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THE LAST STORY [ラストストーリー]

THE LAST STORY [ラストストーリー]
発売元 任天堂オフィシャルサイト
発売日 2011/01/27
価格 6,800円(税込)
レーティング B / 12才以上対象 (CERO について)
タギングトップ3    
タイトル概要 RPG / 1人用
スクリーンショット
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スコアボード

THE LAST STORY [ラストストーリー]評価ランク
総合ポイント
59
難易度
1.74
レビュー数
78

スコアチャート THE LAST STORY [ラストストーリー]レビューチャート

0%
0-9
1.3%
10-19
5.1%
20-29
7.7%
30-39
16.7%
40-49
25.6%
50-59
15.4%
60-69
16.7%
70-79
10.3%
80-89
1.3%
90-100
【60点以上】
43.6%
【標準偏差】
16.7

ユーザーレビュー


このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 3pt 3pt 3pt 3pt 2pt 2pt
総合点
60pt

GOOD!

【戦闘システム】
物陰から隠れて切りつけたり、ボウガンを射出したり、壁蹴りからの垂直切り
など、多彩なアクションが楽しめる。主人公がいわゆるヘイト管理を行うなど、
オンラインRPGをしたことがないプレイヤーにとっては新鮮に映るだろう。コ
マンドで指示出しもでき、多人数×多人数のバトルも臨場感があってよい。
従来のRPGではありそうでなかったシステムと言えるかもしれない。リアルタイ
ムのファイアーエムブレムをやっている感覚になった。

【キャラクターの掛け合い】
仲間たちが事あるごとに声を掛け合うので、ライブ感がある。内容も聞いてい
てコミカルなものが多く楽しめる。

BAD/REQUEST

【カメラワーク】
画面に対してキャラクターの比率が大きいのか、戦闘で自分が何をやっている
のかわからない部分が多々あった。画面を一望できる俯瞰視点がなく、キャラ
クターやモンスターの位置情報も確認できないため、いつのまにか戦闘が終わ
っていたりする。引いた視点がないのはプレイしていてかなり苦痛に感じた。

【処理落ち】
戦闘がアクション要素をふんだんに用いているにも関わらず、いたるところで
処理落ちが発生し、快適性を犠牲にしている。最初の頃は、処理落ちのせいで
酔ってしまい、プレイし続けるのが困難な状況にまで陥ってしまった。少しず
つ体を慣らしていき、なんとかプレイ続行することができたが、それが良かっ
たかどうかはわからない。また、イベントや街の中でも処理落ちが発生するの
は、何にリソースを注ぐべきかというリソース管理の手法に疑問を抱かざるを
えない。グラフィックを犠牲にしてでも、快適性の追求は行うべきだった。任
天堂ソフトはそういう部分を大切にしてきたのではなかったのか。

【ストーリー】
正直なところ、私はストーリーとBGMさえ良ければRPGとして満足できる人間な
ので、ここさえ良ければと思いプレイし続けたが、残念ながらその期待には応
えてくれなかった。王道ストーリーと言えば聞こえはいいが、唐突な物語の進
行や、台詞回しに稚拙な部分が多く、キャラクターの掘り下げも行われていな
い。伏線もなく、一体どうしてこのような物語が出来上がってしまったのかわ
からない。さらにとってつけたようなナレーションで、物語のブツ切れ感が加
速している。主人公とヒロインの恋愛劇を描きたかったのか、傭兵の物語を描
きたかったのか、丁寧な描写が足りていない。

【ルリの街】
せっかくこれだけの広さの街を作ったのだから、リアルタイムで昼夜の変化、
天候の変化、住民の変化を取り入れてほしかった。変化がなければただのハリ
ボテでしかない。イベントで昼夜の変化は入るものの、それではただその場面
のみに作っただけであって意味をなさない。それでは住民の息遣いは聞こえて
こない。

【BGM】
メインテーマと通常戦闘BGMが印象に残ったが、それ以外は耳に残る曲がなかっ
た。敢えてメロディアスな曲を排除したのかもしれないが、盛り上がるべきと
ころで盛り上がらないのは、何か意味があるのだろうか。全体の曲数も少ない
ように感じた。

COMMENT

総じて、様々な部分が中途半端で悪い意味での相乗効果が出ている。少しずつ
不満が積み重なっていくので、当初抱いていた期待感は完全に打ち砕かれた。
作り込みが圧倒的に足りていない。力をいれるべきところとそうでないところ
を取り違えるとここまでになるのかと思い知らされた。戦闘システムについて
はまだ発展の余地があるため、ここをブラッシュアップさせた新作を出すのは
ありだと思うが、この作品においては練り込み不足と言わざるを得ない。
また、このような作品をなぜ、任天堂は大プッシュしたのかがわからない。マ
リオクラブは何をやっていたのか。プレイ中、何故?とかどうして?とか頭の
中で反芻しながらプレイするという、今までのゲーム体験にはない体験ができ
たのは、ある意味新しかった。ここまで任天堂が計算に入れていたとするなら
ばさすがと言わざるをえない。新しいRPGの形である。

プレイ時間:20時間以上30時間未満(クリア済)
昔のFFを愛していた者さん [2011/02/08 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
3pt 3pt 2pt 4pt 3pt 2pt 1pt
総合点
60pt

GOOD!

