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ゼノブレイドクロス

ゼノブレイドクロス
発売元 任天堂オフィシャルサイト
発売日 2015/04/29
価格 7,700円(税込)
レーティング C / 15才以上対象 (CERO について)
タギングトップ3    
タイトル概要 RPG / 1人用
スクリーンショット
(クリックで拡大)

スコアボード

ゼノブレイドクロス評価ランク
総合ポイント
59
難易度
2.86
レビュー数
22

スコアチャート ゼノブレイドクロスレビューチャート

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4.5%
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50-59
9.1%
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18.2%
70-79
9.1%
80-89
9.1%
90-100
【60点以上】
45.5%
【標準偏差】
18.5

ユーザーレビュー


このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足度 快適さ 難易度
5pt 5pt 5pt 5pt 5pt 4pt 3pt
総合点
97pt

GOOD!

○ストーリー
地球は異星人同士の戦争に巻き込まれ消滅。
残されたわずかな人類は未開の惑星に不時着し
ここを安住の地にするため一丸となり生きていく。

自分達は原生生物にとっては脅威であり侵略者。
それでも人の種を絶やさないためには戦っていくしかない・・・と。

のめり込まずにはいられないストーリーでした。
この背景を頭の片隅においてゲームを進めていると
没入感がすさまじいです。

○オリジナリティ
未開の惑星は歩いているだけで楽しく、
そこかしこに見所が用意されています。
美しい大自然、絶景、マイペースに生きている様々な生物達、絶望的に巨大な生物。
放棄された機体、謎の遺跡、奥深い洞窟、天高い構造物

オープンワールドのゲームは多くあり
海外製はそれこそ広大な物が多いですが、
ここまでネタを仕込み、密度を高く保ったフィールドを体験したのは初めてです。
前作のフィールドも素晴らしかったですが、操作性が上がり、リアリティを得た事で
これを凌駕したと私は思っています。

○グラフィック
他の次世代機に比べるとwiiUの表現には限界があると思いますが
そんな事が気にならなくなるくらい世界が美しいです。
細かな配慮が産みだした結果でしょうね。
単なる造形の綺麗さだけでなく、アイデアの詰め込まれたグラフィックには
見た目以上の魅力が備わっていると思います。

○音楽
前作も夢中になる音楽が多かったですが
今作でもシーンやフィールドにあった魅力的な音楽が多いです。
ボーカル入りの曲が多いですが、邪魔になるどころか
こちらの気持ちを引き立ててくれる物ばかりでした。
使いどころのメリハリも良く、ゲームへの没入感を高めてくれます。

○熱中度
長く遊んでいますがまだまだゲームのエンディングまで遠いようです。
それでいて飽きる事がなく、わくわくする気持ちが続いています。
じっくりと惑星の探索をしながら引き続き楽しんでいこうと思います。

○満足度
新しい体験を期待して今作を購入しましたが
期待に応えるどころか飛び越えてしまうくらいの満足感を得られました。
それがずっと続いているのですから今作の凄まじさを改めて実感します。

○快適さ
今作の操作で一番よかったのは「ジャンプ」ですね。
どれだけ高い場所から落ちてもダメージがないですし
結構高く飛べるので大きな岩石が目の前にきても迂回せずに済みます。
フィールドを楽しく駆け回ることが出来ました。

ゲームパッドでタップした場所へワープもできるので
これも余計なストレスを省いた良い調整だと思います。

BAD/REQUEST

○ストーリー
冒頭部でシステム周りや仕事の説明がつめつめだった事が気になります。
ひたすらおじさんに口頭のみで説明されるというのは
ゲームへの没入感を著しく下げてしまうと思いました。
このあたりの調整は欲しかったですね。

○パーティ編成
仲間を呼ぶ場合、いちいち所在地まで赴いてスカウトする必要があります。
おそらくオンラインのユーザーを仲間にしてもらうため
あえて面倒にしたのでしょうが
折角魅力的な仲間が多いのですから、このあたりの配慮は欲しかったです。

COMMENT

色んなところで今作の批判レビューを見ますが
「前作を神格化しすぎ」なように感じています。

前作は確かに素晴らしいゲームでしたし、
私もオススメのゲームにゼノブレイドは上げてしまいますが
あまりに美化しすぎたゼノブレイドと今作を比較して
さらに酷評するというのは、両作とも好きな私としては辛いところです。

タイトルは同じでシステムも近いですが、全く違った楽しさを提供してくれる二本です。
私は両作とも最高に大好きです。

プレイ時間:60時間以上100時間未満(未クリア)
nickさん [2015/05/23 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足度 快適さ 難易度
5pt 4pt 5pt 5pt 4pt 4pt 3pt
総合点
90pt

GOOD!

限りなく広大で美しいフィールド:このゲームの良いところの大半を占めていると思います。結構な時間プレイしましたが、まだ訪れていない場所が多々あります。しかもなんらかの仕掛けがあったり地形が複雑だったりとただっ広いだけではない、非常に探索のしがいがあるフィールドです。しかとシームレス。凄いの一言です。

豊富なクエスト:クエストの数は前作とあまり変わりないそうなのですが、内容が濃いクエストが多い。中にはトラウマを植え付けられるのもありますが。

戦闘のソウルボイス:前作のあの戦闘中の喧しさをシステム化させた感じ。アーツの組み立てが楽しくなります。しかも場面ごとに幾つかボイスの種類があり、効果が異なるので、組み立てが楽しいです。

