ゼノブレイドクロス
発売元 | 任天堂(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2015/04/29 |
価格 | 7,700円(税込) |
レーティング | C / 15才以上対象 (CERO について) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | RPG / 1人用 |
スクリーンショット (クリックで拡大) |
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【 Amazonレビューも参考にどうぞ 】 |
スコアボード
- 総合ポイント
- 59
- 難易度
- 2.86
- レビュー数
- 22
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足度 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 0pt | 2pt | 0pt | 1pt | 3pt |
28pt
GOOD!
オリジナリティー
フィールドの広さやそこを自由に走り回れるのは楽しいです。
ドール入手後、フライトユニット搭載後はその移動の楽しさが際立ちます。
このドールでマップをスイスイ移動できるのは他にない強みです。
ユニークな異星人
沢山の異星人が出てきますがかなりキャラが立っていて面白いです。サブクエストはマノンやオルフェなどと関わり、価値観の違いの中で問題解決をするので楽しい点です。
逆に言うとこの点くらいしか楽しい場面がありません。
BAD/REQUEST
音楽
ゲーム音楽として最低の出来です。
まず、戦闘BGMが酷いです。リニアに戦闘が開始するこのゲームで、戦闘BGMのイントロが非常に弱いため、戦闘への没入感が全くないです。またサビで自然に盛り上げることも出来てなく歌で無理やり盛り上げようとしています。そのため、戦闘中は非常に不愉快です。
イベント中もシリアスな音楽を出そうとしてますが歌のせいでぶち壊しです。
音量調整も出来ません。
ここまで酷いゲーム音楽は初めて出会ったレベルです。澤野さんの担当するゲームが出ても一生買いたくないです。
メインストーリー
まず未完です。
そして主人公は終始蚊帳の外です。不快な味方が内輪もめをして、勝手に解決していきます。敵組織も居ますが特に大きな理由もなく襲ってきて撃退して終わりです。大きな野望がありそうですがそれがわからず終わります。
ストーリーは虚無です。とにかく掘り下げがありません。
フィールド
広く、ドールで移動できるのはいい点ですが、ただ広くだけです。
置いてあるオブジェクトは意味のありそうなものばかりですが特に深掘りはありません。期待させて落とされます。
最初の数時間は移動が楽しめますが、以降は何も感じなく不満が募ります。
戦闘
ヒーラーや盾役というのが厳しく前作のような戦略性はなく全てごり押しです。また、アバターがなんでもできるので仲間キャラの選択性はほぼありません。メインは固定なのでそれ以前の話ですが。
有料DLC
様々なクラス、武器、アビリティがあるのにそれに自由にBP(経験値)を振るにはこのDLCを買うのが前提です。DLCがない場合、所得できる経験値の上限がほぼ決まっており満足に遊ぶことはできません。
また、メインストーリー最後にラスダン突入シーンがありますがそこにDLCキャラ4人がメインのキャラの如く登場します。
これも不快感を助長させます。
COMMENT
前作のファンだったので発売日に購入しましたが、稚拙すぎるゲーム音楽とストーリーに叩きのめされた気分です。
前作ファンは絶対に買わないでください。後悔します。
ただ、初めの20時間くらいは世界の広さを楽しめるのでその程度のプレイで辞めるならオススメできます。やればやるほど出来の悪さに不満が募りマイナスまで振り切ります。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足度 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 2pt | 1pt | 2pt | 3pt |
44pt
GOOD!
