ゼルダの伝説 スカイウォードソード
発売元 | 任天堂(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011/11/23 |
価格 | 6,800円(税込) |
レーティング | A / 全年齢対象 (CERO について) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | アクションアドベンチャー / 1人用 |
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スコアボード
- 総合ポイント
- 74
- 難易度
- 2.23
- レビュー数
- 52
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
77pt
GOOD!
今これだけ海外ゲームの質の高さと世界的なセールスの躍進が目立つ時代になっても、やはりゼルダが特筆して優れているのは、RPGの形式で全ての要素がパズルのように機能しており、レベル上げのパラメータ差なんかでボスと闘うみたいなのを例えればわかりやすいと思うがそういう不確定で作業を要求する要素が省かれ、基本的に全てプレイヤー自身で考えさせ、プレイヤー自身の技量で攻略させるようにする出来ってのは、今になってもそれほどリリースされていない。年末の同時期に出た「スカイリム」と共に評価されていたが、この不確定要素と無駄の無さというのはその真逆にあるというのは確かだ。
25周年記念らしく、ゼルダシリーズのデジャブが存分に含まれており、過去のどのゼルダの伝説の経験とも直結するだろうギミックや調整が見られ、そういう部分では特に「時のオカリナ」「トワイライトプリンセス」のエピック観と「風のタクト」のトゥーンのどっちの印象にも繋がる、ディズニー&セザンヌ印象派をモデルとしただろうグラフィックに関して非常に微妙な調節をしているなと感じた。
その上で今までやってなかっただろうゼルダとのラブストーリーっぽいものからマスターソード誕生のエピソードであったり、空を舞台にするなどなどのシリーズで実は取りこぼしてたと思われる点をフォローしているのも良い。
そして最大のハイライト、モーションプラスによるアクション。これは剣を振る9方向は決まったモーション撃ってるのかなと思いきやよーく見てみると自分が振ったリモコンの方向の微妙な角度までも反映されているようでこれはスゲエと思った。この要素によってゼルダも散々やりなれていながら、同時にやり慣れていなかった感覚ももらえるという既視感と未視感のバランス。
BAD/REQUEST
酷だけど正直、発売が5年遅いという印象が残る。これはWiiのロンチタイトルで出るべきであったと思え、直感的な操作のわかりやすさと新しさに加えてゼルダの伝説のコアなファンの琴線にかかるギミックも持ちながら、非常にシンプルでもある出来を見るにこれが2006年、wiiリリースと同時に生まれた作品が本作だったなら、「トワイライトプリンセス」よりもアプローチし切れたかもしれないという詮無いことを思ってしまう。モーションプラス専用であるというのもセールスに影響しているというのは想像に難くないけど、やはりまた酷な言い方になるが最初からモーションプラスレベルで行けなかったのか、というWII自体の能力にも思いが行く。
ゲームで大きい移動手段だろう空を飛ぶ気持ち良さというのが意外に削がれる理由を簡単に箇条書きするに
・スカイロフト(など、ホームにしている都市など)を出る時にロード
・最初から空を移動できてしまう。が、行ける場所が限定される(グランディア?など)
・空と陸のパートが完全に分かれている。さらに地方に分かれている本作では特に空を移動できる壮大さが薄い。
・そもそも着地手段がすべてエアダイブになるという。
・加速する岩をくぐるというのがぶつかったりして意外に手間で、しかも少なく、これはシンプルに「風に乗っかって加速できるポイント」にしてビュンビュン飛ばせたほうが良かった。
サイレンなどゲームを進めるにつれ見なれてきた舞台を使いまわしての新しい遊び方の提供、手抜きと感じる人も少なくないかも知れないが、自分は賛成ではある。が、それが集めものばかりになってしまうというのはちょっと難がある。
ゼルダで優れている点にダンジョンや敵の攻略が後のダンジョンやギミックを解くときの経験として生かされていくという点がよく挙げられると思うんだけど、ダウジング関連以外の集めものの味気なさって、その経験がそれほど後で生きてくるということが無いせいもある。
それで「GOOD!」に「ゼルダには作業でパラメータ上げみたいな不確定要素がなく全ての要素が整合的」と書いたけど、いざ新作ってことで新たにモンハン的な素材集めの要素が加わったり、盾に耐久度があったりするんだが、正直こういう要素とゼルダの相性は最悪!
