428 〜封鎖された渋谷で〜
発売元 | セガ(オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2008/12/04 |
価格 | 7,140円(税込) |
レーティング | C / 15才以上対象 (CERO について) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | サウンドノベル / 1人用 クラコン 対応 |
スクリーンショット (クリックで拡大) |
|
【 Amazonレビューも参考にどうぞ 】 |
スコアボード
- 総合ポイント
- 83
- 難易度
- 2.04
- レビュー数
- 80
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 2pt |
90pt
GOOD!
製作者が海外ドラマ”24”を目指したというだけあって、勢いのある画面作り(静止画を連続コマ送りなど)、1時間毎の予告、先に進むに従ってストーリーが二転三転するなど、引き込まれやすい点がたくさんある。
登場人物達が絡み合う後半では、同じ場面にいる主人公達でも文章が重複にならないようにうまく省略してあるし、ストレスなく進めることができた。
BADENDも、いろんな種類があって、練られているなぁと思った。よくオチをつけてるなと感心した。
特典のメイキングDVDでは、基本静止画なのに、実際は役者達がちゃんとセリフをしゃべって演技していたそうで、俳優たちのいい表情は芝居からきているんだなと作り手のプロ意識、作品への愛情に感動した。
音楽も、その場その場で盛り上げていたと思う。
BAD/REQUEST
後半からの展開からやめられなくなるくらい面白いのだが、前半の引きが甘い気がした。
もう少しお遊びがあってもいいかもしれない。
あとは、KEEPOUTの解除がたまに難しく、後半は回数が頻繁すぎると思った。
COMMENT
サウンドノベル好きや興味がある人はぜひやってもらいたい。
これほど練られている作品はないと思うし、これから先、特に実写は出るかわからないし・・
とにかくおススメ。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 5pt | 2pt |
90pt
GOOD!
--- はじめに ---
このレビューはあえて、(実写)サウンドノベルという形態に疑問を感じて
購入をためらっている人に対象を絞って書いてみたいと思います。
----------------
まず、サウンドノベル(ノベルゲー)というジャンルへの疑問ですが・・・
残念ながら世の中にあるノベルゲーには質の低いものも結構あって、
それがサウンドノベルというジャンル(もっと広く言えばゲームとドラマ性の融合)の
可能性を過少評価させている要因になっていると思います。
おそらく、サウンドノベルというジャンルは「適当に作れば簡単に作れるが、細かい所に
こだわると際限なく細かい仕事を要求される」というジャンルなために、
作り手の志が顕著に出てしまうのだと思います。
その結果、お手軽に作られたものに先に触れてしまった人はジャンル自体に懐疑的に
なってしまう事があるのが残念でなりません。
その点428は、数あるノベルゲームのなかでも突出して、細かいチューニングという
地味な作業(例えば音楽や映像の切り替わるタイミング、音量の調節、メロディーとの一体感を意識した文章の工夫)を丹念にやった作品です。
そういう細かい仕事と「なるほど、これは間違いなくゲームでしか体験できない娯楽
体験だ」と思わせる事に集中したストーリー展開で428は現時点でもっとも完成度の高い
サウンドノベル(もっと広く言うとゲームとドラマ性の融合に挑戦した作品)に
仕上がっていると思っています。
これは実際にプレーした人ならうなずいてくれると思うのですが、クリアした後に、
小説や映画などの受動的な作品とは違った余韻が有るんです、不思議と。
なんというか・・・作品の世界に何時までも浸っていたくて、登場人物がみんな
愛おしく思えるような・・・。
きっとそれぞれの主人公を自分が操作して色々な角度から人物を「体験」したからこそ
こういう気持ちになるんじゃないかな・・・。
「実写」への抵抗感は自分もプレイする前は感じたのだけど、終わってみれば
大正解だったと感じます。2ちゃんねるなどの感想をみても、やり終わった人で
「実写じゃない方が良かった」という意見をほとんど見たことがないので、
その点は心配ないと思います。
以下普通レビューを申し訳ていどに・・・
音楽・・・耳に残る音楽から雑踏などのSEまで上手い使い方
快適性・・・ロードやセーブの速さバッチリ
熱中度・・先が気になる気になる
BAD/REQUEST
散々言われているアニメパートは当然として
バッドエンドになった時のヒントが直接的過ぎる事が多い
ヒントを2段構えにしてもう少し考える楽しさを残すヒントも用意して欲しかった
なのでヒント無しでのプレイをおススメします。
タイアップをもっとさりげなくやったほうが好感が持てたと思う。
折角面白いゲームだから値段をもう少しがんばって欲しかった
COMMENT
これがつまらなければ、サウンドノベルは根本的に合わない人だと思っていいと思える位に、
安心して薦められるエンターテイメント性の高い作品です!(前作的な位置つけの街は好き嫌い分かれると思う)
ゲームになれていない人でも出来る作りです、まずクリアまで行けます。
おまえは社員か!って位の真剣レビューを書いちゃいましたが、それ位に気に入っています。
あとは、食わず嫌いしないで信じてやってくれ!としか言えません。
皆様に素敵なゲームとの出会いが有りますように♪
以上!!!!