・オリジナリティ
主に戦闘システムにおいて、「RPG」というジャンルとしては、中々に新しいプレイ感。
リアルタイムで進行し、アクションとコマンドの中間のようなシステムで、且つ難しくなり過ぎずシンプルな操作性を実現しています。

・ストーリー
非常に王道なお話。王道な話に飽き飽きしてる人としては退屈するかもしれませんが、大きな粗も無くテンポ良く進み、盛り上げるべき所では盛り上げてくれるので、好感が持てました。

・演出
上記と少し被ってしまいますが、終盤や重要なシーン、エンディングなどの演出はさすが坂口氏。非常に上手いです。

・キャラクター
悪く言えばありきたりで新鮮味の無いキャラクターばかりかもしれませんが、ストーリーがかなりの王道なので、キャラクターもこれでいいのでは?と思います。
最近は味方の中にも嫌いなキャラクターがいたりすることも多いですが、特に嫌悪感を抱くキャラクターもいず、主要メンバーは一人一人よくキャラが立っていて良かったと思います。

BAD/REQUEST

・グラフィック
「Wiiにしては良い」とはいえ、やはり前世代レベル。
HD機においてたくさんのRPGが発売され、たくさんの人がプレイし慣れ親しんでいるRPGという市場では、どうしてもその荒さは気になってしまいます。
今時手や足がのっぺりしたビジュアルだったり、腕組みや抱き合った時の違和感のある空間の空き方だったり、前世代に感じた「ポリゴンの限界」を今になって感じてしまうというのが非常に悲しかったです。


・オリジナリティ
上記good欄で主に戦闘システムにおいて「オリジナリティがある」と書きましたが、それはあくまで「RPGとして」。
ダンジョン進行時のカメラアングル、カバーアクション、味方が勝手に喋り捲る、リアルタイムで進みつつ途中途中でムービーを挟む感じなど、もの凄く既視感がありました。
それは洋ゲーでよく見るゲーム感覚だったからです。
特に私が近いなと感じたのがギアーズオブウォー。
戦闘システム自体は違えど、その他のプレイ感は非常にそれに近いものを感じました。

ディレクターの坂口氏が、このゲームを作るに当たって動画投稿サイトでとあるゲームの動画を見たことがキッカケだったと語っていましたが、おそらく見たであろうGoWなどの洋ゲー群の、ただの模倣になってしまっていると思いました。


・バトルシステム
とにかく状況の把握がしにくいです。
まず狭苦しいフィールドが多く、敵味方含め人数が多く乱戦になってるところに、画面を覆い尽くす魔法のエフェクトが重なり、非常に画面がゴチャゴチャします。
そして近すぎるカメラアングルが決定打となり、何がどうなってるのかわからない状況になることが多々あります。
したがって、状況を把握し、次の戦略を立て、その結果を知る、という一連の流れがし難くなり、それが「面白い」と感じることへの阻害となっています。

あと、この戦闘システムの基本が、「自分主体ではなく仲間主体である」ということも、個人的にはあまり楽しさを見出せませんでした。
自分(=主人公)がやることといえば、ギャザリングで敵の注目を集め、味方の魔法を妨害されないようにすること、ウインド拡散で回復をしたり補助効果をつけたりすること、コマンドモードで仲間に指示を出すことなどで、戦闘でやれることのほとんどが、「仲間の行動を助ける作業」なんですよね。
感覚がアクション戦闘に近いので、余計「自分でガンガン攻めたいのにそれが出来ない」というジレンマに陥ってるのかもしれません。
この辺りは、オンゲーに近い感じがあるので、オンゲーが好きな人なら楽しめるかもしれません。

・音楽
久しぶりの坂口氏×植松氏の作品で、しかも今回はかなり両者の気合が入っている作品、となると否が応にも期待してしまいますが、残念ながらその期待を上回る出来とは思えなかったです。
事前のインタビューなどでも触れてた通り、今回はかなり「映画音楽」的な楽曲の作り方をしているので、どうしても今までと違い、背景に徹し、インパクトがあり記憶に残るようなメロディが少なかった。
これも好みが分かれるところだとは思いますが、今までの作品で、ノリの良いダンジョン曲や戦闘曲が好きだった人は、あまりその期待には応えてくれないと思います。

戦闘曲に関しては、通常戦闘は事前に公開されてて非常に良い曲でしたが、他は終盤の数曲以外ほとんど空気みたいな曲ばかり。
ダンジョン曲にいたっては、まあゲームの性質上しょうがないのかもしれませんが、「鳴ってたの?」と思えるほど印象に残る曲が皆無でした。
また、ロストオデッセイのラスボス曲の衝撃が凄かったので今回も期待しましたが、別にラスボスでなくとも使えそうな「ただのカッコいい曲」と思える内容だったのが残念でした。


