LA-MULANA(ラ・ムラーナ) レビュー
発売元 | アスタリズム(オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2011/06/21 |
価格 | 1,200(税込) |
レーティング | B / 12才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | 【 Amazon最新Wiiランキング 】 |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | 【Wii Ware】 遺跡探検考古学アクションゲーム / 1人用 |
← LA-MULANA(ラ・ムラーナ)のTOPページへ戻る
スコアボード
発売スケジュール
サイト情報
★ Switch mk2をオープンいたしました。 ★
レビュー投稿お待ちしております。- レビュー更新情報(17/06/08)
-
ファミコンリミックス1+2 (1件)
ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT (1件)
- レビュー更新情報(17/03/28)
-
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド (1件)
- レビュー更新情報(17/03/05)
-
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド (募集開始)
- レビュー更新情報(17/03/04)
-
幻影異聞録♯FE (1件)
- レビュー更新情報(17/02/02)
-
バットマン:アーカム・ビギンズ (1件)
幻影異聞録♯FE (1件)
- レビュー更新情報(16/10/24)
-
ピクミン3 (1件)
マリオパーティ10 (1件)
- レビュー更新情報(16/10/22)
-
幻影異聞録♯FE (1件)
マリオカート8 (1件)
GOOD!
このゲームは2D探索型アクションということでメトロイドや悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲、わかる人には魔城伝説?ガリウスの迷宮に近いゲームといえばピンと来るのではないでしょうか?
・オリジナリティ
ジャンルとしては奇抜なジャンル・システムではありませんが「レトロゲーム風アクション」…新鮮な気持ちと懐かしい気持ち両方感じるところ を煮詰めて作られている所が興味深く感じました
また作品の作りこみとしては全方位で無難な作り方というより、長所を研ぎ澄ました尖った所のある野心作ですのである程度人を選ぶと思います。
個人的にオリジナルティを感じたポイントは基本的にはストイックで硬派な作りのゲームなはずなのにゲーム中キャラの台詞が想像を超えていて笑ってしまうところでしょうか。
・グラフィックス
徹底した2Dグラフィックがウリの1つだと思います。まるで2Dグラフィック全盛期だったSFC後期を思い出します。背景の描き込みも細かくキャラ動作もヌルヌル動くので当時を知っている方にはオススメですし最近の方が始めても抵抗は少ないと思います
・音楽
総じて良い曲ばかりでレベルの高いと思います。私は序盤の普段ゲームで聴かないような民族楽的な曲が特に気に入りました。
ゲーム構造・構成にあわせたアレンジ・作曲なのでとてもゲームにマッチしていると思います。
やり込み度の高いゲームですので曲に対する思い入れ効果もおのずと高くなります
・熱中度
・満足感
謎解きやアクション攻略が難しいだけに解決したときの爽快感・満足感は非常に高いと思います。
ただ闇雲に動く(受身で動かされている)のではなく、考えさせられて(能動的に動いて)進むので時間を忘れるほど熱中度も高いと思います。
行動自由度も序盤から高いので行きづまったら別のルートを探索するとスルスル進んで楽しかったりします。
ゲームボリュームもかなり高くクリア後も敵が強くなるハードモード挑戦やタイムアタック、制限プレーなど多様なプレースタイルに対応していて長く遊べそうです
ただし達成感を感じる前に挫折する人も出るかもしれません
・快適さ
最初の主人公の挙動は決して高いものではなく多少不便に感じるかもしれませんが、アイテムなどを手に入れると移動速度が上がったり行動範囲が広まったりしていきます。その頃には主人公の癖にも慣れていると思います。
個人的には武器のムチでたたく音や破壊音などの各SEは小気味が良くプレーに好印象だったりします
謎解きやアクションの難易度が高いのでプレー進行という意味ではやや快適とはいえないかもしれません
・難易度
間違いなく最近の日本のゲーム水準からするとかなり高いです。
闇雲にプレーしてはまず先に進まないでしょう。
謎解きはゲーム内のヒントやフィールドの変化や異変をみて推理して解決することになります
ただそのヒントもぼやけていて、仕掛けもあちこち回って解くようになり難易度はさらに上がるでしょう。昔ながらにノートで情報整理が必要かもしれません
難しい謎解きですが、仕掛けを解いた時の達成感は格別です
アクション部分は雑魚敵に関しては油断すると怪我をする…といった感じで直接脅威にはなりませんが、行動目的を達成する前にダメージの蓄積が馬鹿にならなかったりします。
中ボス・ボス戦はアクション難易度が高くおそらくゲームオーバー画面を何度もみることになるでしょう。
アクションゲームの基本ともいえるパターン構築の楽しみがあるともいえます。
BAD/REQUEST
・バグ問題
特に進行不能バグが3件あるようです(2011年7月中旬現在)
謎解きがウリのゲームだけに仕掛けが解けていないのかバグなのか疑心暗鬼に陥りかねないのは出来のよいゲームだけに非常にもったいないです。
近日修正バージョン配信されるということなので期待します。
ただ公式サイトのバグ報告ページやコミニティなど情報収集がしばらく定期的に必要かもしれません
・操作感
最近のアクションが無双系などのように爽快感をウリにしているので、それらと比較するとこのゲームはどうしても癖があり不便に感じると思う人が出るかもしれません
ダメージ受けてのノックバックや梯子昇降中で攻撃を受けると叩き落とされる…といったアクションはレトロゲームではよくあることで、こういった仕様もこのゲームのアクション要素としては大事だったりするので慣れが必要だと思います
私はクラコンProを使用していますが、メニュー画面のサブメニューの切り替えが右スティックというのが非常に戸惑い慣れるまで結構かかりました。LRなどで出来るように変更可能だとよいのですが…。
ソフトリセットはメニューからタイトル画面へ戻れますが直接コンテニューやロードできるとよかったです
・難易度設定
最近のゲームにしては非常に高いので間違いなく賛否両論あると思います。
・ハードモード開始条件
今の仕様だとハードモードになったと気づかずプレーを続行する方が結構いるようです。
タイトル画面で選ぶのも無粋ですし私はこのままがいいですが、ハードモード移行したと更にわかるアクションが必要かもしれません
COMMENT
アクション好き、レトロゲーム好き、やり込みの好きな人には是非チャレンジして欲しい作品だと思います
1200Wii Pと少し高いですがボリュームは間違いなくそれ以上です
(DLデータ容量もWiiウェアトップクラス級でパンパンに詰め込んだらしいです)
難易度は高いので間違いなく人を選びますが、興味のある方は公式サイトよりPDF形式の力作の無料ガイドブック、チュートリアル動画(はじめてのLA-MULANA)を見られて予習することをオススメします
アクションゲームの楽しさを再確認できるとても良いゲームだと思います