豊富すぎる装備:前作から格段に増えたと思います。格好いいものから、ダサいもの。中にはギリギリアウトなエッチな装備もあり、バラエティーに富んでいる。

ロマンの塊ドール:手に入れるまでが大変だったが、手に入れてからは大活躍。移動手段としてはもちろんながら、やはり戦闘でのかっこよさに画面に食い付いてしまいます。威力も強力で小さい敵なら一撃で倒せる場合も。

音楽:前作をやっている人によっては好みが、別れると思いますが、世界観に合っていていい。特に夜光の森と白樹の大陸のBGMには感動しました。

BAD/REQUEST

ストーリー:やはりこれ。メインストーリーが薄い。前作の出来が良かっただけに余計に目立つ。下手したらサブクエストの方が面白い。途中で路線変更して作り直したからか、手抜き感が半端ない。前作を意識しないでプレイ…とも思ったが、やはり「ゼノブレイド」のタイトルを冠しているので、こだわりきって欲しかった。この作品の最大のネック。

ドール無双:ドールがカッコよくて強いのはいいが、戦闘がいささか単調になる。ある程度の相手なら、組み立てを考えなくても強力なアーツを連発すれば勝てる。

イベント演出:とにかく口パク棒立ちのイベントムービーが多い。というか会話イベントでいいんじゃね?随所で流れるイベントムービーは前作のような派手なカメラワークとアクションなのですが、少ないです。もっと増やして欲しかったです。
あと文字が小さい、チュートリアルがあまりなく不親切など、細かい突っ込みどころが多々あります。

COMMENT

今作はとにかくもったいないと感じました。
せっかくWiiUでスペックもグラフィックも上がったのに、ストーリーが足を引っ張ってしまい、結局前作より劣化してしまった、といった感じでしょうか。
前作はあまり良くない素材を、工夫して最高の作品に仕上がった。対して最高の素材を活かしきれず、中途半端な出来になってしまったのが今作。ストーリーだけを見るとこういった印象を受けます。
ただゲームとしては非常に面白い。時間を忘れて没頭してしまうほどに。こういう夢中にさせるゲームを作るのはメーカーの努力の賜物だと思う。
今作の反省を活かし、ぜひ次作では「ゼノブレイド」と「ゼノブレイドクロス」の良いところを全部取った、完璧な「神ゲー」を作ってもらいたい。

プレイ時間:60時間以上100時間未満(未クリア)
シュルクさん [2015/05/10 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足度 快適さ 難易度
5pt 4pt 4pt 5pt 4pt 3pt 2pt
総合点
85pt

GOOD!

<サブクエスト関連>
・非常に膨大な数のクエスト量で、やりごたえ十分。
・サブクエストは、バッドエンド的な話しもあるが、凝った内容のものが多く、ボルザッカやディフィニアなど面白い異星人や登場人物も多い。
・前作のゼノブレイドでは、クエストの受注や報告するためのNPCの場所が分かりづらかったが、今回はGamePadを上手く使い、地図上である程度分かるように改善。

<探索、収集>
・今作の一番の売り。
・プレイスタイルにもよるが、序盤からデータプローブの設置やトレジャーを探すためにアチコチ回りだすと、ストーリーそっちのけでプレイ時間がどんどん増える。
・メインストーリー後は、アフィックス付き装備のドロップや素材集めといった要素も充実。

<音楽>
・ボーカル付きの音楽や澤野色の強い音楽は、賛否両論あると思うが、こうした新しいチャレンジは評価したい。
・特にボーカル付きの音楽は、今後の他のゲームで増えていくと感じられ、更なる進化にも期待したい。

<戦闘>
・回復職を無くし、娯楽性の高い攻撃職に特化した戦闘システム。
・戦闘中の声のやり取りが、ソウルボイスとして前作から進化し、パーティメンバーとの共闘感が増した。

<ドール>
・「ロボットをRPGで使う」という形を高いレベルで達成した印象。
・おまけ要素ではなく、移動と戦闘の両方で使うゲーム上必要な要素として、きちんと昇華されてる。
・ドールの戦闘は、ロボットなのでこのくらい大味でも良いが、更なる進化にも期待したい。

<フィールド>
・高低差や洞窟など、非常によく作り込まれている。

<デザイン関連>
・モンスター、異星人、ドールなどデザインのクオリティが非常に高い。
・前作では装備品がゴテゴテしたデザインで今一つだったが、今作では装備品のデザインもかなり改善している。

<金策>
・データプローブを設置していくと、自動でお金が溜まっていく仕組みとなっており、煩わしい金策から解放。

BAD/REQUEST

<メインストーリー>
・今後追加シナリオで補完されるかもしれないが、12章まででは消化不良のまま終了。
・主人公が話さなくても構わないが、ドラクエのように「魔王を倒す勇者」のようなきちんとした設定が必要。「記憶喪失のよくわからない登場人物」のままで終わってしまっては感情移入できない。今後、追加シナリオで謎が明かされるのかもしれないが、少なくとも物語中盤あたりで「実は主人公が行方不明だった英雄」みたいな展開が必要と感じた。今回のシナリオでは、主人公はエルマであって、自キャラの必要性をまったく感じなかった。
・「社長が訊く」では、今作は横軸(サブクエや探索、収集)に力を入れたようだが、改めて縦軸(メインストーリー)がしっかりしていなければ、感情移入度含め満足度は下がると認識させられた。