・ゲーム進行
上のgood欄でテンポが良いと書きましたが、確かにテンポがよくどんどん進んでいくのはいいのですが、あまりにも制作者側の都合でどんどん進み、特に中盤以降はムービー→戦闘→ムービー→戦闘みたいな感じで、まるでムービーの合間にプレイしているような感覚で、非常に「やらされてる感」が強かったです。
これはこれでいいのかもしれませんが、RPGの醍醐味でもある、街でじっくり装備などを整え、「よしダンジョン行くぞ!」というような感覚はほとんど無かったので、「RPGをプレイしている感覚」というものが薄かったです。

また、ダンジョン内などで不必要なほどセーブポイントが多い割に、ムービーなどで長時間セーブできない状況になることも多々あり、バランスが悪く感じました。


・難易度
バランスの悪さが気になりました。
ラスボスまで全滅することがほとんど無いくらいヌルゲーだったのに、ラスボスが異常に強く、何度もリトライさせられました。
ラスボスが強いのはいいのですが、その前にももっと強いボスを配置して欲しい。


・その他細かい点
カメラワークが、キャラクターに近いせいか、カメラ酔いが酷いです。
また、そのせいもあってか戦闘・ダンジョン問わず見づらくなるシーンが多々有ります。
酔いの方は、オプションで色々いじれば多少軽減されますが、見づらさはどうにも出来ません。

メッセージに、自動で送られるものと手動じゃなきゃ進まないものとがあり、声が付いてるのにボタンを押さなければ進まないものや声が無いのに勝手に進んでいくものがあり、ちょっとストレスを感じます。
特に声なしメッセージの勝手に進む方には苦労させられ、気付けばメッセージが送られており、何て言ったかわからない、という状況に陥ることがしばしばあります。

あまり指摘している人がいない気がしますが、文字の小ささも気になりました。
セリフなどの字幕は小さくないのですが、それ以外の文字やアイコンがホントに小さい。
まあ私がコンポジ接続でブラウン管のテレビでプレイしてるせいもあると思いますが、Wiiだからそういう環境の人もいると思います。
特にキャラクターを示すアイコンは、潰れてしまっていてどれが誰なのか全然わからない。

COMMENT

発売前の情報や動画からは凄く良作のにおいがしていましたが、蓋を開けてみると、そこまでではなかったかな、という印象。
ハードルを上げすぎたせいもあるかもしれませんが、発売前の情報で「色々細かい所にも気を使って完成度高そうだな〜」と思ってた半面、些細な部分で「何でこんな仕様に?」と思わせる部分がチラホラ目立ち、それがこの評価に繋がったんだと思います。

badの欄の方が圧倒的に多いですが、決して駄作というわけではなく、ゲームとしては一定の面白さはあると思うので、ゲームらしいゲームが好きな人ならやってみて損は無いかと。
ただし、それまでのJRPG的な面白さはほとんど無く、JRPGのストーリーや演出+洋ゲーという印象なので、システムなどの面で今までのRPGが好きだった人には合わないかもしれません。

結果として、「新しいRPG」という謳い文句を使ってた割に、やってることは洋ゲーの模倣、という内容には残念でした。
確かにJRPGとしては新しいかもしれないけど、しかしそれってRPGにする必要があるのか?と思わせられました。
今までのRPGにあった「良さ」みたいな要素の多くが無いですしね。
(キャラの成長要素、宝箱の中身やダンジョン突入へのワクワク感など)

洋ゲー感覚でJRPGのストーリーや演出を楽しみたい、という人にはオススメです。

プレイ時間:10時間以上20時間未満(クリア済)
enisyiさん [2011/02/11 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 4pt 4pt 3pt 2pt 2pt 2pt
総合点
59pt

GOOD!

○戦闘システム
・ギャザリング(ヘイト集め)やカバーアクション、Z視点といったこれまでのゲームにもあった要素のほか、アクションとコマンドが融合したリアルタイムバトルというように様々な要素が含まれています。これだけの要素を入れて「ゲームとして楽しめる」というレベルまでもっていったことは、非常に苦労のいったことだろうと感じさせられました。
・これまでにも、今回のラストストーリーのような戦闘システムをなんとなく思い浮かべたゲーム開発者もいたかもしれませんが、ここまで形作ることが非常に大きな壁であったと感じています。

○演出
・演出に関しては、所々素晴らしいと思えるシーンがありました。
・ホーンテットマンションのクエストの入り方は、クオリティの高さを感じました。
・また、終盤のダンジョンにて、セイレンとジャッカルのコミカルなやり取りでは、一歩間違えると終盤の緊張感を台無しにしてしまう内容ですが、上手く緊張感を和らげる演出となっていました。こうしたコミカルな演出もいくつか入っていました。
・戦闘中やダンジョンでの仲間同士の会話が豊富で、移動中も飽きさせない工夫は良かったです。
・メニュー画面のところで、シナリオの進行度に合わせ画像が変わるのも変化があって良かったです。

