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ゼルダの伝説 スカイウォードソード

ゼルダの伝説 スカイウォードソード
発売元 任天堂オフィシャルサイト
発売日 2011/11/23
価格 6,800円(税込)
レーティング A / 全年齢対象 (CERO について)
タギングトップ3    
タイトル概要 アクションアドベンチャー / 1人用
スクリーンショット
(クリックで拡大)

スコアボード

ゼルダの伝説 スカイウォードソード評価ランク
総合ポイント
74
難易度
2.23
レビュー数
52

スコアチャート ゼルダの伝説 スカイウォードソードレビューチャート

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10-19
3.8%
20-29
3.8%
30-39
9.6%
40-49
11.5%
50-59
15.4%
60-69
26.9%
70-79
17.3%
80-89
11.5%
90-100
【60点以上】
71.2%
【標準偏差】
18.04

ユーザーレビュー


このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
5pt 4pt 5pt 2pt 2pt 0pt 3pt
総合点
53pt

GOOD!

ディスクシステムの初代ゼルダから全作プレイ済み

今作は全シリーズの出発点となる話で個人的にものすごく期待していました。
ストーリーは王道中の王道、捻りすぎて失敗する作品も多々あるので
その点は安心して話に集中出来ました・・・が一部補足としてBADに記載します。

・オリジナリティ
wiiモーションを使った数々の試み、新規開拓に臆することの無い姿勢
この作品でそういった思想をもって開発する事のリスクや葛藤を思うと
開発者さんには頭が下がります。   (5点)

・グラフィックス
淡い色彩の世界観は絵本や童話の様にゼルダの伝説の出発点に相応しい
どこか幻想的な浮世離れした心理にさせて、第三者視点としては良いと思います。
しかし・・・一部補足としてBADに記載します。   (4点)

・音楽
相変わらず素晴らしいとしか言えません。
音楽に関しては常にクオリティーの高いゼルダ(任天堂)作品ですが今回も同様。
メインテーマの逆再生による遊び心や
歴代の名曲も所々聞けるのが嬉しいです。
剣を最高まで鍛え上げた末に
イベントで流れるワンフレーズ、これにはグッときました。(5点)

・熱中度
これに関してはプレイヤーの心理状態がかなり影響を及ぼします。
wiiモーションを使ったアクションがキャラクターの挙動に直結する為に
その時の心理状態により熱中出来る時と、そうで無い時の波があります。
補足としてBADに記載します。   (2点)

・満足感・快適さ・難易度
BAD項目に記載します。

BAD/REQUEST

・グラフィックス
GOOD項目にて、第三者視点としては良いと思います
と記載しましたがゲーム進行上、一人称で探索する事も必要となり
色々な所を注視するため、この淡い色彩が逆に見辛くさせている所も多々あります。
しかし攻略に苦にならないレベルなのでご安心を。
淡い色彩は一つの絵画として観賞するならアリですが。


・熱中度(2点)・満足感(2点)・快適さ(0点)・難易度(3点)
これら4項目は残念ながらBAD項目記載を主とさせていただきます。
それぞれの項目に於いて相互性が強い為一括りにさせていただきます。

また以下の記載は一部ネタバレを含みます


wiiモーションプラス・・・元凶です。
快適性は微塵もありません。

ゼルダの伝説25周年の記念すべき作品に於いて
開発者のやりたい事とやらなければならない事が、
モーションプラスを中心核として見事にミスマッチしてます。

他の方々が書かれてる様に誤作動、誤認識の嵐。
え!?今、突き出したよね??
斬り上げたつもりが水平斬りに!?
リモコンを下に向けているにも関わらず、水平飛行するバードとビートル
パチンコ、弓、クローショット、装備を切り替えた瞬間にグルグルと回りだす画面・・・
戦闘中のアイテム選択で間違った物を選択
その他諸々

何度も首を傾げてしまう・・・
ここまで無理してこの機能使わなくても良いのでは?
この誤作動のため熱中出来ない事や一部難易度を高くしている様に感じました。


・ボス達
ボス戦に於いてはギラヒム戦のみ楽しく戦えた様に思えます。
他のボスはいつの間にか勝っていた感じです。
ギラヒムと封印されしものとは複数回戦う事となり
もっと他のボスは居なかったのかと困惑しました。