前作ゼノブレイドは今までプレイしたゲームの中でも傑作中の傑作で、3周してさらに先日3ds版も購入した程です。
今作も、本体同梱版を予約購入しました。
【発売前情報】
公式サイトを発売前までかじり付いて見ていましたが、出し方が非常に上手い。
フィールド編では未知の惑星を冒険するワクワク、ドール編では新要素が一気にお披露目されてど肝を抜かれ、テンションあがりました。
【ダッシュとジャンプが良い】
探索するフィールドが大変広いので、ウサイン・ボルト並のダッシュで移動でき、凄まじい距離をジャンプ出来る仕様は爽快感もあり、有り難かったです。
【音楽】
とても良かったです。
マ・ノン宇宙船や夜光の森(昼)、白樹の大陸のBGMは出色の出来だと思います。
ただ、イベントシーンでは場違いのBGMが流れることも。
NLAのBGMも個人的にはファンキー過ぎではと思いました。
BAD/REQUEST
【キャラが薄い】
前作では、キャラ1人1人の出会いや背景、性格、考え方まで見事にストーリー内に描かれていました。
今回はなぜ一緒に行動しなければならないのか、腑に落ちない方々ばかりです。
タツとかいうキャラも、理不尽に弄られてみたり、冒険の邪魔してみたり、頼んでもないのにソーシャル分野の使い方をレクチャしてきたり、前作の勇者様とつい比べてがっかりすることばかりでした。
キズナクエストこなしても愛着が湧かないので、モチベーションが最後まで上がりませんでした。
敵も敵で、突然敵意むき出しで襲ってきた挙げ句敗れ去り、いつの間にか退場。
ほとんど逆恨みにしか感じませんでした。
【薄いストーリー】
キャラも薄ければストーリーも薄い。
土台になる話は面白そうなのに、無機質な仲間とプレイヤーが、ライフポイント探して淡々と進んでいくだけです。
【くどい料理ネタ】
ストーリー前の会話イベントで繰り返される寒い茶番。
気付いたらスキップしてました。
【細かいUIが行き届いてない】
スキップトラベルですが、FNスポットがピンポイント表示されないので、おおなかにどこに行くかしか分からない。
秘境にはスキップトラベルできない。
アイテムのソート機能は前作以下。
COMMENT
前作との比較もありますが、比べなくとも良作とは言いがたい出来です。
かつて箱と一緒に購入した某星の海4を思い出す微妙でした。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足度 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 5pt | 3pt | 2pt | 3pt |
70pt
GOOD!
【広大すぎるマップとマップにおけるグラフィック】
今作最大にして最高の醍醐味かと。オープンワールドを舞台としたRPGも徐々に主流になりつつある中でこの作品はずば抜けてマップが広く、またマップの特性上探索に特化した作品である。
設定がSFファンタジーである為、斬新な自然表現など場面も多彩で探索における熱中度はかなりのものかと。
【バトルシステム】
前作でも好評だったシステムを踏襲しつつ連携やコンボ、オーバークロック、各アーツの存在意義、組み立てる緊張感などバランスもよく前作を凌ぐ仕様かと。
また、従来のJRPGにおけるヒーラー(いわゆる回復役)と言える役割を撤廃しHP回復手段を連携等に組み込んだ事により決して単調にはならないバトルシステムへと昇華している。
【ドール】
いわゆるガンダムの様なロボットに乗って移動や戦闘ができると言うもの。『ゼノ』を表題に使われている過去作にこの様なロボットに搭乗すると言った表現の作品は幾つかあり、また他のメーカーなどでもこの様な表現をチャレンジした作品もあるが、今作は一つの到達点とも言える表現力と作品における重要性や必要性等、探索要素と肩を並べる醍醐味の一つになっている。
BAD/REQUEST
【各システムやUIにおける説明不足感】
今作、全ての行動においてシステマチックであり、その付加要素全てが重要になっている。にも関わらず大味な基本の基本としか言いようがないチュートリアルしかない。
よって『もっと序盤で気づいていれば…』なんて思う付加要素も多く、また『こんな要素あるけどどうやるの?』『これをすればどんなメリットがあるの?』等に陥りその度ネットや説明書を頼る事に。3章まではあまり自由度もきかず(3章終了以前にマップを歩き回れる事は可能)ムービー投入も多く間延びするだけに3章までに気を配ったチュートリアルが欲しかったといえる。