これまでのシリーズでさえ、主要なアイテムを買った後は、後半になるほど大元のルピーが無暗に余って財布パンパンでガノンに向かい合うというリンクにどうかと思ったりしてたのに、今回さらに何故か大量のスズメバチやスライムの身体の一部を抱えながらギラヒムと闘うリンク!これはねえという。
COMMENT
「濃密ゼルダ」というより「枯れた思考の水平思考ゼルダ」で、とにかくストーリーからギミックやアクションまであまり捻じれないようにする、凝り過ぎて全体が崩れないようにするという厳密な調整を感じた。料理人は材料全体の0・8%のグラム量の食塩を使うことが味付けで一番有効であるといい、それは人間の身体全体の塩分の比率と合うから、くらいの意識の。
前作トワイライトプリンセスを「120%のゼルダ」と製作が言ってたのも、あれは当時のゲームキューブ〜wiiリリース前の時代のFFとかメタルギアとかバイオハザードだとかああいう作品と肩を並べようとする意識が、敵を倒した後に剣をしまう時にFFの戦闘終了のポーズみたいになるとか、「ロード・オブ・ザ・リング」的なムービーなんかも込みで豪華絢爛にする意図がバリバリにあった意味なんだと今更ながら思うが、それと比べるとより意識してシンプル調整しているかに見える。
モーションプラスは本作が初めてだったのだが、やってないけど「レギンレイヴ」のようなアクションではとても有効ではあるが、本作のように特に様々な動作を要求される場合統一してその機能を上手く生かすことはまだまだ難しいのかもしれない。この作品をきっかけにモーションプラスでのwiiのアクションRPGに期待・・・・・って、もう次はwiiUの時代になるんかい!?面白いんだけど掘り下げ切れないとしたら嫌だなという。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt |
79pt
GOOD!
まさしく、『これぞゲーム』と言える総合的な完成度。グラフィックなどは海外のメジャー作品に劣ってしまうが、ゲームとしての完成度は決して引けを取らない。老舗でありながら新鮮で最先端の楽しさを追求し続けるその姿勢。ボリュームたっぷりな探索・戦闘・冒険を紡ぎだす創り手のエポックセンスは、まさに研ぎすまされた職人芸の結晶。既にたくさんの方が投稿されているので、自分はなるべく重複しない点を書いてみます。
【ダンジョン】
人によるが、今作のダンジョンのデキは自分には時のオカリナ以降一番良かった。序盤から複雑すぎてダルかった『トワイライトプリンセス』や『風のタクト』とは違い、贅肉をそぎ落としたスマートな造形になっている。それでいて、やり応えを損ねることがない。ただ好みは別れると思う。なんというか正統派ゼルダな造りというよりも、『マリオ+ゼルダ』な変化球タイプだと思う。人によっては物足りないかも知れない。
【斬撃アクション】
オリジナリティ5の理由その1。これはもう、男の子の心をがっちりキャッチしてしまうホレボレとするデキ。Wiiリモコンの使い方の巧さにかけては現時点で最終到達点の域だろう。上下左右+斜面の計8方向から敵の隙を自在に攻められる。女性のゼルダファンがこれを楽しめるかは疑問だが、剣士系、特に阿修羅タイプの多刀流の敵と戦う時はゾクゾクする。慣れて来ると剣豪の如き捌きが出来るし、それを巧く取り入れたボス戦も、個人的にはシリーズ最高。もしオレにそんな友達や息子がいたら、プレイ後直ぐにチャンバラごっこを強要したいほど、病み付きになる。見事だ。
【リファインされたシリーズの伝統】
オリジナリティ5の理由その2。弓矢、爆弾、スタルチュラ、ビーモス・・・。シリーズの伝統要素が、ほぼ全て丁寧に新鮮に、それでいて伝統を壊すことなくリファインされている。これまでのゼルダのデザインは、乱暴に言ってしまえば『時のオカリナ』のマイナーチェンジに留まっていたが、ここに来て生まれ変わった様に見違えた。このゲーム屋としての飽くなき向上心はハッキリ言って恐れ入った。何故って他のゲームで言えば、昇龍拳やはぐれメタルの基本仕様をすっかり変えてしまうようなものだから。歳を重ねた老舗の職人ほど、培った『常套セオリー』は手放したくないものだ。が、敢えてそれを越えるところに、真の職人魂を見た。
BAD/REQUEST
【グラフィック】
人によって評価が割れると思う。自分は未だSDブラウン管なので、あくまでSD視点から見ると、ゼルダシリーズで初めて汚いと思ってしまった。トワイライトプリンセスや風のタクトと比べるとライティングや小道具(凪の表現とか光る胞子など)の装飾が少ないので、ちょっと貧相に見える。70年代のアニメのような温もりは感じられるし、トワイライトプリンセスのように美麗すぎて手がかりを見逃すことはないが、やはり見劣りする。特にファイやゼルダの口の動きが、一部ロボットのようなお粗末すぎるシーンがあり、そこだけは残念だった。ただ終盤からエンディングにかけては、物凄く綺麗に感じた。
【一部過剰すぎる謎解き】
確かに『ゼルダと言えば謎解き』だが、今回は作り手がその枷に縛られてしまっている気はした。兎に角序盤から家を出たら謎解き、町を出たら謎解き、新しいエリアに入ったら謎解き・・・。確かに一部窮屈だと思ったのは確か。一つ一つは良く出来ているので数日に分けて少しずつプレイする分にはとても面白いのだけど、一気に速解きするタイプの人には負荷が重い。私的には、新フィールドに入ってからダンジョンに到達するまでが毎回少しキツかった。ダンジョンの中の方が解放感を感じたほど。もはや使い古されたお使いや収集作業が時折入るのも、ハッキリ言ってダルかった。
【ゼルダシリーズとしての、『コレジャナイ』感】
すぐ溜まるルピー、素直で良い人過ぎるNPC、素材を集めて武具を改造・・・。気にしなければ良いのだけど、ゼルダってそういうゲームだったか?とは思った。盾の耐久力もそうだが、悪い意味で任天堂らしくなく、汎用なゲーム会社のような威厳のない発想が時折目立つ。椅子に座って回復よりも絶対に妖精の泉の方がいいし、ベッドで寝て昼夜を操作とか、どこのギャルゲーっスか?
