バットマン:アーカム・シティ アーマード・エディション レビュー

バットマン:アーカム・シティ アーマード・エディション
発売元 ワーナーエンターテイメント ジャパンオフィシャルサイト
発売日 2012/12/08
価格 5,980(税込)
レーティング C / 15才以上対象(CERO について)
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タギングトップ3
タイトル概要 アクション / 1人用


オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足度 快適さ 難易度
4pt 5pt 4pt 4pt 4pt 3pt 2pt
総合点
79pt

GOOD!

バットマンは最近の映画ダークナイト三部作を見たくらいで詳しくありません。映画がとても好きで、ゲームの評判がとても良かったので購入してみました。

○オリジナリティ
アーカムシティという犯罪者収容隔離街を舞台にバットマンとそのライバルキャラたちとの戦いを描いたゲームです。
このアーカムシティという箱庭を自由に移動し飛び回り、町中にうろついている犯罪者たちから逃れ、またスニークして倒したり、また囲まれた状態でバッタバッタと倒したり、隠しアイテムを探したり、サブイベントを進めたり、緊迫する事件(メインストーリー)を追いかけたり、やることがたくさん!何をするのも自由!颯爽と、爽快に、ダークヒーロー・バットマンになれる素晴らしいゲームです!
とにかくバットマンを動かすのが楽しいです。ワイヤーで高いビルなどを移動したり、空を飛んで移動したり、音を立てずに敵を倒したり、さまざまなガジェットを駆使して戦っていく、、、ゼルダの伝説にちょっと似ていますが、それをもっと自由にしたような印象でした。
素晴らしく作りこまれた世界、雰囲気、その中で自由に行動できる楽しさ。本当にこれは凄いです!

○グラフィック
凄いです!洋ゲーは基本的にリアルで綺麗な映像が多いですが、このゲームはバットマンというコミックの世界をなるだけリアルに、だけど雰囲気はまさにパンクな雰囲気でぶっ飛んでいる。そんな世界を綺麗な映像で再現しています。
イベントシーンなども綺麗ですが、実際に動かすゲーム画面も映画のようで、でもしっかりゲーム的に出来ていてとにかく凄いです。
これを越えるゲームは決して多くはないと思います。少なくとも日本のゲームではまだ無いのじゃないかとすら思えます。

○音楽
これもまた良いです!敵に近づいたり、敵に気付かれるとまるで映画のように自然をBGMが変わります。
敵を隠れながら倒していって、敵が焦りだしたりしてもBGMが変化し盛り上がります。とにかく自然にBGMが流れ、絶妙にプレイヤーの気分を後押ししてくれる、まさに最高のバックミュージックが仕事をしてくれています。凄い。

○熱中度、満足度
やれることが多く、何をしても自由なのでついつい遊び続けてしまいます。
ストーリーも気になりますが、サブイベントも細かくたくさんありそっちをどんどんやりたくなります。
敵を倒せば経験値も手に入りガジェットやコンボなどを新しく憶えたりパワーアップさせたりもできます。
とにかく「あれがしたい、これがしたい」とたくさんあり、また操作してるだけでも楽しいのでついついそこらへんにいる犯罪者どもをこっそりやっつけてしましますw

○戦闘
戦闘が簡単操作でヒーローのようなアクションを行えるのでとても爽快です。普通の攻撃はタイミング良く押すとどんどんコンボが増えていってまた別の技を出せたりします。方向とボタンを上手く押せば瞬時に敵の懐まで自動移動して攻撃してくれて、まわりを囲まれた状態でもまさに無双状態のごとく格好良く戦えます。
またカウンターはとてもわかりやすく簡単なので颯爽です、敵が攻撃してきてカウンターができるときは敵の頭の上にマークが出るのはすごく良いアイデアだと思いました。
でも敵も武器や銃を持っているので一気に攻撃されたりしたらすぐやられてしまいます。そういう難しさもまた楽しく、隠れて敵の数を減らすことが重要になってきたり、いざとなったらアーマーパワーを開放するとバットマンがパワーアップしてまさに敵をボッコボコにできます。もうとにかく楽しいです!