そして各UIだが見た目は情報量が多い様に見えるが、プレイヤーにとってニーズのないテキストで誤魔化している感が否めない。特に収集物やモンスターの取得・生息域の説明もなく、また膨大な武器や防具・クエスト・収集物での各項目毎のソート等も大雑把で目標物の検索に苦労する。膨大なシステムと収集物があるにも関わらず詳細な検索が出来ないと言うのは致命的かと。
【メインストーリー】
今作のストーリーにおいて完結していない等の批評を各レビュー記事で目にするが、一部の謎だけが完結していると言うのが正しい表現かと。
ストーリーを追って行く過程で幾つかの謎を提示してしまっただけに完全完結にはなっておらず、続編あるいはDLC追加ストーリーでもあるのかと思わせるムービーで終了となってしまっている。そしてDLC追加ストーリー等のアナウンスも未だない為に不満がでるのは致し方ない状況である。
【キャラクターデザインとテクスチャーの張遅れ】
まずオブジェクト等のテクスチャーの張遅れから。
これはもうWiiUのスペック上仕方ない事かもしれないが、読み込み低減のDLCコンテンツをインストールしていてもオブジェクトやモンスターの読み込み速度が遅くぼやけていたり突如モンスターが現れるなどの状況を多々目にする。結果、WiiU自体のメモリーが物量の多いゲームに追いつけていないと提示している状況に。
そしてキャラクターデザイン。
主人公がアバターである今作は無論キャラメイクが出来る訳だが設定項目やパーツも少なく、見た目もそうだがシナリオ上でもマネキン化を余儀なくされる。
登場主要キャラクターや配置NPCにおいてもデザインはマネキン化された無機質な表現でクエスト等で見られる会話シーンもほぼ棒立ちと言った状態で生活感は皆無に。
武器や防具等見た目を変化させるパーツが膨大にあるゲームなだけにキャラクターデザインと生活感表現には力を入れて欲しかったと。
【オンライン要素】
このゲームの性質上はっきりと必要のない要素、そして無理に付加した為に隔たりが出来ている状況。
そもそも人の少ないゲームサーバーなのにも関わらずブレイドレポートでの情報拡散や各ユニオンを競わせるなんて状況を期待したメーカーに疑問を感じる仕様。ユニオンにおいては戦闘を繰り返せば報酬につながる仕様であるインターセプターに所属するプレイヤーがほとんどで完全に隔たりが出来ている状況である。
また他のプレイヤーと一切の会話も出来ない仕様である為、小さなオンライン専用マップで4人パーティ討伐クエストと言ったモンハン的な要素もあるが重要性が感じられずオマケ程度の存在に。もはや収集物と交換できるチケットの為に他のプレイヤーのキャラをNPCとして借りる作業要素でしかない状況。
COMMENT
Bad Pointを細かく書いてしまったが、十分楽しめ、熱中できる仕上がりです。ゆえに大変惜しい作品であるかと。素晴らしい世界観と各システムがあるだけにもう少しテコ入れすれば完璧になりうる作品。
そしてメーカーの立ち位置や資本的な事もあるだろうが、PS4やPC等高スペックな機器からのマルチ展開もして欲しかったと。
最後に、レベルキャップ解放と追加ストーリーのDLCアナウンスの発表をプレイヤーは待っていると思いますので早めにお願いします。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足度 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 4pt |
64pt
GOOD!
・ストーリー
ありがちな展開がそんなになく、人間の良心、悪心がしっかり表現されています。
・BGM
壮大な音楽で、未開の広大なフィールドを駆け回るのは非常に楽しい。
・グラフィック
壮大な自然を感じさせます。
BAD/REQUEST
・アイテムフィルタ
アイテムの種類がむちゃくちゃ多いのに、フィルタ機能が良くない。
文字検索とか欲しかったです。
装備品も、武器の属性(物理・エーテル等)だけじゃなくて種類(デュアルガン、ナイフ等)でフィルタがかけれるようにして欲しい。非常に使いづらいです。
・メインストーリー
ボリュームが少ないです。膨大なサブクエスト作るくらいならこっちを増やして欲しかった。
回収されていない伏線も大量。これは放置か、DLCか、次回作か、どれなのでしょう。
次回作ならば、また何年も待たないといけないと思うと気が萎えます。