【とあるボスキャラ】
複数回戦うことになるあの化物だけはセンスが悪いとしか言いようがない。特にあの脚の衝撃波がウザすぎる。あんなのはイライラするだけで、なぜ一番ストレスの溜まるボスキャラと何回も戦わなくてはならないのか。敢えて言おう、ゼルダ史上最悪のカスボスであると。
【序盤のプレゼンテーション】
自分は『時のオカリナ』も『トワイライト』も『スカイウォード』も、総合的には甲乙付け難いと思っているが、確かに『時のオカリナ』は、ある一点において他を圧倒している。それは序盤、つまりゲームに慣れるまでの魅きこみ方が秀逸だったと言う点だ。
『時のオカリナ』はまず、コキリの森を抜けてデクの木様に辿り着くまで、新しいゼルダ世界の魅力を、一つ一つ丁寧に教えてくれていた。そして最初のダンジョンであるデクの木様の中のデザインも、これまた神掛かっていた。自分は初プレイ時、3Dを巧みに使った仕掛けや、視点変更を用いた探索などで、ここで一気に魅きこまれた。何が『時のオカリナ』を世界的な『ゲーム史上最高傑作』たらしめているかは様々な説があるが、自分はこの序盤のプレゼンテーションの巧さを最大の要因に挙げる。
それと比べると、『トワイライト』も『スカイウォード』も、ハッキリ言って圧倒的に下手。細かく言うのは省くが、のんびりした村でつまらないお使いをくり返すのはダルい。くり返すけどそれ以降の展開は3作とも甲乙付け難いだけに、次回作(何年後だろう?)は、ここをもう少し頑張って欲しい。
【シナリオ】
とても良いです。ただ『パンドラの塔』でも思ったが、『じっくり腰を据えて試行錯誤する』タイプのゲームに『先が気になる』タイプのシナリオは相性が悪いと思う。先が気になって仕方が無い時にホネのあるボスなどが来ると、折角のやりごたえがストレスに変換されてしまうから。
【サリアやイリアみたいな女の子がいない】
やっぱこの会社解ってねえよ。
COMMENT
序盤はシリーズの先行きが不安になるような頼りない感じはしたが、エンディングまで辿りつけば、やはりこれはゼルダ、総合的な完成度はやはり次元が違いすぎる。欠点も目立つので減点法だと75点くらいだが、加点法だと軽く150点は行く、そんなゲーム。ただ今回は手放しで誰にでもオススメ出来るものではなく、面白さを感じるには2、3,気をつけた方が良い点があるのも確か。
まず第1に、これは速解きには完全に向かない。ボリュームや謎解きの負荷が大きすぎるので、短時間で集中してクリアしようとすると確実にグロッキーになる。だから忙しくて『アンチャーテッド』のようなサクサク進む大作ゲームしか出来ない人には、絶対にオススメできない。最低でも2週間、1日に2時間程度のペースでやるのが丁度良いと思う。
第2に、今回はアクションの比重が大きく、満喫するにはそれなりにテクニカルなリモコン捌きが要求される。これは『トワイライトプリンセス』のアクションが簡単すぎた反動だと思うが、ボスなど例え倒し方が解っても、テクニックが追いつかない場合やはり倒せない。回復アイテムの使用もリアルタイムなので、個人的には『時のオカリナ』よりも難易度は高く、その意味で挫折する人も多いだろう。最初のダンジョンクリアまでで今作のシステムが肌に合わないと感じたら、残念ながらこのゲームは苦痛になってしまうと思う。
第3に、初代から追って来た身からすると、やはりシリーズとしてのアイデンティティも少しずつ変わってきている感じはする。FFやDQほど酷く劣化はしていないものの、まず『幼馴染み』なんてゼルダで見るとは思わなかったし(一応サリアとイリアもそうだが、今作と違って控えめだった)、一部『アンチャーテッド』や『ゴッドオブウォー』から影響を受けたような箇所も見られる(あちらもそうなのでお互い様なのだけど)。また造形がどこぞの拳を極めし者を彷彿とさせるようなキャラもいた。・・・ニュアンスの説明が難しいが、これまでゼルダはトランプや屋外での遊びなどと同じ次元で語れる希少なTVゲームだったのに対して、段々悪く言えばオタク臭くなっている、と言うか・・・。杞憂なら良いのだけど。
以上、極力ネタバレを回避して書いてみました。お役に立てれば幸いです。
<プレイ環境> 20インチ型SDTV
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt |
81pt
GOOD!