○クエストやイベント
・ホーンテットマンションやクラーケンなど、ダンジョンと結びつくクエストは、豪華さを感じることが出来ました。

○グラフィック
・グラフィックについては、一部見づらいと思える場面もありましたがクオリティは非常に高かったと思います。
・個人的には、ゲームとしては、これくらいのクオリティがあれば十分かなと思います。
・ゲーム始めのメニュー画面や、ゲーム中のオプション画面など、UIがカッコ良かったです。

○着せ替え
・パーツの取り外しやカラーリングなどのアイデアは、今後出るゲームが真似をするのではないでしょうか。

○音楽
・ゲームへの感情移入を高めるために、十分な効果を発揮していました。戦闘シーンの音楽は良いですね。

○オンラインプレイ
・オンラインプレイは、単純に楽しいですね。討伐は、もう倒す必要がなくても、ついついプレイしてしまいます。
・乱闘では、この戦闘システムをよりいっそう堪能できると思います。
・本編中のセリフを自由に設定できるアイデアは、ロビーでの待ち時間のやり取りが楽しくなり良かったと思います。

BAD/REQUEST

○ストーリー
・王道というのは理解できるものの新鮮味が無かったと思います。戦闘システムなど他のところは、新しいところを目指しているもののストーリーは置いてけぼりという印象です。
・仲間が主テーマの1つとなっているので、今回のラスボスの設定は唐突感もあり避けて欲しかったです。
・仲間のキャラクターの掘り下げは、全体的に甘かったです。
・例えば、プレイヤーにとって思い入れも無い序盤のワックの薬絡みのイベントを入れるくらいなら単純にクォークとゾラの因縁めいた関係をもっと深く掘り下げた方が良かったと思います。また、ロッタ絡みのチャプターをいくつも入れるくらいなら、ユーリスやマナミアのようにセイレンやジャッカルに対して専用チャプターを入れるべきだったと思います。
・イラストで出ていた虎の存在も意味不明でした。存在感が薄く、「あえて入れる必要があったのか?」と感じました。
・ゲーム開発に掛けられるリソース(期間、コスト、人)にも限りがあるため、どこを捨てて、どこをしっかりと作り込むべきかといったゲーム全体のデザインが出来ていないように感じました。
・また、厳しい言い方をすると、ゲーム製作者のストーリー作りに限界を感じました。昔と比べクオリティの高くなった映像にも負けず、古臭さを感じさせないだけの王道ストーリーを作るためには、専門のプロや客観的にチェックできる人を入れるべきでしょう。

○戦闘システム
・「よく纏めた」と思う反面、仕方の無いことですが、荒削りな印象も受けます。盛り込まれた要素を絡めて、もっと面白くできるのではという余地を感じます。
・「スラッシュ」は、要素としては面白いのですが、もう少し戦闘の流れの中で、ノリで使えるような簡単の操作で楽しめればと思ってしまいました。Hideの時に違う壁に張り付いたり、Hideしようとしてダイブしたりと、注意して操作が必要なため、決まったシーン以外は、あまり使おうという気になりませんでした。
・Z視点モードでの操作も、バリアするウィザードに射撃するシーンや障害物のマーク選択など、戦闘中に短時間の操作を必要とするケースでは、自分が慌ててしまうせいかもしれませんが、操作しづらかったです。短時間の操作を要するケースに限っては、例えば十字キーでの選択式にするなど、簡易的な操作方法でも良かったと思いました。 
・また、刻一刻と変化する戦況(敵や味方の配置や何をしようとしてるかなど)がプレイする際の重要な要素になるため、リアルタイムに全体を確認できるようなミニ俯瞰図があると良かったと感じました。

○育成システム
・アビリティ要素やスキルは、今回の装備品やレベルアップによる習得といったシンプルな構成でも良いのですが、スキルは多少のカスタマイズ要素が欲しかったです。ユーザの「遊び」の部分が取り除かれた感じがして、物足りなさを感じました。

○街やクエストなど
・街に関しては、正直がっかりしました。もったいないというのが率直な感想です。
・「1つの街を徹底的に作り込む」という考えは面白いと思うのですが、もっと多くの「遊び」が、そこらじゅうに溢れていると思っていました。
・看板にぶつかったり、椅子に腰掛けたり、人とぶつかるとリアクションがあったりというのは、よく作り込んだと思う反面、そこから更に一歩踏み込んで楽しい遊びに結び付けられれば、もっと面白くなったのにと思いました。某洋ゲーに近い街を作ることだけで満足して、そこから先の「遊び」や「楽しさ」の作り込みが乏しいです。
・また、リアルさはあるものの、あまりライブ感は感じませんでした。「時間の経過があり、そしてNPCが時間によって行動し、街が1日の流れによって様々な表情を見せる。そして、今回は島が舞台であれば、 港には日によって違う商船が着港していて、服装や国籍も違う商人が街を行き交ったり・・・」、そんな人々の生活感やゲームの世界の空気感を感じることが出来れば、よりライブ感も増したと思うのですが、中途半端なリアルさだけで街のNPCに愛着を持つことも出来ず、非常に無機質な感じを受けました。
・本編のボリュームがあまり無いため、もう少しクエストというか、本編シナリオ以外の出来ごとや遊びが欲しかったです。特に1つの街を徹底的に作り込むというコンセプトであれば、もっと街で遊べる要素が必要だったと思います。
・他のユーザからも意見が出ると思いますが、逃走イベントはイマイチでした。難易度どうこう以前に、面白くありません。