○快適性
WiiUゲームパッドに常にマップが出ているのはやはり便利です。またガジェットを選んだりパワーアップしたり、ハッキングしたりその他いろいろできます。
最初は普通かと思っていましたがパッドオンリープレイをしたとき「あ、二画面て便利だ」と気付きました。
画面が綺麗なので大画面TVなどで遊ぶのがオススメですが、一応寝ながらパッドオンリーでも遊べます。寝ながら遊びたい人には良いかと思います。

○敵
ジョーカーは最高です!映画ダークナイトでも本当に最高の敵役だと思いましたが、このゲームでもその存在感は健在でした。まさにライバル、悪の華とはまさに彼でしょう!

BAD/REQUEST

○字幕
字幕が小さく読みづらいです。
というより吹き替えを入れてくれたほうが良いゲームだと思いました。

○演出
演出は最高です。素晴らしいです。
ただやはりバットマンを知らない人にはまずストーリーがわからないと思います。
まず「アーカムシティってなに?」「なんでバットマンここにいるの?」「何のためにここに来たの?」と最初なってしましました。
説明はされてるのですがわかりづらく、わからないまま先に進んでしまうので「プロトコル10って何なの?」となりながらしばらくゲームを進めていました。
上の字幕も相まってセリフも読みづらくわかりづらいです、なので吹き替えだったらわかりやすかったかと思います。

○原作ゲーム
バットマンという原作があり、多分ストーリーとしてはバットマン最終章的なお話になるのだろうと思います。
なので原作のバットマンのライバルやら味方やらが全員総登場します。
ファンは感涙ものかもしれませんが、そうじゃない人には大半の敵がわかりません。
映画は見ていたのでジョーカーやトゥーフェイスはわかりますし、ロビンやキャットウーマンもわかりますが他は名前だけ知っていたり、またまったく知らない敵キャラもいたり、なのに全部知っていること前提でストーリーは進みます。
キャラデータで説明などを読むと多少わかりますが、やはりわからないので置いてけぼり感を感じてしまうのはさびしいです。

○緊張感
唯一このゲームで不満に思ったのは「拠点が無い」ことです。
これは海外のゲームと日本のゲームの好みの差だと思いますが、一夜で一気に駆け抜けるストーリーなのでバットマンが拠点に戻ってゆっくりするというのがありません。
海外ではこういう常に緊張感のあるゲーム性が好まれるのかもしれませんが、個人的に日本人は拠点などで一息ついて、ゆっくり考えて、また出かけるというのが好きな気がします。
この拠点が無いためなんというか常に狙われている、常に緊張感がある状態になりやや疲れます。

○オートセーブ
任意セーブがありません。常に細かくオートセーブしてくれるのは便利なのですが、ザコ敵などを倒して経験値をちょっと得たくらいではオートセーブされません。そこでゲームをやめたら当然セーブされていない状態で終わります。
なんというかこれも海外と日本の意識の差だと思いました。

COMMENT

海外で賞を取るくらいの名作を聞いていましたが、まさにそのとおり!
これほどのゲームはそうそう無いだろうと思わせられるレベルです。
箱庭を舞台に自由に遊べる、かなりリアル志向なゼルダの伝説を思わせるようなゲームでした。

とにかくすべてのレベルが高い、高過ぎます!
映画のような映像と世界観でありながら、すべて遊ばせる要素で作られていて、まさにゲーム。
映像やストーリーに無駄に凝ってゲーム性を捨ててしまうようなゲームに、次元の違いを見せ付けるような完璧にアクションゲームでした!

WiiU版は売れ行きが悪かったのか今ならかなりの格安で手に入ります。
WiiUを買って何か面白い3Dアクションゲームをやりたい方はもう絶対買ったほうが良いというくらいオススメです。ぜひ!

プレイ時間:わからない(クリア済)
yudayaさん [2013/09/08 掲載]

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