今作の醍醐味である、リモコン+を使った操作ですが、
これが思ったよりも快適で、尚且つ楽しいです。
わざわざ画面にリモコンを向けなくても
敵や物を狙えるというのはかなり良かったです。
また、戦闘がすごく楽しいです。
ちゃんとリモコンを振った方向に斬ってくれますし、
敵も賢くなって、リンクが狙ってきそうな位置を
防御してきたりするので、雑魚とでも駆け引きが楽しめます。
そのほかも多くの操作でリモコン操作を要求され、
一部の人には煩わしいと感じるかもしれませんが、
自分は逆にあったほうが面白いと感じるほど、
ゼルダの世界に没入できました。
いや、本当にリンクになりきった気分です。
ストーリーも良いと思います。
今までの作品と違って、
ゼルダがすごく身近な存在になっていますが、
逆にそこがプレイヤーの意欲を刺激してると思います。
個人的にこういうストーリーが好きというのもあるかもしれませんが(笑)
BAD/REQUEST
逆に言えば、ゲームにあまり没入できない人には
おそらく向かないゲームだと思います。
操作はプレイヤーの動きがそのまま反映されますが、
それだけプレイヤーに要求されるものも多くなるわけですし。
システム面でも、盾やアイテム強化など、
今までとは結構異なる部分もあり、
過去作品に深い親しみがある人には若干戸惑いがあるかもしれません。
自分も3DゼルダはDS以外全てやりましたが、
はじめはやはりアイテム選択などに結構戸惑いました。
大空をロフトバードに乗って移動できますが、
大空が広すぎて「移動している」感があまり実感が湧かないというか。
もう少しロフトバードの速度を上げてくれれば
爽快感が上がったんじゃないかなーなんて思いました。
そういう仕掛けもありますが。
COMMENT
自分はとんでもなく楽しめました。
本当にゼルダの中で一番楽しいかもしれません。
特に戦闘の進化が凄まじく感じました。
リモコンを使った操作は決して間違いでは無いと思います。
いろいろなことが今までと違う「ゼルダの伝説」。
この変化をどう受け止められるかどうかで、
このゲームを楽しめるかが決まるのではないかと思います。
ですが、是非最初のボスまでは
諦めずにプレイしてほしいですね。
個人的にはすごく面白いボスだったので。
もしかしたらここで一気に評価が変わるかもしれませんし。
是非一度は手にとって遊んでもらいたいです。
Wiiのソフトの中で最もお勧めするソフトです。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt |
73pt
GOOD!