・ロード高速化データパック
ディスク版はデータの読み込み速度向上のため、ロード高速化データパックというのがあります。(PS3のメディアインストールみたいなもの)
これで一番効果のあるデータが2GBなのですが、ダウンロードするのに3.5GB(くらいだったはず)の空き容量が必要で8GBのWiiUでは、どうがんばってもギリギリ入らないという悲しいことになってます。
・説明不足
大量に覚えないといけない機能があるのに、全然ゲーム中で説明がありません(説明書には書いてますが)。
COMMENT
良作だと思います。
音楽、グラフィック、ストーリーが良いので最後までやれました。
BADに色々書きましたが、レベルを上げて、適当にドロップした装備で最強装備を選択して、エルマさんとリンちゃんと誰かを連れて適当に使えるアーツ使って勝つ、負けたらレベリング、というやり方でこのゲームをするなら、システムはこのままで良いです。フィルタとか今のままでも構いません。
ですが、このゲームは戦闘がとても楽しいです。
敵の攻撃に対してどのような対策をしようか、どの技がやばいからどんな状態異常をつけるか、デバイスはどうするかとか考えて、それで敵を撃破するのが非常に楽しい。
とあるボス戦で敵のHPを3割ほど削ったくらいで全滅、ということがあったので色々考えました。
敵の火力が高いため、自キャラを火力から盾に変更しリンちゃんと交互に挑発を使用、ワイルドダウンをたくさん使うため、TP回復スキルを設定、エルマさんに崩し技を多用させる、くらうと痛いスキルを覚えておいて、ダメージアーマーを付与する、といった戦略でギリギリ倒しました。
あの戦闘中の緊迫感、勝てたときの達成感、これが楽しいんです。
楽しい戦闘をするためには、たくさんの情報と、良いアイテム整理機能が必要不可欠です。
このゲームをやりこむ人のため、アイテム周りのシステム改善を希望します。
あと、きれいに終われるストーリーも欲しいですね。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足度 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 2pt | 4pt | 2pt | 2pt | 2pt | 2pt |
44pt
GOOD!
【音楽】
澤野氏の音楽は本作で初めて触れました。
言われているほど悪くはないと思います。前作より盛り上がる音楽もありましたし。
イベントバトルの「EXNO1」は名曲だと思います。
【フィールド】
前作とは別物というべき複層構造のフィールド。徒歩で探索しているうちは、楽しめた方だと思います
ただ、振り返ってフィールド探索の楽しみは前作の方が上でしたが・・・
【オーバード】
前作のユニークモンスターよりもバリエーションはやや多様化。
全体的にサイズが巨大化した分、戦術が大味化しがちでしたが、眺め的にはやや壮大になりました。
BAD/REQUEST
【シナリオ】
メインシナリオがとにかく薄い。
前作の骨太なストーリーはどこへやら。
【キャラクター】
年少の子がとにかく不愉快。
キメ台詞は薄い、行動は理不尽。
はやくパーティから消えてくれと思ったキャラは久しぶりです。
【UI】
洞窟内での戦闘や敵の追尾など、本当にバグテストしたのか?と思いたくなる要素満載です。
【オンライン要素】
はっきり言っていらないのでは?
WEも増えませんし、目障りなレポートが頻繁に流れてくるだけ・・・
ディールで銀河番長を貰った想い出だけです。
早々に消しました。
COMMENT
前作「ゼノブレイド」は、過去にプレイしたRPGの中でも最高傑作としてこのサイトでレビューさせていただきました。
本作はその続編として、前作でハードルが上がってしまったものの、期待を大きく裏切らない良作として、どんな賛辞の言葉を贈ろうかと楽しみにして発売日を待ちました。
まさか、辛辣な言葉でレビューする羽目になるとは思ってもいませんでした。
哀しいことですが、発売日に前評判も聞かずゲームを購入することがどれほどリスキーか、教えてくれたゲームとなりました。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足度 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 4pt | 3pt | 1pt | 1pt | 2pt | 3pt |
36pt
GOOD!