・封印されしもの
こいつとの戦いには辟易しました
またお前か・・・と
ひたすらに面倒なだけで、倒しても全く嬉しくなく
やっと終わったか・・・程度の感想です。

・ザコ敵
数が少ないです。
しかし倒し方がほぼ決まっている為作業感を感じてしまいます。

・サイレン
精神世界に侵入し敵に見つからずアイテムを全て回収するイベント
無理に本編にしなくても、これはミニゲームで良いのでは?
あと何か救済処置は無かったんでしょうか?
回数制限ありの敵を気絶させる様な。

COMMENT

BAD項目でかなり辛辣な意見を記載しましたが
クリアして振り返れば良い作品だった様に思えます。

トワプリや時オカ仕様のシステムだったら、
間違いなくシリーズ1,2を争う作品となっていた事でしょう。
などと妄想をめぐらせつつも
個人的にはストーリーにも大満足しています。
主要キャラクターの心の成長や、別れ、
様々なイベントが後に訪れる壮大な物語の根幹にあると思うと感慨深く思えます。

他のシリーズでマスターソードを振るたびにファイの声を思い出すでしょう。

これからも素晴らしいゼルダ作品に出会える事を祈りつつ
レビューの締めとさせていただきます。

プレイ時間:40時間以上60時間未満(クリア済)
りんくさん [2013/11/10 掲載]

このレビューはオススメ?はい いいえ


このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
3pt 3pt 3pt 2pt 3pt 2pt 2pt
総合点
52pt

GOOD!

本作には流石はゼルダの伝説、と思わせるような安定感があります
その安定感を出した上で色々新期の試みを開拓しようとしているのが非常に好印象でした

具体的には

○まずモーション+を用いた剣劇アクション
切りつけた効果音も相まって非常に素晴らしい一体感を味会うことが出来ました
その他アイテムもリモコンを用いた直観的な操作で中々こうした一体感を味わえるゲームは少ないのではないか、と思います

○続いて演出面
シリーズにおいて剣を刺す、抜く動作は重要な動作となっていますが
そうした今までだとムービーにしていたところが自身のリモコンで抜くような動作をすると抜けたりするのが非常に興奮しました
子供の頃だれしも真似したことがあるような動作が出来るのですから、ファン必見といったところでしょうか

○難易度について
ボスとの戦闘ではボスの強さとBGMも相まって中々緊迫感が持てました
雑魚敵に対してのアクションの中にも駆け引きが存在して始終緊張感を保てましたし
なるほど流石によく調整されているなぁ、と思われました
謎解きについては、難しすぎず簡単すぎずで低年齢層がメインのユーザーだと考えると中々ちょうどいい難易度だと思います
へヴィユーザーには少し物足りない気もしますが……

○ストーリーについて
王道的ストーリーで今までのシリーズより物語性が強かったです
賛否両論だとは思いますが、私は、明快かつ感情移入しやすいストーリーで良かったと思います

○フィールドについて
フィールド上に様々な仕掛けがあり色々楽しめます
結構フィールドの面積は広いのですが、仕掛けの多さによって移動が単調に感じることは全くなかったです
走り回るだけでも中々楽しめました

BAD/REQUEST

○謎解きの難易度においてGOODにおいて触れましたが、やはり自分を基準に考えると物足りなかったように思います
随所に任意でヒント映像を見せてくれるポイントが設置されているので少し難易度を高めでもよかったのではないか、と感じました
具体的には、アイテムの汎用性が低く、この見た目の仕掛けにはこの道具、という決まりきった使い方ばかりで、仕掛けを動かす、進む、仕掛けを動かす、進む……
といった単純な繰り返しに陥りやすく謎解きというより作業をしているような感覚に陥る場面がややありました
後は気になったのはお助けキャラが言わなくても良いヒントをポロポロ出してしまう点でしょうか