先ほどクリアしましたので、余韻の残るままにレビュー投稿させていただきます。(前作未プレイ)
*ストーリー
ゼルダシリーズをプレイ済みであればおそらく検討が付くと思いますが、幼馴染のゼルダを追いかけ、そして世界を悪魔による侵略から守るお話です。難しくなく、とてもシンプルで入り込みやすかったです。サブイベントもいくつかあったり、住人との会話やフィールドでの会話も微笑ましく見られるものだったので、ダークな部分は無く気軽にプレイできました。EDは涙腺を誘うようなエピソードも有り(あくまで個人的です)。全クリアした後にはほっこり、温かい気持ちになれました。
*グラフィック
FFなどといったものとは少し違う、特徴的な感じです。そこまでこだわりが無ければ普通に楽しめるレベルだと思います。フルボイスではなくセリフは目で追う形ですが表情が細かく、豊かに描かれているので、感情移入できました。Wii本体の設定を変更してプレイしましたが、それでなくても充分に綺麗かと。
*フィールド
とにかく、一言でいえば、「ひとつひとつが長くて細かい」といった印象でした。これはシリーズ特有なのでしょうか?(昔に時のオカリナをプレイしたことがありますが記憶が曖昧で...) いろいろな仕掛けやトラップが施されており、進行するにつれ手に入れる武器を存分に駆使して攻略していくところが、とても楽しかったです。難易度としては、周囲を見渡し考えつつ、これ使えるかも?と試していると解ける程のものです。また、一つのアイテムを挙げても使い道が何通りもあり、自分なりに自由に使えるところが良かったです。例えば目の届かない場所に、とあるアイテムを飛ばして探索しに行ってみたり。
*バトルアクション
基本的に剣によってのものが多いですが、その斬り方も振る方向によって違い、またそれを上手く使いこなさないと攻撃を与えられない場合もありました。ボスは決まって、新たに手に入れたアイテムを駆使した戦闘となっています。サクサクしていて、これといった不満はありませんでした。攻撃が当たった時の効果音がまた、臨場感を盛り上げてくれました。特にラスボスに関しては緊張感が高まる演出で、手に汗握るものでした。ボスによって相性があるかと思いますが全体的に、楽しめるものでした。
BAD/REQUEST
これといって、不満点はありません。強いて言えばやはり、モーションプラスの動きが不安定なのか、「あれ?なんでこう動くの?」といった部分がありました。でも、繋ぎ直しをすれば修復されるので、投げ出してしまうほどのものではありません。また、公式でも発表されている、いくつかのバグがあります。プレイする際には目を通すことをおすすめします。
COMMENT
総合的に、期待を良い意味で裏切ってくれた作品でした。とにかく、モーションプラスのシステムを上手に取り入れているなあ、と思いました。構成や演出も、なんというか嫌でもゼルダの世界に入ってしまうような(笑)、そんなものが多かったです。とにかくなりきらなくちゃいけない。そこがまた、プレイヤーを感情移入させる工夫なのでしょうか。CMも放映され発売前から大きく取り上げられていたので、かなり期待を込めて購入しましたが、それ以上でした。宣伝文句の”濃密ゼルダ”という意味がよくわかりました。きっと、気が付いたらハマってしまう、先に進みたくなってしまう、そう感じさせてくれる作品だと思います。ゼルダを知っている方もそうでない方も、Wiiを持っているのでしたらプレイしてみて損はないかと!次回作が発売されるのでしたらぜひ、また購入したいです。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 2pt |
76pt
GOOD!
時のオカリナ、ムジュラの仮面、トワイライトプリンセス……出るたびに買って、クリアできずに放置してしまった3Dゼルダで初めてクリアしました。
神々のトライフォース以来です。
毎日1〜2時間ずつ進めていくにはちょうどよいバランスと区切り。
テンポもよく、飽きさせない工夫がよかったんだろうと思います。
【操作性】
皆様がいわれているとおり、モーションプラスを存分に使った、つまりWiiの機能をフルに使った操作性。
さまざまなシーンで違う操作性が求められるために慣れが必要ですが、それ故に飽きることがないというところがポイント。
が、最後までどうしても突きが上手に出すことができず、特定のボスはかなり泣きを見ました。
とくにダイビング。むずかしすぎでしょう。
いきなりはじめに飛び降りるシーンがありますが、ほとんどの人が失敗するはず。しかもなぜ失敗したのかがわからない。任天堂らしくないかなとちょっと思いました。
ただこういった操作性はユーザーの慣れ=操作性の向上=自分が強くなれるになり、終盤になるとホントに自分(リンク)が強くなったと実感できるのはすばらしい。
【ストーリー】
一本の話としておもしろかったです。
最後はちょっとホロッと来ました。
ただメイン以外では少々放置気味の話もあったりして、この世界にいる人たちの話をもっとしりたいと思いました。
というのもサブイベントがほとんどミニゲームがらみで、しかもむずかしい。
ミニゲームに絡まないサブイベントがもっとほしかったです。
【バランス】
慣れるとちゃんと倒せる、達成できるバランスが秀逸。
このバランスが憎らしいほどのすばらしい。
たとえば的を10個、120秒で貫くとあると、はじめは8個がせいぜい。なれてくると9個までいけます。130秒あれば10個いけるのに! って思わせるこのバランス。
ボスも初見ではえ?って思う物もありますが、よくよく見るとちゃんと倒せたり。
じつによくバランスが調整されています。
【音楽】
文句なしにすばらしい。
ゼルダの雰囲気を壊さない音楽ばかりでした。
ただハープはもっとちゃんと自分で弾きたかったかな。
BAD/REQUEST
マップが少ない。