未知なる惑星で小さな人間が生き残るためにサバイバルする…。
とてつもなく広いフィールドと、小さな人間の対比、また開始直後からでかくて、レベル差がすごい強敵がガンガン登場するなど、そこいらあたりがゲームの趣旨と合致し、臨場感があり楽しめました。強敵からいかに逃げるかというのも、ひとつの楽しみだと思います。
●グラフィック
造形や表現など独創的なフィールドが目を引きます。生態に合わせたようなモンスターの配置も想像力をかきたてます。
●音楽
前作は神曲だらけでしたが、癖が強く、統一感がなく、バラバラだったともいえます。今回は際立ったメロディは比較的控えめですが、知的で、クール。控えめではありますが良曲ぞろいだと思います。
BAD/REQUEST
●ストーリー
前作のストーリーがとてもよくて、今作もどのような熱い物語が繰り広げられるのかと期待してましたが…。現在ラスボスでやられてエンディングまでは到達しておりませんが、道中ストーリーに引き込まれたことはほとんどありませんでした。またサブクエもほとんどお使い作業で、テキストを読む気にもならず、ほとんどイベントスキップ。なんでこうなってしまったのか…。演出面でもほとんどが棒立ちイベント。セリフスキップもできず苦痛でした。
●敵の配置が多い
無駄に敵の数が多い気が。
COMMENT
社長が訊くを読むと、オンライン要素を導入したために主人公がいるメインストーリーをストーリーを捨てたとのことですが、そこが評価が分かれてしまったターニングポイントではないかと思います。
これは推測ですが、モノリス側はストーリー推しで行きたったが、任天堂側が途中からオンライン仕様をぶち込んだように思えます。任天堂側に勝算があったのか、それともストーリー&演出重視でいくと納期、予算ともオーバーするので、終わらせるために仕様変更を迫ったのか、様々な事情が想像できます。
それでも遊ばせるために莫大なクエスト数や、やり込み要素など、一生懸命作り込んだソフトであるともいえ、結果、いろいろな人や遊びがクロスするゼノブレイドに、ひとまずはなったといえるでしょう。
しかし、タイトルに込めた作り手側との思いとは裏腹に、ゼノブレイドを遊んだ人と期待がクロスしなかったところに今作の悲哀と皮肉が凝縮されている気がします。結果コンテンツの価値が著しく下がったことが残念でなりません。
実際に自分も90時間近く、遊んでいるので決してつまらないわけではないですが、たくさんあるクエストもなんだか薄めた牛乳を飲んでる感じで、なんとも味気ないです、次回作は力点をしっかり見定めた遊ばせる作品を作ってもらえたらと思います。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足度 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 3pt | 2pt |
85pt
GOOD!
<サブクエスト関連>
・非常に膨大な数のクエスト量で、やりごたえ十分。
・サブクエストは、バッドエンド的な話しもあるが、凝った内容のものが多く、ボルザッカやディフィニアなど面白い異星人や登場人物も多い。
・前作のゼノブレイドでは、クエストの受注や報告するためのNPCの場所が分かりづらかったが、今回はGamePadを上手く使い、地図上である程度分かるように改善。
<探索、収集>
・今作の一番の売り。
・プレイスタイルにもよるが、序盤からデータプローブの設置やトレジャーを探すためにアチコチ回りだすと、ストーリーそっちのけでプレイ時間がどんどん増える。
・メインストーリー後は、アフィックス付き装備のドロップや素材集めといった要素も充実。
<音楽>
・ボーカル付きの音楽や澤野色の強い音楽は、賛否両論あると思うが、こうした新しいチャレンジは評価したい。
・特にボーカル付きの音楽は、今後の他のゲームで増えていくと感じられ、更なる進化にも期待したい。
<戦闘>
・回復職を無くし、娯楽性の高い攻撃職に特化した戦闘システム。
・戦闘中の声のやり取りが、ソウルボイスとして前作から進化し、パーティメンバーとの共闘感が増した。
<ドール>
・「ロボットをRPGで使う」という形を高いレベルで達成した印象。
・おまけ要素ではなく、移動と戦闘の両方で使うゲーム上必要な要素として、きちんと昇華されてる。
・ドールの戦闘は、ロボットなのでこのくらい大味でも良いが、更なる進化にも期待したい。
<フィールド>
・高低差や洞窟など、非常によく作り込まれている。
<デザイン関連>