○続いて世界の狭さについて
初めに断っておきますが、シリーズと比較してフィールドの面積もギミックの量も決して見劣りするものではありません
寧ろ凌駕すると言っても過言ではないでしょう
しかし
フィールド同士がつながっていない
集落などのキャラクターが集まる場所が存在しない
アクションをするためのギミックばかりで、(例えば急な坂道が滑り台のようにしか感じられない等)、風景の一部のように感じられない
などの点からどうしても狭苦しく感じてしまいます
昨今広大なフィールドが出るゲームが多い中ではやはりどうしてもアスレチックのようなイメージをぬぐいきれませんでした
背景に遠景をぼかすよう処理されているのも原因の一つだと思われます

○同じフィールドが複数回出てくる
行くたびに新しい発見があると言っても限度があります
本ゲームでは砂漠、森、火山に複数回行かなければなりません
その度に行けないところにいけたりするようになるのですが
間にロードが挟まるのであまり広いように感じられません
なのでどうしても似たような印象のフィールドが何個も出てくるといった印象になってしまいます

○戦闘について
私はこれが本作においての最大のストレスだと思ってるのですが、
剣の切りつける方向で構えの隙を突くタイプの敵が多すぎるという点です
確かに剣を振る一体感やいろんな方向に切り分けするのはたのしかったのですが、
いかんせん敵に一定の方向からしかダメージを受け付けない敵が多すぎて剣を振る爽快感を著しく損なわれています
自由に剣を振ることが出来るのではなく、剣を振らされている、といった印象を受けることがままありました
これはアイテムの汎用性が低い謎解きにも言えることで、アイテムを使わさされているというという印象がぬぐえませんでした
必要以上の丁寧さがあだになっているように感じられました

○空について
ダイビングする時や鳥に乗って飛ぶのは中々雰囲気があって楽しかったのですが、いかんせん空には島が数個しかないので地上との移動の際億劫に感じてしまう人もいるかもしれません
街についても唯一の街にしてはボリュームが薄いように感じられました

○頻繁にずれるリモコンの位置
ポインタの位置を自由に設定できるのはいいのですが、ずれが酷いので直すのが少々面倒です

COMMENT

少し不満もありましたが、誰がやっても楽しめるゲームだと思います
この敷居の低さこそこのゲームの魅力だと思っています

体感的な操作やギミックの詰まったフィールドなど人の楽しいと思う壺を上手くついてきます
ゼルダの伝説シリーズ、製作期間五年、任天堂史上最高の製作費、濃密といったワードに目をつぶれば最高傑作といえるのではないでしょうか

逆に言えばそうした言葉に期待した人達には少し物足りないかもしれません
ゼルダの伝説シリーズという期待のハードルは余りに高く、そう簡単に超えることが出来ないのでしかたのないことだとは思いますが

プレイ時間:40時間以上60時間未満(クリア済)
burajiruさん [2011/12/25 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 3pt 3pt 2pt 2pt 2pt 2pt
総合点
50pt

GOOD!

・剣、虫取り網のリモコン操作は実際に動かしているかのような感覚で反応してくれる。
手首の捻りまで反映してくれるのでついつい振ってしまう。

・あるボス戦が大変楽しく、音楽も良かったのでゲーム中で最も盛り上がった。
専用のセーブデータもつくった。(荒修行だとボスが弱いため)

・独特のグラフィック。水彩画調でゼルダの世界観に合っていると思った。

・いきいきとしたキャラクター。ボイスが豊富で良い。

・前半のワクワク感。

・中ボス、ボスとの戦闘が歯ごたえがあり燃える。

BAD/REQUEST

・鳥やハープ、水中でのリンクの操作がスティックではなくリモコン強制で非常にやりにくい。
リモコンだけでの操作はあってもいいが、従来の操作方法で慣れたプレイヤーのことは全く考えられてお ず、スティック操作も出来るようにすべきだった。発売前からの不安点がまさに出てしまった。

・今回はいままでのような広い平原は存在せず、3つの狭いエリアと小さな町が1つあるだけ。
それそれのエリアに何回も行くことになるので後半になると飽きる。そして窮屈。
しかも3つのエリアは繋がっておらず、いちいち移動するのにも鳥を操作していかねばならず面倒。