実質3つしかありません。その3つを手を変え品を変え飽きさせない工夫をしているのですが、やっているほうからすると、またあそこかと思ってしまう。
サイレンをやるときにはマップを覚えているから便利なのですが、どうしてもワクワク感が少なくなってしまいます。
しかも「地上は空とは違う」といわれても、まずは空のことを知る前に地上に降りた感じがするのと、この違うこの地上はプレイヤーにとっては見慣れた地上なので、余計にワクワク感がなかったです。
さらに、そのマップが繋がっていない。
空から移動をするので地上を探索しているのでなく、空にあるダンジョン探索をしている風にしか感じられなかった。
空と地上。その地上を探索するというコンセプトはいいと思うのですが、空と地上の違いを出せていないなぁと感じた。
COMMENT
おもしろかったとは思います。実際にいままで、途中飽きてクリアできなかった3Dゼルダシリーズでクリアできた初めての作品ですから。
ただものすごく熱中するかといわれるかと言われるとそうでもありません。
というもの、BADにあるとおりマップが少なく、ひとつのことをやり終えたときに次にやることが想像できるからです。それで「ああまたあれか」「面倒だな」が先に立ちます。楽しいというより、たまに面倒だなということがあったりするので。
個人的には近くてちょっと違う「パンドラの塔」のほうが断然おもしろかった気がします。違いでいうと「期待感」、次に向けてのワクワク感につきると思います。
謎解きはいいのですが、それが面倒だと感じると次をやる気が失せます。
次はどんな謎だろう、どんな敵がいるんだろう、どんなマップだろうって思わせる工夫がパンドラの塔のほうがよくできていたと思います。
あとボス戦が圧倒的にパンドラの塔のほうが毎回「なにこれ?」感があって、楽しかったです。
モーションプラスと42TVでプレイしました。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 2pt | 3pt | 1pt | 1pt | 1pt | 2pt |
26pt
GOOD!
・背景
水彩画風の背景に癒されます。
・キャラクター
前作トワイライトプリンセスは印象に残るキャラクターが少なかったのですが、今作はその点が改善されています。キャラクターの声とか仕草が感情豊かですしキャラ数も多いと思います。
あるキャラクターの主人公に対する態度が徐々に変化していったり、キャラクター間の関係が変化したりするサブイベントがあるのもよかったと思います。
・エンディング
最後にちょっとだけいい話があります。
・リモコンを使ったアクション
不満もありますが、今作の売りはモーションプラスによる操作に尽きると思います。
BAD/REQUEST
・謎解き感の欠如
ゼルダといえば謎解きですが、今作は謎解きよりもアスレチックに重きが置かれているような印象があり、面白くありません。
・ザコとの戦闘
剣での戦闘で敵が指定した方向にリモコンを振る作業は面白くありませんし敵に攻撃を防がれたときはいらいらします。特に電気を帯びている敵は下手に攻撃するとこちらがしびれてしまうので、敵が電気を消すまでこちらの攻撃を我慢しなければならないです。基本的に敵の行動に合わせて戦闘しなければなりません。弓矢とかで倒したほうが楽です。
・○○集め
フィールド上に落ちている○○を集めるイベントがあるのですが、ゼルダでこれをやる意味があるのでしょうか。謎解きも含めてマリオっぽくなった気がします。無防備な状態で敵から逃げたり隠れたりするのって面白くないです。
・ストーリー
大枠のストーリーは失踪したゼルダに会うためにリンクが大地を彷徨うといったものですが、道中で何かを集めないと先に進めないといった状況がずっと続きます。これでは冒険を先に進めるモチベーションが持ちません。GOODの欄でキャラクターが多くていいと書きましたが、ストーリー上重要なポジションにあるキャラで印象に残るキャラは逆に少ないです。
・テキスト
超ラッキーとかプチセレブといった間違った日本語をゼルダで使ってほしくなかったです。今作のゲームとしての出来に疑問を持つきっかけになったのは実はこれです。
・演出過剰
ダンジョンに入るときにリンクが気合いを入れるようなムービーがあります。あれは冗長な感じがしました。
・なんでもリモコンで動かせたらいいってもんじゃない
ボス部屋の鍵をはめる時にいちいち鍵をリモコンで回転させなければならなかったり、事あるごとにリモコンでハープを弾かないといけなかったりしますが、面倒なだけで面白くないです。
・リモコンの誤作動
剣で円を描く場面で特にイライラしました。あと弓などのアイテムを使うときに視点が切り替わるのですがその時に中心が頻繁にずれます。
・随所にモンスターハンターの影響
リンクがベッドに飛び移って寝転ぶ動作、リアルタイムでアイテムを選択させる点、砂上船、素材を集めて武器を強化できる点などこれといって面白い要素とはなりませんでした。
・何度も同じ場所に行かないといけない
ストーリー上一度行ったダンジョンやフィールドに通うことがが避けられないのですが、今作のダンジョン・フィールドは何度も行きたくなるようなきれいな場所とかは特になかったので、そこに着くまでの道中も含めて面白くないです。
・グラフィック
あまり綺麗ではないです。アニメ調なのか水彩画調なのか写実的なのかどっちつかずです。
COMMENT
据え置き型ゲーム機で出されたゼルダは全てプレイしたことがありますが、ゲームがつまらないせいで一旦やめてしまったのは今作が初めてです。どんなに見た目が変わって、いらない要素が付け足されてもダンジョンだけは絶対に面白いのがゼルダだと思ってたので今作のダンジョンの味気なさには失望しました。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 3pt | 2pt | 2pt |
52pt
GOOD!