<ユーザインタフェース>
・アイテムのフィルタリングが使いづらい、デバイス(前作ではジェム)の取り付け、取り外しが面倒など、前作の問題点が改善されていない。(改善されたのは、アイテム溢れ防止のために所持数が999になったくらい)
・大量のアイテムを所持することになるのに、アイテムを売るのが面倒。最低限、選択しての纏め売りや、貴重品はロックできるようにするなど配慮が必要。
・デバイススロットを追加する際、リストには装備名しか表示されないため、何のアフィックスが付いているのか区別できない。
・装備を変えようとしてリストを表示している際などに、オンラインのレポートが被って見えなくなり非常にストレス。
・戦闘中に表示される情報が多すぎて見づらい、分かりづらい。
・戦闘中のバフ、デバフの効果がアイコンで表示されるが、一目見ても何の効果か分かりづらい。そもそも戦闘中にはアーツのリキャスト、ソウルボイスのボタン、位置取りなど見るところが多く、「分からなくてもいいから、とりあえずアイコンを表示しとけ」的な開発側の投げやりを感じる。

などなど、ユーザインタフェース周りは、1度プレイすれば気づくような問題点ばかりで、書ききれないくらいに多い。
これは、前作から引き続きクオリティの低いポイント。
厳しい言い方をすれば、担当者を変えた方がよい。

<アフィックスや装備品の性能が分かりづらい>
・分からなくても、色々と調べることに面白味を感じるレベルであればよいが、ストレスを感じる方が多かった。
・アフィックス効果の説明がデバイス作成のところしか無く、装備品の表示だけみても何の効果があるのか分からないものが多い。
・デバイスを付けた武器にしか効果が無いものもあり、更に分かりにくい。
・ドール武器は、ダメージ性能だけではなく、ヒット数(装弾の数ではなく)も関係するため使ってみないと強さが分かりづらい。(特に超兵器)
・ドールの装備名やアフィックス名は、全て英語表記となっていて、特に分かりづらい。おそらく、海外版のローカライズの作業量を減らすための措置と思われるが、開発側の「分かりづらくてもいい」という傲慢さを感じる。

<キズナトーク>
・キズナ値が一定値溜まると、メンバーチェンジの場所から突然いなくなり不快。
・キズナトークという登場人物の深堀要素に、いなくなったメンバーを探すという余計な探索要素まで加えてしまい、「面白さが分かりづらい遊び」になってしまった。
・面白さよりもストレスの方が大きくなり、せっかくの要素が台無し。

<メンバーチェンジ>
・キズナトークの仕様とも絡んでるのかもしれないが、メンバーチェンジの度にメンバーのところへ移動するのが面倒。

<天候>
・天候自体に種類があるのは構わないが、熱雨など天候でダメージを受ける要素は、ストレスだけで面白味を感じず、必要性を感じない。
・結局、天候が変わるまでスキップトラベルするだけで面倒な要素が増えただけ。

<オンライン要素>
・オンラインでのレポートのやり取り(情報交換)が、ほとんど機能していない。
・不用意にレポートすると、大量に推薦され晒されることもある。
・オンライン上に共用の地図を作り、一定数以上の人が見つけた情報が自動で地図に書き込まれるとか、ゲームシステム側での配慮が必要と感じた。

<戦闘、育成関連>
・前作は、タイプの異なった仲間キャラを戦闘で使え、色々な戦闘スタイルが楽しめた。今作では、主人公が全クラスをマスターできるようになり自由度が高まったように思えるが、仲間キャラを操作する必要性が無くなり、一部の有用な武器やアーツに偏りやすくなる弊害が生まれた。
・仲間キャラは1クラスのみのため、早期に全アーツ・スキルを覚えてしまい、仲間キャラ育成の愉しみが薄い。

<キャラクターデザイン>
・異星人やモンスターのデザインは凝っているものの、人間キャラ(アバター含む)のデザインは数段レベルが落ちる。

<図鑑関連>
・モンスターやコレペディアに関しては、生息地やドロップ場所などの情報も載せて欲しかった。
・オンラインでのレポートによる情報交換を意識したと思われるが、現状ほとんど機能していないことからも、必要だったと思われる。

<開けられないトレジャー>
・トレジャーにレベル制限があり開けられないこと自体は構わないが、見つけたトレジャーは自動で地図やリストに記録されるなど配慮が欲しかった。せっかく苦労して見つけても、開けられなければがっかり感が強く、どこにあったか覚えてもいられないため、再度探すのも面倒。

<クエストでの敵配置>
・クエストの討伐対象(低レベルの敵)の周りに高レベルの敵が配置されているような場合がある。せっかく見つからずに戦闘を開始しても、索敵がシビアなため、すぐに周囲の高レベルの敵が絡んでくる。
・討伐対象さえ倒せば、その後全滅してもクエストはクリアになるとはいえ、特に隠密行動をする内容のクエストでは配慮が必要と感じた。

<絶景や秘境>
・全体的なフィールドのクオリティが上がったせいなのか、絶景や秘境と他のフィールド部分との差をあまり感じられなかった。秘境にしても、ただ見つけづらいところにあるだけではなく、もう少し周囲と異質な感じの雰囲気が欲しかった。

COMMENT

テレビCMをまったくやらなかったことからも、自らゲームの情報を集め、がっつりプレイする、かなりのコアユーザを対象にしていると思われます。

クリア後のクエストも消化し、全体的な達成率は80%以上。
サブクエストを結構やりながらメインストーリーを進めたため、ストーリー上の敵はほとんど瞬殺でした。
サブクエストや探索などの寄り道をどの程度やりながらプレイするかで、ゲームの印象がかなり変わると思います。

不満点を多く書きましたが、100時間以上は熱中して遊べる内容であり、ゲーム全体の娯楽性は非常に高いと思います。
また、今後発売されるRPGのハードルをゼノブレイドに続いて、また更に上げたとも思います。

しかし、今回はメインストーリーの消化不良感や、色々と分かりづらい部分(調べる面白味よりもストレスが大きい部分)など、多くのユーザから突っ込みが入ると分かるような要素が多かったことが残念でした。
ドール装備関連の英語表記だったり、白鯨にUnited Statesが書かれているのを見ると、売上の少ない日本はメイン購買層からは外されてるのかな?とも感じました。

プレイ時間:100時間以上(クリア済)
もふもふさん [2015/05/26 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足度 快適さ 難易度
4pt 4pt 5pt 4pt 4pt 4pt 4pt
総合点
82pt

GOOD!