○フィールド及び自由度
・プレイ前は、フィールドが無くても楽しければ良いと考えていましたが、正直、フィールドの重要性を改めて感じました。
・ラストストーリーをひと通りプレイした後に、何かは分からないのですが決定的な何かが足りないと感じました。明確には分からないのですが、何となくプレイしたときの「閉塞感(息苦しさ)」ではないかと感じています。
・その「閉塞感(息苦しさ)」には、いくつか理由があります。
・フィールドの存在が無くなったことで、街→戦闘の繰り返し→街→・・・という感じのためテンポが速すぎて疲れてしまいました。特に終盤は街にも帰れず、戦闘の繰り返しになってしまい、ちょっとしんどかったです。
・また、意図的に街で遊ぶとかして休まないと、イベント(ムービー)シーンを見る頻度が高くなり、ちょっとクドさを感じました。やはりテンポも重要で、強弱を上手くつけていくことが必要と感じました。全体的に「強」の部分が出すぎていたという印象です。
・チャプター制も「閉塞感(息苦しさ)」を感じさせる大きな要因と思います。シナリオの進行度をユーザに見せてしまうことで、開発者が敷いたレールを歩かされている感を強くさせ自由度が損なわれていたと思います。
・これは単に、シナリオの進行度を知らせるということだけではなく、チャプターに連動してユーザの行動範囲を開発者によって限定されてしまったことが、よりいっそう「閉塞感(息苦しさ)」を高めていました。シナリオの進行により、多少は行動範囲を限定される場面があっても仕方ないのですが、ラストストーリーでは、それが強過ぎた印象です。

○装備品
・着せ替えの仕組みは良かったのですが、着せ替えるための防具が少なかったです。武器はネタ装備が結構ありましたが、防具にももう少しネタ装備が欲しかったです。

○オンラインプレイ
・これから討伐のボスが増えることもあるかもしれないですが、討伐のボス5匹は寂しいです。発売して1週間ほどですが、強いキャラクターが増え、どのボスも苦戦することなく終わるケースが増えています。
・また、ボス戦だけでなく、複数の雑魚戦も交えたミッション型のものも欲しかったです。
・乱闘は、戦士系、魔導師系も踏まえた参加キャラの戦闘バランスは、改善の余地ありと思います。

○闘技場
・気軽に戦闘を楽しむ要素としては良いのですが、単調過ぎて飽きやすかったです。地形や敵が、いくつかのパターンからランダムで変化するとか、飽きさせない工夫が必要と思いました。

○周回要素
・本編のボリュームが少ないせいか、周回要素が入っていますが、難易度設定が大味だったと思います。
・強化武器前提なのかもしれませんが、1週目よりも、苦戦するような敵がチラホラおり、歯ごたえよりも爽快感の方が失われていました。また、武器も強化が出来すぎると思います。オフラインだけでなく、オンラインの討伐も瞬殺出来るようになり、悪影響が出ていたと思います。

COMMENT

クラコンにてプレイ。

昨今のゲーム業界は、安定した売り上げを狙うために、続編物が多くなったり、新しい要素を盛り込んだ挑戦的なゲームというものが少なくなっていると感じています。
そんな中で、ラストストーリーのような新しい挑戦をしたRPGの誕生というのは、1人のゲーマーとしては歓迎しています。
しかし、新しいRPGを目指した反面、荒削りな印象を受ける部分も多々あります。

特にラストストーリーは、事前のプレゼンや社長が訊くに加え、ゼノブレイドやレギンレイヴといったコア向けの任天堂ゲームの出現により発売前から非常にハードルが上がっていたと感じています。
そのため、プレイ後のがっかり感も大きいものではありましたが、可能であれば、今回の荒削りな部分をブラシュアップし、更に進化したRPG作りに繋げて欲しいと思います。

プレイ時間:60時間以上100時間未満(クリア済)
ひよこさん [2011/02/07 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 4pt 4pt 3pt 2pt 2pt 2pt
総合点
59pt

GOOD!