・モンスター、異星人、ドールなどデザインのクオリティが非常に高い。
・前作では装備品がゴテゴテしたデザインで今一つだったが、今作では装備品のデザインもかなり改善している。
<金策>
・データプローブを設置していくと、自動でお金が溜まっていく仕組みとなっており、煩わしい金策から解放。
BAD/REQUEST
<メインストーリー>
・今後追加シナリオで補完されるかもしれないが、12章まででは消化不良のまま終了。
・主人公が話さなくても構わないが、ドラクエのように「魔王を倒す勇者」のようなきちんとした設定が必要。「記憶喪失のよくわからない登場人物」のままで終わってしまっては感情移入できない。今後、追加シナリオで謎が明かされるのかもしれないが、少なくとも物語中盤あたりで「実は主人公が行方不明だった英雄」みたいな展開が必要と感じた。今回のシナリオでは、主人公はエルマであって、自キャラの必要性をまったく感じなかった。
・「社長が訊く」では、今作は横軸(サブクエや探索、収集)に力を入れたようだが、改めて縦軸(メインストーリー)がしっかりしていなければ、感情移入度含め満足度は下がると認識させられた。
<ユーザインタフェース>
・アイテムのフィルタリングが使いづらい、デバイス(前作ではジェム)の取り付け、取り外しが面倒など、前作の問題点が改善されていない。(改善されたのは、アイテム溢れ防止のために所持数が999になったくらい)
・大量のアイテムを所持することになるのに、アイテムを売るのが面倒。最低限、選択しての纏め売りや、貴重品はロックできるようにするなど配慮が必要。
・デバイススロットを追加する際、リストには装備名しか表示されないため、何のアフィックスが付いているのか区別できない。
・装備を変えようとしてリストを表示している際などに、オンラインのレポートが被って見えなくなり非常にストレス。
・戦闘中に表示される情報が多すぎて見づらい、分かりづらい。
・戦闘中のバフ、デバフの効果がアイコンで表示されるが、一目見ても何の効果か分かりづらい。そもそも戦闘中にはアーツのリキャスト、ソウルボイスのボタン、位置取りなど見るところが多く、「分からなくてもいいから、とりあえずアイコンを表示しとけ」的な開発側の投げやりを感じる。
などなど、ユーザインタフェース周りは、1度プレイすれば気づくような問題点ばかりで、書ききれないくらいに多い。
これは、前作から引き続きクオリティの低いポイント。
厳しい言い方をすれば、担当者を変えた方がよい。
<アフィックスや装備品の性能が分かりづらい>
・分からなくても、色々と調べることに面白味を感じるレベルであればよいが、ストレスを感じる方が多かった。
・アフィックス効果の説明がデバイス作成のところしか無く、装備品の表示だけみても何の効果があるのか分からないものが多い。
・デバイスを付けた武器にしか効果が無いものもあり、更に分かりにくい。
・ドール武器は、ダメージ性能だけではなく、ヒット数(装弾の数ではなく)も関係するため使ってみないと強さが分かりづらい。(特に超兵器)
・ドールの装備名やアフィックス名は、全て英語表記となっていて、特に分かりづらい。おそらく、海外版のローカライズの作業量を減らすための措置と思われるが、開発側の「分かりづらくてもいい」という傲慢さを感じる。
<キズナトーク>
・キズナ値が一定値溜まると、メンバーチェンジの場所から突然いなくなり不快。
・キズナトークという登場人物の深堀要素に、いなくなったメンバーを探すという余計な探索要素まで加えてしまい、「面白さが分かりづらい遊び」になってしまった。
・面白さよりもストレスの方が大きくなり、せっかくの要素が台無し。
<メンバーチェンジ>
・キズナトークの仕様とも絡んでるのかもしれないが、メンバーチェンジの度にメンバーのところへ移動するのが面倒。
<天候>
・天候自体に種類があるのは構わないが、熱雨など天候でダメージを受ける要素は、ストレスだけで面白味を感じず、必要性を感じない。
・結局、天候が変わるまでスキップトラベルするだけで面倒な要素が増えただけ。
<オンライン要素>
・オンラインでのレポートのやり取り(情報交換)が、ほとんど機能していない。
・不用意にレポートすると、大量に推薦され晒されることもある。
・オンライン上に共用の地図を作り、一定数以上の人が見つけた情報が自動で地図に書き込まれるとか、ゲームシステム側での配慮が必要と感じた。
<戦闘、育成関連>