■オリジナリティ
戦闘システム自体はゼノブレイドのものを若干変化させた形で、
オープンワールド要素などは特別目新しい所は有りません。

が、一つ一つが非常に丁寧に作られており、
結果的に新鮮な気持ちで遊べるものになっていると思います。

とにかく広大な世界が丁寧に作りこまれており、
「世界を冒険し、発見する」という楽しさがたっぷり詰まっています。

■グラフィックス
フィールドがどこも非常に美しく、そのおかげで移動しているだけで楽しいです。
ドール(ロボット)やモンスターのグラフィックもすごく丁寧に作られていて素晴らしい。
本当なら5点を上げたいところですが、キャラクタのモデリングが酷いので、マイナス1点。

■音楽
かなり特徴的なので好みは分かれそうですが、個人的には最高です。
特にオーバード戦の音楽が凄く良い。
私が作曲担当の人のファンという事も有るかもしれませんが、個人的には文句なしの5点!

■熱中度
とりあえずクリアするのに60時間ほどかかりましたが、飽きずに遊ぶことが出来ました。
久々に日本のRPGで熱中して最後まで遊べました。
ただ、後述のBADの項目で挙げますが、やる気をそがれる点も多いです。

■満足度
多岐にわたる作りこまれたシステム、素晴らしい世界観、多量のやりこみ要素、
期待以上に満足できました。
日本のメーカーでもここまでのクオリティのオープンワールドゲームを作れるんだと感動。

■快適さ
ゲームパッドを活用したUI、充実したファストトラベルなど非常に快適です。
非常に多くのシステムが存在しているゲームなのですが、上手くまとまっていると思います。
また、ドールの機動性は勿論、徒歩でも移動速度が早くジャンプ力もあるので、
ありがちな「ちょっとジャンプすれば向こう側にいけるのに!」というストレスも有りません。

■難易度
正直、最近のぬるめのゲームに慣れている人には厳しいと思います。
かなりのコアゲーマー向けのゲームでしょう。
自力で頑張るだけでなく、友人やネットでの情報交換が重要。

BAD/REQUEST

■収集クエストが面倒くさすぎる
ドロップ情報がほぼノーヒントなので、とてもじゃないですが自力でやる気は起きません。
ネットを介したレポート機能も有りますが、正直機能しているとは言いがたいです。
オフラインでプレイしている人であれば更に難易度が上がってしまう。
私はほとんどネットで検索して対処してしまいました。

■キズナクエストをキャンセルできない
一部難易度の高い条件があり、詰む事こそ無いものの、かなりの労力を要するクエストが有りました。
キャンセルできないのでなんとかクリアするしか無く、かなりストレスを感じました。

■ドール入手時期が遅く、フライトパックの入手時期が早い
正直言って、ドールを手に入れるまでは結構苦痛です。
その分ドールを手入れた時の世界が広がる感覚は爽快なのですが、
もうちょっと早くても良かったと思います。

また、その割に空を飛べるようになるフライトパックはその後直ぐに手に入ります。
そのせいで後半の大陸はじっくり見て回るようなこともなく、
ポイント間を飛び回るだけで記憶に残りませんでした。

とは言えフライトパック入手前の状態では後半の大陸は敵が強く移動が困難ですし、
この辺りもっとバランスを取って欲しかったところです。

■ドールと装備品が高すぎ、ドロップ品も情報が無さ過ぎ
上位ドールが高すぎます。普通にプレイしていたらまず手に入らないレベルです。
装備品までショップで揃えようと思うと、かなりの労力が必要になります。

また、世界が広大でモンスターの種類が非常に多いので、
情報なしでプレイしているとドロップで良い装備品を揃えるのも難しいです。
オープンワールド化による情報量の増大と、それを上手く活用するバランスが取れていない印象。
まぁ、今の時代ネットで情報交換すれば良いのですが・・・。

■ストーリー展開が不満
元々、前作同様にちゃんとした主人公がいる前提で作っていた所を、
途中でアバター方式に変更したそうです。
そのせいか全体的にダイジェストでストーリーを見せられているようで、
どうにもチグハグな印象を受けてしまいました。

また、あまり言うとネタバレになるので書けませんが、一部謎が謎のまま終わります。
一応ストーリー自体は一区切り付いているのですが、あの終わり方はちょっと酷いです。
最近ゲームでも映画でもこういうやり方が多いですが、好きではないです。

COMMENT

不満点も多いゲームですが、それを補って余りある魅力も兼ね備えていると思います。
特にドール(ロボット)へのこだわりは素晴らしかったです。

ただ、一つ言いたいのは、「ゼノブレイド」という名前をつけるべきでは無かった、と言うこと。
かなりゲーム性が違うのです。方向性が真逆と言っても良いくらい。

前作はあくまでメインストーリーが主軸でしたが、
今回はメインストーリーは世界観を用意する程度の役割で、
「広大なマップ」と「世界観を楽しむためのサブクエスト」こそが主役だと思います。

ゼノブレイドの良さを求めてプレイすると、結構ガッカリするかもしれません。
私も序盤は「あれ?なんか違うな?」と戸惑いながらプレイしていましたが、
根本的にゲームの方向性が違うと気づいてからは楽しめるようになりました。

プレイ時間:60時間以上100時間未満(クリア済)
ひろきんさん [2015/05/15 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足度 快適さ 難易度
4pt 3pt 3pt 5pt 4pt 2pt 4pt
総合点
75pt

GOOD!