・あるボスの使いまわし。これにはビックリした。「またか」「えっ、また!?」と思わず言ってしまった。
しかもこのボス戦が面白くもないのでイライラ。

・お使い要素が多すぎる。とりわけ「探せ」「集めろ」といったものが多すぎて、ストーリー後半はミニゲームをやっているのと変わらない感覚だった。「お使い」は確かに濃密だった。こんな水増しは要らない。

・ダンジョンの数が少なく、これといって難しいものもなし。
部屋や階層をまたいだ謎解きがほとんどなく大体はその部屋のその場で解けるようなものだった。
小さなカギは1、2個しかない。

・ファイが勝手にヒントを出す。今作には一体何のためにヒント要素が付いたのか。
任意でヒントを得られるのに勝手に教えてくるとは。

・グラフィックはGOODにも書いたが、D端子・アナログテレビ環境でも目立つシャギがどうしても気になる。
Wiiとはいえもう少しどうにかならなかったのか。

COMMENT

久しぶりのゼルダということもあり自分の中でかなり期待していた分を差し引いてもいい出来だとは思いませんでした。
発売前の公式の「濃密だからネタバレにならない」はそんなこともなく、ほぼ最初から最後までネタバレされているのでこれから購入予定の方は公式は見ない方がいいでしょう。

全体的に「濃密」というよりは「窮屈」で、クリアしてもう1度遊ぶ気が全くおきませんでした。
それどころか途中2度ほどプレイするのを辞めようかと思い、こんなことは今までのゼルダにはありませんでした。

この剣の操作で「時のオカリナ」「ムジュラ」をやってみたいです。

5年も掛けてこれかというのが正直なところで、今後のゼルダが不安になりました。

プレイ時間:40時間以上60時間未満(クリア済)
やさかさん [2011/12/12 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
3pt 2pt 4pt 2pt 2pt 2pt 2pt
総合点
47pt

GOOD!

・wiiコンを使った新しい操作の数々。剣操作。爆弾ころがし。
・ダッシュアクションの追加、坂道でのダッシュはかなり爽快だった。
・ダンジョンの程よい難易度のパズルギミック。
・遠景を印象派の絵画のように見せる処理。
・表情豊かで独特なキャラクターデザイン。

BAD/REQUEST

・剣操作の難しさ。12方位からの攻撃が可能だが、斜め切りがあるためにイライラする場面が多々あった。
・地上フィールドのつまらなさ。ダンジョンのようにパズル的な構成になっているが、ダンジョンほどのクオリティには達していない。しかも長い。というかフィールドを通過してからまたダンジョンでパズルを解くので、非常に煩わしい。
・探す・集めるミニゲームの多様。ありえない。
・フィールドのローポリ感。wiiとはいえいくらなんでもローポリ過ぎる。ゼルダのアートチームはもっとがんばってほしい。
・街、空フィールド、地上フィールド、全般的にとにかく長い。それだけの尺を取る必要性を感じない。
・ファイのアドバイス。アドバイス中ゲームが止まってしまう。
・多過ぎる道具類、雑多で操作が面倒。
・なんで空を舞台に選んだのか、意図がわからない。ゼルダチームの自己満足に感じられる。

COMMENT

各ゲームサイトでのレビューが非常に高かったので期待していたのですが、がっかりな出来でした。
正直何が評価されているのかわかりません。
メカニックは「時のオカリナ」からまったく進歩していないと感じます。wiiによって操作が変わっただけで、中身は昔のまま。
3Dゼルダは限界かな、と思いました。

プレイ時間:30時間以上40時間未満(クリア済)
aniさん [2011/12/06 掲載]

このレビューはオススメ?はい いいえ


このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
3pt 3pt 4pt 2pt 2pt 1pt 1pt
総合点
46pt

GOOD!