本作には流石はゼルダの伝説、と思わせるような安定感があります
その安定感を出した上で色々新期の試みを開拓しようとしているのが非常に好印象でした
具体的には
○まずモーション+を用いた剣劇アクション
切りつけた効果音も相まって非常に素晴らしい一体感を味会うことが出来ました
その他アイテムもリモコンを用いた直観的な操作で中々こうした一体感を味わえるゲームは少ないのではないか、と思います
○続いて演出面
シリーズにおいて剣を刺す、抜く動作は重要な動作となっていますが
そうした今までだとムービーにしていたところが自身のリモコンで抜くような動作をすると抜けたりするのが非常に興奮しました
子供の頃だれしも真似したことがあるような動作が出来るのですから、ファン必見といったところでしょうか
○難易度について
ボスとの戦闘ではボスの強さとBGMも相まって中々緊迫感が持てました
雑魚敵に対してのアクションの中にも駆け引きが存在して始終緊張感を保てましたし
なるほど流石によく調整されているなぁ、と思われました
謎解きについては、難しすぎず簡単すぎずで低年齢層がメインのユーザーだと考えると中々ちょうどいい難易度だと思います
へヴィユーザーには少し物足りない気もしますが……
○ストーリーについて
王道的ストーリーで今までのシリーズより物語性が強かったです
賛否両論だとは思いますが、私は、明快かつ感情移入しやすいストーリーで良かったと思います
○フィールドについて
フィールド上に様々な仕掛けがあり色々楽しめます
結構フィールドの面積は広いのですが、仕掛けの多さによって移動が単調に感じることは全くなかったです
走り回るだけでも中々楽しめました
BAD/REQUEST
○謎解きの難易度においてGOODにおいて触れましたが、やはり自分を基準に考えると物足りなかったように思います
随所に任意でヒント映像を見せてくれるポイントが設置されているので少し難易度を高めでもよかったのではないか、と感じました
具体的には、アイテムの汎用性が低く、この見た目の仕掛けにはこの道具、という決まりきった使い方ばかりで、仕掛けを動かす、進む、仕掛けを動かす、進む……
といった単純な繰り返しに陥りやすく謎解きというより作業をしているような感覚に陥る場面がややありました
後は気になったのはお助けキャラが言わなくても良いヒントをポロポロ出してしまう点でしょうか
○続いて世界の狭さについて
初めに断っておきますが、シリーズと比較してフィールドの面積もギミックの量も決して見劣りするものではありません
寧ろ凌駕すると言っても過言ではないでしょう
しかし
フィールド同士がつながっていない
集落などのキャラクターが集まる場所が存在しない
アクションをするためのギミックばかりで、(例えば急な坂道が滑り台のようにしか感じられない等)、風景の一部のように感じられない
などの点からどうしても狭苦しく感じてしまいます
昨今広大なフィールドが出るゲームが多い中ではやはりどうしてもアスレチックのようなイメージをぬぐいきれませんでした
背景に遠景をぼかすよう処理されているのも原因の一つだと思われます
○同じフィールドが複数回出てくる
行くたびに新しい発見があると言っても限度があります
本ゲームでは砂漠、森、火山に複数回行かなければなりません
その度に行けないところにいけたりするようになるのですが
間にロードが挟まるのであまり広いように感じられません
なのでどうしても似たような印象のフィールドが何個も出てくるといった印象になってしまいます
○戦闘について
私はこれが本作においての最大のストレスだと思ってるのですが、
剣の切りつける方向で構えの隙を突くタイプの敵が多すぎるという点です
確かに剣を振る一体感やいろんな方向に切り分けするのはたのしかったのですが、
いかんせん敵に一定の方向からしかダメージを受け付けない敵が多すぎて剣を振る爽快感を著しく損なわれています
自由に剣を振ることが出来るのではなく、剣を振らされている、といった印象を受けることがままありました
これはアイテムの汎用性が低い謎解きにも言えることで、アイテムを使わさされているというという印象がぬぐえませんでした
必要以上の丁寧さがあだになっているように感じられました
○空について
ダイビングする時や鳥に乗って飛ぶのは中々雰囲気があって楽しかったのですが、いかんせん空には島が数個しかないので地上との移動の際億劫に感じてしまう人もいるかもしれません
街についても唯一の街にしてはボリュームが薄いように感じられました
○頻繁にずれるリモコンの位置
ポインタの位置を自由に設定できるのはいいのですが、ずれが酷いので直すのが少々面倒です
COMMENT
少し不満もありましたが、誰がやっても楽しめるゲームだと思います
この敷居の低さこそこのゲームの魅力だと思っています
体感的な操作やギミックの詰まったフィールドなど人の楽しいと思う壺を上手くついてきます
ゼルダの伝説シリーズ、製作期間五年、任天堂史上最高の製作費、濃密といったワードに目をつぶれば最高傑作といえるのではないでしょうか
逆に言えばそうした言葉に期待した人達には少し物足りないかもしれません
ゼルダの伝説シリーズという期待のハードルは余りに高く、そう簡単に超えることが出来ないのでしかたのないことだとは思いますが
発売スケジュール
サイト情報
★ Switch mk2をオープンいたしました。 ★
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GOOD!