○フィールドMAP
オープンワールドゲームとしてはかなり広いのではないかと思います。
大陸一つ一つに特徴があって、冒険している、という感覚はあるかと。
天候や時間によって出現するMOBが変わったり、ドールを手に入れてからでないと見つけられない様な秘境、名所なんかもあってウロウロするには非常に面白いかと。
多様な原生生物も配置されていて、うっかり近づいて倒されるなんて事もあり緊張感があって楽しいですね。

またフィールドには収集アイテムも落ちているので、何処の地域にどんな物があるのか、レアな収集品は何処で出るのか・・・と駆けずり回って遊べるのも魅力的です。

プロープの設置などの要素もあるので、序盤はLv50とかのアクティブモンスターに殴り倒されながらどうにか上手く設置を~・・・・と試行錯誤するのが楽しい!


○ストーリー
賛否両論ありますが、私はこの終わらせ方は好きですね。
第5章あたりから格段に面白くなっていき、最後の最後で大きな謎を残す方法は映画的ではありますがポピュラーで引き込み易い手法です。
この先どうするのか、という疑問はありますが批判するにはまだ早いと思います。

確かに「完結」を望む人の目線だと気に入らないのはわかりますが。


○戦闘
職によるバランスの悪さなどはあるものの、装備、スキル、アーツ、ソウルボイスを考えて戦闘を行うスタイルはとても奥深いかと。
やることが多すぎる、と最初は感じましたが、慣れてくると中々面白いと感じるようになりました。

インナーバトルだけでなく、ドールに乗っての戦闘もありますのでロボットが好きな人にも楽しんでもらえると思います。


○クエスト
基本的におつかい系統ですが、ファストトラベルのおかげでサクサク進みます。
キャラクターに個性があるので、意外と面白くて、ストーリー後のおまけとして見るならかなりいいと思いました。


○プレイアブルキャラクター
え、このキャラも仲間に?という意外なプレイアブルキャラが多いです。
最初の方でクエスト依頼してきたキャラをかなり気に入ってましたが、クエストクリア後にいなくなってしまったので諦めてましたが関連クエをクリアしたら普通にプレイアブル化して興奮しました。
DLCなしでも意外と多いので、結構満足できました。


○作りこみ
細かい所を見れば「微妙」と感じるところもありますが、WiiUのゲームとしてみるとかなり作りこんでいると思います。
正直、よくWiiUで作れたなぁ・・・・と感心しました。
システムもゲームパッドを上手く活かしながらプレイできますし、キャラクターも個性豊かで豊富です。


○沢山のNPCの増加
最初は人間だけですが、物語が進むと沢山の異性人が街へやってきます。
彼らは人間以上に個性豊かで、彼らから請け負うクエストではクスっとさせられる事も多いですね。
正直クエストは似たような物が大いながら、彼らの存在が少しだけ気持ちを楽にさせてくれます。


○音楽
私は気軽に聴けるなぁと思います。
神BGM!という意味がいまいちわからないのですが、これでダメだったらじゃあ何が良いの?っていうくらいですね。
作品にもよくあっていると思いましたし、ずば抜けてガッカリなんて部分はなにひとつないです。


○デバイス作成、武器防具の収集、厳選など。
MAPの踏破率を上げることもやりこみ要素、だと思いますが、個人的には武器や防具の厳選、デバイス作成、そのための素材収集などかなりやり込める要素が多いかと思います。
特に素材はレアリティの高い物が複数個、かなりの数必要になるものもあります。
しかも装備品によっては、レアな追加効果がついているものもありますから、獲得するために周回するなんていう楽しみはかなり原始的ですがハマるものがあります。

しかもひとつの装備品には3つのスロットをあけることが出来ます(最初から空いてる物もある)から、追加効果が優秀な武器防具を集める事は、インナー戦闘の難しいこのゲームではかなり重要です。

ハクスラ要素としては平凡ですが、奥深い戦闘システムを味わうためにも装備品の厳選は必須ですね。

BAD/REQUEST

●UIなど細かいシステム部分
一番残念だ、と思ったのがUI周りですね。
まずこのゲームは広大なMAPが売りですが、そのどこかに落ちているであろう収集品、これをノーヒントで持って来て~というクエストがあります。
しかも大抵がレア収集品で、少し手間をかけて探し回らないと手に入らないため、実際はそのエリアで収集できるのに出ないからと立ち去ってしまったりして時間がかかります。
コレペディという収集品を記録できる図鑑がありますが、登録するだけで大まかな収集場所などは一切わかりません。

あとはソート機能がかなり使いにくいですね。
武器ソートがまさかの「装備可能タイプ、装備可能。ALL」しかありません。
主人公は全てのクラスを取得できるため、最終的に全てが装備可能になります。
ですから武器の種類ではソートが非常に難しいです。
そして属性ソートもありますが、「ALL、物理、ビーム、エーテル、ヒート、ボルト、重力」となんとも面倒くさいほど覚えにくい。
属性でソートしても全ての装備可能武器が出るので、アサルトライフルから探したくてもガトリングやキャノンが出たりと非常に面倒くさい。