・戦闘システム
主人公の能力で敵をひきつけてパーティーの魔法使いに魔法を撃たせ魔法の着弾点に出来る魔法サークルを主人公の風魔法で拡散させるという目新しいものでよかったです。

・グラフィック
あくまで「wiiにしては」というレベルですが良いです。細かいところまで作りこまれている(壁、地面など)と感じました。

・音楽
どれも良質のものとなっていますが特にオープニングテーマ、戦闘曲、街のBGMは印象的でした。

・オンライン
乱闘が面白い。ボイスが豊富で楽しい。

BAD/REQUEST

・ムービー
他の方も書かれていますが量が多すぎます。

・オンライン(討伐)
敵の種類が少ない。強化武器で挑むと簡単に終わってしまいます。

・キャラクターの動き
若干遅く感じました。もう少しきびきび動けたらもっと良かったんじゃないかと思います。

・ダンジョン内での会話
パーティーメンバーはダンジョン内を進む時も良くしゃべります。これはいいことなんですが話の途中でイベントが始まり、聞けずじまいだったなんてことがありました。会話のログのようなもので確認できたらよかったんじゃないかと思います。

COMMENT

wiiらしくないゲームであり多くのことに挑戦したゲームだと感じました。
中でもやはり戦闘システムは秀逸で新鮮でした。
音楽も聞き応えのあるものばかりなのでサントラCDが欲しくなります。
周回プレイを前提としているので武器の強化など2周目も楽しめると思います。

全体的にはクオリティの高いゲームであると思うので買って損するようなことは無いと思います。
基本システムを受け継ぎ、不満点を修正、改善した次回作「ラストストーリー2」を期待します。

プレイ時間:40時間以上60時間未満(クリア済)
つっつんさん [2011/02/11 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
3pt 4pt 4pt 3pt 2pt 3pt 2pt
総合点
59pt

GOOD!

・ストーリー
 剣と魔法と騎士様の物語。いわゆる王道のジャパン(和風ではない)ファンタジーです。この手の物語や世界観が好きな人にはハマれると思います。

・戦闘
 ギャザリングシステム。主人公のエルザがギャザリングという能力を使って、敵の注目(自分が攻撃対象になる)を強制的に自分に集め、その間に味方が魔法の詠唱や、必殺剣を発動するまでの時間稼ぎなどをして、戦闘を有利に進めるというものです。戦闘はリアルタイムで刻々と戦況が変わりますで、これを巧みに駆使することが、ゲームを進めるカギになります。

 ギャザリングは敵の注目を集めるだけではなく、力を溜めて、強力な攻撃を出したり、戦闘不能になった仲間を瞬時に復活させる補助魔法的な能力もあります。

 難易度は私的には比較的易しめ(に感じました)なので、慣れればサクサク進みます。

・グラフィック
 wiiでは一杯、一杯頑張っているのではないでしょうか。物語世界を美しく創り上げていて、とてもキレイです。

・音楽
 世界観にあった、美しい音楽です。ゲームファンにはお馴染みの植松伸夫氏の曲なので、彼の楽曲が好きな人には存分に楽しめる要素だと思います。

BAD/REQUEST

・イベントムービーの多さ
 多くの方がおっしゃっていますが、ムービーが多いです。ちょっと進んではムービーの繰り返し。ユーザーはプレイヤーというより、ムービーが流れる地点まで主人公を連れて行くナビゲーターのような感じが強いです。お使いはこのゲームに限ったことではないのですが、本作はより一層ナビゲーター感があります。

 それに比例してか、ゲーム全体も短かめです。

・戦闘
 慣れないと操作は面倒この上なく、人によっては嫌になってしまうかもしれません。

・グラフィック
 フレームレートが低いので動きが若干、カクカクします。自分は気にならないタイプですが、グラフィック命の人にはマイナスポイントになると思います。また、ムービーメインのゲームなので、その点ではプロデューサーの坂口氏はハードの選択を過ったのではないでしょうか。

COMMENT

 良作だと思います。ただ、自分はプロデューサーの坂口氏の、いわゆる坂口式人形劇RPG自体がすでに時代遅れのように感じました。同じような世界観、同じような物語、おなじようなキャラ。一定の安定感はありますが、ゲーム性は薄く、ムービーばかりに力がこもっているという彼の作風は、一向に進歩がないように感じます。かつて「自分の目指す表現に限界を感じた」といって、SFCからグラフィック、音響性能の高いPSに鞍替えしたのに、わざわざグラフィック性能の劣るWiiを選んだのも分からない。

見せるのではなく、遊ばせて欲しい。その上で「魅せて」欲しいです。

 本作もこれにつき、坂口氏はつくずく、ゲームではなくて映画が作りたいんだろうな。と思いました。FF映画の大失敗で懲りて、以後映画に手を出さず、ゲーム一筋なのは偉いと思いますが、だったらゲーム性にもっと力を入れて欲しいです。ゲーム機使ってムービー垂れ流すのは違うと思います。

 しかし、これらの意見は私が20年来のゲームファンで、坂口氏の作品をつぶさに遊んできたからそう感じるのであって、自分がまだ中学生くらいで、こういう人形劇RPGに初めて触れるような立場ならば、感動も大きかったかもしれません。そういう意味では、Wiiのメインユーザーのファミリー層の中から、少し背伸びを始めた子供たちには良いソフトかもしれません。

Wiiリモコン 32液晶TV D端子

プレイ時間:40時間以上60時間未満(クリア済)
猫丸さん [2011/02/11 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 4pt 4pt 3pt 2pt 2pt 2pt
総合点
59pt

GOOD!