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 1pt |
90pt
GOOD!
複数の主人公が絡み合う、ゲームにしかできない物語を非常に高いレベルで実現したゲームです。物語の核となっているある誘拐事件に5人の主人公それぞれの視点から迫っていく面白さ、絶妙にちりばめられた伏線、緊迫感溢れる展開、随所に込められた泣き笑い・・・ここまで密度の濃いシナリオのゲームをプレイしたのははじめて。傑出しています。
ゲームの世界では実写表現は極少数ですが、このゲームをプレイするとあらためて実写のよさが分かります。これだけの俳優さんの多様な表情は実写でしかできません。ほとんど静止画ですが問題ないです。ちゃんと登場人物の想いが伝わってきますから。演出も素晴らしいです。
システム面では、タイムチャートがあるのがよかった。このおかげで複雑な展開も容易に理解できます。ロード時間等の快適さも問題なし。ゲームに没頭する中で足を引っ張る要素はなく、とても洗練されていると思います。
BAD/REQUEST
ほとんど欠点のないソフトだと思います。敢えて言うと、簡単にサクサクと進むだけに、終盤に限っては若干難しく、詰まり気味になるところが気になりました。
COMMENT
サウンドノベルの最高峰。『街』とどちらが上かということには言及しませんが、システム面や細かいところの完成度は確実に向上しています。誰にでもできるゲームなので、映画やドラマ、小説が好きな人は是非プレイして欲しいです。
最後に。素晴らしいゲームをありがとうございました!
(コントローラはリモコン縦持ち。片手操作なので楽にプレイできました。)
(37インチ液晶TV、プログレッシブでプレイ。違和感なく、綺麗に映っていました。)
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 5pt | 5pt | 5pt | 2pt |
91pt
GOOD!
前作の位置づけである街と比べ、
オムニパスではなく収束型になったことで物語が一本化し、
また出演者や演出等も垢抜けて洗練された。より間口が広くなったと思う。
熱中度は極めて高い。
ストーリーもジェットコースター的に次々状況が変化し、
また次回予告によって次が気になり、一度やりだすとやめられなくなってしまう。
実写ならではの、役者の演技力に圧倒される。
個々のキャラのストーリーも良く、特に大沢はプレイ始めとプレイ終わりで
シナリオの印象が180度変わるのが非常に良かった。大満足。
また、今作をプレイして、wiiリモコンとサウンドノベルの相性の良さに気づかされた。
ロード時間も非常に短く(ほぼ皆無)、シナリオジャンプも苦にならない。
これほど快適性の高いサウンドノベルは初めてだ。
BAD/REQUEST
まずは音楽。
どのシナリオも同じ曲ばかりがかかっていた印象を受ける。
緊迫シーンとか、感動シーンとか皆同じでやや冷めた。
もっとキャラ別に曲を差別化してほしかった。
また、バッドエンドのパターンが少なく、
どれもこれも似たような終わり方になっている。
もっと気合の入ったバッドエンドや、
ぶっ飛んだバッドエンドがほしかった。
それと、隠し要素を出すのが非常に難しいのには困った。
結局ネットの情報を見てしまい、その分やりこみの達成感は低くなる。
COMMENT
まさにサウンドノベルの最高峰、素晴らしいクオリティだと思う。
セガサターンの街がリリースされて早10年。
街2を諦めたころに428の発売が知らされた。
428は街特有のB級臭さも無くなってより大衆向けになり
幅広い層に進められるようになったと思う。
その分、濃さが無くなってある意味普通になってしまったような気もするが。
街も428も、それぞれの良さがあるのでどちらが良いとは一概に言えないが、
人に薦めるならば、私は間違いなく428を選ぶ。
実写を毛嫌いせずにやってもらいたい。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 1pt |
91pt
GOOD!