まず何と言ってもBGM!
このゲームで唯一と言っては悪いですが、文句無しで評価できる点だと思います。
お店の中、曲と曲の移り変わりなんかがとても自然で、
新しい芸術と言っても良いかもしれません。
こんな表現方法もあるんだ、と思い知らされました。
勿論音質も全体的に非常に綺麗です。

続いてグラフィック。綺麗です。さすが最新のゲーム。隅々まで綺麗につくられてます。
ただ前作のトワプリ等に比べたら若干の劣化。
ちょっと残念ですが、それほど気になるところでもありません。

そしてオリジナリティ。アクション性はこれまでの3Dゼルダと全く違います。
・・尤も、良い方向にばかり違うというわけでも無いのですが・・、
マンネリ打破という点では評価できます。

あとは・・これは今までのゼルダでも全部そうなんですが、今回も色々可愛いキャラが出てます。

BAD/REQUEST

アクションは決して難易度が高すぎるものではありませんが、非常にとっつきにくいです。
まともにプレイするコツは、「リモコンをゆっくり扱うこと」これに途中で気付きました。
つまり、敵と対戦中など、咄嗟に素早く剣を振るような動作と非常に相性が悪い。
焦って素早く剣を振ろうもんなら十中八九誤動作します。
縦斬りのつもりが斜めになったり、突きのつもりが縦になったり、回転斬りが発動したり・・。
またこのゲーム、敵(雑魚含む)によっては剣の振りをミスするだけでダメージを受けるので、
プレイヤーにある程度のアクション能力は必須となってます。
wiiリモコンの電波の限界を思い知らされたような気がしなくもありません。

続いてフィールド。あまりにも狭い。フィールド全体も、ダンジョンも。
更に言えば、一方通行すぎます。ダンジョンマップは活躍の機会が圧倒的に少ないです。

謎解きも最低レベル。前作トワイライトプリンセス等には遠く及びません。
アクションを難しめにしたぶん、謎解きを簡単にしすぎたような形でしょうか。
ダンジョンの数は前作よりも少なく、ダンジョン内も部屋数が少ない。質も量も不足してます。
また、謎解きは全体的にかなり簡単。クリアの達成感は殆どありません。
更に、ボスはこれまでで一番頭を使わない。純粋な剣の勝負が多いので、
必然的にアクション重視になり、これまでのゼルダにあった
「敵に有効な武器を見出し、組み合わせて攻撃する」といったような要素が非常に薄いです。
ラスボスは完全に脳筋。攻撃力だけやたら高いですが、倒すのに頭は一切使いません。

ダンジョンやフィールドの狭さは他の要素にも影響します。
ダンジョンが少ないので、それに比例してリンクのアイテムも少なくなり、
フィールドが狭いので、比例して登場キャラ(敵キャラ含む)が非常に少なめになってます。
特に敵キャラは種類が少なく、その代わり使いまわしが非常に多い。多すぎる。
装備してる武器が違うだけ、なんて敵がたくさん見受けられました。工夫が足り無すぎる。
また、今回のリンクは最初からハートが6つ有ります。(歴代なら3つスタート)
単純計算すれば、世界に存在するハートのかけらが12個減ってます。手抜きとしか思えない。

次に選択肢システム。今回のゼルダは無駄な選択肢が非常に多いです。
どっちを選んでも大差無いか、最終地点は同じ、といったような選択肢。正直邪魔でした。
特にそれが、カッコ良い見せ場のようなシーンや、感動的なシーンで出まくるもんだから、非常に気分を削がれました。ギャルゲーみたいな選択肢が多いのも気になるところ。

判定にも粗さが見られます。途中、竜巻の中に入るようなシーンがあるのですが、
入り口判定が謎すぎました。入り口の穴に正面衝突し、ちょっと左にずれると入れるという・・。

あとは個人的に・・時間を忘れて長時間楽しめるような娯楽、収集物が無かったこと。
トワプリや時オカなら釣り、ムジュラなら手帳、風タクならフィギュア集め等が相当します。
残念ながら今作でのトロッコやダイビング等の各種ゲームは
長時間遊ぶようなものでもなく、一度目標をクリアすればもう良いやって感じでした。
2週目の要素もありますが、ただ敵の攻撃力等があがるだけ。
結局求められるのはWiiアクション。できれば新しい謎解き要素が欲しかったです。

COMMENT

今回のゼルダは、歴代の「謎解きアドベンチャー」ではなく、
「Wiiアクション&隅々まで探索ゲーム」といったところでしょうか。
極端な話、Wiiのアクションさえできれば殆ど脳味噌を動かさずともクリア可能です。
逆に言えば、どれだけ謎解きができてもWiiをうまく扱えなければかなりの難ゲーに変身。
これまでで一番、人を選ぶゲームといえます。

自分の場合、ゼルダはFCのやつからやってますので、それほどアクションは重視してません。
やはりゼルダシリーズには、アクションゲームである前に謎解きゲームであって欲しい。そう考えています。

次作に期待します。

プレイ時間:10時間以上20時間未満(クリア済)
みーくんさん [2013/02/01 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
2pt 4pt 2pt 3pt 2pt 1pt 2pt
総合点
46pt

GOOD!

