新鮮さがありません。
いちいち戦闘前に一度止まって仲間がアドバイスし始めるのも邪魔でした。
そのときごとの状況を様子見しながら自分のペースで進めたいのに
仲間に指示され忙しく戦闘するばかりで自由に遊んでいる気があまりしませんでした。
・街
なんのためにあるのかわからない街でした。
本当にただあるだけの街でした。
COMMENT
期待が大きかったぶん落胆も大きい作品でした。
新しいことをやろうとしているのは評価できますが
それらを詰め込んだだけで、まったくゲームとしてリンクしていない状態という印象でした。
期待をしなければそこそこ楽しめるゲームにはなっていると思いますが
プレイすればするほど不満点が出てきてイライラしてくると思います。
戦闘などゲームの基盤としては良いものがあるのに
無駄な部分にばかり力を注いで、肝心な部分がおざなりにされている、そんなゲームでした。
もったいないです。
定番のRPGを期待している方にはおすすめしません。
細かい部分はどうでもいい、ストーリーもいらない、ちょっと新しいRPGやってみたい
という方は値段が下がったときくらいにプレイしてみるといいのではないでしょうか。
[46インチ液晶 D端子接続 クラシックコントローラーPRO使用]