・物語
ゼルダの伝説の最初の物語として、この先のお話につながる内容となっていました。ゼルダの伝説シリーズを遊んできた人には納得のラストになっていると思いました。ボリュームもあって、クリア後にはかなりの満足感を得ることができます。
・戦闘アクションの大幅な向上
従来のゼルダの伝説では、敵をメッタ切りにすることで突破が可能でした。しかし、今作では初期の雑魚敵であっても攻撃の入る方向を考えて行動しなければなりません。戦術を考えながらの敵との戦闘はいままでにない緊張感があります。また、Wiiリモコンプラスの機能によって自分が実際に闘っているという感覚になります。
戦闘以外でもWiiリモコンプラスの機能を生かした内容が盛りだくさんになっておりいままでにはないゲーム体験ができます。
・雰囲気を盛り上げる音楽
今回のBGMはいままでのゼルダの伝説のような主張する旋律ではなく、森の怪しさ、火山の雄大さ、砂漠の物悲しさといったような、場の雰囲気を表現するように作られているように感じました。また、音楽がメインの楽器演奏シーンでは印象深い音楽が用意されていて良かったです。
・登場人物の設定
どの登場人物にも細かく設定がなされていて、存在感のない人物がいなかったと感じます。また、会話の中で主人公の返答が選択性になる場面が多く用意されていて、その選択によって異なる返答が返ってくるので2週目の楽しみも増えます。その選択肢もひねくれたものや、ネタ要素を含んだものが多いのでなかなかおもしろいです。
BAD/REQUEST
・準備
Wii本体の設定とテレビの設定を適したものにしておかないと、ムービー中に画面がずれたり、常に横伸ばしに表示されてしまったりと快適に遊ぶことができません。適した設定をナビゲートするシステムがあってもよかったように感じました。
・空
今作で用意されていた広大な空に、風のタクトの大海原のようなやぐらや各小島のサブダンジョンといったようなワクワクする要素を期待していましたが、今回はちっぽけな浮島がいくつか用意されているだけで空を飛びまわるおもしろさはあまりありませんでした。各フィールドを移動するのに時間がかかるのもあまりいただけません。
・なにかを探すイベント
〜を探せ というイベントが多いように感じます。ダウンジング機能を最大限に生かすためにこのようなイベントが多数組まれているのでしょうがそのうち飽きてきます。
・少々おせっかいなお助け要素
進む方向をいちいちお供が言ってきたり、アイテムの説明が起動するたびに出たりとうっとおしい点がいくつかあります。自分で考えたり覚えたりすることも楽しみのうちの一つだと思います。
・リモコンでの操作が厳しい動作
泳ぎに関してはヌンチャクのスティック移動で良かったように感じます。リモコンでの操作は難しく息切れしてしまうこともありました。
COMMENT
今回のゼルダの伝説ではWiiリモコンプラスの機能が十分に使われています。自分の動きをかなり忠実に画面の向こうの主人公が再現してくれるので、実際に自分がその世界で冒険しているような錯覚に陥ります。このようなゲームは今まで体験したことがなかったのでかなり熱中することができました。
各フィールドは細部まで緻密に作られていて、内容もしっかりしています。ただ、各人も言うように各フィールドを空にいちいち飛び上がって移動するのではなく地上で行き来できるようになっていればさらに良かったのかもしれません。
ひさしぶりに時間を忘れて遊ぶことのできるゲームでした。