・グラフィックスは少々荒いですが、くどくない程度に明るく温かみがあり独特な雰囲気が心地よいです。キャラクターも個性的でショップ店員もモブという感じがしません。

・アイテムがモーションセンサーを生かすための一風変わった感じになっており時のオカリナの焼き直し感をほとんど感じません。特にビートルはカメラ変更の影響を受けないことを生かした良いアイテムだと思います。

・某ボスは剥ぎ取りや重い攻撃が凄く気持ち良く、某試練は小刻みに実感できる進展、美しい演出、信頼してくれるパートナー、サプライズバトル等美味しい要素が詰まっていて両方ともプレイしたシリーズ中でも有数の面白さ。

・不安に思っていたサイレンはマップを覚えておらずともアドリブで十分プレイでき、見つかっても割とリカバリできて思っていた以上に面白かった。特に最後のサイレンはこうきたかと感心。

・シナリオアイテムをそろえた後、ストーリーを外れてダウンジングで宝箱や感謝の気持ち、女神キューブを探索するのが楽しかった。何らかの指標があるのはやはり有難い。そして、基礎的な部分の良さを実感。

・ストーリーは平凡ですが、モチベーションを削ぐことはなくこれはこれでいいと思います。

BAD/REQUEST

・操作系統が取っつき難くモーション操作かボタンスティック操作か、目的のアイテムを出すためのボタンはどれだったか等焦ると誤った操作をすることもしばしば。谷底や壁へのオートジャンプ、融通の利かないカメラ、過剰説明、くどいムービー、一時強化できるのに底上げ出来ないがんばり等々快適さについては非常に気になったので1点をつけさせていただきます。

・攻撃時に斬るべき方向が指定されるのは良いですが、斬ってはいけない方向が指定されると構え変更時に暴発しないよう意識してやらされている感を強く感じました。ハープはズレの自覚と調整がし難く必要になるたび嫌になります。

・モーションを生かしたアイテムとそれを用いた仕掛け以外は目新しい要素がなく最新のゲームをやっているという感覚は薄いです。キャラクターは個性的ながらも交流を感じられるキャラは限定的でファイが無機質的なこともあり意外と寂しい。BGMは個人的な好みですが一部以外印象に残らず。

・終盤の某イベントには閉口。ストーリー的には佳境に入った盛り上がりに水を差された気分に、ゲーム的には同じエリアの再度探索にうんざり。内容も一つは悪くないのですが、一つは色々とイライラさせられ、一つは一本道っぷりにがっかり。

・変化の小さい同じ相手にボスとして何回も戦いたくないです。片方はまだいいですがもう片方は内容もつまらない。荒修業でも反映されるから困りもの。荒修業ではタイムアタックなのに初戦開始時アイテム数が反映されるのも気になります。

・細かい設定は腐り気味。特別なロフトバードだから何といったこともなく、某キャラは正体明かしても何の因縁もないので感慨もなく、スカイウォードは肝心な時に使えず別の力で代替、某キャラは最後に意外性を演出しても途中描写が無いので唐突感がぬぐえず。

COMMENT

ゼルダは時のオカリナとトワイライトプリンセスのみプレイ済み。

Wiiの特徴を生かして高いレベルでまとめられているのは確かですが、それが面白さに繋がっていると感じるかは人によると思います。
操作が複雑で取っつき難いことを除けばアクションや謎解きの難易度は手頃で救済要素もありハードルは高くありません。
リモコンプラスを既に持っていて癖のある操作でも大丈夫なら買って問題無い出来だと思います。

ただ、個人的には同社発売同系統の「パンドラの塔」をより推したいです。

プレイ時間:わからない(クリア済)
おしやんさん [2012/03/04 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 3pt 2pt 2pt 1pt 2pt 1pt
総合点
43pt

GOOD!