Wiiはアクション系のゲームが主流ですが、その中でサウンドノベルという全く異なる分野で、非常に完成度の高い作品でしたのでオリジナリティで5点をつけました。自分は実際にプレイするまで、購入するソフトの情報をなるべく仕入れないので文字と実写の画像によってストーリーが進むというのが斬新かつ衝撃的でした。
クリア後の隠し要素にボーナスステージなどが用意されており、やりがいがあったので熱中度に5点、満足度である一通りプレイ時の面白さは文句なく5点。ゲームなので自分の都合で先に読み進めることができることも大きいです。
BAD/REQUEST
アニメのボーナスステージには賛否両論あると思います。個人的には単体としてはアリだと感じましたが、ボーナスステージは本編をクリアしたあとすぐに見ることがほとんどです。そのため、どうしても違和感を覚えてしまいます。やはりすべて実写で統一すべきだと思いました。
COMMENT
非常に完成度の高いゲームでした。
難易度はそれほど高くなく、アクションの技術を問われることもないため
どなたでも安心して楽しめるかと思います。
特にドラマ好きの方などにはおススメです。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 4pt | 2pt |
92pt
GOOD!
オリジナリティ:
キャラクター毎にシナリオがあるのですが、途中でシナリオが終了になったり、新しい主人公が追加されたりします。
時間を全キャラクターで共有しているので、各キャラクターの視点でシナリオを楽しめるのが○。
バッドエンディングをいかに回避するかを考えるという、時間軸上の謎解きというのがいいですね。
音楽:
音楽が素晴らしい。ここぞという時に入る携帯のバイブ音やキーボードを打つ音等、
効果音がかなりいい味を出しています。BGMもシーンに合ったものが使われており、
ハイレベルなデキです。
グラフィックス:
次回予告の演出が素晴らしい。サスペンスドラマの予告編という感じです。
静止画面を動かしてあたかも動いているように見せる演出はなかなかのものです。
熱中度:
止め時がなかなかないところ。次が気になるシナリオ展開は秀逸。
一気にクリアしてしまいたくなりますね。
BAD/REQUEST
17:00−18:00で、エンドになったはずの○○○が、
加納の選択でKEEPOUTになぜか変わってしまい、加納を終了させると次の時間帯に進んだこと。
(加納と○○○以外はto be continuedです)
バッドエンドリストがキャラ選択画面からでは確認できないことでしょうか。
タイムチャートさえあれば、あの画面は不要でしょう。
後半になるにつれ、ギャグやバッドエンドが減るのが寂しかったですね。
バッドエンド時のヒントがなくなるのは良いのですが・・。
COMMENT
「街」と同じで、サウンドノベルにザッピング(ジャンプ)機能がついています。
視点の切り替え機能と言えば分かりやすいでしょうか。
「街」が好きだった自分はすんなりと入れました。
初回のエンディング到達までは19時間程度でした。
真のエンディングはまだ見ていません。まだまだやり込めそうです。
おまけ要素も充実してるし。
誰にでも熱中できる、超良作です。
これを買って損したと思う人は、他のサウンドノベルは買ってはいけません。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
92pt
GOOD!
オリジナリティ:街の続編的な位置づけなので4点にしました。しかしそのシステムは独特。一度味わうと、「こういうカンジのアドベンチャーないの!?」と探したくなるくらい。でも残念、こういうザッピング系は「街」とこの「428」だけなんですねー。
グラフィック:すごく雰囲気があるスチールがカッコイイ。ついでにこれ関係ないけど役者さんたちがカッコイイ&かわいい!これは大事ですね。実写系は。
音楽:ぴったりと画面とフィットしていました。特に大沢編は画面も独特で、それに付随して音楽もすごく耳に残ります。泣かせる所はしんみり系。ついつい泣いてしまうくらい。
熱中度:これはヤバイ。気づいたら朝になっているくらい。早く次が早く次が、となって、終わってしまえば「もう少しじっくりやっとけばなー」というジレンマが発生します。
満足感:プレイ時間=満足度ではないということを証明してます。確かにもっとボリューム、最低でも30時間は、という人もいるかも知れませんが、シナリオとしてもこれ以上は間延びになってしまいますし、そんなことを気にもさせない充実した20時間。恐れ入ります。
快適さ:フローチャートの効果もあって快適そのもの。「街」に慣れている人(特にSS体験者)にとっては少し物足りなささえ感じるくらいのコンビニエンス。
BAD/REQUEST
ボリューム:満足感の所と矛盾するかも知れませんが…もっと「428」の世界を満喫したかった!今回は「街」と違い、一つの事件を中心に人物全員が動いていくことになるので、バラエティの豊富さがあまりなかった。一つぐらい、まったく関係のないシナリオが紛れ込んでいてもそれはそれで面白いのでは?まあ贅沢な悩みです。
ボーナスシナリオ:というか、シナリオ1は我孫子武丸じゃなくてもいいのでは?ってくらい先が読めるストーリーで正直がっかり。我孫子さんといえば、ミステリー、推理系を期待しちゃうのが往年のファンの心理じゃないですか?それがまったくなかった。残念。シナリオ2は、んー、私は初めて出会う奈須さんの文章。独特な文体は作者本人のスタイルなのか、主人公の能力上そういう描写にしているのか判断に迷うところでしたが、別に批判されるほどのものでもないような気がします。ただ、「428」のシナリオである以上は渋谷と絡めていただきたかった。ボーナスシナリオは二つとも、悪い言葉で言うと「期待はずれ」でした。まあボーナス、なんで期待する方が筋違いなのかも知れませんが…
COMMENT
とにかくおすすめの一本です。今年は私と相性のいいソフトが発売されまくりましてホント幸せでござんした。その締めくくりにふさわしい一本になりました。アドベンチャーやらサウンドノベルやらやり尽くした人もやったことのない人も、とりあえずやるべし!買う金がなければ借りてでもやるべし!それくらいの価値はありますよ。40点満点をたたき出したときは、「なんかやな予感がするなー」と不安になりましたが、確かにその評価に違わぬ出来。これをやると、無性に渋谷に行きたくなります(そういう宣伝ゲームではない)。もう言葉では説明しづらいゲームなので、とりあえず触れてみてくださいな、ゼヒゼヒ!