・前作は、タイプの異なった仲間キャラを戦闘で使え、色々な戦闘スタイルが楽しめた。今作では、主人公が全クラスをマスターできるようになり自由度が高まったように思えるが、仲間キャラを操作する必要性が無くなり、一部の有用な武器やアーツに偏りやすくなる弊害が生まれた。
・仲間キャラは1クラスのみのため、早期に全アーツ・スキルを覚えてしまい、仲間キャラ育成の愉しみが薄い。
<キャラクターデザイン>
・異星人やモンスターのデザインは凝っているものの、人間キャラ(アバター含む)のデザインは数段レベルが落ちる。
<図鑑関連>
・モンスターやコレペディアに関しては、生息地やドロップ場所などの情報も載せて欲しかった。
・オンラインでのレポートによる情報交換を意識したと思われるが、現状ほとんど機能していないことからも、必要だったと思われる。
<開けられないトレジャー>
・トレジャーにレベル制限があり開けられないこと自体は構わないが、見つけたトレジャーは自動で地図やリストに記録されるなど配慮が欲しかった。せっかく苦労して見つけても、開けられなければがっかり感が強く、どこにあったか覚えてもいられないため、再度探すのも面倒。
<クエストでの敵配置>
・クエストの討伐対象(低レベルの敵)の周りに高レベルの敵が配置されているような場合がある。せっかく見つからずに戦闘を開始しても、索敵がシビアなため、すぐに周囲の高レベルの敵が絡んでくる。
・討伐対象さえ倒せば、その後全滅してもクエストはクリアになるとはいえ、特に隠密行動をする内容のクエストでは配慮が必要と感じた。
<絶景や秘境>
・全体的なフィールドのクオリティが上がったせいなのか、絶景や秘境と他のフィールド部分との差をあまり感じられなかった。秘境にしても、ただ見つけづらいところにあるだけではなく、もう少し周囲と異質な感じの雰囲気が欲しかった。
COMMENT
テレビCMをまったくやらなかったことからも、自らゲームの情報を集め、がっつりプレイする、かなりのコアユーザを対象にしていると思われます。
クリア後のクエストも消化し、全体的な達成率は80%以上。
サブクエストを結構やりながらメインストーリーを進めたため、ストーリー上の敵はほとんど瞬殺でした。
サブクエストや探索などの寄り道をどの程度やりながらプレイするかで、ゲームの印象がかなり変わると思います。
不満点を多く書きましたが、100時間以上は熱中して遊べる内容であり、ゲーム全体の娯楽性は非常に高いと思います。
また、今後発売されるRPGのハードルをゼノブレイドに続いて、また更に上げたとも思います。
しかし、今回はメインストーリーの消化不良感や、色々と分かりづらい部分(調べる面白味よりもストレスが大きい部分)など、多くのユーザから突っ込みが入ると分かるような要素が多かったことが残念でした。
ドール装備関連の英語表記だったり、白鯨にUnited Statesが書かれているのを見ると、売上の少ない日本はメイン購買層からは外されてるのかな?とも感じました。
発売スケジュール
サイト情報
★ Switch mk2をオープンいたしました。 ★
レビュー投稿お待ちしております。- レビュー更新情報(17/06/08)
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ファミコンリミックス1+2 (1件)
ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT (1件)
- レビュー更新情報(17/03/28)
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ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド (1件)
- レビュー更新情報(17/03/05)
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ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド (募集開始)
- レビュー更新情報(17/03/04)
-
幻影異聞録♯FE (1件)
- レビュー更新情報(17/02/02)
-
バットマン:アーカム・ビギンズ (1件)
幻影異聞録♯FE (1件)
- レビュー更新情報(16/10/24)
-
ピクミン3 (1件)
マリオパーティ10 (1件)
- レビュー更新情報(16/10/22)
-
幻影異聞録♯FE (1件)
マリオカート8 (1件)
GOOD!