・万人が楽しめる方向性
  →救済措置の多さ・程ほどの難易度
・リモコンの感度の良さ
  →本当によく感知してくれます
・個性的な新しい道具
・水彩画のようなグラフィック
・新しい画期的な謎解き
・ルピーの使い道が出来た
・虫集めに地味にハマった

BAD/REQUEST

・リモコン操作による疲労、微妙な操作感の悪さ
・仕様上連続で同じ方向から斬れない
・いつに無く狭く、結局のところ一本道なフィールド(しかも使いまわす)
・鳥移動の面倒さ
・サブイベント少ない
・無駄にしぶとい雑魚達によるテンポ感の喪失
・盾は壊れなくてもよかった
・同じボスとそんなに戦わなくても
・オーケストラの音楽?が水彩風の世界観に合っていないような
・盛り上がりの無さ
・二週目の必要性は果たして(たどり着いてませんが)

COMMENT

なんと言えば良いんですかね
何故かいまいちハマれませんでした

初代からやってますが、
ゼルダシリーズで初めてクリア前に面倒になって完全に投げてしまいました
所々に気になる要素がちりばめられていて疲れてきます
寄り道好きな私には、色々と一本道なゲーム性も合いませんでした
フィールドが狭くて、散策する楽しさはありません

一部画期的なポイントもあるので残念です
難易度は、ゼルダシリーズをやってる人なら本気で詰まることは無いはず
シリーズ初見だと少々難しく感じるかもしれません

またしばらくしたらやってみようかと思います

プレイ時間:10時間以上20時間未満(未クリア)
へべさん [2013/01/16 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
2pt 4pt 3pt 2pt 2pt 1pt 1pt
総合点
43pt

GOOD!

誰にでも安心して遊べる難易度。
Wiiにしては綺麗な部類だと思うグラフィック。
世界観にとても合っている。
良くも悪くも王道なストーリー。
個性が豊かなキャラクター。
ごく一部の敵は戦っていて楽しかった。
一部の場所に戻ったときの変化。
そこでやらされる内容はともかく、
今回のように世界にバリエーションがない中、
あの大規模な変化はそれなりに新鮮だった。
個人的に某ゲームのようなミッションは割りと好きだった。

BAD/REQUEST

・オリジナリティ
基本は同シリーズ作品と同じ。
武器と盾を強化できるシステムとか、
Wiiリモコンを使用した新しい操作とか、
今までにない要素も増えてはいるが、
どれも失敗していると思うので標準より下げた。
詳細は下記。

・サウンド
可もなく不可もなく。
ただ、フィールド曲などではないが、
ある場所で流れる重要な曲が個人的に不快だった。
なんかごちゃごちゃしてる感じで好きじゃなかった。

・熱中度
ストーリーはしっかりしていて先が気になるが、
何をするにしても「やらされている感」がある。
どこへ行くにも一本道で、寄り道や脇道がない。
必ず通る道中に特殊武器で進める場所が用意されており、
指示された通りにストーリーを進行していけば、
必要な特殊武器を所持した状態で自然とその場所に戻ってくる。
道に迷っている間に知らない場所に出るが、
今のアイテムでは先に進めそうにないという状態や、
普通は通らない特殊なダンジョンや通路があるわけではない。
どの通路も場所も、ストーリーを進めれば必ず通る。
とにかく世界が狭くて自由度が感じられない。
しかも一つの世界でやったことは大体他の世界でもやらされる。
場所、地形が変わっただけで同じことを何回かやらされる。
好戦的な敵が少なく、ほとんどが防御重視。
縦に構えていたら縦に、横に構えていたら横に斬る。
横に弱点があれば横に斬るし、中央にあれば突き。
特殊武器を使用して倒すタイプの敵も、
使用部分を出すまで待って、それが出たら特殊武器を使用、
指示が出るから「とどめ」を放って倒すの流れ。
こうやって戦ってくださいといわんばかりで戦っている感が薄い。
盾によるパリィが強すぎで、タイミングもそれほど難しくない。
謎解きは、ここをこうしてください、そうすればこうなります。
と、すべて準備されているものに従っている感覚。
これをこうしたら一体どうなるのか?というワクワクや、
こうしたことで何の意味があるのか?とか、
これをこうしたらこうなるから、まずはあれをああして…
といった、パズルを解くような謎解きがなかった気がする。
ダンジョンも、探索する順番を選ばせるようなことはなく、
手に入れた鍵はすぐそこの扉で使用するだけ。
ストーリーが良くても、戦闘、謎解き、探索がつまらないので、
下記の快適さの問題もあり、あまり熱中できない。