発売スケジュール
サイト情報
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レビュー投稿お待ちしております。- レビュー更新情報(17/06/08)
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マリオカート8 (1件)
GOOD!
■傑作です。この作品の素晴らしさを、どうすれば文字で的確に伝えられるのか悩みます。ファミ通レビュー満点は伊達ではありません。
■シナリオが秀逸です。息もつかせない展開なのに、肝心なところで「TO BE…」や「キープアウト」になってしまい時間を忘れてプレイ。辻褄の合わない箇所も多少ありましたが、それが些末なことに思える面白さがありました。ザッピングやTIPを駆使して読み進めるのはゲームならではの醍醐味です。故に特別な点と承知しつつ熱中度は5点を付けました。
■文章も平易な言い回しでかつリズム感があり、難しい漢字もほとんど無かったので非常に読みやすかったですね。
■役者さんたちの演技もお見事。静止画像なのに息づかいが聞こえてきそうな熱演です。実写作品ならではの見ごたえがあります。
■「街」は経費がかさんだ割りに売上が悪かったとのことなので、同様の作品が再びリリースされることは無いだろうと諦めていました。それだけに本作の発売自体だけでも嬉しい出来事でした。それに加え上記の通りの面白さ・・・満足感は当然5点です。
■ボーナスシナリオについては賛否両論があると思いますが、1本の作品としても充分なボリュームがあり、オマケとして捉えるならば文句はありません。むしろ妥協を許さない作りこみ加減に敬服します。
■音楽も軽快な曲からシリアスな曲まで多彩。それぞれのシーンにフィットしていました。
■さらに隠しシナリオやオマケメッセージも用意されており、チュンソフト伝統のサービス精神がてんこ盛りです。
■「街」「かまいたちの夜」「金八先生」「忌火起草」はもとより「ドアドア」「風来のシレン」などチュンソフト作品にまつわるネタが随所に散りばめられていて、ファンには嬉しい仕掛けでした。
BAD/REQUEST
■ほとんど文句はありません。強いてあげるならば、隠しシナリオなどの出現条件のハードルが高すぎることでしょうか。攻略法を見なければまず無理です。
■さらに強いてあげるならば、Wiiで出す必然性があったのでしょうか。ハード特性がオマケ部分のほんのわずかな箇所にしか活かされてていません。
COMMENT
■本作のためにWiiを購入しました。本当は別のハードで出してほしかったのですが悔いはありません。
■渋谷に集う人々の群像劇であることは一緒ですが、偶然が織り成す登場人物それぞれの物語を味わうのが「街」ならば、バラバラな事象がひとつの物語に収束されていく面白さを楽しむのが本作だと思います。
「街」の続編ではありませんが、ザッピングやTIPを盛り込んだシステムなど同じDNAを持つ作品であることは間違いありません。
■セールス的にはあまり芳しくないとの噂ですが、何故こんな名作が売れないのか憤りすら覚えます。私の拙文が少しでも売上向上に繋がればとの思いです。
せめて弁当代を気にせずに次回作が制作できる程度の売上が達成できることを切に願っています。
■キープアウト時や終盤のバッドエンド時はヒントが無く、攻略法を見なければ結構難しいと思います。ましてコンプリートするのは至難の技です。
■蛇足ですが、オマケのメイキングDVDはクリア前は見ないほうが良いですよ。登場人物のイメージも変わってしまうし・・・。
※32型液晶ハイビジョンテレビ。ネットの攻略法を見てプレイ。