国産RPGでは定番の「見えない壁」が無く、文字通り縦横無尽に広いフィールドに、ただ広いだけでは無く行き着いた先に大体「ご褒美」が有り、文字通り「散歩」のしがいのあるMAPデザイン(しかも行先全てが絶景)。
しかも一見「飛行」可能な移動手段がないと辿り着くのは無理っぽく見える場所も、よくよく探せば徒歩でも結構いけてしまうのは凄い&素晴らしいの一言。
ノッペリとした広いだけの平地を旅するゲームではなく、ここまで「縦構造」をが多彩なゲームをよくぞ作ってくれました…と遊ぶ度に思わされます。
GamePadの使わせ方も非常に上手く。TV画面に映しておくべき情報と、手元に常に映しておきたい情報を上手く分けて表示しており、無理矢理2画面に分けた事でTVとPadを常に見比べながら遊ぶ…等という任天堂本社開発タイトルがよくやっている「無意味に分けた事で遊び辛い上にただただ疲れる使い方」をしていないのは流石だと思いました(モノリスソフトさんはDSの頃からこの辺の「2画面での情報の有意義な分け方」は非常に上手いと思います)。
BAD/REQUEST
前作ゼノブレイドと比べ、シナリオやシステムが「作り手(脚本)の想像する世界観を大事にし過ぎた」結果、何もかもが「遊んで貰う為」に配慮されてた前作と比べ遊ぶ側にとっての不都合が多々あり過ぎました。特に酷いのは以下の5点
①システムの都合上主人公の存在感が薄いのは仕方ないとしても、ほぼ全編で「PT4人中3人を固定される」のは最早拷問に近い(特に〇〇に関しては毛玉の生物と同じゲスト枠で良かったのでは…)。
②SF色に拘り過ぎた結果なのでしょうがRPGにおける必須職業「回復役」が事実上不在で、全キャラがアタッカーなので戦闘の選択肢が少ない。
③戦闘における攻撃も守り(回復)も最も効率が良い方法が基本常時「指示待ち」なので、アタッカーしかいないのに「攻めてる感」が前作と比べ薄く、試行錯誤させてくれる感じも無い。
④これは少し個人の好みもあるのかもしれませんが、BGMが「単に開発者が作曲家のファンなので採用したかっただけなのでは?」…と疑いたくなるほど、エリアやイベントシーンごとの雰囲気に合っていない。一応曲自体はカッコイイ曲なばかりなのですが、裏を返すといつでもどこでもカッコイイ曲だけなので私には合いませんでした。しかもイベント中の声が聞こえ辛いボリュームバランス。
⑤メッセージウィンドウ以外の字幕がやたら小さい(視力1.0、HDMIの32インチ画面でも見辛い)。街中に点在する仲間の入れ変えが面倒(雰囲気作り以外に点在させる意味が見えない)。膨大に取得できる装備アイテムを装備画面から直接捨てる事が出来ないので、別メニューを開き直して処分する必要がある。モンスター図鑑やアイテム図鑑があるのだが、モンスター生息場所・アイテム収集可能な場所共に漠然とした地名でしか示されていない。オプションにボリュームコントロールが無い…等々、詰め込んだゲームボリュームに対して、それをスムーズに楽しむのに必要なシステムが用意されておらず、行き届いてない所が非常に多い。
COMMENT
ストレスの溜まる部分が多いですが、それでもこの作品自体を単品で見れば100点満点中60~70点は付けられる良作だと思います。
しかし、前作ゼノブレイドが120点を取ってしまったので、その落差は-50~60点となり非常にガッカリさせられた作品となってしまいました。
そして何よりも残念だったのが、開発陣の方々が前作ゼノブレイドの何処をユーザーが評価してくれたかが全く分かって無かったのが、本作の全体から露呈しているのが遊んでいて辛かったです。
近年の厳しいCS市場の状況を考えると、この規模の作品を作れるのは最後かもしれない…という思いから、この様なSF色の強い作品を目指した所まではクリエイターの数少ない我儘として許されると思います。しかし、その我儘を通す為にユーザーが最も触れて楽しむはずのゲームシステム部分を犠牲にするのは、(しかも素人目にも絶対に失敗が許されないであろう規模の大金を掛けて作った)商品でもあるゲームとしてはやってはいけない事をやってしまった様に感じる作品でした。