なぜ武器ごとに変更できなかったのか小一時間問い詰めたいです。
(でもキャラクタースカウトでは武器でのソートができる謎)

防具もライト、ミドル、ヘヴィなどの種類があるにも拘らずソート機能では指定できず。
ひどすぎて泣けるレベルです。

ドール装備も同じですね。
しかも英語表記で判りにくい。
追加効果も英語なので覚えるまで一々調べながら選定しないといけないので本気で腹が立ちます。
ちなみに追加効果の詳しい説明は見れません。
同じ名前のデバイスをわざわざ作成画面から探して効果をチェックします。
装備についてる効果くらい手軽にチェックさせろよって本気で思います。

それから装備品の捨てるコマンド、整理コマンドがないので周回して厳選作業するのに一々ショップへ行って売りながら作業しないといけませんが、ソート機能がないのでここでも苦労します。
せめて種類ごとに別けさせてよ!


●キャラクターの造形
究極の能面ですね。
多少の表情の変化はありますが、8割がた同じ顔です。
特にリンはひどくて見てられないので常にヘルメットを被ってました。


●ゆるくつながるオンラインシステム
これ中途半端すぎて必要だったのだろうか?と思います。
スコードクエストに参加したくても誰もいないしDLCクエストがあれば全て補えますし。
スカウトキャラクターもチケットを得るためだけの引換券でしかない。
MAPでスカウトできるキャラクターもいますが、Lv36のモンスターがウロウロしてるところでLv12くらいのキャラが「スカウトしてください!」みたいな感じで突っ立ってます。

どうしろと?という感じですね。
ゆるく、は中途半端という意味ではないと思いますけどねぇ。

それからレポート。
これ何の意味が?
情報だけならツイッターや掲示板、コミュニティで事足ります。
いっつも同じレポートばっかり流れて意味がない。


●街がスカスカ
どうしても性能の限界を感じます。
街を見下ろせる高台から住宅区、商業区を眺めるとスッカスカでひどいです。
人口的には十分かもしれませんが、建物内部には入れませんし、形が全て同じなのですっごくつまらないです。
もう少しだけ街も広大なら・・・・と残念に思います。

COMMENT

このためだけにWiiU同梱版を購入。

正直不安はありましたが、買ってよかったと思える作品です。
私は最初から前作の「ゼノブレイド」とはまったく違うと考えて購入しましたから、落胆などは何一つありませんでした。

このゲーム単体としての不満はあるものの、全体的にはよく作ったなぁという尊敬の気持ちが強いです。

任天堂ファンには申し訳ないですが、出すハードを完全に間違えたかと思います。
この内容、ボリュームならPS4などの次世代マシンのほうが圧倒的に有利ですし。
ただそうなると色々と難しい要素もありますから(タブコン使用のプロープ設置、ファストトラベルなど)結果的にどうなっていたか、という疑問はありますね。

これからDLCで物語を補完するのか、このまま次回作を出すのかはわかりませんが、期待して待つことにします。

色々と調整箇所もありますから、できることなら有料DLCに力を入れすぎな某会社のようにならず、しっかりと調整、追加をして行って欲しいですね。

プレイ時間:100時間以上(クリア済)
ユーリさんさん [2015/05/15 掲載]

このレビューはオススメ?はい いいえ


このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足度 快適さ 難易度
4pt 4pt 4pt 4pt 4pt 2pt 2pt
総合点
74pt

GOOD!

■「冒険してる」感
広大なフィールドを、ストーリー進行に関わらず、シームレスで好き放題走り回れる。
原生生物(所謂モンスター)のレベル帯は、序盤だからといって低いとは限らず、場所によってまちまちに設定されている為、目的地到達には、高LVの原生生物の横をすり抜けていかなくてはならない場面もあり、この緊張感と爽快感が、止め時を判らなくさせる程、熱中させてくれました。

■BGM
好き嫌いは個々人あると思いますが(個人的には◎)、フィールド曲、イベント時の曲も、使いどころを間違っていないように感じました。
因みに、コンポーザーは澤野弘之氏(ドラマ医龍や、ガンダムUC、キルラキル等)です。

■戦闘
類似例を挙げるなら、FF14のシステムが近いかと。
技(アーツ)の習得がレベル依存、同アーツ再使用までの充填時間(リキャスト)の存在等の都合で、アーツの揃わない序盤は、「ぼっ立ち」状態が多く感じるが、アーツが揃ってくると、うって変わります。中盤でロボット(ドール)が手に入ると、当分はその強さに、生身(インナー)で戦うことを忘れてしまいますが、真骨頂はインナー戦。敵からのドロップ装備に付属する効果(アフィックス)の厳選、スキル・アーツの組み合わせ等、手を入れた分だけ強くなる、まさに「打てば響く、鐘のような」戦闘システムでした。

BAD/REQUEST

■ストーリー
ジャンルとしてはSF(サイエンス・フィクション)の筈が、Sの部分がフワフワしてる、そんな印象を受けました。メインのシナリオは、最低限のコアの部分だけ。その他の肉、世界観の部分は、任意で、キズナクエスト(仲間プレイアブルキャラの掘り下げクエスト)等で補完してネ、というスタンスだとは思うんですが、これも少し薄いかなと。

■UI(ユーザー・インターフェイス)の悪さ(一部)
散々書かれていますが、ソート機能が死んでおります。
装備集めが醍醐味の一つであるゲームにおいて、致命的な錬度の低さたるや。