・快適さ
ストーリーから謎解き、敵の倒し方など、
すべてにおいて強制で指示、ヒント、答えを教えてくれる。
分かりきっていることにすら指示してくるから煩わしい。
一度経験していることでも、
内容が更新されるなどすると説明が入ったり、
指示を促したりされる。同様に煩わしい。
アイテム取得メッセージが毎回表示される。
何をするにしてもダウジング。
砂上船のところ以外は、使用しなくてもほぼなんとかなるが、
アイテム集めや探索が多い今作で、すべてダウジング。
ステージ移動は必ず一旦空に戻らなければならない。
空は地味に広いし、移動もそんなに早くない。
浮島がいくつもあるだけで見栄えもよくないから
移動していてつまらない。
探索して女神キューブを見つけても、
その場でアイテムが手に入るわけではないこと。
せっかく見つけたのに、これまた空に戻って、
開放された宝箱のある浮島まで移動しなければならない。
さらに、ものによっては女神キューブの開放はできても、
その時点での宝箱の入手はできないといったこともある。
そのまま宝箱を設置すればいいのに、これじゃ二度手間。
Wiiリモコン操作に拘りすぎていて、
スティック操作でよさそうなところもリモコン操作。

・満足度
探索の楽しみがゼルダの醍醐味だと思っているので、
それらが感じられない今作の満足度は低い。
戦闘が楽しければまだ良かったのだが、それすもない。
不満は残るが丁寧に作られてはいるのは評価し2点。

サブイベントが収集ばかり。
面白いと思えるミニゲームがなかった。
戦闘がつまらない敵と何度も戦わされる。
その敵の戦闘スタイルも倒し方もそれほど変わらない。
あいつのキャラがうざい。
お金が必要な場面がほとんどないのに、
後半になってから大量にルピーが持てるようになり、
宝箱から入手できるのが高額ルピーばかり。

COMMENT

過剰な親切設計。
その割りに移動などの手間に対する配慮が足りない。
リモコン操作に拘るばかりに爽快感が少ない。
などなどが目立ち気になる。
ライトユーザーは細かいところが気にならなければ楽しめる。
ヘビーユーザーには難易度含めイマイチに感じる部分が多い。
どうしても探索がつまらない、面倒だったので、
ゼルダ作品の中で唯一やり込まずに手放した作品。

ゼルダということで謎解きや戦闘に期待しすぎて、
今作はそこに不満が多かったのでこの点数だが、
完成度は高くてうまくできているゲームではある。
フルプライス+Wiiリモコンプラスの価格分は楽しめなかった。

次回作は原点に戻った自由度が高いものであることを期待したい。

プレイ時間:40時間以上60時間未満(クリア済)
みゃっちさん [2012/02/25 掲載]

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ゼルダの伝説 スカイウォードソード
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  • 中古ショップなどで安価で入手可能
  • ストーリーがよく練られている
  • 続編物で前作のプレイを推奨
  • 対戦が燃える!
  • 協力プレイで盛り上がれる
  • 音楽・サウンド効果が優れている
  • 原作物で原作ファンにオススメ
  • 少しの時間で楽しめる(息抜き)
  • 長い時間楽しめる(やり込み)
  • 残酷な内容…
  • わかりやすい内容・操作性
  • めちゃくちゃ難しい難易度
  • とにかく退屈な内容…
  • このソフトこそ「傑作」にふさわしい!
  • 是非続編を出して欲しい!
  • ゲームのシステムが優れている
  • 爽快感抜群でストレス発散できる
  • Wi-Fiとの相性がバッチリ!
  • プレイヤーで好みが分かれるソフト
  • とにかく簡単な内容
  • 選択しない

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