・世界観、キャラクターが魅力的
中世チックな街 ○が動く?! 主人公が手に入れた不思議な力とその正体
まさにファンタジーです。剣と魔法のファンタジー。
そこに登場するキャラクターも、坂口氏らしさの出た味のあるキャラクターが多かったですね。

・戦闘
「蜘蛛系のボスが仲間を糸でぐるぐる巻きにして飲み込もうとしてる!糸を切れ!」とか
「走り回っていて攻撃出来ない、罠で足止めしろ!」とか
そういうギミックがボス戦では用意されていて、ワンパターンやごり押しオンリーでないのは良かったですね。

・やりこみ要素
2周目以降は敵が大幅強化(といっても火力と耐久力の強化ですが)、それに対してプレイヤー側は各種データ引継ぎ&装備強化上限解放されます。
クリア時点の装備だと火力不足・殴られると即死級。ぶっちゃけ萎えます。
でもじっくり装備を強化していくとだんだん普通に戦えるように…
延々レベル上げをしていた昔を思い出しながら装備強化してましたw
「ああ無駄だなぁ」と思いつつやめられないあの感覚。

・街
人がいて、物があって、話題があって、落し物があって
探せば色々あるし、探さなければ何もない

商材集めて値段高騰時に売ったり、露天商見つけて苗を入手→それを元にかぼちゃを育てる→高値で売り払ってウマーしたり
人にぶつかると文句言われたり、噂話が聞こえてきたり、看板に頭ぶつけたり
じつは人とぶつかった回数がカウントされてたり。

BAD/REQUEST

・ストーリー
大筋や世界観は気に入りましたが、細かい部分でちょいちょい気になる。
「え?そこそうするの?」と思うシーンや、「こういうシーンにしたかったからこういう流れになった」的なシーンがちらほら
(例:主人公とヒロインがピンチ!って場面にしたい→壁が崩れて仲間とはぐれる)

・ムービーシーン
スキップ不可ムービーがカクつく。カクカクする。
その代わりに早送り出来ますが…

COMMENT

RPGやFFに求めてたのはこういうのだなぁ…と思って喜ぶ要素を持つ反面、
気になる点もちらほら。
良さと悪さが相殺しあってる感じですかね。
システムやコンセプトを理解してプレイする分にはいいところがたくさんあります。

街の探索や装備強化など、「自分でどこまでやるか」という面が強い作品。
クリアだけ目指して突き進めば20時間で終了サヨーナラです。
が、色々しながら進めれば20時間でも密度が違うし、やろうと思えば何時間でも、何周でも遊べると思います。

個人的にはRPGの懐かしさと最近のCG・システムが織り交ざった良作と感じました。

プレイ時間:40時間以上60時間未満(クリア済)
motiさん [2011/03/05 掲載]

このレビューはオススメ?はい いいえ


このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 4pt 3pt 4pt 2pt 1pt 3pt
総合点
59pt

GOOD!

グラフィックがキレイ。
ほとんどアクションRPGといっていいアクション性の高い戦闘が、テンポ良くて良い。
オンライン対応で、対戦や協力(?)できるのが良い。
様々なコスチュームが楽しめる。
ボイス量がすごい多い。

そして一番素晴らしいのが、RPGというと次の町行くとイベントがあり、イベントクリアしたら次の町行ってイベントが起こってみたいな、スゴロクみたいに進むとこがよくありがちだが、
スタート地点の最初の城と城下町と島で、ほとんどのイベントがおこり、スゴロクでいう
次のマスがない。そこでほとんど完結するのが、素晴らしい。すごく素晴らしい!!

わりと短時間でクリアできる。
みなさんボリュームが少ないとバッドにしがちですが、自分はボリュームが沢山あるの嫌いなので、このくらいがちょうど良い。難易度なんてもっと優しくてあってほしかった。

BAD/REQUEST

ストーリーがつまんない。
システムは斬新だが、ストーリーは王道。ストーリーも変化球で合わせないとダメでしょ。

これ意外とみなさん挙げないですね?俺だけ?
文字が小さい!俺そんな視力悪くないけど、あまりの字の小ささに何度もいったん止めて、
TVに近づいたか。ふざけんなって、あの文字の小ささは。
何気にこういうのって、大事。
いかにドラクエの文字の大きさが、ユーザーフレンドリーか!ドラクエの素晴らしさを思い知ったね。

COMMENT

普通に楽しかった。
でも、中々クリアしてからやり直す気にならない(笑)。
なんでだろ?
良かった点も多いけど、シナリオがクソつまんないのと、文字の小ささが耐えられないのですよね。
みんなが言わないなら、俺が声を大にして言おう。
文字の小ささ、いい加減にしろ!!
あんなゲームできるか!!
て、やりましたけど(笑)

オンラインゲームに多いよね、文字が小さいの。なんで?
おれ、嫌い。
ドラクエの偉大さを思いしりましたね。

プレイ時間:20時間以上30時間未満(クリア済)
ゆーすけさん [2011/04/17 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
3pt 4pt 2pt 4pt 3pt 1pt 0pt
総合点
59pt

GOOD!