■ロボット(ドール)の入手時期
この、劇中でドールと呼ばれるロボットですが、中盤で入手でき、そこから探索のあり方がガラッと変わります。悪し様に言うと、大雑把になってしまいます。MOBやオブジェクトの描写を置いて行くレベルの機動力のおかげで、目的地到達の達成感等が減少し、探索が作業になってしまいがちでした。更にはこのドール、終盤になると飛べちゃうんです。飛行が可能になる正確なタイミングは失念しましたが、少なくとも、4つある大陸の内、最後の大陸へ上陸する前に飛べるようになるため、私の場合、最後の大陸の印象が全く有りません。だって、3分あれば、大陸の端から端まで行けちゃうんですから。ドール使用を控えれば?とお思いになる方もいらっしゃるでしょう。私もそうでしたが、無理です(断言)。人は一度手に入れた快適さを手放すことは難しいものなのです…

■クエスト関係
主にクエストは、指定物の収集クエストと指定原生生物の討伐クエストとが存在しています。
討伐任務の場合は、ミニマップ上に進行方向を示す矢印と、ワールドマップ上にアイコンが出る為、達成は比較的容易いのですが(もちろん討伐可能なレベルである前提で)、収集任務の場合、基本的に、その指定物が存在する「大陸名」しかヒントが有りません。原生生物のドロップ品が指定物の場合、ドロップする生物名と、それが生息する「大陸名」のみがヒントとして与えられます。「○○の大陸・近海」等の表記もありますが、海って広いよ!?
この収集物(コレクション・アイテム)は、各地に菱形のオブジェクトとして遍在しているのですが、地域毎に数種類あり、中には入手確立の低いレアアイテムもあるため、情報無しに探すのは、とんでもなく時間が掛かります。因みに、モンスター図鑑、アイテム図鑑はあるにはあるのですが、ここでも載っているのは、存在する「大陸名」のみです。更には、上記の「ストーリー」の欄に書きました「キズナクエスト」ですが、一度受けるとキャンセル不可で、受注中は、他ストーリークエストが受けられなくなるのですが、中にはこの収集クエストが含まれるものも有り、リアルでの情報収集に限定がある場合(ネットが使えない等)、「詰み」が発生する危険性もあります。といいますか、「ルー」というキャラクターのキズナクエストで実際、多くのプレイヤーが被害にあったとのことです。そして何より、救出依頼を受けて現地に行くと、アイテムを要求されるというパターンがとにかく多いのです。詐欺か!

COMMENT

総評としては、100点中、80点はあげられると思います。
BADの欄では色々と書きましたが、それを踏まえても熱中度の高い良作と言えると思います。
ただ、まとまった時間をなかなか持てない社会人の方には、厳しいと言わざるを得ないかもしれません。1時間以上、アイテムを探し回ったりしなくてはならなかったりなので。
ただ、そろそろ攻略サイトなどが充実してきていますので、そこらへんに抵抗の無い方なら是非!しかし、ストーリーは現状ではイマイチですかね。続きの配信があり、謎の補完がされるのであれば、評価はまた変わってくるとは思います。

プレイ時間:100時間以上(クリア済)
RPG難民さん [2015/05/18 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足度 快適さ 難易度
4pt 4pt 4pt 4pt 3pt 3pt 2pt
総合点
72pt

GOOD!

MAPが壮大、美しい
主人公キャラを自由にカスタマイズ出来る
(自分としてはカスタマイズより前作のように意思を持った固定主人公を用意して欲しかったですが)
様々な宇宙人との出会いがあって楽しい
(出来ればパーティーに加えられるようにして欲しかった)
やり込み要素が多い

BAD/REQUEST

文字が小さ過ぎる
前作と違ってノポンを戦闘要員として加えられない
主人公がモブキャラのようで場違い感が拭えない
前作と違ってメインキャラが女ばかりで感情移入し辛い
前作に比べ無駄に複雑にした仕様が多く、全てを理解して遊ぶのが困難

以前はどんなパーティーでも程良く進められたのに、今回はリンエルマがほぼ固定PT。違うキャラや珍しいキャラも使いたいのに、リンエルマの必須イベントばかりでライラさせられる。

COMMENT

ストーリーは幼女と姉キャラの女2人をメインに進む。
そういった層を獲得しようと方針転換したのかと思いきや、有料コンテンツの追加キャラは男ばかり。こいつらのどれか1人をストーリーのメインに入れても良かったのでは。もしも次回作があるならば、前作のようにバランスが良く自由度の高いメンバーを願う。

また、前作に比べ複雑な仕様に上がりにくいレベル等、わざと課金要素を設けた感がある。MAPの壮大さや美しさは前作より更に素晴らしくなっているが、戦闘が複雑になっていたり、妙に小さ過ぎる文字、主人公の場違い感など、前作と比べどうしても見劣りする仕上がりになっている。ただゲームの根本は未だに素晴らしいと思うので、以上の問題点を改善して次回作に反映される事を期待しています。

プレイ時間:20時間以上30時間未満(未クリア)
ゼノさん [2015/05/08 掲載]

このレビューはオススメ?はい いいえ


このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足度 快適さ 難易度
4pt 3pt 3pt 5pt 3pt 2pt 3pt
総合点
70pt

GOOD!

