パンドラの塔 君のもとへ帰るまで レビュー
発売元 | 任天堂(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011/05/26 |
価格 | 6,800(税込) |
レーティング | C / 15才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | 【 Amazonレビューも参考にどうぞ 】 |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | アクションRPG / 1人用 |
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GOOD!
■オリジナリティ
後述ですが、正統派なので独自性や個性的なシステムなどはありません。
ただ、高い品質で今までにあるものを再構成し、作品を精密にまとめることを行っているゲームというのもなかなかありません。なのでそこを評価し、オリジナリティはこの点数としています。
■グラフィック
実写的な意味でキレイか、と言われれば違いますが、Wiiで可能な範囲を見極めた上でのバランスのとれたエフェクト、グラフィックです。まとまりが良く見やすく分かりやすいという、まさにお手本のような作りだと思いました。必ずしもリアリティの追求のみがグラフィックの善し悪しを決める訳ではないことが分かりました。
■音楽
上と同じです。BGMのみでなく効果音や環境音を含めた音響効果全体のまとまりが秀逸です。BGMのみだと普通で、同じような曲調が多いように感じる所をうまく他の要素がカバーしそのBGMの評価をも上げています。
■熱中度
半端じゃないです。メインのダンジョン攻略やボス攻略はかなりのボリュームでやりごたえがあります。脇をかためるゲームシステムも非常にいい出来。武器錬成やレベル要素、アイテムやセレスへのプレゼントの合成、昼夜の概念など、既存のRPGのシステムをこれでもかと詰め込み、高い次元でまとめあげています。塔という、1つのダンジョンずつの間隔でストーリーが進むのもいいと思いました。RPGでよくあるイベントの街から街へのたらいまわし的なものがないので目先の目標が立てやすく、安心してプレイできました。
■満足感
これも高評価。
この頃の作品は「新しい!」だとか言ってもともとあるモノのちょっと変更版だとか、複雑なシステムを強要させるだとかが多い中、非常に手堅く仕上がっています。このクオリティで正統派なので、スタッフの苦労は大変なもんだろうな。という風に感じさせるほどに熱中しました。
■快適さ
良好です。ロードは早いですし、武器強化やアイテムの合成にお金が要らなかったり、鎖を相手に巻き付ける部位によって制限できる事が違うなど、細かいところへの配慮が至る所に見られました。
BAD/REQUEST
■お金
常に金欠です。
一番下の回復アイテムですら100円なのに、敵一体からとれる量は一ケタがほとんど。塔から回収する文献の売却に頼らざるをえません。序盤はこの金欠によってアイテムも技量も足りないことに拍車がかかり、かなり苦戦しました。
■ストーリーの一部
マルチエンディングという性質上か、部分ではありましたが気になるところがありました。演出がクサイと感じたり、展開に「?」思ったり。ちょっとした違和感程度のものですが、度々感じたため総じて気になったという感じです。あと短く感じました。
■敵
体がちっちゃくて攻撃が空振りするなかばんばん飛びついてくるアレや起き上がりのタイミングジャストで突っ込んでくるアレとか。一体ずつではたいしたことがないのですが、複数で出現した場合運が悪ければ一度も攻撃できずボコボコにされます。特に序盤は何もかもが弱いためその頻度も多く、時間がなくなり、でも敵を倒さないと獣肉(簡単に言えば制限時間を回復するアイテム)は手に入らない…なんて負の連鎖になりかねません。
ただしこれを回避するために時間による敵の出現数の増減などもありますので気にしない人は気にしないと思いますが。
■ダンジョンの謎解き
鎖でブランコのようにぶら下がり他の足場へ移動する、というアクションが…。このゲームはスティックの操作がすこし特徴的なので、ぶら下がったときの方向転換が難しく、何度も落ちました。
他にも仕掛けが分かりにくかったりしましたが、これは個人の技量にかかる部分がほとんどですのでなんともいえないとも思っています。
■カメラワーク
遠すぎたり、カメラの向きが変わる場所がありますので時々戦闘がやりにくかったです。
■同じムービーの繰り返し
スキップもできますので自分はあまり苦には感じませんでしたが、やっぱり気にはなりました。
どれもひとつずつであれば問題視しないのですが、積み重なった結果全体を通して少しずつ評価を下げています。
あと敵がグロかったりしますので、それが苦手な方はキツいでしょうね。
COMMENT
ヌンチャク必須です。
このゲームはまさにWiiのアクションRPGのお手本のようなゲームですので、クラコンは本当におすすめしません。おそらくクラコンだと面白さは半減します。
傑作か?と言われればなんとも言えませんが、間違いなく良作です。
あまり売れていないようですがそれは広報に問題があるだけで、ゲームは非常に面白いので、迷っている方は買ってみてはいかがでしょうか。損はしないはずです。
悪い点は結構些細なことですし、慣れやレベルアップで解決できることも多いので大丈夫だと思います。
「些細なこと」と言える良い要素も、このゲームにはたくさんありますしね。