【グラフィック】
非常に細かく書き込まれています。Wiiとしては光の表現などがかなり綺麗に描写されていると思います。

【音楽】
特に可もなく不可もなくといったところでしょうか。ゲームの邪魔をしないという意味では良かったです。

【街のサブイベントなど】
街に色々な要素が作られているので、冒険そっちのけでただ街を練り歩くだけでも楽しいです。
しかしそれだけに、住民とそれほど深くかかわれないのは惜しい。
できればもっと入れる建物を増やしてほしくもありました・・・

【戦闘の良いところ】
戦闘に関して良いなと思ったところは、アクションゲームとしての技量をあまり必要としなくても、
アクションRPGの戦闘ができるというところでしょうか。ボタンを押さなくても自動で物理攻撃しますし、
パターンを覚えると何をすればいいのかだんだんわかってきます。

BAD/REQUEST

【ストーリー】
他の方の意見に似ていますが、なんとなくプレイヤーを置いてけぼりにしている感じがします。個人的に釈然としなかった点としては
●主人公とヒロインが恋仲になる過程をはしょりすぎ
●一つ一つの冒険ごとに傭兵団全員行くわけでないことに何の説明もない
●小島のゴタゴタがなぜ世界全体を救うという壮大なスケールの話につながるのか
●「ヒロインとの恋愛要素」「傭兵から騎士になりたいという意思」「異邦の力とルリ島の関係」などの諸要素が、うまくつながっているようで実はごちゃごちゃしている

など、終始製作側の頭の中だけで話を進めているように感じました。

【戦闘の悪い点】
これも他の方が言い尽くしている感はありますが・・・戦闘で悪い点だと思ったのは、
●カメラワークは最悪の一言。仲間や障害物が影になって見えなかったりする。
●一部戦闘での、恐ろしいほどの処理落ち。カウンター技などタイミングを重視する行動を出すのが困難になります。
●高いようで低い自由度。仲間に魔法を撃ってもらって天井を壊したり、陣形を崩すべく作戦を立てるなど色々なことをできるのですが、どれも製作側の決めた通りにしか行動できず結局「やらされてる感」をぬぐえない。
●レーダーなどが無いため、仲間がどこでダウンしているか、どこに魔法を撃っているのかがぜんぜんわからない。この手のアクションRPGでこれは致命的では?
●色々な技や戦術を駆使して頭を使わないと勝てない・・と見せかけて単純に物理攻撃だけでもクリアできる、という戦闘がかなり多い。すぐにレベルが上がってしまうことが問題だと思います。
●それゆえ、ただストーリーをクリアするだけなら難易度がかなり低いです。
●矢を当てるのが面倒。スティックで狙うのですが、せっかくならWiiリモコンのポインティングを使えばよかったのに・・・

【ムービー】
ムービーが多すぎます。演出としてもっと小出しにするならまだしも、どんどん先に進みたいときにムービーばかりはさまれるとさすがにだるくなります。

COMMENT

ヌンチャク使用。コンポジットケーブル使用。液晶AQUOS20型。オンラインプレイはまだやったことがありません。

色々悪い点を書きましたが、決して「クソゲー」とはいえません。製作者の「本当に面白いゲームを作りたい」という気持ちはびしびしと伝わりますし、遊んでいればどういうゲームを目指して作っていたのかも理解できます。調整しだいでもっと面白いゲームになったのは間違いありません。ヒゲ口さんは構想に3年費やしたと語っていましたが、もっと練りこみが必要だと思います。
しかしだからこそ、このように調整不足で中途半端なものになってしまったのが本当に残念でなりません。

個々のアイディア自体は面白いものがたくさんあるので、ここはあえて次回作に期待します。

プレイ時間:20時間以上30時間未満(クリア済)
Cuaronさん [2011/04/29 掲載]

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  • ソフトに対する満足度に関わらず、項目に沿った判断でポイントを付してください。
  • キャラクターが魅力的
  • 萌えキャラがナイス!
  • グラフィックが優れている
  • 中古ショップなどで安価で入手可能
  • ストーリーがよく練られている
  • 続編物で前作のプレイを推奨
  • 対戦が燃える!
  • 協力プレイで盛り上がれる
  • 音楽・サウンド効果が優れている
  • 原作物で原作ファンにオススメ
  • 少しの時間で楽しめる(息抜き)
  • 長い時間楽しめる(やり込み)
  • 残酷な内容…
  • わかりやすい内容・操作性
  • めちゃくちゃ難しい難易度
  • とにかく退屈な内容…
  • このソフトこそ「傑作」にふさわしい!
  • 是非続編を出して欲しい!
  • ゲームのシステムが優れている
  • 爽快感抜群でストレス発散できる
  • Wi-Fiとの相性がバッチリ!
  • プレイヤーで好みが分かれるソフト
  • とにかく簡単な内容
  • 選択しない

−掲載までの日数など−

掲載所要時間(掲載数の少ないタイトルを優先掲載中):通常3〜14日、最新作1〜3日







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