【広大すぎるマップとマップにおけるグラフィック】
今作最大にして最高の醍醐味かと。オープンワールドを舞台としたRPGも徐々に主流になりつつある中でこの作品はずば抜けてマップが広く、またマップの特性上探索に特化した作品である。
設定がSFファンタジーである為、斬新な自然表現など場面も多彩で探索における熱中度はかなりのものかと。

【バトルシステム】
前作でも好評だったシステムを踏襲しつつ連携やコンボ、オーバークロック、各アーツの存在意義、組み立てる緊張感などバランスもよく前作を凌ぐ仕様かと。
また、従来のJRPGにおけるヒーラー(いわゆる回復役)と言える役割を撤廃しHP回復手段を連携等に組み込んだ事により決して単調にはならないバトルシステムへと昇華している。

【ドール】
いわゆるガンダムの様なロボットに乗って移動や戦闘ができると言うもの。『ゼノ』を表題に使われている過去作にこの様なロボットに搭乗すると言った表現の作品は幾つかあり、また他のメーカーなどでもこの様な表現をチャレンジした作品もあるが、今作は一つの到達点とも言える表現力と作品における重要性や必要性等、探索要素と肩を並べる醍醐味の一つになっている。

BAD/REQUEST

【各システムやUIにおける説明不足感】
今作、全ての行動においてシステマチックであり、その付加要素全てが重要になっている。にも関わらず大味な基本の基本としか言いようがないチュートリアルしかない。
よって『もっと序盤で気づいていれば…』なんて思う付加要素も多く、また『こんな要素あるけどどうやるの?』『これをすればどんなメリットがあるの?』等に陥りその度ネットや説明書を頼る事に。3章まではあまり自由度もきかず(3章終了以前にマップを歩き回れる事は可能)ムービー投入も多く間延びするだけに3章までに気を配ったチュートリアルが欲しかったといえる。
そして各UIだが見た目は情報量が多い様に見えるが、プレイヤーにとってニーズのないテキストで誤魔化している感が否めない。特に収集物やモンスターの取得・生息域の説明もなく、また膨大な武器や防具・クエスト・収集物での各項目毎のソート等も大雑把で目標物の検索に苦労する。膨大なシステムと収集物があるにも関わらず詳細な検索が出来ないと言うのは致命的かと。

【メインストーリー】
今作のストーリーにおいて完結していない等の批評を各レビュー記事で目にするが、一部の謎だけが完結していると言うのが正しい表現かと。
ストーリーを追って行く過程で幾つかの謎を提示してしまっただけに完全完結にはなっておらず、続編あるいはDLC追加ストーリーでもあるのかと思わせるムービーで終了となってしまっている。そしてDLC追加ストーリー等のアナウンスも未だない為に不満がでるのは致し方ない状況である。

【キャラクターデザインとテクスチャーの張遅れ】
まずオブジェクト等のテクスチャーの張遅れから。
これはもうWiiUのスペック上仕方ない事かもしれないが、読み込み低減のDLCコンテンツをインストールしていてもオブジェクトやモンスターの読み込み速度が遅くぼやけていたり突如モンスターが現れるなどの状況を多々目にする。結果、WiiU自体のメモリーが物量の多いゲームに追いつけていないと提示している状況に。
そしてキャラクターデザイン。
主人公がアバターである今作は無論キャラメイクが出来る訳だが設定項目やパーツも少なく、見た目もそうだがシナリオ上でもマネキン化を余儀なくされる。
登場主要キャラクターや配置NPCにおいてもデザインはマネキン化された無機質な表現でクエスト等で見られる会話シーンもほぼ棒立ちと言った状態で生活感は皆無に。
武器や防具等見た目を変化させるパーツが膨大にあるゲームなだけにキャラクターデザインと生活感表現には力を入れて欲しかったと。

【オンライン要素】
このゲームの性質上はっきりと必要のない要素、そして無理に付加した為に隔たりが出来ている状況。
そもそも人の少ないゲームサーバーなのにも関わらずブレイドレポートでの情報拡散や各ユニオンを競わせるなんて状況を期待したメーカーに疑問を感じる仕様。ユニオンにおいては戦闘を繰り返せば報酬につながる仕様であるインターセプターに所属するプレイヤーがほとんどで完全に隔たりが出来ている状況である。
また他のプレイヤーと一切の会話も出来ない仕様である為、小さなオンライン専用マップで4人パーティ討伐クエストと言ったモンハン的な要素もあるが重要性が感じられずオマケ程度の存在に。もはや収集物と交換できるチケットの為に他のプレイヤーのキャラをNPCとして借りる作業要素でしかない状況。

COMMENT

Bad Pointを細かく書いてしまったが、十分楽しめ、熱中できる仕上がりです。ゆえに大変惜しい作品であるかと。素晴らしい世界観と各システムがあるだけにもう少しテコ入れすれば完璧になりうる作品。
そしてメーカーの立ち位置や資本的な事もあるだろうが、PS4やPC等高スペックな機器からのマルチ展開もして欲しかったと。
最後に、レベルキャップ解放と追加ストーリーのDLCアナウンスの発表をプレイヤーは待っていると思いますので早めにお願いします。

プレイ時間:100時間以上(クリア済)
こジャレたゲーマーさん [2015/06/14 掲載]

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  • 音楽・サウンド効果が優れている
  • 原作物で原作ファンにオススメ
  • 少しの時間で楽しめる(息抜き)
  • 長い時間楽しめる(やり込み)
  • 残酷な内容…
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  • めちゃくちゃ難しい難易度
  • とにかく退屈な内容…
  • このソフトこそ「傑作」にふさわしい!
  • 是非続編を出して欲しい!
  • ゲームのシステムが優れている
  • 爽快感抜群でストレス発散できる
  • Wi-Fiとの相性がバッチリ!
  • プレイヤーで好みが分かれるソフト
  • とにかく簡単な内容
  • 選択しない

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掲載所要時間(掲載数の少ないタイトルを優先掲載中):通常3〜14日、最新作1〜3日







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